2026:Q3 2026/06/24 発表(引け後)
- 発表翌営業日+15.74%寄付 +17.60%
- 5営業日-1.55%
MU 2026年Q3決算:売上高414.6億ドル、AI需要を追い風に過去最高益を更新
本決算のポイント
マイクロンの2026年度第3四半期は、売上高が414.6億ドルと前四半期の238.6億ドル、前年同期の93.0億ドルから飛躍的に拡大し、過去最高の四半期業績となった。GAAP純利益は282.4億ドル(希薄化後EPS24.67ドル)、Non-GAAP純利益は288.6億ドル(同25.11ドル)と、いずれも前年同期から10倍以上の水準に達している。
利益率の改善も際立っており、GAAP粗利益率は84.6%と前四半期の74.4%、前年同期の37.7%から大幅に上昇した。営業キャッシュフローも253.9億ドルと、前四半期119.0億ドル、前年同期46.1億ドルから大きく積み上がっている。
会社は次期第4四半期のガイダンスとして、売上高500億ドル±10億ドル、粗利益率約86%、Non-GAAP EPS31.00ドル±1.00ドルを提示し、今四半期からさらに一段の成長を見込む姿勢を示した。CEOのサンジェイ・メロトラ氏は、複数年にわたる戦略的顧客契約(Strategic Customer Agreements)がマイクロンの業績の持続性と予測可能性を高めると述べている。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 414.6億ドル(前年同期93.0億ドルから約4.5倍、前四半期238.6億ドルから約74%増)
- GAAP粗利益率: 84.6%(前四半期74.4%、前年同期37.7%から大幅改善)
- Cloud Memory事業部売上高: 137.7億ドル(前年同期33.9億ドルから約4倍、営業利益率78%)
- Core Data Center事業部売上高: 115.2億ドル(前年同期15.3億ドルから約7.5倍、営業利益率83%)
- 調整後フリーキャッシュフロー: 183.0億ドル(前四半期69.0億ドル、前年同期19.5億ドル)
重要なインサイト
四半期業績を牽引したのは、データセンター向け需要の急拡大だ。Core Data Center事業部は売上高が前年同期比で約7.5倍、営業利益率も20%から83%へと劇的に改善しており、AI関連メモリ需要の恩恵が全事業部門に波及していることが見て取れる。Cloud Memory事業部も同様に売上・利益率ともに大幅な伸びを示し、Mobile and Client事業部は営業利益率が15%から86%へ、Automotive and Embedded事業部も11%から75%へと、いずれも二桁台から大きく跳ね上がった。
製品面では、HBM4がリード顧客向けに量産出荷段階に入り、複数の顧客への品質認定サンプルも出荷済みとされている。次世代のHBM4Eも1-gamma DRAM技術で開発が進み、2027年の量産を見込むなど、技術ロードマップが着実に進捗している点も業績の持続性を裏付ける材料となっている。
一方で、貸借対照表を見ると売掛金が四半期末で310.3億ドルと前四半期173.1億ドルから急増しており、需要拡大に伴う運転資本の膨張が見て取れる。長期債務は51.4億ドルへと圧縮され、財務基盤の健全化も同時に進んでいる。
今後の見どころ
次の第4四半期は、売上高500億ドル±10億ドル、粗利益率約86%というガイダンスが示す通り、今四半期を上回るさらなる成長が見込まれている。この水準を実際に達成できるかが、AI需要の持続性を測る試金石になるだろう。
また、複数年契約である戦略的顧客契約がどの程度業績の平準化に寄与するかも注目点だ。設備投資は今期だけで純額71億ドルに達しており、旺盛な需要に対する供給能力の増強がキャッシュフローや利益率にどう影響していくかも継続的に確認したい。
出典
2026:Q2 2026/03/18 発表(引け後)
- 発表翌営業日-3.78%寄付 -7.96%
- 5営業日-17.25%
MU 2026年Q2決算:売上高が前年同期比3倍近い238.6億ドルとなり、AI時代のメモリ需要が業績を一変させた
MUの決算ハイライト
マイクロンの2026年度第2四半期は、売上高が前年同期の80.5億ドルから238.6億ドルへと急増し、前四半期の136.4億ドルからも大きく積み増した、記録的な四半期となった。GAAP純利益は137.9億ドル、希薄化後EPSは12.07ドルに達し、前年同期の15.8億ドル・1.41ドルとは比較にならない水準に跳ね上がっている。
利益率の改善も際立ち、GAAP粗利率は前年同期の36.8%から74.4%へと倍増した。営業活動によるキャッシュフローも119.0億ドルと、前年同期の39.4億ドルから3倍に拡大しており、収益性の向上が実際の現金創出にも直結していることが分かる。
会社側は次期(2026年度第3四半期)についても売上高335億ドル(±7.5億ドル)、粗利率約81%というさらに高いガイダンスを示し、取締役会は四半期配当を30%増額することを承認した。好業績が一時的な現象ではなく、経営陣の自信を伴う継続的な見通しとして示されている点が今回の決算の特徴といえる。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 238.6億ドル(前年同期80.5億ドルから約3倍、前四半期136.4億ドルから75%増)
- GAAP粗利率: 74.4%(前年同期36.8%、前四半期56.0%から大幅上昇)
- GAAP希薄化後EPS: 12.07ドル(前年同期1.41ドル)
- 調整後フリーキャッシュフロー: 68.9億ドル(前年同期8.6億ドル、前四半期39.1億ドル)
インサイト
事業部門別の内訳を見ると、成長は特定分野に偏らず全社的に広がっている。クラウドメモリ事業の売上高は前年同期29.5億ドルから77.5億ドルへ、コアデータセンター事業も18.3億ドルから56.9億ドルへと拡大し、モバイル・クライアント事業も22.4億ドルから77.1億ドルへ急伸した。特にモバイル・クライアント事業の粗利率は前年同期の15%からわずか1年で79%へと跳ね上がっており、これは需給環境そのものが変化したことを示す動きだ。
会社が「業界の供給引き締まり」と表現している点は重要で、需要側の伸びだけでなく供給制約が価格・利益率を押し上げている構図がうかがえる。CEOのサンジェイ・メロトラ氏は次期も「大幅な記録更新」を見込むとコメントしており、経営陣自身がこの好調を一時的なブームではなく構造的な変化と位置付けていることが読み取れる。
一方で、本文からは在庫や需給バランスの持続性に関する詳細な言及はなく、急激な利益率上昇がどこまで続くかは今後の四半期で見極める必要がある。
今後の見どころ
次期(2026年度第3四半期)のガイダンスは売上高335億ドル、粗利率約81%、GAAP希薄化後EPS18.90ドルと、今四半期からさらに一段高い水準が示されている点が最大の注目点だ。この数字が実現すれば、記録更新が単発ではなく連続する成長軌道にあることが裏付けられる。
また、四半期配当30%増額という株主還元姿勢の強化も、経営陣が業績の持続性に自信を持っていることの表れといえる。今後は資本投資の規模や、供給引き締まりがいつまで続くかという需給環境の変化に注目したい。
出典
2026:Q1 2025/12/17 発表(引け後)
- 発表翌営業日+10.21%寄付 +13.75%
- 5営業日+27.12%
マイクロン・テクノロジー(MU)の2026年度Q1決算サマリー
売上高と収益
- 売上高:136億4,000万ドル(前年同期比57%増、市場予想を上回る)
- GAAP純利益:52億4,000万ドル(前年同期比2.8倍)
- 希薄化後EPS:4.60ドル(市場予想を上回る)
営業費用と利益
- 営業キャッシュフロー:84億1,000万ドル
- 調整後粗利益率:過去最高水準を記録
- データセンター売上が全体の50%以上を占め、前年同期比400%以上の成長
キャッシュと財務状況
- 強固な財務基盤を維持
- 大規模な設備投資を継続しながらも、健全なキャッシュポジションを確保
技術・事業ハイライト
- AIデータセンター需要の急増:HBMメモリとデータセンター向けDRAMが業績を牽引
- 広島工場の新製造棟:AI向け次世代メモリの生産を計画、2026年5月着工、2028年頃出荷開始予定
- 米国内投資:300億ドルの追加投資を発表、アイダホ州とバージニア州での製造能力拡張
- エヌビディアとの協業強化:次世代GPU向けHBMメモリの供給を拡大
2026年度ガイダンス
- AIデータセンター市場の継続的成長を背景に、2026年度も強い成長を見込む
- HBM需要の拡大により、高利益率製品の比率が上昇
決算まとめ
2026年度Q1決算は、AIデータセンター需要の爆発的成長を背景に、売上高・純利益ともに市場予想を大幅に上回る驚異的な結果となった。売上高136億4,000万ドル(前年比57%増)、純利益52億4,000万ドル(前年比2.8倍)という数字は、マイクロンがAI時代の半導体需要の最大の恩恵を受けていることを示している。決算発表を受けて株価は過去最高の295ドルを記録し、年初来250%以上の上昇を達成した。
出典(一次情報)
Micron Technology Q1 Fiscal 2026 Earnings Release, December 17, 2025
2025:Q4 2025/09/23 発表(引け後)
- 発表翌営業日-2.82%寄付 -0.80%
- 5営業日+0.55%
マイクロン・テクノロジー(MU)の2025年度Q4決算サマリー
売上高と収益
- 売上高:113億2,000万ドル(前年同期の77億5,000万ドルから大幅増加)
- Non-GAAP EPS:3.03ドル(市場予想を上回る)
営業費用と利益
- 調整後粗利益率:改善傾向を継続
- 営業利益:前年同期比で大幅に改善
キャッシュと財務状況
- 強固な財務基盤を維持
- 設備投資と研究開発への投資を継続
技術・事業ハイライト
- HBMメモリの供給拡大:エヌビディア向けHBM3Eの出荷が本格化
- データセンターSSD:過去最高の売上を記録
- 次世代製品開発:HBM4の開発を加速
2026年度ガイダンス
- 2026年度Q1の売上予測:136億ドル(±4億ドル)
- AI需要の継続的成長により、通期でも強い成長を見込む
決算まとめ
2025年度Q4決算は、AIデータセンター向けメモリ需要の急増を背景に、売上高113億2,000万ドルを達成。HBMメモリとデータセンターSSDが業績を牽引し、収益性も大幅に改善した。2026年度も引き続き強い成長が期待される。
出典(一次情報)
Micron Technology Q4 Fiscal 2025 Earnings Release, September 23, 2025
これより前の決算を表示(2期分)
2025:Q3 2025/06/25 発表(引け後)
- 発表翌営業日-0.98%寄付 +1.79%
- 5営業日-4.33%
マイクロン・テクノロジー(MU)の2025年度Q3決算サマリー
売上高と収益
- 売上高:前四半期比で成長を継続
- データセンター売上:AI需要により堅調に推移
営業費用と利益
- 調整後粗利益率:改善傾向を維持
- 営業キャッシュフロー:健全な水準を確保
キャッシュと財務状況
- 強固な財務基盤を維持
- 米国内300億ドル投資計画を発表
技術・事業ハイライト
- HBM3Eの量産:エヌビディア向け出荷が拡大
- 広島工場拡張計画:AI向け次世代メモリの生産準備を進行
- 次世代DRAM開発:EUV技術を活用した製品開発を加速
2025年度Q4ガイダンス
- AI需要の拡大により、売上高の継続的成長を見込む
決算まとめ
2025年度Q3決算は、AIデータセンター需要の成長を背景に、堅調な業績を達成。300億ドルの米国内投資計画の発表は、マイクロンのグローバル製造能力強化への強いコミットメントを示している。
出典(一次情報)
Micron Technology Q3 Fiscal 2025 Earnings Release, June 25, 2025
2025:Q2 2025/03/20 発表(引け後)
- 発表翌営業日-8.04%寄付 -4.66%
- 5営業日-11.50%
マイクロン・テクノロジー(MU)の2025年度Q2決算サマリー
売上高と収益
- 売上高:前年同期比で大幅な成長を継続
- データセンター売上:全体の過半数を占め、AI需要が牽引
営業費用と利益
- 調整後粗利益率:改善傾向を維持
- 営業キャッシュフロー:健全な水準を確保
キャッシュと財務状況
- 強固な財務基盤を維持
- 研究開発と設備投資への投資を継続
技術・事業ハイライト
- HBMメモリの需要拡大:AI半導体向けHBM3Eの供給が本格化
- エヌビディアとの協業:次世代GPU向けメモリの共同開発を推進
- 広島工場:次世代製品の生産準備を進行
2025年度Q3ガイダンス
- AI需要の拡大により、売上高の継続的成長を見込む
決算まとめ
2025年度Q2決算は、AIデータセンター需要の急増を背景に、堅調な業績を達成。HBMメモリへの需要が急拡大しており、マイクロンはAI時代の半導体需要の中心的プレイヤーとしての地位を強化している。
出典(一次情報)
Micron Technology Q2 Fiscal 2025 Earnings Release, March 20, 2025
