PR

【CLSK】クリーンスパークの決算まとめ|2026年Q3

最新 2026:Q3 引け後

2026:Q3 2026/08/06 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-3.53%寄付 +9.57%
  • 5営業日-9.65%

CLSK 2026年Q3決算:売上高は前年同期比30.5%減、ビットコイン価格下落が響くも大型データセンター賃貸契約で収益多角化に一歩

CLSKの決算ハイライト

CleanSparkの2026年度第3四半期は、売上高が1.38億ドルと前年同期の1.986億ドルから30.5%減少し、ビットコインマイニング事業の厳しい採算環境が数字に表れた四半期となった。純損益は2.398億ドルの損失(1株当たり0.89ドルの損失)で、前年同期の2.574億ドルの純利益(1株当たり0.90ドル)から大きく反転している。

損益悪化の主因はビットコインの公正価値評価損1.163億ドルで、前年同期は逆にビットコイン価格上昇による2.687億ドルの評価益が計上されていた点が対照的だ。調整後EBITDAは1.13億ドルの損失となり、前年同期の3.777億ドルの利益から大きく落ち込んでいる。

一方で会社は、Sandersvilleにおいて高格付けテナントとの20年契約・総額66億ドルというトリプルネットリース契約を締結し、データセンター開発事業者としての多角化戦略を前進させた。同プロジェクトに必要な長納期機材の発注・前払いを完了し、想定されるエクイティ部分の資金調達も完了済みとしている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 1.38億ドル(前年同期の1.986億ドルから30.5%減)
  • 純損益: 2.398億ドルの損失(前年同期は2.574億ドルの純利益)
  • 調整後EBITDA: 1.13億ドルの損失(前年同期は3.777億ドルの利益)
  • 現金及び現金同等物: 2.026億ドル(2025年9月30日時点の4297万ドルから大幅増)
  • ビットコイン保有総額(HODL): 8.149億ドル(現在・非現在および担保として保有中のものを含む)

投資家目線のインサイト

今回の損失拡大は、ビットコイン価格の変動を四半期ごとに公正価値で評価する会計方針に起因する部分が大きく、事業運営そのものの急激な悪化とは分けて見る必要がある。前年同期は同じ会計処理で評価益が出ていたため、比較上のギャップが際立って見える構造だ。

ただし調整後EBITDAも損失に転じており、マイニング事業単体の採算性が悪化していることも事実だ。CFOのGary Vecchiarelli氏も「現在のビットコインマイニング経済性は厳しい」と明言しており、同社自身がマイニング単独モデルからの脱却を急ぐ理由がここにある

Sandersvilleの66億ドル規模の長期リース契約は、ビットコイン価格に左右されない安定的なキャッシュフローを取り込む動きとして重要だ。長納期機材の前払いとエクイティ資金の確保が完了している点は、プロジェクト実行リスクを事前に減らす動きとして評価できる要素と言える。

今後の見どころ

今後は、Sandersvilleプロジェクトの建設進捗とRFS(Ready-For-Service)達成時期が、データセンター事業への転換が絵に描いた餅で終わらないかを判断する最初の試金石になる。長期リース契約による収益化がいつ財務諸表に反映され始めるかを注視したい。

同時に、既存のビットコインマイニング資産の商業化(データセンターやHPC用途への転用など)がどこまで進むかも重要な論点だ。会社は「希少でグリッド接続された電力資産」という強みを繰り返し強調しており、その電力資産をどう収益化パスに変換していくかが次の四半期以降の注目点となる。

出典

CleanSpark Reports Third Fiscal Quarter 2026 Results

2026:Q2 2026/05/11 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-5.80%寄付 -8.01%
  • 5営業日-6.01%

CLSK 2026年Q2決算:ビットコイン評価損が響き最終赤字3.8億ドル、成長投資は継続

本決算のポイント

CleanSparkの2026年度第2四半期は、売上高が1.36億ドルと前年同期の1.82億ドルから25%減少し、ビットコインマイニング収益の伸び悩みが目立つ内容となった。

最終損益はさらに厳しく、純損失が3.78億ドル(1株当たり1.52ドルの損失)に拡大し、前年同期の1.39億ドルの損失から大きく悪化した。主因はビットコインの公正価値評価損2.24億ドルと、ビットコイン担保に絡む損失0.39億ドルという非現金項目の膨張で、調整後EBITDAも前年同期のマイナス0.58億ドルからマイナス2.41億ドルへと悪化している。

一方で会社は成長投資を止めておらず、ERCOT承認済みの300MW追加やジョージア州でのリース進展、サンダーズビルの新拠点開発など、AI/HPC領域への布石を四半期を通じて着実に積み重ねた格好だ。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 1.36億ドル(前年同期1.82億ドルから25%減)
  • 純損失: 3.78億ドル、1株当たり1.52ドルの損失(前年同期は1.39億ドルの損失)
  • 調整後EBITDA: マイナス2.41億ドル(前年同期はマイナス0.58億ドル)
  • 現金: 2.60億ドル(2025年9月末の430万ドルから大幅増)、ビットコイン保有総額9.25億ドル

投資家目線のインサイト

今回の赤字拡大は、事業そのものの悪化というよりビットコイン価格変動に伴う会計上の評価損が主因である点に注意したい。ビットコインの公正価値評価損とビットコイン担保関連損失を合わせると2.6億ドル超に達し、純損失の大部分を占めている。マイニング事業自体のコストは売上比で見ても大きく崩れておらず、キャッシュベースでの事業運営には引き続き規律が保たれている印象だ。

バランスシート面では、長期債務が6.4億ドルから17.9億ドルへと大幅に増加した一方、現金は430万ドルから2.6億ドルへと大きく積み上がり、資金調達を積極化させながら流動性を厚くする戦略が読み取れる。株主資本は21.8億ドルから9.9億ドルへと大きく減少しており、評価損計上とトレジャリーストック(自己株式)取得の影響が重なった格好だ。

会社側は「バランスシートは競争優位の中核」とコメントしているが、希薄化や評価損リスクを抱えながらAI/HPCシフトを進める過渡期特有の財務体質が今回の数字に色濃く反映されていると言える。

今後の見どころ

次の四半期以降は、ERCOT承認済みの585MWやジョージア州のリース契約が実際の収益化にどこまで結びつくかが最大の注目点になる。会社は「マイニング資産のAI/HPC転用の商業化」を明言しており、その進捗が株価評価の軸になりそうだ。

またビットコイン価格の変動が引き続き損益を大きく左右する構造は変わらないため、保有ビットコインの評価動向と、それに紐づく担保関連の損益変化を四半期ごとに追いかける必要がある。長期債務の増加ペースと資本配分の優先順位も、成長投資の持続性を測る鍵となる。

出典

CleanSpark Reports Second Fiscal Quarter 2026 Results

2023:Q4

クリーンスパーク(CLSK)の2023年度の決算サマリー

クリーンスパーク(CLSK.)の2023年度の財務結果に関する重要なポイント。

財務ハイライト(2023年度)

  • 売上の増加

年間売上は$168.4百万で、前年度の$131.5百万から28%増加。
純損失の増加

純損失は$136.6百万で、前年度の$57.3百万から138%増加。
調整後EBITDAの減少

調整後EBITDAは$25.0百万で、前年度の$56.1百万から55%減少。
バランスシートのハイライト(2023年9月30日時点)

現金: $29百万
ビットコイン: $56百万
現在資産合計: $102百万
採掘資産合計(前払金額と展開済みマイナーを含む、累積減価償却後): $485百万
総資産: $762百万
負債と株主資本

現在負債: $74百万
総負債: $84百万
株主資本合計: $677百万
現金とビットコインの保有

2023年9月30日時点で、現金とビットコインの合計保有額は$85百万、負債は$16百万。
2023年11月30日時点で、現金とビットコインの合計保有額は約$168百万、負債は$14.8百万。

投資家としての注目ポイント

  • 売上の成長:売上の増加は、ビジネスの拡大と市場でのポジショニングを示している。
  • 純損失の増加:損失の増加は、投資や運営コストの増加を示唆しており、将来の収益性に影響を与える可能性がある。
  • 資産と負債のバランス:総資産と株主資本の増加は、会社の財務的な健全性を示すが、純損失の増加と組み合わせると、将来の財務戦略に関する懸念が生じる可能性がある。
  • ビットコインの価格変動:ビットコインの保有量とその価値は、ビットコイン市場の価格変動に大きく影響される。これは、会社の財務状況に直接的な影響を与える重要な要素。