2026:Q3 2026/11/03 発表(引け後)
- 発表翌営業日+15.73%寄付 +14.77%
OUST 2026年Q3決算:売上高は前年同期比50%増の5,900万ドル、15四半期連続で製品売上が成長
OUSTの決算ハイライト
オースターの2026年Q3は、売上高が5,900万ドルで前年同期比50%増、前期比9%増となった。製品売上高は5,600万ドルで前年同期比42%増、15四半期連続の成長で過去最高を更新した。出荷はライダーとカメラ合わせて2万7,000台超だった。
収益面では、GAAP粗利率が43%で前年同期とほぼ横ばい、前期の49%からは下がった。会社は、前期の粗利率が一過性の返金で約1,000ベーシスポイント押し上げられていたと説明している。GAAPの純損失は1,400万ドルで前年同期より800万ドル縮小した。
2026年Q4の売上高ガイダンスは6,100万〜6,400万ドル。期末の現預金・制限付き現金・短期投資は4億2,100万ドルだった。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 5,900万ドル(前年同期比50%増、前期比9%増)。製品売上高は5,600万ドル(前年同期比42%増)
- GAAP粗利率: 43%(前年同期42%、前期49%)。非GAAP粗利率は47%(前年同期47%、前期53%)
- 調整後EBITDA: 300万ドルの赤字(前年同期より500万ドル改善、前期より100万ドル改善)
- 現預金・制限付き現金・短期投資: 4億2,100万ドル(2026年9月30日時点)
インサイト
出荷台数は2万7,000台超と前期の1万7,000台超から大きく増えたが、ライダーの比率は約53%から約27%へ下がった。会社はStereolabsのカメラが過去最高の出荷になったと述べており、台数の伸びはカメラ側が支えたことになる。売上は約50%増でも、台数と売上の増え方は別物である。
製品売上高は、倉庫の自動化、防衛、建設、マッピング、データ収集といった産業・ロボティクス向けが牽引した。粗利率は前年同期並みの水準にとどまり、前年からの改善は足踏みしたといえる。一方、純損失と調整後EBITDAの赤字は前年同期から縮小している。
CEOのAngus Pacala氏は、Rev8に数百社の顧客がすでに採用を決めており、納入ペースは2027年にかけて加速するとの見方を示した。
今後の見どころ
まずQ4の売上高が6,100万〜6,400万ドルに収まるかを確かめたい。次に、Rev8の量産立ち上がりとStereolabsの統合が、粗利率にどう影響するかを見たい。
営業費用は4,452万ドルあり、売上総利益2,526万ドルでは賄えていない。調整後EBITDAの赤字幅が今後も縮むかが、黒字化へ近づく目安になる。
出典
2026:Q2 2026/08/06 発表(引け後)
- 発表翌営業日-4.78%寄付 +0.57%
- 5営業日-0.99%
OUST 2026年Q2決算:売上高は前年同期比56%増の5,500万ドル、粗利率は49%に改善
OUSTの決算ハイライト
オースターの2026年Q2は、売上高が5,500万ドルで前年同期比56%増、前期比12%増となった。うち製品売上高は5,300万ドルで前年同期比51%増である。出荷はライダー(LiDAR)とカメラ合わせて1万7,000台超で、そのうちライダーは約53%を占めた。
収益面では、GAAPベースの粗利率が49%と前年同期の45%、前期の43%から改善した。GAAPの純損失は1,800万ドルで、前年同期より200万ドル縮小している。調整後EBITDAは400万ドルの赤字だった。
期末の現預金と短期投資は2億6,300万ドル。2026年Q3の売上高ガイダンスは5,450万〜5,750万ドルと示された。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 5,500万ドル(前年同期比56%増、前期比12%増)
- GAAP粗利率: 49%(前年同期45%、前期43%)。非GAAP粗利率は53%(前年同期52%、前期46%)
- 調整後EBITDA: 400万ドルの赤字(前年同期より100万ドル改善、前期より200万ドル改善)
- 現預金・短期投資: 2億6,300万ドル(2026年6月30日時点)
インサイト
製品売上高の伸びは、倉庫の自動化、ヤード物流、高度道路交通といった産業とスマートインフラ向けが主な牽引役と説明されている。自動車以外の用途で量を積み上げる構図が、売上の中身に表れている。
粗利率の改善について、会社は数量の増加と運営の効率化を理由に挙げた。前期(43%)から約600ベーシスポイント上がったが、この改善が一時的な要因を含まず続くかは、この資料だけでは判断できない(筆者の見方)。純損失は1,800万ドルと残っており、黒字化はまだ先である。
CEOのAngus Pacala氏は、新製品Rev8(ネイティブカラーのライダー)と、Stereolabsが4月に出したZED X Nanoの反応を強調した。ZED X Nanoは同社史上もっとも成功した発売だったとされる。
今後の見どころ
次の焦点は、Q3の売上高が示されたレンジ(5,450万〜5,750万ドル)に収まるかである。前期比では緩やかな伸びを見込んだ水準であり、成長の勢いが保たれるかを確かめたい。
あわせて、Rev8の量産立ち上がりに伴う粗利率の動きと、調整後EBITDAの赤字幅がどこまで縮むかを見たい。粗利率49%の水準が次の四半期も保たれるかが、損益の改善を左右する。
