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【ONDS】オンダス・ホールディングスの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 寄り前

2026:Q2 2026/08/13 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日-8.80%寄付 -8.09%

ONDS 2026年Q2決算:売上高が13倍超に急拡大、受注残も急増しフルイヤー目標を引き上げ

本決算のポイント

オンダス・ホールディングスの2026年第2四半期は、売上高が8,377万ドルと前四半期の5,012万ドルから67%増加し、前年同期の627万ドルからは13倍超という桁違いの伸びを記録した。買収した事業を含まないプロフォーマ・オーガニックベースでも前年同期比85%増と、既存事業単体でも強い成長が続いている。

利益面では、GAAPベースの粗利益が3,613万ドル(粗利益率43.1%)となった一方、営業損失は非現金費用の膨張の影響で1億6,294万ドルまで拡大した。株式報酬6,760万ドルや偶発対価の公正価値変動1,923万ドルなど非現金項目が押し上げた結果、純損失は8,970万ドルとなったが、これは会社側が「後半の売上急拡大に先行した費用の前倒し」と位置づけている。

会社は好調な受注環境を背景に、通期売上目標を5.25億〜5.5億ドルへ引き上げ、あわせてAdjusted EBITDAの黒字化時期も前倒しした。四半期中に1.75億ドルの新規受注を獲得し、第3四半期に入ってからも8月10日時点で1.05億ドルを追加獲得するなど、受注の勢いが決算の中心的なテーマになっている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 8,377万ドル(前年同期比13倍超、前四半期比67%増)
  • 受注残(バックログ): 6.13億ドル(2026年6月30日時点、2025年末の6,800万ドルから大幅増)、DZYNEとCyberhawk買収を加味したプロフォーマベースでは7.57億ドル
  • Adjusted EBITDA: マイナス5,063万ドル(前四半期はマイナス1,090万ドル、前年同期はマイナス583万ドル)
  • 現金等保有高: 14億ドル(2026年6月30日時点の現金・現金同等物・制限付現金・短期投資の合計)

インサイト

今回の急成長は一過性の特需ではなく、Core + Strategic成長戦略に基づく一連の買収と受注獲得が同時に効いた構造的な変化と読める。World View、Mistral、Omnisys、DZYNE、Cyberhawkと相次いだ買収は、ISRや対無人機(counter-UAS)、精密攻撃システムといった防衛関連の事業領域を一気に広げており、プロフォーマベースでも前年同期比85%増という数字が、買収効果だけに頼らない実需の強さを裏付けている。

一方でローライトとして見逃せないのは、営業費用が1.99億ドルまで膨らみ、株式報酬や偶発対価の公正価値変動など非現金費用が損益を大きく圧迫した点だ。Adjusted EBITDA損失も前四半期の1,090万ドルから5,063万ドルへ拡大しており、会社自身も「投資の前倒し」と説明している通り、収益化はまだ道半ばの段階にある。

米陸軍のLethal Unmanned Strike向けIDIQ契約で累計2.4億ドル超の受注を積み上げたほか、NASAがStratollite関連IDIQの上限を4,500万ドルから3.95億ドルへ拡大するなど、個別の大型契約が今後の売上ランプアップを支える具体的な裏付けになっている点は評価できる材料だ。

今後の見どころ

会社は第3四半期の売上高を1.4億〜1.55億ドル(前四半期比中央値で76%増)と見込んでおり、このガイダンスを実際に達成できるかが次の四半期の最大の焦点になる。DZYNEとCyberhawkの買収完了に伴い第3四半期中に約3.25億ドルの現金を使用したことも明かされており、豊富な手元資金がどう使われていくかも注目点だ。

会社は事業運営プラットフォームレベルでのAdjusted EBITDA黒字化を2026年第4四半期、全社ベースでの黒字化を2027年第4四半期へと前倒しした。今後は膨らんだ非現金費用が売上拡大とともにどこまで吸収されていくか、収益性の実質的な改善度合いが問われる局面に入る。

出典

Ondas Posts Record Q2 2026 Revenue of $83.8 Million on Strong Bookings and Backlog Growth; Raises Full-Year Outlook

2026:Q1 2026/05/14 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+26.52%寄付 +12.75%
  • 5営業日+5.64%

ONDS 2026年Q1決算:売上高が前年同期比10倍超の5010万ドル、通期目標を3.9億ドルへ引き上げ

ONDSの決算ハイライト

オンダスの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比1,065%増の5010万ドルに達し、前四半期比でも66%増と加速する成長を記録した。会社が示していたガイダンス上限を25%上回る結果で、C-UAS(対ドローン)システムを中心に、地上システムやセンサーシステムも力強く寄与した。

利益面では、売上総利益が2470万ドル(粗利率49%)に伸び、前四半期の42%、前年同期の35%から大きく改善している。一方で営業費用は買収先の統合や人員増強に伴い6730万ドルまで膨らみ、営業損失は4270万ドルと前年同期の1030万ドルから拡大した。純利益は3.6億ドルの黒字となったが、これはワラント公正価値の変動益3.9億ドルやOndas Networksの連結除外に伴う一時的利益5150万ドルなど非現金項目によるところが大きい。

こうした受注環境を背景に、会社は通期売上目標を従来から引き上げ、少なくとも3.9億ドル(前年比約670%増)とする見通しを示した。 受注残高(プロフォーマベース)も前四半期末の6830万ドルから4.57億ドルへ急拡大しており、新規獲得案件とミストラルやワールドビューなど買収企業の寄与が牽引している。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 5010万ドル(前年同期比1,065%増、前四半期比66%増)
  • 売上総利益率: 49%(前四半期42%、前年同期35%から改善)
  • プロフォーマ受注残高: 4.57億ドル(2025年末の6830万ドルから570%増)
  • 現金等保有高: 現金・現金同等物・制限付現金・短期投資の合計で14.8億ドル(2026年3月31日時点)

投資家目線のインサイト

今回の決算で最も注目すべきは、プロダクト企業単体でのAdjusted EBITDAが第1四半期に黒字化し、当初目標より半年前倒しで達成された点だ。会社全体のAdjusted EBITDA損失は1090万ドル(前年同期は750万ドルの損失)とまだ赤字が残るが、収益拡大に伴う操業レバレッジが働き始めている兆候といえる。

一方でローライトとして、営業損失そのものは前年同期の1030万ドルから4270万ドルへと拡大しており、買収に伴う一般管理費や無形資産償却、デューデリジェンス費用が重くのしかかっている。純利益の黒字は本業の収益力ではなく、ワラント評価益や連結除外益といった非現金・非経常項目に依存している点は見極めが必要だ。

通期目標の引き上げは、単発の需要ではなく、対ドローン市場や防衛ロボティクス分野での構造的な需要拡大に裏付けられているとみられる。4Mディフェンスやインド・アースによる約2.2億ドルの受注、ミストラルが参加する米陸軍の9.82億ドル規模のIDIQプログラムなど、複数の大型案件が積み上がっており、受注残高の急増はその実態を反映している。

今後の見どころ

会社は2026年第2四半期にAdjusted EBITDA損失が最も膨らむ見通しを示しており、その後は下半期の売上急拡大とともに損失が縮小に向かうシナリオを描いている。OASセグメント単体でのAdjusted EBITDA黒字化目標も2027年第3四半期から第1四半期へ前倒しされ、会社全体での黒字化目標である2028年第1四半期は据え置かれた。

今後は、ミストラルやワールドビューなど買収企業の統合進捗、ONBERG(ハイデルベルグとの合弁)を通じた欧州展開の実績、そしてパランティアとの協業で開発中のSkyWeaverプラットフォームの商用化状況が焦点となる。膨らむ営業費用と受注残高の実際の売上転換ペースのバランスを注視したい。

出典

PRESS RELEASE, DATED MAY 14, 2026