2026:Q2 2026/08/10 発表(寄り前)
- 発表翌営業日-17.46%寄付 -4.73%
- 5営業日-13.94%
CEVA 2026年Q2決算:ライセンス収入が3年ぶり高水準、非GAAP営業利益率は11%へ
CEVAの決算ハイライト
シーバの2026年Q2は、売上高が29.0百万ドルで前年同期比13%増となりました。中心はライセンス関連収入で、18.2百万ドル(前年同期比21%増)と3年ぶりの高水準に達しています。AIと接続系IPへの需要が背景です。
収益性も改善しました。非GAAPの営業利益は3.1百万ドルで、営業利益率は前年同期の3%から11%に上昇しています。GAAPでは営業損失2.1百万ドル(前年同期は4.5百万ドルの損失)と赤字が続くものの、損失幅は縮小しました。
非GAAPの純利益は2.3百万ドル、希薄化後EPSは0.08ドル(前年同期は0.07ドル)です。GAAPの純損失は2.9百万ドル、EPSは0.10ドルの損失でした。本文には通期ガイダンスの数値は記載されていません。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 29.0百万ドル(前年同期比13%増)
- ライセンス関連収入: 18.2百万ドル(前年同期比21%増、3年で最高)
- ロイヤルティ収入: 10.8百万ドル(前年同期比1%増、前期比17%増)
- 非GAAP営業利益率: 11%(前年同期は3%)、営業利益は3.1百万ドル(前年同期は0.8百万ドル)
重要なインサイト
今回の上振れの主役は、ライセンスです。ライセンス契約は10件で、うち2件は初めての顧客、2件はOEMとの直接契約でした。大手のAI・コンピューティングプラットフォーム企業がNeuPro-M NPU IPを採用したことも、AI顧客層の広がりを示しています。
財務責任者は、直近12か月のライセンス関連収入が13%増の69.6百万ドルになったと述べています。単発の上振れというより、継続的な拡大を裏づける材料といえます。
一方で、ロイヤルティは前年同期比1%増にとどまりました。前期比では17%増で、無線接続の出荷、車載AIの立ち上がり、スマートフォン向けの改善が支えています。GAAPベースでは依然として営業赤字です。
今後の見どころ
まず確認したいのは、ロイヤルティの伸びが前年同期比でも加速するかです。今回は前期比17%増に対して前年同期比は1%増にとどまっており、車載AIや無線接続の出荷拡大が数字に表れるかが焦点になります。
次に、ライセンス収入が3年ぶりの水準を維持できるかです。ライセンス契約には長い営業サイクルがあり、本文もこの点をリスクとして挙げています。関税などの貿易措置や中東情勢も、リスク要因として明記されています。
出典
2026:Q1 2026/05/11 発表(寄り前)
- 発表翌営業日-1.38%寄付 -2.57%
- 5営業日-1.24%
CEVA 2026年Q1決算:ライセンス収入が3年ぶり高水準、AIが2割超を占める
CEVAの決算ハイライト
シーバの2026年Q1は、売上高が27.0百万ドルで前年同期比11%増となりました。ライセンス関連収入は17.8百万ドル(前年同期比18%増)で、3年ぶりの高水準です。ロイヤルティ収入は9.2百万ドルでした。
利益面では、非GAAPの営業利益が0.5百万ドル(前年同期は0.3百万ドル)に増えました。GAAPでは営業損失5.1百万ドル(前年同期は4.4百万ドルの損失)、純損失4.5百万ドル(同3.3百万ドル)と、赤字幅は拡大しています。
非GAAPの純利益は1.1百万ドル、希薄化後EPSは0.04ドルで、前年同期の1.4百万ドル、0.06ドルを下回りました。GAAPのEPSは0.16ドルの損失です。本文には通期ガイダンスの数値は記載されていません。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 27.0百万ドル(前年同期比11%増)
- ライセンス関連収入: 17.8百万ドル(前年同期比18%増、3年で最高)
- ロイヤルティ収入: 9.2百万ドル(スマートエッジ向けは前年同期比8%増)
- 非GAAP営業利益: 0.5百万ドル(前年同期は0.3百万ドル)
インサイト
今回の特徴は、単体のIPから統合的なソリューションへ広げる戦略が数字に出てきたことです。Bluetooth HDTでは、自社開発のRF技術を含む大型ライセンスを獲得しました。5G NTNやUWBでも顧客との取り組みが広がり、1設計あたりの価値が高まっています。
AIはライセンス関連収入の20%超を占めました。ルネサスのR-Car V4Hが2026年型トヨタRAV4で量産に入るなど、量産段階への移行が進んでいます。構造的な変化の兆しといえます。
ロイヤルティ収入は9.2百万ドルでした。Wi-Fiの出荷は過去最高で、セルラーIoTも大きく伸びましたが、スマートフォン向けの弱さが一部を相殺しています。非GAAPの純利益とEPSが前年を下回った点も、ローライトです。
今後の見どころ
注目点は、ライセンスで獲得した契約が、将来のロイヤルティに結びつくかです。14件のライセンス契約や複数技術にまたがる案件が、長期のロイヤルティ成長につながると会社は説明しています。
財務責任者は、米ドル安の影響を管理しており、その結果生じる費用を一部相殺する施策を進めていると述べました。次の決算では、この費用の動きと、スマートフォン向けロイヤルティの回復を確認したいところです。
