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個別材料ドリブンの小型株相場、防衛×AIと決算黒字転換が主役」(2025.08.25)

個別材料ドリブンの小型株相場、防衛×AIと決算黒字転換が主役」(2025.08.25)市場分析

このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。

注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)

ウォッチリスト(2025/08/25 終値ベース)

名柄終値変動率テーマインサイト
CPSH(CPSテクノロジーズ)3.56+13.74%先進材料・防衛向け複合材Q2売上$8.1M・黒字化など決算好転後の物色継続
MOB(モビリコム)5.25+10.99%ドローン通信・サイバー防衛イスラエル大手防衛企業によるGCS採用発表の評価継続で
MBOT(マイクロボット・メディカル)4.16+8.05%医療ロボット米国特許付与と資金確保開示を材料視
ONDS(オンダス・ホールディングス)4.85+8.02%産業ドローン・対UASSafe ProとのAI脅威検知での協業MOU発表を好感
ASPI(ASPアイソトープス)9.95+6.47%同位体・核関連素材JSE重複上場に向けた南ア投資家イベント告知で思惑先行
JMIA(ジュミア)8.24+4.70%アフリカECQ2増収・ガイダンス上方修正後の上昇トレンド継続

個人的所感

高値警戒感+買い疲れ感もあり、小型名柄、低位株の上昇が目立つ、個別材料ドリブンの小型株相場

ドローン・対UASでは、ONDSのSafe ProとのMOU、MOBのGCS採用と、受注・協業の“確度”があるヘッドラインに素直な資金流入。セクター横断で「防衛×AI」テーマの強さが目立つ。

ヘルスケアではMBOTが米国特許付与+資金確保を材料に続伸。希薄化懸念よりもプロダクト前進と資金繰り改善を評価するフロー。素材ではCPSHがQ2での増収・黒字転換を背景に見直し買いが継続。

資源・核関連ではASPIがJSE重複上場の直前イベント告知で思惑買い。新市場露出と流動性向上期待が株価の支え。

一方でJMIAは決算後モメンタムが続く形。総じて、“ニュースの確度×将来収益化の可視性”が高い題材に資金集中の構図が強い。
テーマ性(防衛・核・医療ロボ)と決算起点の物色が両立した印象。

市場インサイト

【分析日】2025/08/25

全体ムード

米国は小反落。金利低下観測が根強い一方、NVIDIA決算前のAIメガキャップ集中リスクが様子見を強め、主要3指数が揃って小幅安で引けた構図。

欧州はエネルギー・素材の鈍さが重石、対照的に日本株は円安一服でも底堅さを維持し押し目買い優勢。
原油はロシア供給懸念の再燃と追加制裁思惑で続伸、金は9月FOMCの利下げ織り込みとドルの持ち直しが相殺し小動き、為替はドル高一服ながら方向感に乏しい地合い。
暗号資産は週末のフラッシュクラッシュの余波が続きボラティリティ高止まり、リスク資産全般のセンチメントに陰を落とす局面である。

エクイティ

指数終値前日比背景
ダウ45,282.47-349.27 (-0.77%)NVDA決算控えの手仕舞いと金利低下一服でディフェンシブ選好である
S&P5006,439.32-27.59 (-0.43%)成長株の利確とエネルギー上昇でセクター間まちまちである
ナスダック21,449.29-47.24 (-0.22%)AI主力のイベント前警戒で上値重い展開である
日経22542,807.82+174.53 (+0.41%)製造業主導の押し目買いとアジア株高連鎖である
STOXX600558.82-2.48 (-0.44%)資源・ヘルスケア軟調で上値抑制である

債券

10年利回り前日比(bp)コメント
米国4.28 %+2利下げ観測は不変も週明け需給で小反発である
ドイツ2.76 %+4欧州景気指標の持ち直し期待が上値方向の圧力である
日本1.62 %0日銀のスタンス不変観測で狭いレンジ推移である

為替

  • USD/JPY 146.97(+0.10%):米金利底固さでドル円は小幅続伸である。
  • EUR/USD 1.1699(-0.12%):ユーロは1.17割れ近辺でもみ合い、米利下げ観測と景気不安が綱引きである。
  • USD/CNY 7.1505(-0.20%):中国当局の人民元サポート観測と原油上昇でもみ合い下押しである。

コモディティ

品目終値前日比ドライバー
WTI原油$64.80/bbl+1.79%ロシア供給不安と制裁思惑で上昇である
Brent原油$68.80/bbl+1.58%同上、金融要因のドル一服も支援である
天然ガス$2.6960/MMBtu-0.07%需給緩和見通しで小幅安である
金(現物)$3,367.86/oz-0.18%利下げ期待とドル小反発が相殺で小動きである
$38.95/oz+0.10%金連動と工業需給の下支えで小幅高である
$4.46650/lb+0.43%米関税絡みの歪み縮小と在庫見合いで反発である

クリプト

  • ビットコイン $110,118.40(-5.83%):週末の急落後の戻り鈍化、ポジション調整継続。
  • イーサリアム $4,374.73(-9.45%):現物・先物での強制ロスカット波及、ボラ拡大。

マクロイベント焦点(今後3–4営業日)

  • 2025/08/26(火) 米・コンファレンスボード消費者信頼感指数:労働需給の緩み反映度合いに注目。
  • 2025/08/27(水) NVIDIA 決算:AI設備投資の持続性と中国向けガイダンスが焦点。
  • 2025/08/28(木) 米GDP改定値(2Q)・法人利益速報:需要の質と在庫寄与の見直しに留意。
  • 2025/08/29(金) 米PCEデフレーター(7月):コアの粘着度が9月利下げ幅の鍵。

インサイトまとめ

  • 原油反発と銅の下げ止まりで資源セクターのベータ回復が示唆、欧州エネルギー・素材の短期リバウンド狙いで比重微増とする。
  • NVDA決算のガイダンス次第でAI関連の分散が必須、半導体装置・電力インフラ・光学など周辺バリューチェーンへの逆張り回転を意識。
  • 米10年は4.2–4.3%のレンジ上限で上値重く、デュレーションやや長めの債券オーバーウェイト維持が妥当。
  • 為替はドル円のトレンド鈍化を受け、EURロング/JPYショートの軽量再構築でイベント跨ぎのヘッジを優先。
  • クリプトのボラ継続はハイベータ株の上値抑制要因、リスクバジェットの一時縮小とイベント後の再拡大が合理的。
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