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【EOSE】イオス・エナジーの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 寄り前

2026:Q2 2026/08/05 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+1.86%寄付 +7.34%
  • 5営業日-1.17%

EOSE 2026年Q2決算:売上高は351%増の6,880万ドル、通期売上ガイダンスは上限を引き下げ

本決算のポイント

売上高は6,880万ドルで、前年同期比351%増となりました。キューブ(電池モジュール)の納入が207%増えたことが背景です。粗損失は4,880万ドルで、粗利益率はマイナス71%でした。前年同期から132ポイント、前四半期から7ポイント改善しています。売上は急拡大した一方、粗利益はまだ赤字という決算です。

純損失は2億7,570万ドルに膨らみました。本文によると、主因は四半期末の株価の変動を反映した一部負債の時価評価で、事業の稼ぎそのものとは性質が異なります。調整後EBITDAは7,140万ドルの損失(前年同期は5,160万ドルの損失)でした。通期の売上ガイダンスは3億〜3億5,000万ドルに絞り込まれ、従来の3億〜4億ドルから上限が下がっています。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 6,880万ドル(前年同期比351%増)。うち関連当事者向けが5,500万ドルで、売上全体の約80%を占める
  • 粗利益率: マイナス71%(前年同期から132ポイント改善、前四半期から7ポイント改善)
  • 調整後EBITDA: 7,140万ドルの損失(前年同期は5,160万ドルの損失)。調整後EBITDAマージンはマイナス104%
  • 受注残高: 過去最高の8億700万ドル(前四半期比25%増、前年同期比20%増)。3.4GWh分で、商談パイプラインは246億ドル

投資家目線のインサイト

売上増の中身には偏りがあります。売上のうち5,500万ドルは、合弁会社FPUSA(フロンティア・パワー・USA)の発足前に実行された既存案件で、売上の約80%を占めます。この案件は8月4日の合弁会社の成立時にFPUSAへ拠出されました。売上の大半が単一案件に依存しているため、継続的な水準かどうかは慎重に見る必要があります。

一方で、構造的な変化の兆しもあります。受注残は新規4社・既存2社からの受注で過去最高となり、期末後には1億ドルの発注も入りました。粗利益率の改善は、生産量の増加と変換コストの低下が要因とされています。ただし、2つの工場を同時に立ち上げた影響による稼働率の低さは、なお重しです。懸念材料は、純損失の大きさと通期売上ガイダンスの上限引き下げです。

今後の見どころ

通期ガイダンスの修正は、生産ラインを1拠点(ソーン・ヒル)に集約する時期を見直したことを反映したものです。集約の進み方と、その効果としての粗利益率の改善が最初の確認点です。第2ラインは6月中旬に商業生産を開始し、第4四半期のフル稼働を目指しています。

もう一つは、受注残がどこまで売上に転換するかです。FPUSAは約16GWhの開発パイプラインを持ち、約2億6,300万ドルを調達しました。本文は、事業再編の実行や顧客のプロジェクト資金調達を含むリスクも挙げており、受注の履行ペースを継続して確認する必要があります。

出典

Eos Energy Enterprises Reports Second Quarter 2026 Financial Results

2025:Q3 2025/11/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+2.89%寄付 +6.33%
  • 5営業日+16.22%

イオス・エナジー(EOSE)の2025年度Q3決算サマリー

売上高と収益

  • 売上高: 3,051万ドル(前年同期比+3,471%、前四半期比+100%)
  • GAAP純損失: 6億4,139万ドル(主に公正価値調整による非現金損失)
  • 希薄化後EPS: ▲4.91ドル(前年同期▲1.77ドル)
  • 粗損失: ▲3,393万ドル(売上原価6,444万ドル)

営業費用と利益

  • 営業損失: 6,122万ドル(前年同期▲5,333万ドル)
  • 営業費用: 2,730万ドル(前年同期2,842万ドルから改善)
  • 研究開発費: 693万ドル(売上高の22.7%)
  • 販管費: 1,979万ドル

契約・受注(Bookings)

  • 戦略的契約: Frontier Powerと228MWh契約を締結
  • 大型供給契約: MN8 Energyと750MWhマスター供給契約を締結
  • 戦略的提携: Talen Energyとデータセンター・AI向けGWh級ストレージ開発で協業
  • 政府支援: ペンシルベニア州から製造拡張支援で2,400万ドルのインセンティブを獲得

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金同等物: 5,873万ドル(2024年末7,429万ドル)
  • 総資産: 3億2,821万ドル(2024年末2億6,032万ドル)
  • 9ヶ月間営業CF: ▲1億6,093万ドル(前年同期▲1億1,125万ドル)
  • Cerberus融資: 10月に4,300万ドルの最終受領完了

技術・事業ハイライト

  • 生産効率向上: 会社史上最高の四半期売上を達成
  • DawnOS™ローンチ: 独自バッテリー管理システム・ソフトウェアプラットフォームを発表
  • 運用実績: 3大電力会社でサイクル運転中、国防総省サイトでZ3技術が84.6%のラウンドトリップ効率を達成
  • 製造拡張: ペンシルベニア州での製造能力拡張とソフトウェアハブ開発を推進

2025年通期ガイダンス

  • 売上見通し: 1億5,000万〜1億6,000万ドル(予想レンジの下限を再確認)
  • 生産能力: 製造効率の継続的改善
  • 戦略的成長: 大型契約パイプラインの実行に注力

決算まとめ

2025年Q3は売上高が会社史上最高を記録し、前四半期比で倍増。大型戦略契約の獲得と技術プラットフォームの拡充により、長時間エネルギー貯蔵市場でのポジション強化が進展。非現金項目による大幅損失は財務諸表に影響したが、事業基盤は着実に拡大している。

出典(一次情報)

Eos Energy Q3 2025 Earnings Release, November 5, 2025

2025:Q2 2025/07/30 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-3.72%寄付 -7.60%
  • 5営業日+9.12%

イオス・エナジー(EOSE)の2025年度Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 売上高: 1,523万ドル(前年同期比+1,683%、前四半期比+45%)
  • GAAP純損失: 2億2,294万ドル(主に公正価値調整による非現金損失)
  • 希薄化後EPS: ▲1.05ドル(前年同期▲0.25ドル)
  • 粗損失: ▲3,100万ドル(売上原価4,623万ドル)

営業費用と利益

  • 営業損失: 6,384万ドル(前年同期▲2,903万ドル)
  • 営業費用: 3,284万ドル(前年同期2,818万ドルから増加)
  • 研究開発費: 720万ドル(売上高の47.3%)
  • 販管費: 2,564万ドル

契約・受注(Bookings)

  • Z3プロジェクト: 7件が設置・試運転中
  • Cerberus目標: 16項目中15項目を達成、残り1項目は2025年7月31日まで延長
  • プエルトリコ契約: Trip Venturesと400MWhプロジェクトでMOU締結
  • 英国市場: Frontier Powerと5GWhのMOU締結(Cap & Floorスキーム向け)

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金同等物: 4,058万ドル(2024年末7,429万ドル)
  • 総資産: 2億4,832万ドル(2024年末2億6,032万ドル)
  • 6ヶ月間営業CF: ▲9,533万ドル(前年同期▲6,927万ドル)
  • 製造セル完成: 最初の端末サブアセンブリ製造セルでサイト受け入れテスト完了

技術・事業ハイライト

  • 生産開始: 生産部品の製造を開始
  • フロリダ契約: 大手規制対象ユーティリティから学校向けマイクログリッド受注
  • 製造効率: Z3システムの生産効率が継続的に改善
  • 品質向上: システム信頼性とパフォーマンスの向上を実現

2025年通期ガイダンス

  • 売上見通し: 1億5,000万〜1億9,000万ドル(レンジを維持)
  • 製造能力: 年末までに250MWh体制構築を継続
  • 受注拡大: 商業パイプラインの着実な実行

決算まとめ

2025年Q2は売上高が前年同期比17倍の大幅成長を達成。製造セルの完成と生産開始により、本格的な商業化フェーズに移行。大型プロジェクトのパイプライン拡充と国際市場展開が順調に進展している。

出典(一次情報)

Eos Energy Q2 2025 Earnings Release, July 30, 2025

2025:Q1 2025/05/06 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+32.34%寄付 +6.35%
  • 5営業日+34.92%

イオス・エナジー(EOSE)の2025年度Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 売上高: 1,050万ドル(前年同期比+1,250%、会社史上最高の四半期売上)
  • GAAP純損失: 9,513万ドル(前年同期▲7,580万ドル)
  • 希薄化後EPS: ▲0.43ドル(前年同期▲0.36ドル)
  • 粗損失: ▲2,180万ドル(売上原価3,230万ドル)

営業費用と利益

  • 営業損失: 5,630万ドル(前年同期▲4,698万ドル)
  • 営業費用: 3,450万ドル(前年同期2,882万ドルから増加)
  • 研究開発費: 650万ドル(売上高の61.9%)
  • 販管費: 2,800万ドル

契約・受注(Bookings)

  • Z3プロジェクト: 複数のプロジェクトが設置・試運転段階
  • Cerberus融資: パフォーマンス目標の大部分を達成
  • 製造進展: 生産部品の製造開始に向けた準備完了
  • 顧客基盤拡大: 新規顧客との契約締結が進展

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金同等物: 6,033万ドル(2024年末7,429万ドル)
  • 総資産: 2億4,471万ドル(2024年末2億6,032万ドル)
  • 3ヶ月間営業CF: ▲6,460万ドル(前年同期▲4,025万ドル)
  • 設備投資: 製造能力拡張への継続投資

技術・事業ハイライト

  • 製造準備完了: 端末サブアセンブリ製造セルの準備が最終段階
  • 技術検証: Z3システムの性能と信頼性が実証段階で確認
  • 市場拡大: 複数の地域市場での展開準備が進行
  • 品質管理: 生産プロセスの標準化と品質向上を実現

2025年通期ガイダンス

  • 売上見通し: 1億5,000万〜1億9,000万ドル(前年比+1,400%以上)
  • 製造能力: 年末までに250MWh体制構築
  • 商業化加速: 下半期の大幅な売上成長を予想

決算まとめ

2025年Q1は売上高が会社史上最高を記録し、前年同期比13倍超の大幅成長を達成。製造ライン構築への投資により一時的に損失が拡大したが、本格的な商業化に向けた基盤整備が完了に近づいている。

出典(一次情報)

Eos Energy Q1 2025 Earnings Release, May 6, 2025

これより前の決算を表示(1期分)

2024:Q4 2025/03/04 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+26.14%寄付 +6.60%
  • 5営業日+0.25%

EOSE 2024年Q4決算:売上高は730万ドル、純損失は2.68億ドルに膨らんだ

本決算のポイント

イオス・エナジーの2024年第4四半期(10〜12月)は、売上高が730万ドルで、前年同期比10%増、前四半期比では749%増となった。売上総損失は2,350万ドルで前年同期並み。純損失は2.68億ドル(前年同期は4,121万ドル)で、会社は12月末の株価上昇に伴う公正価値の評価替え(非現金項目)が主因と説明している。

調整後EBITDA(non-GAAP)はマイナス4,460万ドルで、前年同期のマイナス3,720万ドルから損失が拡大した。1株当たり純損失は2.20ドル(前年同期は0.25ドル)、調整後では1.22ドルだった。

通期(2024年1〜12月)の売上高は1,561万ドル(前期は1,638万ドル)で、会社が引き下げた2024年のガイダンスに沿った水準。2025年通期の売上高ガイダンスは1.5億〜1.9億ドルで据え置かれた。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 730万ドル(前年同期比10%増、前四半期比749%増)
  • 受注残高: 6.82億ドル(前四半期比16%増、2023年12月末比28%増)
  • 調整後EBITDA(non-GAAP): マイナス4,460万ドル(前年同期はマイナス3,720万ドル)
  • 現金(制限付き現金を含む): 1.03億ドル(2024年12月末)

重要なインサイト

2025年通期のガイダンスは、2024年通期の売上1,561万ドルに対して大きな伸びを前提としている。足元の売上規模と受注残高6.82億ドルの差が大きく、受注の売上化が焦点になる。商業機会のパイプラインは144億ドル(9%増)と記載されている。

営業費用は2,820万ドルで前年同期比52%増。うち45%が非現金項目で、PP&Eの除却や株式報酬が含まれる。通期の純損失は6.86億ドル、調整後EBITDAはマイナス1.57億ドル、1株当たり純損失は4.55ドルだった。損失の大部分は公正価値の評価替えによる非現金項目だが、売上総損失は通期で8,330万ドルと前期から13%拡大している。

今後の見どころ

資金面では、サーベラスの2.105億ドルのデイレイドタームローンを最後の4,050万ドルの確保で全額手当てし、米エネルギー省融資プログラム事務所が保証する3.035億ドルの融資を成立させて、初回の資金6,830万ドルを確保した。資金調達の進捗と、売上総損失の改善が確認点になる。

生産面では、第1ラインの能力を年1.25GWhから2GWhに拡張する計画で、サブアセンブリの自動化は第2四半期から第3四半期初めに全面導入を見込む。第2工場の候補地選定も進んでいる。

出典

Eos Energy Enterprises Meets 2024 Revised Revenue Guidance and Reports Fourth Quarter & Full-Year 2024 Financial Results; Reaffirms 2025 Revenue Guidance