このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。
注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)
ウォッチリスト(2025/08/27 終値ベース)
名柄 | 終値 | 変動率 | テーマ | インサイト |
---|---|---|---|---|
MDB(モンゴDB) | 295.70 | +37.96% | NoSQLデータベース・AI基盤 | 前日Q2好決算の流れを引き継ぐ |
SATS(エコースター) | 58.76 | +15.51% | 衛星通信・周波数資産 | AT&Tへの$230億スペクトラム売却発表の続伸つづく |
NCNO(エヌシーノ) | 32.69 | +13.94% | クラウド銀行SaaS | Q2ビート・通期ガイダンス上方修正 |
SERV(サーブ・ロボティクス) | 11.61 | +13.05% | 自律配達ロボ | ウェドブッシュの新規「アウトパフォーム」開始 |
ALB(アルベマール) | 87.68 | +7.54% | リチウム・特殊化学 | UBSのアップグレード・リチウム価格見通し引き上げ |
VSAT(ビアサット) | 32.50 | +5.52% | 衛星通信サービス | AT&T×エコースター取引受けたスペクトラム価値再評価 |
個人的所感
AI関連ソフトの好決算主導の地合い、指数は最高値更新の追い風。MDBのビート&レイズ主役、周辺ソフトへの波及。I
前日につづき、通信衛星・周波数テーマの続伸、SATSの大型売却に伴う資産価値再評価、VSATへの連想。資本再編期待とアナリスト評価の上積み。
金融テックは決算起点の素直な買い、NCNOのガイダンス引き上げを材料としたモメンタム継続。
素材はリチウム見通し改善の恩恵、ALBはUBSの前向き見解を手掛かりとした切り返し。マクロはNVDA決算前の楽観、金利低下観測の支え。
相場、選好名柄は徐々に変化の兆しを感じる。
市場インサイト
【分析日】2025/08/27
全体ムード
米株は主要3指数が小幅続伸で史上高値圏維持、欧州は小反発、日本は小幅高の持ち直し基調。背景は NVDA決算前の期待継続 と FRB人事を巡る政治ノイズ沈静化 の交差で、金利は米独低下・JGB横ばい圏の 利回り収斂。為替は ドル高一服×円・ユーロ小戻り のレンジ推移。コモディティは 原油反発 と 貴金属堅調、ベースメタルはまちまちの展開。
相場の肝は、AI循環の利益持続性に対する「決算での再確認」と、政策当局の独立性を巡るヘッドライン感応度の高止まり。短期は 金利低下×リスク選好微強 のリフレクション相場、イベント通過までは クオリティ・ディフェンシブ優位 の地合いの傾向。
エクイティ
指数 | 終値 | 前日比 | 背景 |
---|---|---|---|
ダウ | 45,565.23 | +147.16 (+0.32%) | 決算期待と金利低下で広範買い戻し |
S&P500 | 6,481.40 | +15.46 (+0.24%) | 史上高値更新の高バリュエーション耐性確認 |
ナスダック | 21,590.14 | +45.87 (+0.21%) | メガテック主導の小幅続伸 |
日経225 | 42,520.27 | +125.87 (+0.30%) | 円安一服下での押し目拾い継続 |
STOXX600 | 554.76 | +0.56 (+0.10%) | 前日の下げ一服で小幅反発 |
債券
国 | 10年利回り | 前日比(bp) | コメント |
---|---|---|---|
米国 | 4.24 % | -3 | FRB人事ノイズ後退とイベント待ちの需要増加 |
ドイツ | 2.69 % | -3 | 米金利低下波及と景況感不安の安全資産需要 |
日本 | 1.63 % | 0 | 政策正常化観測据え置きのレンジ推移 |
為替
- USD/JPY 147.39(-0.22%):米金利低下でドル買い一服の円戻り。
- EUR/USD 1.1631(-0.17%):イベント前の持ち高調整で小幅ユーロ安。
- USD/CNY 7.1496(-0.01%):中間値ガイダンス通りの狭いレンジ。
コモディティ
品目 | 終値 | 前日比 | ドライバー |
---|---|---|---|
WTI原油 | $64.15/bbl | +1.42% | 在庫減少観測と対印追加関税報道の思惑買い |
Brent原油 | $68.05/bbl | +1.23% | 同上、前日の下落からの自律反発 |
天然ガス | $2.86/MMBtu | +5.37% | 需給締まり観測とショートカバー |
金(現物) | $3,451.22/oz | +0.53% | 米金利低下とリスク分散需要の継続 |
銀 | $38.38/oz | +0.99% | 金連動の追随高と工業需要観測 |
銅 | $4.38000/lb | -2.01% | 景気敏感の調整と在庫増加観測 |
クリプト
- ビットコイン $111,798.00(+1.52%):金利低下と株高の追い風も、ETHに劣後の上昇の地合い。
- イーサリアム $4,487.83(+3.95%):BTCをアウトパフォームし、相場牽引の上昇基調。
マクロイベント焦点(今後3–4営業日)
- 2025/08/28(木)米・Q2 GDP改定値—需要の質とコアPCE改定の確認
- 2025/08/29(金)米・7月PCE/個人所得・支出—9月利下げ幅 の最終判断材料
- 2025/08/29(金)東京都区部CPI(8月)—国内コアの鈍化度合いの点検
- 2025/09/02(火)米ISM製造業/中国財新PMI—世界製造業の底入れ検証
インサイトまとめ
- 金利低下×株高×ドル一服 の同時進行で、短期はクオリティ/ディフェンシブの相対優位継続
- 原油は在庫要因と地政の弾力で 戻り売りと押し目買いのレンジ回転 が有効
- 金はイベント跨ぎの 分散ヘッジ継続、ガスはボラ高のためサイズ抑制
- 為替はドル円147台を軸に 上値重さ・下値堅さ の往来、ユーロは指標弱なら戻り売り
- クリプトはBTC主導の テクニカル主導レンジ、イベント通過までネットエクスポージャー抑制が妥当