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【RCAT】レッド・キャット・ホールディングスの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/08/06 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+6.23%寄付 -1.85%
  • 5営業日+17.99%

RCAT 2026年Q2決算:売上高が前年比527%増、防衛ドローン事業が量産フェーズへ本格移行

RCATの決算ハイライト

レッドキャットの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比527%増の2019万ドルに達し、事業規模が急拡大していることを示す内容となった。売上急拡大の背景には、Black Widowなど主力製品の納入拡大や生産能力の増強がある。

粗利益は330万ドルとなり、前年同期の37.5万ドルから大幅に改善。粗利率は16.1%まで上昇し、前年同期比で39ポイント、前四半期比でも27ポイントの改善を記録した。一方で営業損失は3864万ドル(前年同期は1265万ドルの損失)、純損失は3526万ドル(前年同期は1328万ドルの損失)と、研究開発・販管費の先行投資により赤字幅は拡大している。

会社は通期の売上目標を1.5億〜1.8億ドルのレンジで据え置き、現時点でガイダンスの変更は行っていない。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 2019万ドル(前年同期比527%増)
  • 粗利率: 16.1%(前年同期比39ポイント改善、前四半期比27ポイント改善)
  • 現金残高: 3.256億ドル(2025年12月末の1.679億ドルから大幅増)
  • 在庫(前払在庫含む): 8484万ドルへ拡大(2025年12月末は3039万ドル)

インサイト

売上の急拡大は一時的な特需ではなく、Blue Opsの海上無人艇(USV)を量産体制に乗せたことや、Quaze Technologiesの買収によるワイヤレス給電技術の獲得など、複数事業を横断した構造的な事業拡大が進んでいる局面とみられる。空・陸・海にまたがるFamily of Systemsの厚みが増したことが、粗利率の改善にもつながっている様子がうかがえる。

一方で、営業損失・純損失は前年同期から拡大しており、研究開発費が3.6倍、一般管理費が3.4倍に膨らんでいる点は見逃せない。急成長の裏で先行投資負担が重く、黒字化にはまだ距離がある状態が続いている。

在庫が2025年末の3039万ドルから8484万ドルへと急増している点も特徴的で、今後の受注拡大を見込んだ生産体制強化の表れと読めるが、キャッシュ創出力としては営業活動によるキャッシュアウトが半期で7875万ドルに達しており、公募増資による資金調達(半期で2.588億ドル)に支えられている構図だ。

今後の見どころ

Drone Dominance ProgramのGauntlet IIへの進出は、米軍の低コスト・使い捨て可能なドローン調達という大型案件における位置づけを占う重要な材料であり、今後の選考プロセスの進展が受注規模を左右する可能性がある。

また、通期売上目標である1.5億〜1.8億ドルのレンジに対し、上半期の売上高は3566万ドルにとどまっており、下半期にどこまで納入が加速するかがガイダンス達成の鍵となる。粗利率の改善トレンドが今後も続くかどうかも、収益性改善の持続性を測るうえで注目される。

出典

RED CAT REPORTS Q2 2026 REVENUE GROWTH OF 527% Y/Y; Q2 GROSS MARGINS INCREASE 39% VS Q2 2025; GROSS MARGINS INCREASED 27% SEQUENTIALLY FROM Q1 2026

2025:Q1 2025/05/15 発表(場中)

  • 発表翌営業日-2.41%寄付 -10.08%
  • 5営業日-4.51%

レッドキャット(RCAT)の2025年度Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 年間売上高: 第1四半期売上高は162.9万ドル(前年同期比▲75%)
  • GAAP純利益: ▲2,312.3万ドル(前年同期は▲678.1万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 非開示
  • 調整後EBITDA: 非開示
  • その他指標(あれば): 売上大幅減は旧製品Teal 2から新製品Black Widowへの生産移行による

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 1,162.8万ドル(前年同期比+62%)
  • Non-GAAP営業費用: 非開示(ただし株式報酬費用159.9万ドルを含む)
  • EBITDA損失(ある場合): 非開示
  • 調整後純損失: 非開示

契約と受注(Bookings)

  • 年間受注高: 非開示
  • 第1四半期受注: 非開示
  • 契約顧客数: 非開示(ただし3社で売上の74%を占める高依存構造)
  • 大口顧客構成: 顧客A(33%)、顧客B(27%)、顧客C(17%)

キャッシュと財務状況

  • 現金残高(年末): 772.2万ドル(前期末は915.4万ドル)
  • 借入・返済などの動き: 転換社債で1443万ドル調達、新株発行で316万ドル調達
  • 自由キャッシュフロー(FCF): ▲1,590.8万ドル(前年同期は▲437.5万ドル)

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果: 軍用ドローン「Black Widow」への製造移行中
  • パートナーシップや採用事例: 米陸軍「短距離偵察(SRR)」プログラムに選定済(交渉中)
  • 市場でのポジション: 軍・政府向けドローン市場への特化戦略を継続

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 売上見通し: 非開示(ただしSRR契約獲得を見据えた設備投資と人員拡充を実施中)
  • EBITDA見通し: 非開示
  • その他の注目点: 4月に3000万ドルの増資を実施済、製造施設の拡張中

RCATは主力事業をコンシューマ向けから完全に軍・政府向けへ転換しており、現在はドローン「Black Widow」への製造移行と米陸軍SRR契約の本格化を目指す過渡期にある。
第1四半期は売上激減と巨額の営業赤字が目立つ一方、増資と転換社債により資金を確保し、今後の製造スケール拡大と契約実行フェーズに備えている段階といえる。
黒字化には依然時間を要するが、政府調達案件の成否が今後の成長可否を大きく左右する。