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【DAVE】デイブの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/08/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-15.09%寄付 -10.27%
  • 5営業日-26.49%

DAVE 2026年Q2決算:9四半期連続30%成長を維持しつつ、通期ガイダンスを据え置きではなく上方改定

本決算のポイント

Daveの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比30%増の1.708億ドルとなり、9四半期連続で30%以上の成長を記録した。MTM(月間取引会員数)の拡大とARPU向上が牽引役となっている。

利益面では、GAAP純利益が670万ドルにとどまったものの、これはワラントとアーンアウトの公正価値再評価による3690万ドルの非現金費用を含んだ結果であり、実態の収益力を映すAdjusted EBITDAは前年同期比48%増の7550万ドル、マージンは44%まで拡大した。非GAAP粗利益率も72%と前年同期から300ベーシスポイント改善している。

こうした好調な上半期の実績を受け、会社は2026年通期の売上高、Adjusted EBITDA、Adjusted希薄化後EPSのガイダンスをいずれも上方に改定した。売上高ガイダンスは7.10億〜7.20億ドルから7.25億〜7.35億ドルへ、成長率見通しも28〜30%から31〜33%へと引き上げられている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 1.708億ドル(前年同期比30%増)
  • Adjusted EBITDA: 7550万ドル(前年同期比48%増、マージン44%)
  • ExtraCash組成額: 23億ドル(前年同期比27%増)、28日延滞率は2.12%(前年同期比14bp改善)
  • MTM(月間取引会員数): 308万人(前年同期比17%増)、新規会員は95.1万人(同32%増、CAC19ドルで横ばい)

重要なインサイト

今回の決算で目を引くのは、成長の量だけでなく質が伴っている点だ。28日延滞率が2.12%へ改善しながらExtraCash組成額が27%伸びており、与信の緩和ではなく審査モデル(CashAI v6.0)の精度向上が成長を支えている構図がうかがえる。非GAAP粗利益率の300bp改善もこの傾向を裏付ける。

一方でGAAP純利益は前年同期の910万ドルから670万ドルへ減少しており、表面上の減益はワラント・アーンアウト評価損の増加によるもので、事業の実態悪化を示すものではない。Adjusted Net Incomeは5640万ドルと前年同期比39%増加しており、非GAAP指標で見る限り収益成長は継続している。

流動性面では、Coastal Community Bank経由の資金調達枠が9300万ドルまで積み上がり、現金・投資・制限付き現金の合計は2.544億ドルに達した。同時に1910万ドルの自社株買いも実施しており、資金効率の改善が株主還元の原資にもなり始めている

今後の見どころ

会社は下半期にMTM成長の加速を見込んでおり、マーケティング投資を計画以上に積み増す方針を示している。これにより新規会員の比率が高まり、ARPUが低い会員が増える分、短期的には成長ミックスがMTM側に寄る可能性がある点は注視したい。

また、CashAI v6.0の本格展開とExtraCash限度額の引き上げ、新製品Dave Flexの早期の手応えも語られており、下半期の非GAAP粗利益率がミッドテンパー(70%台半ば)まで拡大するとの見通しが示されている。これらが実際の四半期数値に反映されるかが次の焦点となる。

出典

Dave Reports Second Quarter 2026 Financial Results

2026:Q1 2026/05/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-6.61%寄付 -7.08%
  • 5営業日-8.17%

DAVE 2026年Q1決算:純利益101%増と過去最低の焦げ付き率で「質を伴う成長」を証明

DAVEの決算ハイライト

DAVEの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比47%増の1.584億ドルとなり、成長率の高さを維持しながら利益体質への転換も進んだ四半期となった。GAAP純利益は前年同期比101%増の5790万ドル、Adjusted EBITDAは57%増の6930万ドルに達し、トップラインだけでなくボトムラインの伸びが際立つ内容だった。

けん引役はMonthly Transacting Members(MTM)の18%増と、ARPU(会員当たり収益)の24%増という会員基盤の質的な拡大にある。同時に28日以内焦げ付き率は1.69%と会社史上最も低いQ1水準を記録し、ExtraCashの純マネタイズ率も5.1%と4年超ぶりの高水準に達した。信用の質を落とさずに規模を拡大できていることが、今回の決算の核心と言える。

会社はこの結果を受けて2026年通期の売上高、Adjusted EBITDA、Adjusted希薄化後EPSのガイダンスをいずれも上方に見直し、売上高は7.10億〜7.20億ドル(前年比28〜30%成長)、Adjusted EBITDAは3.05億〜3.15億ドルとした。四半期中には約1.949億ドルの株式買戻しを実施し、発行済株式の7.0%に相当する規模となった。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 1.584億ドル(前年同期比47%増)
  • 28日以内焦げ付き率: 1.69%(前年同期の1.70%からさらに改善、Q1として過去最低)
  • ExtraCash純マネタイズ率: 5.1%(前年同期比約40bp拡大、4年超ぶりの高水準)
  • Adjusted EBITDA: 6930万ドル(前年同期比57%増、マージン44%)

投資家目線のインサイト

今回の決算で最も注目すべきは、成長率の高さと信用コストの低さが同時に成立している点だ。新規会員数は22%増の69.5万人、顧客獲得コストは18ドルに抑えられ、獲得効率は過去最高水準に近づいている。ExtraCashの発行額は37%増の21億ドルに達しながら焦げ付き率は改善しており、量と質を両立させる「growth algorithm」がなお機能していることを示している。

一方でローライトとして、信用損失に対する準備金が四半期末のタイミング要因で増加した点は留意したい。会社側は3月31日が火曜日で週内のExtraCash残高がピークにあたったための一時的な影響であり、信用の質そのものが悪化したわけではないと説明している。実際、Non-GAAP粗利益率は前年同期の77%から72%へ低下しており、この準備金積み増しが数字上の重荷になったことは事実として押さえておく必要がある。

株式買戻しについては、転換債発行による調達額を上回る規模で実施された点が特徴的だ。残り買戻し余力は1.133億ドルとされ、資本配分の軸として継続する意向が示されている。転換債発行によって総負債は大きく増え、株主資本は3.527億ドルから2.038億ドルへ縮小しており、バランスシートの構成変化も見逃せない。

今後の見どころ

次四半期以降は、新製品「Pay in 4」カードの会員テストがどこまで拡大し、既存のExtraCashに続く成長エンジンになり得るかが焦点になる。CashAIによる引受優位性を武器にBNPL・クレジットカード市場へ踏み出す動きだけに、初期の利用状況や信用パフォーマンスの開示に注目したい。

また、通期ガイダンスの上方修正が一時的な好調の反映か、構造的な収益力向上を裏付けるものかは、今後のMTM・ARPU・焦げ付き率の推移で検証されることになる。転換債発行後のバランスシート変化や、買戻しペースの継続性も併せて確認すべきポイントだ。

出典

Dave Reports First Quarter 2026 Financial Results

2025:Q2 2025/08/06 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日-17.89%寄付 -2.44%
  • 5営業日-22.69%

デイブ(DAVE)の2025年Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 1億3,170万ドル(前年同期比+64%)
  • GAAP純利益: 910万ドル(前年同期比+42%)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 4,570万ドル(+233%)
  • 調整後EBITDA: 5,090万ドル(+236%)
  • その他指標:

調整後EPS(希薄後):3.14ドル(前年同期1.01ドル)
非GAAP粗利益:9,200万ドル(粗利益率:70%)

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 9,070万ドル
  • 変動費用内訳:

信用損失引当金:2,520万ドル
決済・取引コスト:1,450万ドル
非変動費(マーケティング、人件費など): 約5,800万ドル
EBITDA損失: 該当なし(黒字化達成)
調整後純損失: 該当なし(黒字)

契約と受注(Bookings)

  • 新規会員数: 72.2万人(CAC:19ドル)
  • 月間アクティブユーザー(MTM): 260万人(前年同期比+16%)
  • ExtraCash提供額: 18億ドル(+51%)
  • デビットカード利用額: 4億9,300万ドル(+27%)

キャッシュと財務状況

  • 現金および現金等価物: 1億470万ドル(前四半期末:8,970万ドル)
  • 投資・有価証券: 約4,110万ドル
  • ワーキングキャピタル: 3億1,000万ドル
  • 株主資本: 2億1,710万ドル
  • 資金調達・借入: 当四半期の借入増加なし

技術・事業ハイライト

  • 収益化モデル:

月額3ドルのサブスクリプションが全新規会員に完全展開
顧客あたりLTV(ライフタイムバリュー)が向上
新契約・提携:

Coastal Community Bankとの新たな契約を締結し、ExtraCash債権の一部をオフバランス処理へ
オペレーショナル改善:

CAC回収期間が1年前の5か月から4か月に短縮

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 通期売上見通し: 5億500万〜5億1,500万ドル(従来見通しから上方修正)
  • 調整後EBITDA見通し: 1億8,000万〜1億9,000万ドル(+108〜120%成長)
  • その他の注目点:

オフバランス化により自己資本比率と流動性が向上見込み
粗利率の高止まりと費用抑制により黒字体質が明確化

デイブは2025年Q2で売上・利益ともに大幅成長を記録し、黒字化と高成長を両立。AI活用型ネオバンクとして、低CACと高LTVを武器に効率よく拡大中。オフバランス処理を伴う新たな資金循環モデルにより、財務面でも柔軟性と成長の余地を獲得。今後の利益成長が見込める注目のフィンテック銘柄である。

2025:Q1 2025/05/08 発表(寄り前)

  • 発表翌営業日+41.64%寄付 +24.92%
  • 5営業日+70.01%

デイブ(DAVE)の2025年Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 1億800万ドル(前年比 +47%)
  • GAAP純利益: 2,880万ドル(前年:3,420万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 3,630万ドル(前年:810万ドル)
  • 調整後EBITDA: 4,420万ドル(前年:1,320万ドル)
  • 変動利益率(Non-GAAP Variable Margin): 77%(前年 68%)

営業費用と利益

  • 営業費用: 7,280万ドル(前年:6,820万ドル)
  • 広告・マーケティング費用: 1,030万ドル
  • 従業員報酬関連: 2,750万ドル
  • 信用損失引当金: 1,060万ドル(前年:990万ドル)

契約と受注(Bookings)

  • 新規会員数: 56万9,000人(前年:非開示)
  • 月間取引会員数(MTM): 250万人(前年比 +13%)
  • ExtraCashローン起源額: 15億ドル(前年比 +46%)
  • 28日延滞率: 1.50%(前年比▲33bps)
  • Daveデビットカード利用総額: 4億8,800万ドル(前年比 +24%)

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金等価物: 8,970万ドル(前年末比▲220万ドル)
  • 株主資本: 1億9,950万ドル(前年末:1億8,310万ドル)
  • 営業キャッシュフロー: 非開示(FCFはプラス)
  • 主因: 自社株買いおよびRSU清算で約2,000万ドル使用

技術・事業ハイライト

  • CashAIによる信用判断の最適化が奏功
  • 新料金体系の効果で単会員あたりの収益性とLTVが改善
  • ExtraCashの需要が通常季節パターンにも関わらず成長
  • 会員維持率は過去最高レベルを維持

2025年ガイダンス

  • 通期売上見通し: 4億6,000万~4億7,500万ドル(前年比 +33~37%)【上方修正】
  • 通期調整後EBITDA見通し: 1億5,500万~1億6,500万ドル(前年比 +79~91%)【上方修正】

デイブは、2025年Q1において売上・利益ともに過去最高を更新。新料金体系とCashAIの効果による貸出効率と信用管理の向上が、記録的な変動利益率(77%)につながった。ExtraCashの成長に加え、会員数・利用頻度も堅調で、黒字化の持続と大幅なガイダンス引き上げが市場での信頼を高める要因となっている。自己株買いも開始しており、株主還元と成長の両立を目指す姿勢が明確な好決算。今後のさらなるスケール拡大とマージン改善が期待される。

これより前の決算を表示(1期分)

2024:Q4

デイブ(DAVE)の2024年の通期決算サマリー

1. 売上高と収益

  • 年間売上高:3億4,710万ドル(前年比 +34%)
  • 第4四半期売上高:1億90万ドル(前年同期比 +38%)
  • GAAP純利益:5,790万ドル(前年:▲4,850万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP):7,250万ドル(前年:▲2,210万ドル)
  • 調整後EBITDA:8,650万ドル(前年:▲1,010万ドル)
  • 調整後変動利益率:年間で69%(前年58%)

2. 成長の要因とKPI

  • ExtraCashローンの新規貸出:150億ドル(前年比 +44%)
  • 月間アクティブ会員数:250万人(前年比 +17%)
  • 新規会員数:76.6万人(顧客獲得単価は16ドルで効率的)
  • 28日間の延滞率:1.66%(前年比で53bps改善)
  • Daveデビットカード利用額:4億5,700万ドル(前年比 +24%)

3. キャッシュフローと財務

  • 現金、現金等価物および投資合計:9,190万ドル(2024年末時点)

前四半期比で増加(自由キャッシュフローの創出により)
信用枠の利用増加なし
株主資本合計:1億8,310万ドル(前年末:8,710万ドル)

4. 将来ガイダンス(2025年)

  • 売上予想:4億1,500万~4億3,500万ドル(前年比 +20~25%)
  • 調整後EBITDA予想:1億1,000万~1億2,000万ドル(前年比 +27~39%)

CFOコメントによれば、2025年Q1は税還付による季節的な需要の一時的鈍化を見込む一方、新料金体系への完全移行により、ExtraCashの限度額・収益性・LTV(会員生涯価値)の向上が期待されている。

5. その他の注目点

  • Coastal Community Bankとの提携完了

ExtraCashおよびバンキング事業のスポンサー銀行として採用
リスク管理や顧客重視の理念が一致
CashAIによる信用スコアの最適化が、貸し倒れリスクの低減と収益の安定性に貢献

6. まとめ

  • 売上・利益ともに黒字転換を果たし、過去最高を記録
  • 新料金体系とCashAI導入によりLTVと信用精度が向上2025年は利益成長とARPU拡大に注力し、スケーラブルで持続的な収益モデルを構築中

Daveは、ExtraCashの拡張とキャッシュAIによる信用リスク最適化を武器に、2024年で黒字化を達成。2025年は売上・EBITDAともに新記録の更新が視野にあり、ネオバンク市場の中でも稀有な高成長×黒字モデルを築きつつある。成長性と収益性の両輪を備えた注目株。