2026:Q1 2026/09/02 発表(引け後)
- 発表翌営業日+3.61%寄付 +2.14%
- 5営業日-0.48%
AI 2026年Q1決算:売上は前年割れも、フリーキャッシュフロー黒字化で「立て直し」の実感が見え始めた四半期
AIの決算ハイライト
C3 AIの2026年度第1四半期(7月31日締め)は、売上高が5240万ドルと前年同期の7030万ドルから減少したものの、会社計画通りの着地となった。サブスクリプション収益は4920万ドルで全体の94%を占め、前年同期の6030万ドルからは減少している。一方でプロフェッショナルサービス収益は前年同期の996万ドルから320万ドルへ大きく落ち込んだ。
注目すべきは収益性とキャッシュ創出の改善だ。Non-GAAP営業損失は3620万ドルとなり、前四半期比で33%改善した。フリーキャッシュフローは206万ドルのプラスに転じ、前年同期の3430万ドルのマイナスから大きく好転している。現金・現金同等物・有価証券の残高は6.511億ドルで、前四半期から7600万ドル増加した。
会社は22件の契約を新たに締結し、Heidelberg Materials、フォード・モーター、ジョンソン・エンド・ジョンソン、米国農務省、米国防兵站局など官民双方への浸透を示した。ブッキング(受注)は前四半期比73%増となり、経営陣は「規律あるターンアラウンド計画が計画通り機能している」と説明している。
抑えておくべきKPI
- 総売上高: 5240万ドル(前年同期の7030万ドルから減少、会社計画通り)
- Non-GAAP営業損失: 3620万ドル(前四半期比33%改善)
- フリーキャッシュフロー: 206万ドルのプラス(前年同期は3430万ドルのマイナス)
- 現金・有価証券残高: 6.511億ドル(前四半期比7600万ドル増)
インサイト
今回の決算で最も意味が大きいのは、赤字体質からの脱却シグナルとしてのフリーキャッシュフロー黒字化だろう。売上そのものは前年同期比で減少しており、トップライン成長が戻ったとは言えない状況だが、営業費用の削減とキャッシュ規律の徹底が数字に表れ始めている。GAAP純損失は9280万ドルと依然大きいが、これは5920万ドルの株式報酬費用を含むためで、Non-GAAPベースの純損失は3070万ドルまで縮小している。
ブッキングが前四半期比73%増となった点は、将来の売上回復への先行指標として重要だ。ただし本四半期の実績としては、プロフェッショナルサービス収益の急減が目立ち、プライオリタイズド・エンジニアリングサービスの収益が前年同期の866万ドルから176万ドルへと大きく落ち込んでいる点はローライトとして留意したい。
現金残高が積み上がっている背景には、Class A普通株式のオプション行使による7280万ドルの資金流入もあり、営業活動によるキャッシュ創出だけでこの増加が生まれたわけではない点は割り引いて見る必要がある。
今後の見どころ
会社は次期(2026年度第2四半期)の売上ガイダンスを5100万〜5500万ドル、通期売上ガイダンスを2.1億〜2.4億ドルと提示した。通期のNon-GAAP営業損失ガイダンスは1.23億〜1.55億ドルとされており、今後も赤字幅の縮小ペースが焦点になる。
ブッキングの急増が実際の売上成長に転化するタイミング、そしてフリーキャッシュフローのプラス基調が一過性でなく継続するかどうかが、次四半期以降の重要な確認ポイントとなる。
出典
2025:Q4 2026/06/03 発表(引け後)
- 発表翌営業日-1.21%寄付 +4.76%
- 5営業日+0.84%
AI 2025年Q4決算:売上53%減とシーベル氏CEO復帰、C3 AIは立て直しの起点に
本決算のポイント
C3 AIの2026年度第4四半期は、総売上高が5,160万ドルと前年同期の1.087億ドルから53%減少し、事業の失速が数字にはっきり表れた四半期となった。サブスクリプション収入も4,838万ドルと前年の8,733万ドルから大きく落ち込み、GAAP総利益率は62%から22%へ急低下している。
通期でも総売上高は2.503億ドルと前年の3.891億ドルから減少し、GAAP純損失は4.7億ドルへ拡大、GAAP1株あたり損失は3.35ドルとなった。この結果を受けて創業者トーマス・シーベル氏がCEOに復帰し、リストラ計画と新たな執行体制のもとで立て直しに着手すると表明している。
2027年度の会社側ガイダンスは、第1四半期の売上高5,000万〜5,400万ドル、通期売上高2.1億〜2.4億ドルとしており、通期売上高レンジの上限でも2026年度実績の2.503億ドルを下回る水準にとどまる。非GAAP営業損失も通期で1.28億〜1.6億ドルと見込まれ、当面は赤字を伴う再建局面が続く見通しだ。
抑えておくべきKPI
- 総売上高(Q4): 5,160万ドル(前年同期1.087億ドルから53%減)
- GAAP総利益率(Q4): 22%(前年同期62%から大幅低下、非GAAPベースでは37%)
- GAAP1株あたり純損失(通期): 3.35ドル(前年2.24ドルから拡大、非GAAPでは1.35ドル)
- 現金・現金同等物・有価証券残高: 5.754億ドル(四半期末時点)、発表日時点では6.73億ドル
投資家目線のインサイト
今回の決算で最も目を引くのは、売上高の落ち込みが一過性ではなく、複数四半期にわたる営業機能の機能不全に起因していると会社自身が認めている点だ。シーベル氏は「直近数四半期の営業実績は容認できないレベルであり、シュールとしか言いようがない」と踏み込んだ表現で現状を総括している。
サブスクリプション収入だけでなく、専門サービス収入も四半期で2,139万ドルから321.6万ドルへ急減しており、優先エンジニアリングサービス収入も1,702.4万ドルから214.1万ドルへ落ち込んだ。大口の受託開発案件が細っていることが、トップラインの弱さをさらに増幅させている格好だ。
一方でバランスシート面では、シーベル氏個人が617万株を1株11.16ドルで取得した資金も含め、現金・有価証券残高が6.73億ドルまで積み上がっている点は下支え材料になる。ただし通期のフリーキャッシュフローはマイナス1.921億ドルと、前年のマイナス4,445万ドルから悪化しており、キャッシュ創出力の毀損は軽視できない。
今後の見どころ
次四半期以降は、シーベル氏主導のリストラ計画と執行プランが実際に営業生産性の回復につながるかどうかが最大の焦点になる。会社側は2027年度通期でも非GAAP営業損失が1.28億〜1.6億ドルに達すると見込んでおり、黒字化までの距離感は依然遠い。
あわせて、リストラに伴う人員削減費用(四半期で1,082.8万ドル、うち現金支出520万ドル)が今後どの程度収束するか、また専門サービス収入の落ち込みが一時的な案件端境期なのか構造的な縮小なのかも、次回以降の開示で確認すべきポイントとなる。
出典
C3 AI Announces Fiscal Fourth Quarter and Full Fiscal Year 2026 Results
2025:Q3 2026/02/25 発表(引け後)
- 発表翌営業日-18.53%寄付 -24.44%
- 5営業日-9.89%
AI 2025年Q3決算:売上高が前年同期比46%減の5330万ドルへ急減、大規模リストラで立て直しを図る局面に
AIの決算ハイライト
C3 AIの2026年度第3四半期(2025年11月〜2026年1月)は、総売上高が前年同期の9878万ドルから5326万ドルへと大幅に減少し、成長企業からの逆風局面が鮮明になった決算となった。サブスクリプション収益も8568万ドルから4816万ドルへ縮小し、プロフェッショナルサービス収益も1310万ドルから510万ドルへ落ち込んでいる。
利益面ではGAAP粗利益が9878万ドル規模の売上に対しわずか923.5万ドルにとどまり、GAAP粗利率は前年の59%から17%へ急落した。GAAP営業損失は1.404億ドル(前年同期は8759万ドル)、GAAP純損失は1.334億ドル(前年同期は8020万ドル)に拡大し、1株当たり損失もGAAPベースで0.94ドルと前年の0.62ドルから悪化している。
こうした状況を受け、会社は年間約1.35億ドルの非GAAP営業費用削減を見込むリストラ計画を発表した。第4四半期の売上ガイダンスは4800万〜5200万ドル、通期売上ガイダンスは2.467億〜2.507億ドルとされ、コスト構造の見直しを軸にした再建フェーズに入っている。
抑えておくべきKPI
- 総売上高: 5326万ドル(前年同期比46%減)
- サブスクリプション収益比率: 総売上高の90%(4816万ドル)
- GAAP粗利率: 17%(前年同期59%から悪化)、非GAAP粗利率37%(前年同期69%から悪化)
- 現金・現金同等物・有価証券: 6.219億ドル
インサイト
今回の決算で最も目を引くのは、売上高の急減とそれに伴う収益性の崩れが同時に起きている点だ。サブスクリプション収益、プロフェッショナルサービス収益ともに前年同期から大きく縮小し、粗利率も17%まで落ち込んでいる。一方で連邦・国防・航空宇宙分野の予約は前年同期比134%増となり、全予約の55%を占めるまでに拡大している。米農務省やエネルギー省、NATO関連機関との契約が積み上がっており、この分野が今後の成長エンジンとして期待される構図が見える。
ただし予約の伸びが売上にまだ反映されていない点は無視できない。リストラによる年間1.35億ドルのコスト削減は、成長の鈍化に対する防御的な対応であり、事業構造そのものが好転したというより、収益基盤の縮小に合わせて身の丈を整えている段階と読むのが自然だ。フリーキャッシュフローも四半期で5620万ドルのマイナスとなり、前年同期の2238万ドルからキャッシュ消耗が加速している点もローライトとして押さえておきたい。
今後の見どころ
次四半期以降は、連邦・国防分野の予約増加が実際の売上・サブスクリプション収益にどこまで転換されるかが最大の注目点になる。予約の伸びと実収益のギャップが続くのか、縮小に向かうのかを見極めたい。
また、年間1.35億ドルのコスト削減が実際にどの程度キャッシュ消耗を抑えるかも重要だ。通期売上ガイダンス2.467億〜2.507億ドル、非GAAP営業損失2.195億〜2.275億ドルという水準に対し、リストラ費用(1000万〜1200万ドル)を除いた実際の収益性改善ペースが今後の判断材料になる。
出典
2025:Q2 2025/12/03 発表(引け後)
- 発表翌営業日+2.07%寄付 -0.40%
- 5営業日+5.40%
AI 2025年Q2決算:総収益7,510万ドル、フェデラル予約は89%増も損失拡大
AIの決算ハイライト
2026会計年度第2四半期(2025年10月31日締め)の総収益は7,510万ドルで、前四半期比7%増となった。サブスクリプション収益は7,020万ドルで総収益の93%を占める。一方で前年同期の総収益9,433万8千ドルと比べると約20%の減少で、トップラインは四半期を追うごとの回復基調にあるものの前年水準には届いていない。GAAP粗利益率は40%(前年同期61%)、Non-GAAP粗利益率は54%(前年同期70%)に低下した。
GAAPベースの純損失は1億467万ドル(1株当たり0.75ドルの損失)で、前年同期の6,597万ドル(同0.52ドル)から損失幅が拡大した。Non-GAAPベースの純損失は3,478万ドル(同0.25ドル)。会社は2026会計年度第3四半期の総収益ガイダンスを7,200万〜8,000万ドル、通期を2億8,950万〜3億950万ドルとして示した。
抑えておくべきKPI
- 総収益: 7,510万ドル(前四半期比+7%、前年同期9,433万8千ドルから減少)
- Non-GAAP粗利益率: 54%(前年同期70%)
- フェデラル予約: 前年同期比89%増、総予約の45%を占める
- 現金・現金同等物・有価証券: 6億7,500万ドル
重要なインサイト
総予約は前四半期比49%増加し、100万ドル超の契約17件、500万ドル超の契約6件を含む46件の契約を締結した。収益自体は前年割れが続く一方で予約の伸びが加速しており、足元の受注拡大が今後の収益回復にどうつながるかが焦点になる。
フェデラル事業は政府機関のCOTS(商用オフザシェルフ)移行を追い風に、予約が前年同期比89%増と伸び、政府機関の一時的な業務停止(シャットダウン)の逆風下でも成長が加速したとされる。パートナー経由の予約は全体の89%を占め、MicrosoftとAWSとの共同案件パイプラインもそれぞれ前年同期比146%、172%増加しており、パートナーエコシステムが受注の主要な牽引役になっている。
今後の見どころ
会社は2026会計年度第3四半期の総収益を7,200万〜8,000万ドル、Non-GAAP営業損失を4,400万〜5,200万ドルと見込む。通期では総収益2億8,950万〜3億950万ドル、Non-GAAP営業損失1億8,050万〜2億1,050万ドルを見込んでおり、損失幅の見通しは今四半期実績からさらに拡大する水準になっている。
予約の伸びが今後の四半期でどこまで収益として計上されるか、また前年同期を下回る総収益がいつ反転するかが注目点になる。
出典
これより前の決算を表示(3期分)
2024:Q4 2025/05/28 発表(引け後)
- 発表翌営業日+20.76%寄付 +15.51%
- 5営業日+14.07%
AI 2024年Q4決算:売上高は前年同期比26%増の1.09億ドル、通期は25%増の3.89億ドル
本決算のポイント
C3 AIの2024年Q4(会計年度2025年第4四半期、2025年2〜4月)は、売上高が前年同期比26%増の1.09億ドル(前年同期は8,660万ドル)となった。GAAPの1株当たり純損失は0.60ドルで、前年同期の0.59ドルから小幅に拡大した。非GAAPの1株当たり純損失は0.16ドルだった。
通期(2025年4月期)の売上高は前年比25%増の3.89億ドル(前期は3.11億ドル)で、GAAPの1株当たり純損失は2.24ドル(前期は2.34ドル)に縮小した。四半期の成長率が通期を上回り、年度の終わりにかけて伸びが加速した形だ。
会社は翌年度(2026年4月期)の売上高を4.475億〜4.845億ドル、第1四半期(2025年5〜7月)を1.00億〜1.09億ドルと見込む。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 1.09億ドル(前年同期は8,660万ドル、26%増)
- サブスクリプション売上: 8,730万ドル(前年同期は7,990万ドル、9%増。売上の80%)
- GAAP売上総利益率: 62%(非GAAPは69%)
- 現金・現金同等物・市場性証券: 7.43億ドル
重要なインサイト
売上全体の26%増に対し、サブスクリプション売上は9%増にとどまった。サブスクリプションと優先エンジニアリングサービスを合わせた売上は1.04億ドル(22%増)で、成長の一部はサブスクリプション以外の収益が支えている点には注意が要る。通期ではサブスクリプション売上が3.28億ドルで18%増だった。
営業損失は8,897万ドルで、前年同期の8,231万ドルから拡大した。純損失は7,970万ドル(前年同期は7,293万ドル)。一方、営業活動によるキャッシュフローは1,126万ドルのプラス、フリーキャッシュフローは1,033万ドルのプラスだったが、いずれも前年同期(2,134万ドル、1,881万ドル)を下回っている。
契約面では、通期で264件の契約を結び(38%増)、うち174件が初期の本番導入契約(41%増)だった。パートナー経由は193件で全体の73%を占める。
今後の見どころ
通期ガイダンスの売上高4.475億〜4.845億ドルは、今期の3.89億ドルに対し高い水準にある。この成長を契約件数の増加が売上に結び付けられるかが確認点になる。
非GAAPの営業損失は、第1四半期が2,350万〜3,350万ドル、通期が6,500万〜1.00億ドルの見通しで、損失の幅がどこに収まるかも見ておきたい。
出典
C3 AI Announces Record Fiscal Fourth Quarter and Full Fiscal Year 2025 Financial Results
2022:Q4 2023/05/31 発表(引け後)
- 発表翌営業日-13.22%寄付 -18.12%
- 5営業日-8.97%
C3.ai(AI)の2023年度Q4と通期の決算サマリー
- 売上高: 3億1058万ドルで、前年同期比16%増加。
- サブスクリプション収益:2億7810万ドルで、前年同期比21%増加し、総収益の90%を占めている。
- 純損失:GAAP基準で2億7969万ドル、前年同期は2億6884万ドルの損失。
- 一株当たり純損失:GAAP基準で2.34ドル、前年同期は2.45ドルの損失。
- 営業損失:GAAP基準で3億1834万ドル、前年同期は2億9049万ドルの損失。
第4四半期のハイライト
- 売上高:8660万ドルで、前年同期比20%増加。
- サブスクリプション収益:7990万ドルで、前年同期比41%増加し、総収益の92%を占めている。
- 純損失:GAAP基準で7293万ドル、前年同期は6496万ドルの損失。
- 一株当たり純損失: GAAP基準で0.59ドル、前年同期は0.58ドルの損失。
業績の要因
- 連続成長:5四半期連続で収益が加速し、特に連邦政府関連の収益が年間で100%以上増。
- パイロット契約:第4四半期に47件の新しい契約を締結し、そのうち34件が新しいパイロットプロジェクト。
- 業界の多様化:契約およびパイロットプロジェクトの顧客が多様な業界にわたって拡大。連邦政府、防衛、航空宇宙、石油・ガス、製造業、エネルギー・ユーティリティーなど、さまざまな業界での採用が進んでいる。
パートナーシップと技術革新
- パートナーシップ:AWS、Google Cloud、Microsoft Azureなどとのパートナーシップを強化し、115件の契約を締結。
- C3 Generative AI:生成AI技術を利用した新製品が15の異なる業界で採用され、58件のパイロット契約が成立。
主要な取引
- 連邦政府関連:米空軍、米海軍、米国防情報局などとの新規契約および拡張契約を締結。
- 大手企業との契約:エクソンモービル、ダウ、カーギルなどの大手企業との契約を締結し、生成AIや予測メンテナンスなどのソリューションを提供。
将来の見通し
- 収益成長:2025年度の収益成長は約23%を見込んでおり、3億7000万ドルから3億9500万ドルの範囲を予測。
- 非GAAP営業損失: 9500万ドルから1億2500万ドルを予測。
この内容から、C3.aiが連邦政府や大手企業との契約を通じて成長を続けており、生成AI技術を中心とした新製品の採用が進んでいることがわかる。また、収益が順調に増加している一方で、営業損失の課題も残されている。
2022:Q3 2023/03/02 発表(引け後)
- 発表翌営業日+33.65%寄付 +18.68%
- 5営業日+6.52%
AI 2022年Q3決算:売上高は6,670万ドルでガイダンスを上回るも、前年同期比では減収
本決算のポイント
C3 AIの2022年Q3(会計年度2023年第3四半期、2022年11月〜2023年1月)は、売上高が6,670万ドルとなり、会社のガイダンス(6,300万〜6,500万ドル)を上回った。ただし前年同期の6,977万ドルからは約4%の減収だった。
GAAPの純損失は6,316万ドル(前年同期は3,945万ドル)、1株当たり純損失は0.57ドル(前年同期は0.38ドル)に拡大した。非GAAPの1株当たり純損失は0.06ドルだった。
次の第4四半期は、売上高7,000万〜7,200万ドル、非GAAPの営業損失2,400万〜2,800万ドルを見込む。会社は、2024年度末(2024年4月期)までに、キャッシュフローのプラス化と非GAAPベースの黒字化を達成する見通しに変わりはないとしている。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 6,670万ドル(前年同期は6,977万ドル)
- サブスクリプション売上: 5,704万ドル(前年同期は5,708万ドル、売上の85.6%)
- GAAP売上総利益率: 67%(非GAAPは76%)
- 契約残高(RPO): GAAPで4.03億ドル。顧客数は236
重要なインサイト
売上の内訳を見ると、サブスクリプション売上は前年同期とほぼ同水準で、減収の主因はプロフェッショナルサービス売上の減少(962万ドル、前年同期は1,269万ドル)にある。一方、サブスクリプション向けの売上原価は2,129万ドルと、前年同期の1,228万ドルから増えている。
営業損失は7,204万ドルで前年同期(4,741万ドル)から拡大した。研究開発費が5,505万ドル(前年同期は4,093万ドル)に増えたことが響いた。赤字拡大の背景には開発費の増加がある。
手元資金は7.90億ドルある。会社は消費ベースの価格モデルへの移行を確認できたと述べている。
今後の見どころ
第4四半期の売上高ガイダンスは7,000万〜7,200万ドルで、今期の6,670万ドルから増収を見込む水準だ。通期ガイダンスは2.64億〜2.66億ドルとなっている。
非GAAPの営業損失は第4四半期が2,400万〜2,800万ドル、通期が6,900万〜7,300万ドルの見通し。赤字幅の推移が、会社が掲げる黒字化目標に向けた確認点になる。
