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【NBIS】ネビウス・グループの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 寄り前

2026:Q2 2026/08/12 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+34.14%寄付 +16.96%
  • 5営業日+28.57%

NBIS 2026年Q2決算:売上高が前年同期比454%増、調整後EBITDAも黒字転換で成長フェーズが加速

NBISの決算ハイライト

ネビウス・グループの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比454%増の5.82億ドルとなり、AIクラウド事業の急拡大が数字にはっきり表れた四半期となった。上半期累計でも売上高は9.81億ドルと前年同期比529%増に達しており、単発ではなく継続的な需要の広がりを示している。

収益性の面では、調整後EBITDAが2.36億ドルの黒字となり、前年同期の2100万ドルの赤字から大きく転換した。一方でGAAPベースの純損益は1.9億ドルの損失となっており、これは前年同期に計上されていた投資有価証券の再評価益5.97億ドルが今期は無かったことや、支払利息の急増(1191万ドルへ)、株式報酬費用の拡大が影響している。上半期累計では純利益4.31億ドルを確保しており、投資有価証券の再評価益7.81億ドルが押し上げに寄与した形だ。

営業費用面では、売上原価・製品開発費・販管費がいずれも大幅に増加した一方、売上高に対する比率で見ると軒並り改善しており、規模拡大に伴う効率化が進んでいることがうかがえる。営業活動によるキャッシュフローも22.5億ドルの創出に転じ、前年同期の1.68億ドルの流出から劇的に改善した。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 5.82億ドル(前年同期比454%増、上半期累計は9.81億ドルで529%増)
  • 調整後EBITDA: 2.36億ドル(前年同期は2100万ドルの損失)
  • 営業活動によるキャッシュフロー: 22.5億ドル創出(前年同期は1.68億ドルの流出)
  • 設備投資(有形固定資産・無形資産の購入): 56.6億ドル(前年同期比1008%増)

投資家目線のインサイト

今回の決算で最も注目すべきは、売上高の急拡大と同時に調整後EBITDAが黒字化した点で、単なる規模拡大だけでなく収益構造そのものが変わりつつあることを示している。営業費用の対売上高比率が全項目で改善しており、AIクラウド事業のスケールメリットが実際の数字として現れ始めている。

一方でGAAPベースの純損失1.9億ドルは見過ごせない。前年同期にあった投資有価証券の再評価益という一時的な要因が剥落したことに加え、支払利息が119万ドルから1191万ドルへと急増しており、大型の資金調達に伴う財務コストの重みが増している点はローライトとして押さえておきたい。

キャッシュフロー面では営業活動で22.5億ドルを創出した一方、設備投資は56.6億ドルと先行投資規模が一段と拡大している。財務活動でも転換社債の発行やトレジャリー株式の売却などで91.6億ドルを調達しており、旺盛な需要に応えるためのインフラ投資を積極的な資金調達で支えている構図が読み取れる。

今後の見どころ

次四半期以降は、調整後EBITDAの黒字が一過性ではなく定着していくかが最大の焦点となる。売上高の急成長ペースが続く中で、営業費用の対売上比率がさらに改善していくかどうかは、AIクラウド事業のスケール効果を測る指標として重要だ。

また、設備投資の規模が上半期だけで81.3億ドルに達しており、このペースの投資が今後の増収にどう結びつくか、そして負債・資本調達とのバランスがどう推移するかを注視したい。現預金は63億ドル余り増加し80.4億ドルに達しており、財務基盤は厚みを増している。

出典

Nebius reports second quarter 2026 financial

2026:Q1 2026/05/13 発表(場中)

  • 発表翌営業日+15.72%寄付 +13.81%
  • 5営業日+10.40%

NBIS 2026年Q1決算:売上高が前年同期比684%増と急拡大、投資評価益で純利益も大幅浮上

本決算のポイント

ネビウス・グループの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比684%増の3.99億ドルに達し、AIクラウド事業の急速な立ち上がりを印象づける内容となった。前年同期はわずか5090万ドルだったことを踏まえると、事業規模そのものが1年で様変わりしたことが分かる。

損益面ではAdjusted EBITDAが前年同期の1.4億ドル程度の損失(1290万ドル→実際は5370万ドルの損失)から、Adjusted EBITDAが1.3億ドルの黒字へ転換し、事業の収益構造が改善しつつある様子がうかがえる。一方でGAAP純利益は6.21億ドルの黒字となったが、これは投資有価証券の再評価による7.81億ドルの評価益が主因であり、Adjusted net lossは1億ドルの損失(前年同期は0.8億ドルの損失)と、調整後ベースでは損失が拡大している点は見逃せない。

キャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュフローが前年同期の1.8億ドルの流出から22.6億ドルの創出へと大きく好転した一方、設備投資は24.7億ドルに膨らんでおり、大規模なインフラ投資が続いている構図が読み取れる。新たにペンシルベニア州で最大1.2GWの電力と土地を確保し、自社所有のAIファクトリー建設に踏み出したことも、成長フェーズの本気度を示す動きだ。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3.99億ドル(前年同期比684%増)
  • Adjusted EBITDA: 1.3億ドルの黒字(前年同期は0.5億ドルの損失)
  • Adjusted net loss: 1億ドルの損失(前年同期は0.8億ドルの損失、20%拡大)
  • 営業活動によるキャッシュフロー: 22.6億ドルの創出(前年同期は1.8億ドルの流出)

インサイト

売上高の急伸は、AIクラウド需要の本格的な立ち上がりを反映したものと見てよい。前年同期比684%という成長率は一時的な特需ではなく、契約獲得と設備稼働の両面で事業基盤が急速に厚みを増していることの表れだろう。デフォードレベニュー(前受収益)も四半期を通じて大きく積み上がっており、将来の売上に転換される需要がバックログとして積まれている状況がうかがえる。

一方でGAAP純利益6.21億ドルの内訳を見ると、投資有価証券の再評価益7.81億ドルが決定的な役割を果たしており、事業そのものの稼ぐ力を示すAdjusted net lossはむしろ悪化している点は冷静に受け止める必要がある。Adjusted EBITDAは黒字化したものの、営業損失(GAAP)は1.28億ドルと前年同期の1.2億ドルからほぼ横ばいで、減価償却費が2.12億ドルへ急増している点も含め、大規模投資のコスト負担が重くのしかかっている実態が見える。

資金調達面では、転換社債の発行で43.4億ドル、プリファンデッドワラントで20億ドルを調達し、四半期末の現金・現金等価物は92.98億ドルへ積み上がった。旺盛な設備投資を支える資金基盤は厚みを増したが、その分バランスシート上の負債(非流動負債は137.1億ドル)も拡大しており、成長投資と財務レバレッジのバランスが今後の焦点になりそうだ。

今後の見どころ

ペンシルベニア州で確保した最大1.2GWの電力・土地を用いた自社所有AIファクトリーの建設進捗は、中長期の供給能力を左右する重要な要素として注視したい。設備投資が四半期で24.7億ドルまで膨らんだ流れが続くのか、また稼働開始のタイミングがどう売上に結びつくのかが次の焦点になる。

また、GAAP純利益が投資評価益に大きく依存している以上、Adjusted net lossの動向が事業の実力を測る上でより重要な指標になる。デフォードレベニューの積み上がりが実際の売上計上にどう転化していくかも、成長の持続性を判断する材料となるだろう。

出典

first quarter 2026 financial results

2025:Q4 2026/02/12 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+1.26%寄付 -5.09%
  • 5営業日+21.44%

NBIS 2025年Q4決算:売上高が前年同期比547%増、Adjusted EBITDAが黒字転換

NBISの決算ハイライト

ネビウス・グループの2025年第4四半期売上高は227.7百万ドルとなり、前年同期比547%増となった。通期(2025年12月期)の売上高も529.8百万ドルで前年比479%増加し、四半期・通期とも大幅な増収が続いている。

収益性面では、Adjusted EBITDAが第4四半期に15.0百万ドルの黒字に転じた。前年同期は63.9百万ドルの損失だったことを踏まえると、採算面での改善が明確に表れた四半期といえる。通期のAdjusted EBITDA損失も64.9百万ドルとなり、前期の226.3百万ドルの損失から71%縮小した。

一方、継続事業の純損失は第4四半期で249.6百万ドルとなり、前年同期の122.9百万ドルの損失から拡大した。通期では継続事業の純利益が29.0百万ドルの黒字となったが、これは投資有価証券の再評価益598.9百万ドルの計上が押し上げた結果でもある。四半期の営業活動によるキャッシュフローは834.3百万ドルの創出となり、前年同期の73.1百万ドルの使用から大きく転換した。

抑えておくべきKPI

  • 第4四半期売上高: 227.7百万ドル(前年同期比547%増)
  • Adjusted EBITDA: 第4四半期15.0百万ドルの黒字(前年同期は63.9百万ドルの損失)
  • 通期売上高: 529.8百万ドル(前年比479%増)
  • 通期継続事業の純損益: 29.0百万ドルの黒字(前期は352.0百万ドルの損失)

インサイト

Adjusted EBITDAの黒字転換は、コスト構造の改善を示す材料として評価できる。売上高に対する総営業費用の比率は第4四半期で203%(前年同期488%)まで低下しており、規模拡大に伴う費用率の低下が進んでいることがうかがえる。

ただし、GAAPベースの継続事業純損失は第4四半期で249.6百万ドルへ拡大しており、Adjusted指標の改善がそのままGAAP損益の改善に直結しているわけではない点には注意が必要だ。通期の黒字化は投資有価証券の再評価益598.9百万ドルという一時的要因に依存している。

一方で、四半期の設備投資は2,056.0百万ドルと前年同期の417.5百万ドルから392%増加しており、AIインフラへの投資ペースはむしろ加速している。この投資が今後の売上成長にどうつながるかが引き続き焦点となる。

今後の見どころ

Adjusted EBITDAの黒字転換が一過性か構造的な収益改善かは、次の四半期以降の推移で確認する必要がある。設備投資の急拡大が続く中での採算改善の持続性が焦点となる。

GAAPベースの継続事業損益についても、投資有価証券の再評価益に依存しない形での黒字化が実現するかを注視したい。

出典

fourth quarter and full-year 2025 financial results

2025:Q3 2025/11/12 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日-7.69%寄付 +1.94%
  • 5営業日-11.43%

NBIS 2025年Q3決算:売上高が前年比355%増、Metaとの大型契約も獲得

本決算のポイント

ネビウス・グループの2025年第3四半期売上高は146.1百万ドルとなり、前年同期比355%増となった。この数値はTolokaを非連結化(持分法適用に変更)した後の継続事業ベースでの比較で、コアのAIクラウド事業に加えAvride、TripleTenを含む。9カ月累計の売上高も302.1百万ドルと前年同期比437%増加している。

一方、継続事業の純損失は119.6百万ドルとなり、前年同期の43.6百万ドルの損失から拡大した。ただしAdjusted EBITDA損失は5.2百万ドルにとどまり、前年同期の45.9百万ドルの損失から89%縮小した。9カ月累計では投資有価証券の再評価益597.4百万ドルを含む影響で、継続事業の純利益は278.6百万ドルの黒字に転じている。

会社は新たにMetaへ約3十億ドル規模(5年間)のAIインフラ提供契約を締結したと発表したほか、最大2,500万株のクラスA普通株式を対象とするATM(市場発行)エクイティプログラムの導入も明らかにした。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 146.1百万ドル(前年同期比355%増、9カ月累計は302.1百万ドルで437%増)
  • Adjusted EBITDA損失: 5.2百万ドル(前年同期45.9百万ドルの損失から89%縮小)
  • 継続事業の純損失: 119.6百万ドル(前年同期は43.6百万ドルの損失)
  • 設備投資(PP&E購入): 955.5百万ドル(前年同期172.1百万ドルから455%増)

投資家目線のインサイト

売上高の伸びは引き続き高水準だが、AI関連の設備投資も急拡大しており、四半期の有形固定資産購入額は955.5百万ドルと前年同期の172.1百万ドルから大幅に増加した。投資規模の拡大が続いており、キャッシュ創出力とのバランスが今後の焦点となる。

9カ月累計の継続事業純利益278.6百万ドルの黒字化は、本業の収益力改善というより投資有価証券の再評価益597.4百万ドルによる押し上げが大きい。実態を示すAdjusted EBITDA損失は9カ月で79.9百万ドルとなお赤字が続いており、一時的な会計要因と構造的な収益改善を分けて見る必要がある

Metaとの5年契約や、四半期の転換社債発行3,162.5百万ドル・株式売却1,150.0百万ドルなど大型の資金調達は、AIインフラ需要の強さと資金調達力を裏付ける材料といえる。

今後の見どころ

最大2,500万株を対象とするATMプログラムの実際の発行状況と、それに伴う希薄化の程度が次の焦点となる。会社は資本需要に応じて随時判断するとしており、発行ペースは資金使途とセットで確認したい。

Metaとの3十億ドル規模の5年契約が今後の売上高にどのタイミングで反映されるか、また設備投資の急増が続く中でAdjusted EBITDA損失の縮小基調が維持されるかも注視すべき点だ。

出典

Nebius reports third quarter financial results

これより前の決算を表示(1期分)

2025:Q2 2025/08/07 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+18.55%寄付 +16.85%
  • 5営業日+28.21%

NBIS 2025年Q2決算:売上高が前年比625%増、ARR見通しを9億〜11億ドルへ拡大

NBISの決算ハイライト

ネビウス・グループの2025年第2四半期は、売上高が前年同期比625%増、前四半期比でも106%増の1.051億ドルに達し、成長ペースが一段と加速した決算となった。前四半期からわずか3か月で売上高が2倍以上に伸びたことは、AIインフラ需要の強さを裏付けている。

Adjusted EBITDAは依然として2,100万ドルの赤字だが、前年同期の5,810万ドルの赤字から損失幅は64%縮小した。会社はコア事業が計画を前倒しでプラスのAdjusted EBITDAを達成したとコメントしており、売上急拡大の裏で採算改善も進んでいることがうかがえる。純利益は5.025億ドルの黒字となったが、これは投資有価証券の評価替えによる5.974億ドルの利益が主因であり、本業の損益とは切り離して見る必要がある。

こうした勢いを踏まえ、会社は2025年末時点のARR(年率換算売上高)見通しを9億〜11億ドルへ引き上げ、2026年末までに1GW超の電力確保を進めていることも明らかにした。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 1.051億ドル(前年同期比625%増、前四半期比106%増)
  • Adjusted EBITDA: マイナス2,100万ドル(前年同期のマイナス5,810万ドルから64%改善)
  • ARR見通し(2025年末): 9億〜11億ドルへ拡大
  • 設備投資(PP&E購入): 5.106億ドル(前年同期比221%増)

投資家目線のインサイト

売上高の伸びは前四半期比でも2倍を超えており、一時的な特需ではなくAIインフラ需要の構造的な拡大局面にあると読める。コア事業のAdjusted EBITDA黒字化が計画より前倒しで進んだ点も、収益モデルの実効性を示す材料といえる。

一方でキャッシュフロー面では、営業活動によるキャッシュ使用額が前年同期比69%増の1.677億ドル、設備投資は221%増の5.106億ドルまで膨らんでおり、成長投資の負担は着実に重くなっている。現金及び現金同等物も期首の24.347億ドルから16.793億ドルへと減少しており、資金調達手段として2029年・2031年満期の転換社債を発行し、非流動負債が大きく積み上がった点は留意しておきたい。

純利益の黒字は投資有価証券の評価替え益による部分が大きく、本業の実力を測るにはAdjusted EBITDAやAdjusted純損失(9,150万ドルの損失、前年同期比49%拡大)の推移を追う方が実態に近い。

今後の見どころ

ARR見通しが9億〜11億ドルへ拡大されたことで、年後半にどの水準まで到達するかが次の焦点になる。四半期ごとの売上成長率が持続するか、Adjusted EBITDAの黒字転換がコア事業全体に広がるかを注視したい。

また、2026年末までに1GW超の電力確保を進めているとされている点は、AIインフラの供給能力拡大に直結するテーマであり、進捗の開示があれば設備投資計画や資金調達の方向性を判断する材料になる。

出典

second quarter financial results