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【TEM】テンパスAIの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/07/30 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-0.95%寄付 +4.40%
  • 5営業日+4.13%

TEM 2026年Q2決算:オンコロジー・データ両輪が加速、有価証券の評価益でGAAP純利益を計上

本決算のポイント

Tempusの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比22%増の3.825億ドルとなり、GAAP純利益が560万ドルの黒字に転換した四半期だった。前年同期は4280万ドルの純損失だったことを踏まえると、収益性の面で明確な変化が見えた決算と言える。

牽引役はDiagnostics(診断)とData and Applications(データ・アプリケーション)の両セグメントで、Diagnosticsは前年同期比20%増の2.893億ドル、うちオンコロジー(腫瘍領域)の検査数量は31%増と前四半期の28%増から加速した。Data and ApplicationsはInsights(データライセンス)が36%増と牽引し、全体で28%増の9315万ドルとなった。Adjusted EBITDAも804万ドルとプラス圏に浮上し、前年同期の558万ドルの赤字から大きく改善している。

会社は通期売上ガイダンスを15.95億〜16.05億ドル(前年比約25%成長)へ改定し、通期Adjusted EBITDAも約6500万ドルを見込むとした。この見通しには、7月20日に発表したPersonalis買収の影響は織り込まれていない。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3.825億ドル(前年同期比22%増)
  • オンコロジー検査数量: 前年同期比31%増(前四半期の28%増から加速)
  • Data and Applications(Insights)売上: 前年同期比28%増(Insightsは36%増)
  • Adjusted EBITDA: 804万ドル(前年同期は558万ドルの赤字)

重要なインサイト

今回最も注目すべきは、GAAP純利益がプラスに転じたことだが、その内訳には一時的な要因が多く含まれている点には留意が必要だ。純利益560万ドルには、5560万ドルの株式報酬関連費用に加え、有価証券の未実現評価益9850万ドルが含まれており、営業損失自体は7590万ドルと前年同期の6180万ドルから拡大している。つまり営業実態としての黒字化ではなく、評価益や税効果が押し上げた面が大きい。

一方で、Adjusted EBITDAがプラス転換したことは構造的な改善のシグナルと捉えられる。オンコロジーとデータライセンスという主力2事業がともに加速しており、MRD(微小残存病変)検査数量も前四半期の6500件から9000件へと大きく伸びた。約2億ドル規模の新規データ・アプリケーションライセンスを獲得したことも、事業の広がりを裏付ける材料だ。

ローライトとしては、4600万ドルの転換社債発行に伴い1160万ドルの債務消却損を計上している点、また営業キャッシュフローが6ヶ月累計で8080万ドルのマイナスである点は留意すべきだろう。

今後の見どころ

最大の注目点は、7月20日に発表したPersonalis買収の完了時期と、それに伴う財務影響だ。買収は2026年第4四半期末から2027年初頭の完了を見込んでおり、現行ガイダンスにはその影響が含まれていないため、完了後にガイダンスがどう修正されるかが焦点となる。

また、FDAが承認したxT Tumor Onlyアッセイが今後ADLT価格体系へ移行することで、診断事業の収益性にどう影響するかも確認したいポイントだ。オンコロジー数量とMRD検査の伸びが持続するかどうかも、次四半期以降の成長ドライバーとして注視される。

出典

Tempus Reports Second Quarter 2026 Results

2026:Q1 2026/05/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-1.05%寄付 -6.01%
  • 5営業日-13.17%

TEM 2026年Q1決算:売上36.1%増、調整後EBITDAは赤字ながら縮小し通期売上ガイダンスを引き上げ

本決算のポイント

テンパスAIの2026年Q1の売上高は3億4,810万ドルで、前年同期比36.1%増でした。Ambryの買収は2025年2月に完了しており、前年同期との比較にも含まれるため、2025年Q3・Q4の8割台の増収からは伸び率が下がっています。粗利益は2億2,200万ドル(同43.1%増)、粗利益率は63.8%(前年同期は60.7%)でした。

利益面では、調整後EBITDAが280万ドルの赤字でした。前年同期は1,620万ドルの赤字、2025年Q4は1,290万ドルの黒字でした。純損失は1億2,590万ドルで、株式報酬費用と関連する給与税5,630万ドル、市場性有価証券の未実現損失3,230万ドルを含みます(前年同期の純損失は6,800万ドル)。調整後では前年から赤字が縮小した一方、GAAPの純損失は拡大しています。

通期の売上ガイダンスは15億9,000万〜16億ドル(約25%増)に引き上げられ、調整後EBITDAは約6,500万ドルを据え置きました。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3億4,810万ドル(前年同期比36.1%増)。Diagnosticsは2億6,110万ドル(同34.7%増)、Data and Applicationsは8,700万ドル(同40.5%増)
  • 粗利益: 2億2,200万ドル(同43.1%増)。粗利益率63.8%。Diagnosticsは61.3%、Data and Applicationsは71.1%
  • 検査数・MRD: Oncologyの検査数は28%増。MRD検査は約6,500件で、前年同期比約500%増
  • 調整後EBITDA: 280万ドルの赤字(前年同期は1,620万ドルの赤字)。現金および市場性有価証券は6億4,380万ドル

投資家目線のインサイト

増収率は鈍化しましたが、内訳はデータ事業の伸びが目立ちます。Data and Applicationsの売上は40.5%増で、Insights(データ提供とモデリング)は44.1%増です。粗利益の増加は、この部門が牽引したと会社は説明しています。Diagnosticsでは、Oncologyの検査数が28%増と堅調です。Hereditaryの検査数54%増は、Ambryの前年買収前の検査数を考慮すると7%増にとどまります。

一方で、収益面には注意点があります。純損失の拡大は、株式報酬費用や有価証券の未実現損失といった項目が大きく影響しています。データ事業の粗利益率は71.1%と、前年同期の74.6%から低下しました。赤字の縮小は調整後ベースの話であり、GAAPの損失水準とは分けて見る必要があります。営業キャッシュフローは7,330万ドルのマイナス(前年同期は1億560万ドルのマイナス)で、期末の現金および市場性有価証券は6億4,380万ドルでした。

今後の見どころ

まず、調整後EBITDAが通期で約6,500万ドルに届く道筋が見えるかが焦点です。Q1は280万ドルの赤字でしたので、2026年の残りの四半期にどこまで黒字幅が拡大するかを見たい点です。通期売上ガイダンスは引き上げられました。

次に、MRDなどの成長分野の拡大と、キャッシュの推移です。会社は2026年5月29日に初のInvestor Dayを予定しており、事業の中長期の方向性が示される見込みです。

出典

Tempus Reports First Quarter 2026 Results

2025:Q4 2026/02/24 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-7.32%寄付 -1.50%
  • 5営業日-11.30%

TEM 2025年Q4決算:売上83.0%増で通期は調整後EBITDAの赤字が縮小、2026年は約25%増収を計画

TEMの決算ハイライト

テンパスAIの2025年Q4の売上高は3億6,720万ドルで、前年同期比83.0%増でした。Ambryを除いたオーガニック成長率は33.5%です。粗利益は2億3,770万ドル(同94.7%増)、粗利益率は64.7%(前年同期は60.8%)でした。

利益面では、Q4の調整後EBITDAが1,290万ドルの黒字で、前年同期の780万ドルの赤字、Q3の150万ドルの黒字から改善しました。純損失は5,420万ドルで、前年同期は1,300万ドル、Q3は8,000万ドルの損失でした。調整後ベースでは黒字を拡大した一方、GAAPでは赤字が続いています。

通期(2025年12月期)の売上高は約12億7,200万ドル(前年比83.4%増)、調整後EBITDAは740万ドルの赤字でした(前期の1億470万ドルの赤字から縮小)。2026年は売上ガイダンスを約15億9,000万ドル(約25%増)、調整後EBITDAを約6,500万ドルとしています。通期でも黒字化する計画が示されました。

抑えておくべきKPI

  • 売上高(Q4): 3億6,720万ドル(前年同期比83.0%増)。Diagnosticsは2億6,690万ドル(同121.6%増)、Data and Applicationsは1億40万ドル(同25.1%増)
  • 粗利益率(Q4): 64.7%(前年同期は60.8%)。調整後EBITDAは1,290万ドル
  • 検査数・MRD: Oncologyの検査数は29%増、Hereditaryは23%増。MRD検査は約4,700件で、前四半期比56%増
  • 契約残高・リテンション(通期末): 残存契約総額(TCV)は11億ドル超、Net Revenue Retentionは126%。現金および市場性有価証券は7億5,970万ドル

インサイト

Q4の売上の伸びは、Ambry買収の寄与を含みます。買収を除いたオーガニック成長率は33.5%で、Oncology・Hereditaryとも検査数の増加が続いています。Data and ApplicationsのInsightsは、前年Q4のAstraZeneca社のワラントの影響を除くと69.5%増で、データ事業の伸びが加速しています。

通期で見ると、調整後EBITDAの赤字は大きく縮小しました。ただし、買収したPaige AIとOneOmeの費用を含めたうえでの数字です。純損失は通期で2億4,500万ドルで、株式報酬費用と関連する給与税1億3,630万ドルを含みます。黒字転換はあくまで調整後ベースであり、GAAPの損失は残っています。

2026年の売上ガイダンスは約25%増で、2025年の83.4%増からは成長率が大きく下がります。今後はオーガニックな成長力が評価の中心になります。

今後の見どころ

最初に確認したいのは、2026年の調整後EBITDA約6,500万ドルへの進捗です。Q4の1,290万ドルがどこまで積み上がるかが、計画の現実味を測る材料になります。

次に、Diagnosticsの検査数の伸びと、MRDやInsightsといった成長分野の拡大です。TCV11億ドル超とNet Revenue Retention126%は、データ事業の先行きを占う指標です。買収の統合と費用の動きも、赤字の縮小に影響します。

出典

Tempus Reports Fourth Quarter and Full Year 2025 Results

2025:Q3 2025/11/04 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-2.64%寄付 -2.67%
  • 5営業日-15.30%

TEM 2025年Q3決算:売上84.7%増、調整後EBITDAが黒字に転換し通期売上ガイダンスを引き上げ

TEMの決算ハイライト

テンパスAIの2025年Q3の売上高は3億3,420万ドルで、前年同期比84.7%増でした。粗利益は2億990万ドル(同98.4%増)で、粗利益率は62.8%です(前年同期は58.5%)。売上の伸びに合わせて利益率も改善しています。

利益面では、調整後EBITDAが150万ドルの黒字になりました。前年同期は2,180万ドルの赤字です。ただし純損失は8,000万ドル(前年同期は7,580万ドルの損失)で、株式報酬費用と関連する給与税3,500万ドル、Ambry買収に伴う無形資産の償却増、一度限りの債務消滅損1,200万ドルを含みます。調整後ベースでは黒字化したものの、GAAPの純損失は拡大しています。

通期の売上ガイダンスは約12億6,500万ドル(前年比約80%増)に引き上げられました。Paigeの買収で四半期あたり約500万ドルの損失増を見込む一方、Q4の調整後EBITDAは約2,000万ドルを見込み、通期でも調整後EBITDAはわずかな黒字となる見通しです。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3億3,420万ドル(前年同期比84.7%増)
  • 部門別売上: Genomicsは2億5,290万ドル(同117.2%増)、Data and servicesは8,130万ドル(同26.1%増)。Data and servicesの中心であるInsights(データ提供)は同37.6%増
  • 臨床検査数: 21.7万件(同33%増)。Oncology(がん)の検査数は27%増、Hereditary(遺伝性疾患)は37%増
  • 調整後EBITDA: 150万ドル(前年同期は2,180万ドルの赤字)。現金および市場性有価証券は7億6,430万ドル

投資家目線のインサイト

今回の売上急増の大きな要因は、Ambryの買収です。Hereditary(Ambry)の売上は1億260万ドルで、買収を織り込んだ比較(プロフォーマ)の伸びは32.8%増でした。買収を除いた実力値は、Oncologyの売上31.7%増と検査数27%増に表れています。検査数と売上がともに伸びており、単価だけに頼った成長ではありません。

収益構造では、調整後EBITDAの黒字化が節目です。CEOは、事業への再投資のペースを落としても成長を維持できたことを強調しています。一方でData and servicesの粗利益率は68.5%と前年同期の76.8%から下がっており、懸念材料は利益率の低下です。純損失の拡大や、9カ月累計の営業キャッシュフローが1億8,130万ドルのマイナスである点も、黒字化の持続性を見る上で注意が必要です。

今後の見どころ

まず、Q4の調整後EBITDA約2,000万ドルを達成できるかが焦点です。会社はPaigeの買収で四半期約500万ドルの損失増を見込んだうえで、この水準を示しています。

次に、買収後の事業統合の進み具合です。Oncologyの検査数の伸びが加速しているか、Insightsの成長が続くかも確認したい項目です。債務消滅損のような一時要因を除いたGAAPベースの損失が縮小に向かうかも、あわせて見ていく必要があります。

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Tempus Reports Third Quarter 2025 Results

これより前の決算を表示(4期分)

2025:Q2 2025/08/08 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+3.63%寄付 +9.30%
  • 5営業日+21.88%

テンパスAI(TEM)の2025年Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 年間売上高: 約12.6億ドル(2025年通期見通し)
  • GAAP純利益: ▲4,284万ドル(前年同期は▲5億5,221万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): ▲3,733万ドル
  • 調整後EBITDA: ▲558万ドル(前年同期は▲3,118万ドル)
  • その他指標: Genomics事業売上+115%、Data & Services売上+36%、粗利益+158%

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 2億5,681万ドル
  • Non-GAAP営業費用: 2億1,456万ドル
  • 調整後純損失: ▲3,733万ドル(前年同期比 約28%改善)

契約と受注(Bookings)

  • 年間受注高: 非開示(参考:契約残高 TCVは引き続き拡大)
  • 第2四半期受注: 非開示
  • 契約顧客数: 非開示(ただし、40M超の臨床データ接続実績あり)
  • 大口顧客構成: Insights(データライセンス)収益+41%、リテンション率向上傾向

キャッシュと財務状況

  • 現金残高(年末): 2億9,300万ドル(Marketable securities含む)
  • 借入・返済などの動き: 転換社債7.5億ドル(利率0.75%)発行により財務柔軟性拡大
  • 自由キャッシュフロー(FCF): 非開示だが営業キャッシュフロー▲6,146万ドルと改善傾向

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果:

NGS検査件数21.2万件超(+30%成長)
新液体生検xM™を導入(免疫治療のリアルタイムモニタリング用)
– パートナーシップや採用事例:

Personalis社との提携を拡大(大腸がんのMRD検出に対応)
– 市場でのポジション:

AI臨床支援領域におけるリーダー企業
次世代オンコロジー向け基盤モデルの開発進行中

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 売上見通し: 12.6億ドル(前年比+82%)
  • EBITDA見通し: プラス500万ドル(前年▲1.05億ドルから大幅改善)
  • その他の注目点:

Genomicsとデータ事業両輪の強化で収益性改善
公開直後の転換社債により財務基盤を安定化

テンパスAIは、急成長するゲノミクスおよび医療AI分野において、強力なプロダクトと臨床データ基盤を活かし、売上急拡大と赤字縮小を両立している。営業損失や純損失は依然あるが、調整後EBITDAは急改善し黒字化目前。2025年通期での黒字転換は視野に入りつつあり、中長期でのAIヘルスケア銘柄としてのポテンシャルが非常に高い四半期であった。

2025:Q1 2025/05/06 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+2.15%寄付 +5.47%
  • 5営業日+6.71%

テンパスAI(TEM)の2025年Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 2億5,573.7万ドル(前年比+75.4%)
  • GAAP純損失: ▲6,803.7万ドル(前年同期:▲6,474.3万ドル)
  • Non-GAAP純損失: ▲4,156.1万ドル(前年同期:▲6,532.2万ドル)
  • 調整後EBITDA: ▲1,617.4万ドル(前年同期:▲4,392.6万ドル)
  • 粗利益: 1億5,520.3万ドル(前年比+99.8%)
  • 総粗利益率: 60.7%(Non-GAAPでは61.4%)

営業費用と利益

  • 研究開発関連費用:

技術研究開発:3,339.1万ドル(Non-GAAPでは2,981.1万ドル)
その他R&D:3,587.4万ドル(Non-GAAPでは3,371.6万ドル)
– 販管費(SG&A): 1億5,462.7万ドル(Non-GAAPでは1億1,919.0万ドル)
– 営業損失(GAAP): ▲6,868.9万ドル(前年同期:▲5,327.4万ドル)
– Non-GAAP営業損失: ▲2,577.7万ドル(前年同期:▲5,327.4万ドル)

契約と受注(Bookings)

  • 戦略的契約:

アストラゼネカおよびPathosと複数年契約(3年間で2億ドル)
Illuminaと共同でゲノムAI開発
Deep 6 AIを買収し、臨床試験支援技術を強化
– オンコロジー検査: 1億1,900万ドル(+31%)、検査数+20%
– 遺伝性検査: 6,350万ドル(+23%)
– データ・サービス収益: 6,193.3万ドル(+43.2%、うちInsightsは+58%)

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金等価物: 1億5,160万ドル(前年末:3億4,095.4万ドル)
  • 営業キャッシュフロー: ▲1億0,562.4万ドル(前年同期:▲1億0,137.8万ドル)
  • 投資キャッシュフロー: ▲3億7,581.8万ドル(Ambry買収含む)
  • 財務キャッシュフロー: +2億9,304.2万ドル(長期債務等による)
  • 総資産: 15億4,313.7万ドル(前年末:9億2,611.6万ドル)
  • 株主資本: 3億2,619.4万ドル(前年末:5,633.9万ドル)

技術・事業ハイライト

  • Ambry Geneticsの買収完了(遺伝性疾患検査でのシェア強化)
  • Deep 6 AIの買収で臨床研究領域拡大
  • “olivia” AIヘルスコンシェルジュを米国で正式展開
  • xT CDx検査を全国展開(ADLT価格 $4,500で承認済み)

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 通期売上見通し: 12億5,000万ドル(前年比+80%、上方修正)
  • 通期調整後EBITDA見通し: プラス500万ドル(前年比で約1億1,000万ドル改善)
  • 今後の成長源:

Genomics検査の普及
データ提供(Insights)の拡張
製薬会社との共同AIモデル開発(特にオンコロジー分野)

テンパスAIは、AIとマルチモーダルデータで精密医療を推進する企業として、急成長を続けている。売上成長率は+75%、粗利益率も61%以上と高水準。戦略的買収・提携によって、診断から創薬支援まで横断的なビジネスモデルを構築しており、2025年には黒字化達成も視野に入る。
AI医療分野の成長銘柄として、中長期で注目される決算内容となっている。

2024:Q4 2025/02/24 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-15.05%寄付 -15.93%
  • 5営業日-26.79%

テンパスAI(TEM)の2024年通期決算サマリー

売上高と収益

  • 年間売上高: 6億9,340万ドル(前年比+30.4%)

ゲノミクス売上:4億5,170万ドル(前年比+24.4%)
データ&サービス売上:2億4,160万ドル(前年比+43.2%)
– GAAP純損失: ▲7億580.9万ドル(前年:▲2億1,411.8万ドル)
– Non-GAAP純損失: ▲1億8,901.5万ドル
– 調整後EBITDA: ▲1億470.7万ドル(前年:▲1億5,422.2万ドル)
– 粗利益(GAAP): 3億8,110万ドル(前年比+33.2%)
– 粗利益率(Non-GAAP): 58.3%(前年:53.8%)

営業費用と利益

  • 研究開発費(Tech R&D + R&D合算): 3億1,700万ドル(前年:1億8,540万ドル)
  • 販管費(SG&A): 7億5,530万ドル(前年:2億9,676万ドル)
  • 営業損失: ▲6億9,108.2万ドル(前年:▲1億9,608.3万ドル)

キャッシュと財務状況

  • 現金および現金等価物: 3億4,095万ドル(前年末:1億6,577万ドル)
  • 営業キャッシュフロー: ▲1億8,905万ドル(前年:▲2億1,433万ドル)
  • 設備投資: 2,212万ドル
  • 資金調達: IPOにより約3億8,200万ドルを調達
  • 自己資本: 5,634万ドル(前年は▲13億8,216万ドルの欠損から大幅改善)

契約と受注(Bookings)

  • 契約残高(TCV): 9億4,000万ドル(前年比+140%)
  • 主な提携・契約:

Ambry Genetics買収を完了(2025年2月3日)
xT CDx検査(FDA承認済)を全国展開開始、1件あたり4,500ドルで保険償還
CMS承認によりECG-AFアルゴリズムがMedicare償還対象に(1件138ドル)

技術・事業ハイライト

  • “olivia” AIコンシェルジュ正式展開(臨床現場でのAI導入)
  • 医療機関連携数: 約3,000プロバイダーと接続
  • Blue Cross、Blue Shield、Avalonと保険ネットワーク契約を締結
  • Deep 6 AI、Ambryなど戦略的買収により医療データとAI技術を強化

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 通期売上見通し: 12億4,000万ドル(前年比+79%)
  • 調整後EBITDA見通し: プラス500万ドル(黒字化予想)

テンパスAIは、2024年を通じて売上と粗利の大幅な成長を実現しつつ、Ambryの買収やxT CDxの承認など商業展開の基盤強化に注力。営業赤字・純損失は大きいが、株式報酬を除いたベースでは大幅に改善しており、2025年には黒字化が見込まれる内容となっている。医療×AI分野におけるデータ基盤と診断支援技術の広がりから、今後の継続成長と収益性向上が期待される。

2024:Q3 2024/11/04 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-10.10%寄付 -1.41%
  • 5営業日+56.81%

テンパスAI(TEM)の2024年のQ3決算サマリー

売上高と収益

  • 総売上高:1億8,090万ドル(前年同期比33.0%増)
  • ゲノミクス部門売上:1億1,642万ドル(前年同期比20.3%増)
  • データおよびサービス部門売上:6,450万ドル(前年同期比64.4%増)

データライセンス収益(Insights):前年同期比86.6%増

利益

  • GAAP純損失:7,584万ドル(前年同期比赤字幅拡大)

内訳:株式報酬費用および関連税負担 2,220万ドルを含む
– 調整後EBITDA:-2,184万ドル(前年同期比改善)

キャッシュフロー

  • 営業キャッシュフロー:1億1,500万ドル
  • フリーキャッシュフロー:約1億2500万ドル
  • 現金および市場性証券:4億6,630万ドル

重要な事業展開

  1. Ambry Geneticsの買収発表

遺伝子検査大手であるAmbry Geneticsを6億ドルで買収
遺伝性疾患およびがんスクリーニング市場への進出を強化
2024年に3億ドル超の売上と4,000万ドルのEBITDAを生み出すと予想
2. BioNTechとの提携

TCRデータを活用した次世代がん治療の共同研究を推進
3. Merckとの契約延長

Merck EMDとの3年間の戦略的提携を更新
4. AI技術の導入

患者向けアプリ「Olivia」のβ版リリース
医療データの整理・管理を支援するAIプラットフォームを展開

将来ガイダンス

  • 2024年通期売上見通し:7億ドル(前年比32%増)
  • 調整後EBITDA:-1億500万ドル(前年比5,000万ドル改善)
  • 2025年の成長戦略

買収したAmbry Geneticsの統合による売上・利益の向上
バイオ医薬品企業向けAI活用プラットフォームの拡大
新規提携の強化による医療データビジネスの拡大

テンパスAIは、AI技術を活用した精密医療のリーダー企業として、着実な成長を続けている。特に、Ambry Geneticsの買収を通じて遺伝子検査市場に進出し、データおよびサービス事業の拡大が期待される。
BioNTechやMerckなどの主要企業との提携を強化し、2025年以降の成長加速が見込まれる。