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【DAWN】デイ・ワン・バイオファーマシューティカルズの決算まとめ|2025年Q4

最新 2025:Q4

2025:Q4 2026/02/24 発表

デイワン・バイオファーマ $DAWN の2025年度Q4決算サマリー

OJEMDA販売拡大により大幅増収継続も最終赤字継続局面。通期製品売上は前年比172.0%増と高成長。研究開発費は前年から抑制傾向、営業赤字幅は改善。現金約4.4億ドル保有で開発資金余力確保。2026年も売上大幅成長見通し。

売上高と収益

  • 四半期売上高:5,370万ドル(前年比+83.9%) ・製品売上(Q4):5,280万ドル(前年比+82.1%) ・通期製品売上:15,542万ドル(前年比+171.6%) ・通期総売上高:15,818万ドル(前年比+20.6%)

営業費用と利益

・研究開発費(Q4):4,090万ドル(前年比▲33.8%)
・販管費(Q4):3,420万ドル(前年比+14.8%)
・四半期純損失(GAAP):▲2,130万ドル(前年▲6,570万ドル、▲67.6%改善)
・通期純損失(GAAP):▲10,732万ドル(前年▲9,550万ドル、▲12.4%悪化)
・四半期EPS(GAAP):▲1.04ドル

契約・受注(Bookings)

・該当事項:非開示

キャッシュと財務状況

・現金・現金同等物・短期投資:44,111万ドル
・総資産:50,783万ドル
・総負債:6,667万ドル
・株主資本:44,116万ドル

技術・事業ハイライト

・OJEMDA通期処方数4,635件(前年比+181.0%)
・FIREFLY-2第3相試験登録は2026年前半完了見込み
・Mersana買収によりEmi-Le取得、2026年中間データ予定
・DAY301第1相データは2026年下期予定

2026年度ガイダンス

・OJEMDA米国製品売上:22,500〜25,000万ドル(前年比+44.8〜60.9%)

出典

Day One Reports Fourth Quarter and Full Year 2025 Financial Results and Reaffirms 2026 Outlook and Revenue Guidance

2025年度Q4、売上好調でも通期損失が悪化した理由は、

  1. 2024年の特殊利益剥落影響 ・2024年は優先審査バウチャー売却益1億800万ドル計上 ・2025年は同様の一時利益なし → 営業損失は改善も、最終損益は前年より悪化
  2. 商業化拡大に伴う販管費増加 ・販管費(通期):12,059万ドル(前年比+4.5%) ・OJEMDA本格展開に伴う営業体制強化費用増加
  3. パイプライン拡張投資 ・R&D費(通期):14,813万ドル(前年比▲35.0%) → 研究費は減少したが依然高水準 → Mersana買収によるEmi-Le開発加速
  4. 株式報酬費用の継続発生 ・通期株式報酬費:4,440万ドル(非現金費用)

逆に改善している点は、

・Q4純損失:▲2,130万ドル(前年▲6,570万ドル) → 四半期ベースでは大幅改善 ・製品売上は前年比+171.6% → 本業収益力は急改善 ・営業損失は前年差約9,000万ドル改善

ざっくり今後の見通し

  1. 2026年売上はさらに拡大見込み ・OJEMDA売上ガイダンス:2億2,500万〜2億5,000万ドル → 中央値で前年比+約52%成長
  2. 営業レバレッジ入り局面 ・固定費増加ペースは鈍化 ・売上成長が費用増を上回るフェーズ入り
  3. 現金余力は十分 ・現金残高:約4.4億ドル → 追加資金調達なしで複数年運営可能水準
  4. 2026年の鍵 ・FIREFLY-2進捗 ・Emi-Le Phase1データ ・DAY301初期データ → 臨床成功次第で企業価値大幅変動可能性

現在は 「商業化拡大+パイプライン投資フェーズ」
売上は急成長 赤字は構造的縮小トレンド入り

2026年は 売上拡大継続+損失縮小局面の継続確認がポイントになるでしょう

2024:Q4 2025/02/25 発表

デイ・ワン・バイオファーマシューティカルズ(DAWN)の2024年度Q4決算サマリー

2025年2月25日に発表されたデイ・ワン・バイオファーマシューティカルズ(DAWN)の2024年度第4四半期および通期決算は、OJEMDAの急速な市場浸透と売上拡大を示す極めて好調な内容となった。商業化開始から約8ヶ月で1,600件以上の処方を獲得し、四半期ごとに二桁成長を記録している。

売上高と収益

  • OJEMDA売上高(Q4 2024):2,900万ドル(前期比+44%、前年同期:ゼロ)
  • 2024年通期:5,720万ドル
  • 商業化開始(2024年4月)から約8ヶ月で累計1,600件以上の処方を記録
  • ライセンス収益(Q4 2024):20万ドル
  • 2024年通期:7,390万ドル(主にIpsenとのライセンス契約による一時金)
  • 総収益(Q4 2024):2,920万ドル
  • 2024年通期:1億3,110万ドル

売上高の急成長は、小児低悪性度神経膠腫(pLGG)治療における医師と患者からの強い需要を反映している。

営業費用と利益

  • 研究開発費(Q4 2024):6,180万ドル
  • 2024年通期:2億2,770万ドル
  • 主にDAY301の臨床試験開始、FIREFLY-2試験の継続、Mersana買収に関連する費用
  • 販売管理費(Q4 2024):2,980万ドル
  • 2024年通期:1億1,550万ドル
  • OJEMDAの商業化体制構築、マーケティング、医療従事者教育に関連
  • 純損失(Q4 2024):6,100万ドル(前年同期:3,180万ドル)
  • 2024年通期:1億9,430万ドル(前年通期:1億3,680万ドル)

商業化初期段階であるため、研究開発費と販売管理費の増加により赤字が拡大しているが、これは成長投資フェーズとして想定内である。

キャッシュと財務状況

  • 現金及び現金同等物(2024年12月31日時点):5億3,170万ドル(前年末:6億5,220万ドル)
  • OJEMDAの商業化、研究開発投資、Mersana買収に資金を投入
  • 現金ポジションは依然として堅固であり、今後2年以上の運営資金を確保

技術・事業ハイライト

  • CMSによるExclusively Pediatric指定取得(2024年Q4):メディケイド払戻率が23.1%から17.1%に削減され、収益性が向上
  • FIREFLY-2試験(第3相)の継続:新規診断された小児低悪性度神経膠腫患者に対するOJEMDAの有効性を評価中
  • DAY301のIND承認取得:2024年4月にFDAから承認を取得し、初回患者への投与準備が進行中
  • Mersana Therapeutics買収完了(2026年1月):Emi-LeおよびADC技術プラットフォームを取得

2025年度ガイダンス

  • 具体的な売上高ガイダンスは開示されていないが、経営陣は2025年もOJEMDAの処方数と売上高が引き続き成長すると予想
  • FIREFLY-2試験の結果が2025年後半に発表される見込み
  • DAY301の初回患者への投与が2025年Q1に開始される予定

決算まとめ

良い点

  • OJEMDA売上高が四半期ごとに二桁成長(Q4は前期比+44%)
  • 商業化開始から約8ヶ月で1,600件以上の処方を獲得、市場浸透が順調
  • Ipsenとのライセンス契約により7,390万ドルのライセンス収益を確保
  • CMSによるExclusively Pediatric指定により収益性が向上
  • 現金ポジションが5億3,170万ドルと堅固で、今後2年以上の運営資金を確保
  • パイプライン治療薬(DAY301、Emi-Le)の開発が順調に進展

懸念点

  • 研究開発費と販売管理費の増加により純損失が拡大(ただし、成長投資フェーズとして想定内)
  • 現金消費ペースが速く、将来的な追加資金調達の可能性
  • FIREFLY-2試験の結果が2025年後半まで不明

総合評価:今回の決算は、デイ・ワン・バイオファーマシューティカルズが商業化初期段階において極めて順調に成長していることを示す内容であり、OJEMDAの市場浸透、ライセンス契約による収益確保、パイプライン拡充という3つの重要指標すべてが好調である。研究開発費と販売管理費の増加により赤字が拡大しているが、これは成長投資フェーズとして許容範囲内であり、中長期的にはOJEMDAの売上拡大とパイプライン治療薬の商業化により収益化が進展する見通しである。

出典

Day One Reports Fourth Quarter and Full Year 2024 Financial Results, 2025/02/25