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【TSM】TSMCの決算まとめ|2026年Q3

最新 2026:Q3 寄り前

2026:Q3 2026/10/15 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日-1.80%寄付 -3.45%
  • 5営業日+0.44%

TSM 2026年Q3決算:売上は米ドルで前年同期比41.2%増、2nmが売上の8%に

本決算のポイント

2026年7〜9月期の連結売上高は1兆4,942億台湾ドルで、前年同期比50.9%増、前期比17.6%増だった。純利益は7,630億台湾ドルで前年同期比68.7%増、希薄化後EPSは29.43台湾ドル(ADR1口あたり4.60米ドル)である。米ドル建ての売上高は467.2億米ドルで、前年同期比41.2%増と、台湾ドル建てより伸びは小さいものの高い成長を保った。

粗利益率は66.4%、営業利益率は58.7%、純利益率は51.1%だった。純利益は前期比8.0%増で、売上の伸び(前期比17.6%増)を下回るペースで増えている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高(台湾ドル建て): 1兆4,942億台湾ドル(前年同期比50.9%増、前期比17.6%増)
  • 売上高(米ドル建て): 467.2億米ドル(前年同期比41.2%増、前期比16.2%増)
  • 粗利益率/営業利益率: 66.4%/58.7%
  • ウェハー売上に占める先端技術の比率: 7nm以下の先端技術が79%(2nmが8%、3nmが33%、5nmが28%、7nmが10%)

重要なインサイト

今期の特徴は、2nmがウェハー売上の8%に達した点である。3nmは33%、5nmは28%で、7nm以下の先端技術の合計は79%を占める。最先端の2nmが立ち上がる一方で、既存の3nmと5nmが売上の大半を支えている構図である。

台湾ドル建ての売上は前年同期比50.9%増だが、米ドル建てでは41.2%増にとどまる。為替の影響で台湾ドル建ての数字が大きく見える面があり、読み比べるときは通貨をそろえる必要がある。希薄化後EPSは29.43台湾ドルで、前年同期の17.44台湾ドルから68.7%増えた。

今後の見どころ

2026年10〜12月期のガイダンスは、売上高が523億〜543億米ドル、粗利益率が65〜67%、営業利益率が56.5〜58.5%である。売上は今期の467.2億米ドルから一段の増加を見込む一方、利益率は今期の66.4%と58.7%を含む幅になっている。

経営陣は引き続き先端プロセスへの強い需要と2nmの急速な立ち上がりを見込んでいる。次回は、2nmの比率がどこまで上がるかと、利益率がガイダンスの範囲に収まるかを確かめたい。なお、ガイダンスのうち利益率は、台湾ドルと米ドルの為替レートの前提を置いて示されている。

出典

TSMC Reports Third Quarter EPS of NT$29.43

2026:Q2 2026/07/16 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日-2.32%寄付 -3.38%
  • 5営業日+0.41%

TSM 2026年Q2決算:純利益は前年同期比77.4%増、営業利益率は60.3%

本決算のポイント

2026年4〜6月期の連結売上高は1兆2,704億台湾ドルで、前年同期比36.0%増、前期比12.0%増だった。純利益は7,066億台湾ドルで前年同期比77.4%増、前期比23.4%増となり、希薄化後EPSは27.25台湾ドル(ADR1口あたり4.31米ドル)である。米ドル建ての売上高は402.0億米ドルで、前年同期比33.7%増だった。

粗利益率は67.7%、営業利益率は60.3%、純利益率は55.6%と高い水準を保った。純利益の伸び(前年同期比77.4%増)が売上の伸び(36.0%増)を大きく上回ったのが今期の特徴である。

抑えておくべきKPI

  • 売上高(台湾ドル建て): 1兆2,704億台湾ドル(前年同期比36.0%増、前期比12.0%増)
  • 売上高(米ドル建て): 402.0億米ドル(前年同期比33.7%増、前期比12.0%増)
  • 粗利益率/営業利益率: 67.7%/60.3%
  • ウェハー売上に占める先端技術の比率: 7nm以下の先端技術が77%(2nmが3%、3nmが30%、5nmが33%、7nmが11%)

重要なインサイト

今期は、3nmが出荷の売上の30%、5nmが33%を占め、7nm以下の先端技術の合計は77%に達した。最先端の2nmはまだ3%だが、経営陣は2nmの急速な立ち上がりを見込んでいる。

純利益が売上より大きく伸びたが、本文には利益増の要因の内訳が書かれていないため、一時的な要因と構造的な要因の切り分けは決算発表だけでは判断できない。米ドル建てで見ると売上の伸びは33.7%で、台湾ドル建ての36.0%より小さい点にも注意したい。

今後の見どころ

2026年7〜9月期のガイダンスは、売上高が446億〜458億米ドル、粗利益率が65〜67%、営業利益率が56〜58%である。営業利益率のガイダンス(56〜58%)は今期の60.3%を下回る水準で、利益率がやや低下する前提になっている。

経営陣は引き続き先端プロセスへの強い需要を見込んでいる。次回は、2nmの比率の上昇と、利益率がガイダンスの範囲に収まるかを確かめたい。なお、ガイダンスのうち利益率は、台湾ドルと米ドルの為替レートの前提を置いて示されている。

出典

TSMC Reports Second Quarter EPS of NT$27.25