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【PATH】ユーアイパスの決算まとめ|2026年Q1

最新 2026:Q1 引け後

2026:Q1 2026/05/28 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+1.21%寄付 -7.60%
  • 5営業日+0.78%

PATH 2026年Q1決算:初の第1四半期黒字化、agentic製品が本番導入フェーズへ移行

PATHの決算ハイライト

UiPathの2026年度第1四半期は、売上高が前年同期比17%増の4.18億ドルとなり、会社が示したガイダンスを上回るペースで着地した。ARR(年換算更新収益)は19.01億ドルで前年同期比12%増、ネット新規ARRは4900万ドルにとどまり、成長速度そのものは緩やかである。

収益性の面では大きな転換点となった。GAAP営業利益が2800万ドルの黒字となり、会社史上初めて第1四半期にGAAP黒字を達成した。前年同期はGAAP営業損失1640万ドルだったことを踏まえると、コスト規律の効果が明確に数字に表れている。非GAAP営業利益も9250万ドルと前年同期の6960万ドルから伸び、非GAAP営業利益率は22%に達した。

会社は第2四半期および通期のガイダンスを提示しており、通期売上高は17.76億〜17.81億ドル、ARRは20.58億〜20.63億ドルの範囲を見込む。非GAAP営業利益は通期で約4.3億ドルとしており、収益性重視の姿勢が続く見通しだ。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 4.18億ドル(前年同期比17%増)
  • ARR: 19.01億ドル(前年同期比12%増)、ネット新規ARRは4900万ドル
  • ドルベース純増収率: 109%
  • GAAP/非GAAP営業利益: GAAP2800万ドル(営業利益率7%)、非GAAP9250万ドル(同22%)
  • キャッシュフロー: 営業キャッシュフロー1.32億ドル、非GAAP調整後フリーキャッシュフロー1.3億ドル

投資家目線のインサイト

今回の決算で最も印象的なのは、成長率そのものよりも収益構造の改善が際立った点だ。GAAP純利益は2250万ドルの黒字に転換し、前年同期の2260万ドルの赤字から大きく好転している。株式報酬費用は前年同期の7640万ドルから5330万ドルへと圧縮されており、コスト最適化が進んでいることがうかがえる。

一方でローライトとして、ネット新規ARRが4900万ドルにとどまり、ドルベース純増収率も109%と、既存顧客からの拡張ペースはさほど加速していないことは留意点だ。ARR成長率12%は売上成長率17%を下回っており、将来の更新収益の伸びしろという観点ではやや慎重に見る必要がある。

会社はagentic製品について「パイロットから本番導入へ移行している」とコメントしており、UiPath for Coding Agentsなど新製品の投入が今後のARR加速につながるかが焦点になる。現時点では収益性改善が先行し、トップラインの伸びはそれに追いついていない構図が見える。

今後の見どころ

次の四半期以降で注目すべきは、ネット新規ARRとドルベース純増収率の反転有無である。第2四半期のARRガイダンスは19.29億〜19.34億ドルとされており、今期の実績と比べた伸び幅が、agentic製品の実需への転換を測る材料になる。

また、通期の非GAAP営業利益ガイダンス約4.3億ドルは、今期の非GAAP営業利益9250万ドルからペースを維持できるかが問われる水準だ。Databricks、Google Cloud、Salesforceなど複数のパートナーシップが発表されており、これらの提携が売上・ARRにどう反映されてくるかが今後数四半期の見どころとなる。

出典

UiPath Reports First Quarter Fiscal 2027 Financial Results

2025:Q2 2025/09/04 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+5.90%寄付 +2.86%
  • 5営業日+7.74%

UiPath(PATH)の2026年度Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高(GAAP):3億6,173万ドル(前年同期3億1,625万ドル、前年比+14.4%)

ライセンス収入:1億1,216万ドル(前年同期1億1,225万ドル)
サブスクリプション収入:2億3,836万ドル(前年同期1億9,467万ドル)
プロフェッショナルサービス他:1,120万ドル(前年同期933万ドル)
ARR(年次経常収益):17億2,300万ドル(前年同期15億5,300万ドル、前年比+11.0%)
純利益(GAAP):158万ドル(前年同期▲8,610万ドル)
1株当たり利益(GAAP・希薄化後):0.00ドル(前年同期▲0.15ドル)
純利益(Non-GAAP、会社定義):8,033万ドル(前年同期2,376万ドル)
1株当たり利益(Non-GAAP、会社定義・希薄化後):0.15ドル(前年同期0.04ドル)
粗利率(GAAP):82.0%(前年同期80.0%)
粗利率(Non-GAAP、会社定義):84.0%(前年同期83.0%)

営業費用と利益

  • 営業損失(GAAP):▲2,019万ドル(前年同期▲1億334万ドル)
  • 営業利益(Non-GAAP、会社定義):6,229万ドル(前年同期645万ドル)
  • 営業利益率(GAAP):▲6.0%(前年同期▲33.0%)
  • 営業利益率(Non-GAAP、会社定義):17.0%(前年同期2.0%)

キャッシュと財務状況

  • 営業キャッシュフロー:4,200万ドル(前年同期非開示、6か月累計で1億6,059万ドル)
  • フリーキャッシュフロー(Non-GAAP、会社定義):4,500万ドル(6か月累計で1億6,157万ドル)
  • 現金・現金同等物+有価証券:15億2,000万ドル(1月末時点17億2,900万ドルから減少)
  • 総資産:25億9,232万ドル
  • 株主資本:16億6,570万ドル(自己資本比率64.3%)

技術・事業ハイライト

  • Deloitteと提携し、SAP S/4HANA移行においてエージェント自動化を導入、業務効率改善を推進
  • HCLTechとの戦略提携を発表し、グローバル企業の大規模導入を支援
  • Gartner社RPAマジック・クアドラントで7年連続リーダーに認定
  • 新CMOに元Microsoft/F5のMichael Atalla氏を任命し、エージェントAIの市場浸透を強化

2026年度ガイダンス

  • Q3売上高:3億9,000〜3億9,500万ドル
  • Q3 ARR:17億7,100〜17億7,600万ドル
  • Q3営業利益(Non-GAAP、会社定義):7,000万ドル
  • 通期売上高:15億7,100〜15億7,600万ドル(前年比+11.8〜12.2%)
  • 通期ARR:18億3,400〜18億3,900万ドル(前年比+11.0%)
  • 通期営業利益(Non-GAAP、会社定義):3億4,000万ドル

決算まとめ

UiPathはARRと売上が2桁成長を維持し、GAAPベースでも黒字転換を達成。Non-GAAPベースでは営業利益率が17%まで改善し、収益性が明確に回復している。手元資金は潤沢だが、自社株買いと投資の影響で減少傾向。大手SIとの提携やエージェントAIの導入拡大が成長を牽引しており、通期ガイダンスも堅調。ストック型収益の強化と収益性改善が進展している。

出典(一次情報)

2025:Q1 2025/05/29 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+2.86%寄付 +14.84%
  • 5営業日+2.47%

UiPath(PATH)の2026年度Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 3億5,700万ドル(前年比+6%)
  • ARR(年間経常収益): 16.93億ドル(前年比+12%)
  • GAAP営業損失: ▲1,640万ドル
  • Non-GAAP営業利益: 7,000万ドル
  • GAAP純損失: ▲2,255万ドル
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 6,017万ドル
  • 調整後1株当たり利益(Non-GAAP): 0.11ドル
  • Non-GAAP粗利益率: 84%

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 3億917万ドル
  • Non-GAAP営業費用(販売費・研究開発・一般管理費): 各項目で構造改革費用・株式報酬費用を除外し削減
  • 調整後EBITDA: 非開示(代わりに調整後営業利益とFCFが示されている)

契約と受注(Bookings)

  • 新規ARR(Net New ARR): 2,700万ドル
  • ドルベースのネットリテンションレート: 108%

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金等価物・有価証券合計: 15.9億ドル
  • 営業キャッシュフロー: 1億1,900万ドル
  • Non-GAAP調整後フリーキャッシュフロー(FCF): 1億1,700万ドル

技術・事業ハイライト

  • Agentic Automation Platform発表: ロボット・AI・人間を統合する新世代の自動化基盤「UiPath Maestro」や「Agent Builder」など含む
  • Test Cloud立ち上げ: ソフトウェアテスト向けAI自動化基盤を投入
  • Microsoft Copilot Studioとの連携強化: 双方向の統合により複雑な業務プロセスの完全自動化を実現
  • IDCおよびEverest Group評価: 両社から業界リーダーとして評価
  • Google Cloudとの提携: 医療文書要約AIエージェントをVertex AIとGeminiで共同開発

2026年ガイダンス

  • 第2四半期見通し(2025年5〜7月):

売上:3億4,500万〜3億5,000万ドル
ARR:17.15億〜17.20億ドル
Non-GAAP営業利益:約4,000万ドル
通期見通し(2026年1月期まで):

売上:15.49億〜15.54億ドル
ARR:18.20億〜18.25億ドル
Non-GAAP営業利益:約3億500万ドル

UiPathは2026年度第1四半期においてARR・収益ともに予想を上回り、好調なスタートを切った。
特にAgentic Automation Platformという製品戦略上の大きな転換点を迎え、業界から高い評価を受けている。
堅実なキャッシュフローと高い利益率を背景に、通期ガイダンスも強気。エンタープライズ向けAI・自動化市場の拡大とともに、中長期的な成長が期待できる構図が鮮明となっている。

2024:Q2

UiPath(ユーアイパス)の2025年度Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 売上高: 3億1,600万ドルで、前年同期比10%増加。企業向けAIと自動化ソリューションの需要が引き続き成長を牽引。
  • 年間経常収益 (ARR): 15億5,100万ドルで、前年同期比19%増。顧客との契約の増加や既存顧客との関係強化による。
  • GAAP粗利益率: 80%、Non-GAAP粗利益率は83%と堅調な水準を維持。

利益

  • GAAP営業損失: 1億300万ドルで、前年同期比増加。主にマーケティングや研究開発の費用増加が影響。
  • Non-GAAP営業利益: 600万ドルの黒字を記録し、収益性の向上が見られる。
  • 営業キャッシュフロー: 4,600万ドル、Non-GAAP調整後フリーキャッシュフローは4,900万ドルで、堅調な資金調達を維持。

事業ハイライト

  • 自動化プラットフォームの進化: ジェネレーティブAI(GenAI)を取り入れた新機能を発表し、企業の自動化プロセスをサポート。これには「Autopilot for Developers」や「Autopilot for Testers」など、AI支援のワークフロー開発ツールが含まれる。
  • パートナーシップの拡大: Microsoft 365の「Copilot」との統合プラグインが提供され、企業はTeamsを通じてエンドツーエンドのビジネスプロセスを自動化可能。
  • 株主還元: 5億ドルの追加株式買戻しプログラムを承認し、長期的な株主価値の提供を目指す。

将来ガイダンス

  • 第3四半期予測: 売上高3億4,500万ドルから3億5,000万ドルを見込み、ARRは16億から16億500万ドル。
  • 2025年度通期予測: 売上は14億2,000万ドルから14億2,500万ドル、ARRは16億6,500万ドルから16億7,000万ドル、Non-GAAP営業利益は1億7,000万ドルとする見通し。

UiPathは今後もAIおよび自動化分野での革新に注力し、グローバル企業へのソリューション提供を強化する方針である。

これより前の決算を表示(2期分)

2024:Q1

UiPath(ユーアイパス)の2025年度Q1決算サマリー

  • 売上高:3億3500万ドル、前年同期比16%増加。
  • 年次定期収益 (ARR):15億8000万ドル、前年同期比21%増加。
  • 純利益:

GAAP(一般に認められた会計原則)基準で純損失2870万ドル。
非GAAP基準で純利益7320万ドル。
一株当たりの純利益(EPS):

GAAP基準で0.05ドルの損失。
非GAAP基準で0.13ドルの利益。

営業成績

  • 総利益率:

GAAP基準で83%。
非GAAP基準で86%。
営業損失: GAAP基準で4946万ドル。
非GAAP営業利益:5036万ドル。

キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー:1億ドル。
  • 非GAAP調整後フリーキャッシュフロー:1億127万ドル。
  • 現金及び現金同等物、及び市場性証券:四半期末時点で19億ドル。

主な事業ハイライト

  • 顧客基盤の拡大:顧客数が増加し、特に大規模企業での採用が進んでいる。
  • AIと自動化技術の強化:新しい生成AI(GenAI)機能の導入により、企業の業務効率が向上。
  • Microsoftとのパートナーシップ強化:UiPathの自動化プラットフォームとMicrosoft 365のCopilotとの統合により、知識作業の自動化が進展。

将来の見通し

  • 第2四半期の予測:

売上は3億ドルから3億500万ドル。
ARRは15億4300万ドルから15億4800万ドル。
非GAAP営業利益はほぼブレイクイーブンを予測。
通期の予測:

売上は14億5000万ドルから14億1000万ドル。
ARRは16億6000万ドルから16億6500万ドル。
非GAAP営業利益は1億4500万ドル。

主要な経営陣の変更

  • CEO交代: ロブ・エンスリンがCEOを辞任し、創業者のダニエル・ディネスが再びCEOに就任予定。

ビジネスの展開とイノベーション

  • UiPath Autopilotの一般提供開始:開発者とテスター向けの新機能が追加され、業務の自動化がさらに進化。
  • FedRAMP認証取得:UiPathのオートメーションクラウドが米国政府のFedRAMP認証を取得し、公共部門での利用が拡大。

このサマリーから、UiPathが2025年度第1四半期において売上とARRの成長を続けているが営業損失が継続している。AI技術の強化や戦略的パートナーシップの拡大により、将来の成長に対する強い基盤が築かれているが、決算発表後には、株価は急落している。

突然のCEO交代と、見通しがガイダンスに対し弱く、嫌気されている。

2023:Q4

UiPath(ユーアイパス)の2024年度Q4と通期の決算サマリー

2024年第4四半期の財務ハイライト

  • 収益:4億500万ドルで、前年同期比31%増加。
  • 年間更新契約額(ARR):14億6400万ドルで、前年同期比22%増加。
  • 営業キャッシュフローおよび調整後フリーキャッシュフロー:1億4600万ドルに到達。
  • GAAP営業利益:1500万ドルで、公開会社として初の四半期黒字を達成。

2024年通期の財務ハイライト

  • 通期収益:13億800万ドルで、前年比24%増加。
  • 通期の新規ARR:2億6000万ドル。
  • GAAP営業損失:1億6500万ドル(前年は3億4828万3000ドルの損失)。
  • 調整後フリーキャッシュフロー:3億900万ドル。

この決算報告から、UiPathが堅調な収益成長を続けており、特に自動化とAIの分野での強化が顧客に価値を提供していることが分かる。

同社は2025会計年度の初めに向けて、さらに市場リーダーシップを拡大し、運用レバレッジを向上させるための戦略的投資を行う予定とされている。