このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。
あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
- はじめに
- UiPath(ユーアイパス)とは何の会社、どのような事業をしている?
- UiPath(ユーアイパス)の主力製品やサービスは?
- UiPath(ユーアイパス)のビジネスモデルは?
- UiPath(ユーアイパス)は何がすごい?
- UiPath(ユーアイパス)の顧客層は?
- UiPath(ユーアイパス)がAI銘柄としてで注目される要因は?
- 取引市場は?
- UiPath(ユーアイパス)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- UiPath(ユーアイパス)が属する業界の規模と成長性は?
- UiPath(ユーアイパス)の競合企業は?
- UiPath(ユーアイパス)の競合との差別化要素と優位性は?
- UiPath(ユーアイパス)の業績について
- ユーアイパス(PATH)の株価
- UiPath(ユーアイパス)の将来生は?今後の展開は?
- UiPath(ユーアイパス)に投資している有名投資家や投資会社は?
- UiPath(ユーアイパス)の2025年度Q2決算サマリー
- UiPath(ユーアイパス)の2025年度Q1決算サマリー
- UiPath(ユーアイパス)の2024年度Q4と通期の決算サマリー
- UiPath(ユーアイパス)の株を買える証券会社は?
- まとめ
はじめに
AIの発展により、半導体やサーバーなどのインフラ拡大が進んでいます。
この進展は、AIサービスの普及とビジネスや日常生活への応用に重要なフェーズを迎えています。
特に、ビジネスにおいて親和性の高いRPAサービスを提供するUiPathは注目されています。
UiPathは、世界的に高いシェアを誇るRPAのリーダー企業であり、AI投資を加速し、先進的なサービス提供が期待されています。
ここでは、UiPathの事業内容、独自の強み、そして将来性に焦点を当てて詳しく掘り下げます。
UiPath(ユーアイパス)とは何の会社、どのような事業をしている?
- UiPathはルーマニアの起業家であるDaniel DinesとMarius Tîrcăによって2005年に設立。
- UiPathは、主にロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソフトウェアを提供する会社。
RPAは、ルーチン的で反復的な業務プロセスを自動化する技術であり、UiPathのプラットフォームは企業がこれらのタスクを効率的に自動化することを可能にする。 - UiPathのソフトウェアは、AI(人工知能)技術と組み合わせて使用されることが多く、企業が業務プロセスを理解し、自動化し、運用するための包括的なソリューションを提供する。これにより、企業は時間を節約し、コストを削減し、全体の生産性を向上させることができる。
- UiPathはその使いやすいインターフェースと強力な機能で知られており、エンドツーエンドのプロセス自動化を実現するための様々なツールと機能を提供している。これには、プロセスマイニング、タスクキャプチャ、ロボット管理などが含まれる。
これらの技術によって、UiPathは多くの企業にとってデジタル変革を推進する重要なパートナーとなっている。
UiPath(ユーアイパス)の企業情報は以下。
- 会社名: UiPath Inc.
- 設立年月:2005年
- 代表者名:ダニエル・ダインス(Daniel Dines)
- 公式サイト: https://www.uipath.com/ja
UiPath(ユーアイパス)の主力製品やサービスは?
UiPathの主力製品とサービスは、以下のような幅広いロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションとAI機能を含んでいる。
UiPath Platform
- UiPath Studio:ユーザーがビジュアルプログラミングを使用して自動化プロセスを設計するための開発環境。
- UiPath Robot:自動化タスクを実行するためのロボットで、背後で(非対話的)または対話的に動作することができる。
- UiPath Orchestrator:自動化されたワークフローのデプロイ、監視、管理を行う中央管理ツール。
AIと統合された製品
- AI Center:AIモデルを組み込んで自動化の精度を高め、より複雑な意思決定を支援する機能。
- Document Understanding:書類やフォームを解析し、データ抽出や分類を自動化するためのAI機能。
プロセスマイニングとタスクキャプチャ
- Process Mining:組織内のプロセスを可視化し、効率化の機会を特定するツール。
- Task Capture:ユーザーのデスクトップ活動を記録し、それをプロセスドキュメントに変換するツール。
これらの製品は、企業が効率化を図り、デジタルトランスフォーメーションを進める上で重要な役割を果たしている。
特に、業務の自動化と効率化を求める企業にとって、UiPathの提供するソリューションは多大な価値を提供している。
UiPath(ユーアイパス)のビジネスモデルは?
UiPathのビジネスモデルは、主に以下の要素から構成されている。
ソフトウェアライセンスとサブスクリプション
UiPathは、その主力製品をサブスクリプションベースで提供している。
顧客は年間または複数年契約の形でUiPathのソフトウェアを利用でき、これには定期的なアップデートやサポートが含まれる。このサブスクリプションモデルによって、安定した収入が確保され、顧客は常に最新のソフトウェアを使用できる利点がある。
プロフェッショナルサービス
UiPathは導入支援やカスタマイズ、トレーニングといったプロフェッショナルサービスも提供。これにより、顧客が自社のニーズに合わせてRPAソリューションを最大限に活用できるようサポートします。
このサービスは、顧客の成功を確実にし、長期的な顧客満足とロイヤリティを構築するのに役立っている。
パートナーシップとエコシステム
UiPathは、コンサルティング会社、システムインテグレーター、技術提供者といった広範なパートナーネットワークを構築している。これにより、彼らの技術が様々な業界や市場での導入を促進し、新しい顧客層へのアクセスを拡大している。
パートナーシップは、市場のリーチを広げるとともに、総合的なソリューション提供を可能にしています。
このビジネスモデルは、一貫してイノベーションを推進し、顧客が直面する複雑な課題に対応する製品を提供することで、市場における競争力を維持し、成長を遂げる基盤を形成している。
UiPath(ユーアイパス)は何がすごい?
UiPathのすごさは、高度に洗練されたロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)プラットフォームを提供している点にある。
このプラットフォームは、企業がルーチン作業を自動化し、効率を大幅に向上させることを可能にします。
特に、人工知能(AI)を統合することで、複雑なデータ処理や意思決定タスクも自動化できるようになり、これが業界での競争力と革新の源泉となっている。
また、ユーザーフレンドリーなインターフェースと強力なカスタマイズ機能が、技術的な専門知識がないユーザーでも容易に導入できるようにしており、幅広い業界での採用を促進している。
これらの特徴により、UiPathはデジタルトランスフォーメーションの加速に寄与し、企業が市場の変化に迅速に対応できるよう支援しています。
UiPath(ユーアイパス)の顧客層は?
UiPathの顧客層は非常に幅広く、様々な業界と規模の企業に及ぶ。
具体的には、金融サービス、製造業、ヘルスケア、小売、公共部門など、プロセス自動化と効率化が求められるほぼ全てのセクターに対応している。
これらの業界において、UiPathは中小企業から大企業まで、さまざまな規模の組織にソリューションを提供しており、特に大企業やグローバル企業が重要な顧客基盤を形成している。
また、企業だけでなく、政府機関や教育機関などの公共部門も積極的にRPA技術を導入しており、UiPathの顧客層としても見受けられる。
この多様な顧客層は、UiPathが提供する製品が多岐にわたるビジネスニーズに対応可能であることを示している。
UiPath(ユーアイパス)がAI銘柄としてで注目される要因は?
UiPathがAI銘柄として注目される要因は、その革新的なRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)技術と、AI(人工知能)の統合による先進的なソリューションを提供している点にある。
以下の点が特に注目される理由。
- AIの統合:UiPathは、AIをRPAに統合することで、単純なタスクだけでなく、より複雑な意思決定プロセスも自動化している。この進歩により、企業は効率化を超えて、業務の質の向上や新しいサービスの提供が可能になる。
- プロセスマイニングとAIアナリティクス: UiPathはプロセスマイニングツールを用いて業務プロセスを分析し、効率化の機会を特定します。これにより、企業はリソースの最適化やコスト削減を図ることができ、さらにAIを活用してこれらのプロセスを自動化することで、継続的な改善を実現する。
- 持続的なイノベーションと拡張性:UiPathは定期的に製品をアップデートし、新たなAI機能を追加しているため、顧客は常に最先端の技術を利用できるようになっており、さまざまな業界での適用が進んでいる。
これらの要因により、UiPathはAI銘柄として投資家やテクノロジー業界から高い注目を集めている。
その結果、AIと自動化の未来を形作る企業と見なされ、その成長潜在力に期待が寄せられている。
取引市場は?
UiPath(ユーアイパス)は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されており、ティッカーシンボルは「PATH」。
UiPath(ユーアイパス)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
情報技術(Information Technology):UiPathは情報技術セクターに属しており、このセクターはデジタル変革、効率化、およびオートメーションに関連する技術やサービスを提供する企業を含んでいる。
UiPathの提供するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)技術は、企業の業務プロセスを自動化し、生産性を向上させることを目的としている。
業種
ソフトウェアおよびサービス(Software & Services):具体的には、UiPathはソフトウェアおよびサービス業種に分類される。
この業種は、エンドユーザーに対して多様なソフトウェア製品や関連サービスを提供する企業で構成されている。
UiPathのソフトウェアは、特に企業が自動化技術を活用して効率を追求するためのツールとして位置づけられている。
属するテーマ
デジタルトランスフォーメーションとAI:UiPathの事業は、デジタルトランスフォーメーションと人工知能(AI)の統合に重点を置いている。
このテーマには、企業が業務プロセスを自動化し、AIを用いてこれらのプロセスをさらにスマートかつ効率的にする技術の開発が含まれる。
RPAとAIの融合により、UiPathは企業がデータ駆動型の意思決定を行い、運用の効率を最大化する手助けをしている。
配当は?
UiPath(ユーアイパス)は、これまでのところ配当を支払っていない。多くの成長中のテクノロジー企業と同様に、UiPathも利益を再投資してさらなる成長と事業拡大を図っている。
UiPath(ユーアイパス)が属する業界の規模と成長性は?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)市場は、世界的に見ても急速に成長している業界である。
特に、企業運営のコスト削減、人手不足の解消、そして業務のデジタル化を推進するツールとしての需要が高まっている。
RPAは、繰り返し発生する単純な事務作業を自動化することで、効率化とコスト削減を実現し、企業の生産性向上に貢献する。
具体的に、2024年の時点で世界のRPA市場は約545億7,000万ドル(約7兆円)に到達すると予測されており、その中でも北米市場が特に大きな成長を遂げている。
日本においても、RPAの市場規模は年々増加しており、2023年には約1,520億円に達する見込み。
これは、労働環境の変化やBCP(事業継続計画)対策、デジタル変革(DX)の推進など、多くの企業が直面する課題への対応としてRPAが選ばれているためである。
これらのデータから見ると、RPA市場は今後も持続的な成長が期待される分野であり、日本を含む世界各国の企業にとって重要な技術となっている。
UiPath(ユーアイパス)の競合企業は?
UiPathは、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)分野で著名な企業ですが、いくつかの主要な競合企業も存在する。主な競合には以下の企業が含まれる。
- Automation Anywhere【非公開企業】:サンノゼに本社を置き、AIを活用したデジタルワークフォースプラットフォームを開発している。この企業は特に強力な競合であり、広範な顧客基盤を持っている。
- Blue Prism 【SSNC】:イギリスのワリントンに本社を置き、同様にエンドツーエンドのRPAソフトウェアを提供しています。Blue Prismは2022年にSS&C Technologiesによって買収済み。
- Pegasystems 【PEGA】:ケンブリッジ、マサチューセッツに本社を置くこの企業は、ビジネスプロセス管理(BPM)と顧客関係管理(CRM)のアップグレードに焦点を当てており、RPAも提供している。
- Kofax【非公開企業】: この企業はサイバーセキュリティとオートメーションソフトウェアのソリューションを提供しており、RPA市場においてもそのプレゼンスを持っている。
UiPath(ユーアイパス)の競合との差別化要素と優位性は?
UiPathは、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)市場において、いくつかの重要な差別化要素と優位性を持っている。これらは主に以下の点に集約される。
- 包括的なプラットフォーム:UiPathは、一連の業務を自動化するための統合されたプラットフォームを提供し、プロセスの発見から自動化の設計、管理、運用に至るまで全てをカバーし、ユーザーフレンドリーなインターフェースと強力な機能を兼ね備えている。これにより、企業が自動化プロジェクトを迅速に導入し、スケールアップすることが可能。
- AIとの統合:UiPathはAI技術を自動化プロセスに統合することに力を入れており、特に自然言語処理(NLP)や機械学習(ML)を活用した製品がある。これにより、より複雑な意思決定タスクも自動化でき、単純な作業だけでなく、高度なプロセスも効率化できる。
- スケーラビリティと柔軟性:UiPathのソリューションは、小規模なプロジェクトから大規模なエンタープライズレベルの導入まで、幅広いスケールで適用可能。
クラウドベースとオンプレミスの両方のオプションを提供しており、企業のニーズに応じて柔軟に選択できる。 - グローバルな支持とコミュニティ: UiPathは、世界中に広がる顧客基盤を持ち、そのコミュニティも非常に活発である。ユーザーは互いに知見を共有し、新しいアイデアやベストプラクティスを交換することができ、強力なパートナーネットワークもこの優位性を支えている。
これらの特徴により、UiPathは競合他社と比較して顧客に対して明確なメリットを提供しており、市場でのリーダーシップを維持している。
UiPath(ユーアイパス)の業績について
UiPathの財務年度は1月31日で終了する。
四半期決算は以下のスケジュールで発表されている。
- 第1四半期決算:4月末頃
- 第2四半期決算:7月末頃
- 第3四半期決算:10月末頃
- 第4四半期および通期決算:翌年1月末頃
まずは、ユーアイパス(PATH)の最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上:企業の業績と成長しているかを見る指標。
- 営業キャッシュフローと営業キャッシュフローマージン:企業がサービスからどれくらい現金を生み出しているかを見る指標。マージンはその比率で15%あると優良とされる。
- 営業利益:企業が主力の事業で稼いだ利益。企業の業績を評価する指標。
- EPS:1株当たり純利益で企業の稼ぐ力「収益力」と「成長性」を見る指標。数値が高いほど収益力が高い。
各データは、Investing.com、TradingViewより参照。
ユーアイパス(PATH)の株価
ユーアイパス(PATH)の現在株価がわかるリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
ユーアイパス(PATH)の四半期:売上推移
四半期ごとの売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(四半期) | 予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2022:Q1 | 225.3 | 245.07 | |
2022:Q2 | 231.33 | 242.2 | |
2022:Q3 | 249.74 | 262.74 | |
2022:Q4 | 278.64 | 308.55 | |
2023:Q1 | 271.25 | 289.59 | 18.17% |
2023:Q2 | 281.48 | 287.31 | 18.63% |
2023:Q3 | 315.64 | 325.92 | 24.05% |
2023:Q4 | 383.68 | 405.25 | 31.34% |
2024:Q1 | 333.07 | 335.11 | 15.72% |
2024:Q2 | 303.69 | 316.25 | 10.07% |
2024:Q3 | 347.66 | ||
2024:Q4 | 423.83 | ||
2025:Q1 | 364.75 | ||
2025:Q2 | 356.35 |
売上予測と実績の推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の四半期:営業キャッシュフロー推移
四半期ごとの営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージンの推移です。
年度(四半期) | 営業CF | 営業CFマージン |
---|---|---|
2022:Q2 | -23.74 | -9.80% |
2022:Q3 | -27.32 | -10.40% |
2022:Q4 | 93.96 | 30.45% |
2023:Q1 | 67.34 | 23.25% |
2023:Q2 | 44.29 | 15.42% |
2023:Q3 | 41.85 | 12.84% |
2023:Q4 | 145.6 | 35.93% |
2024:Q1 | 100.04 | 29.85% |
2024:Q2 | 46.38 | 14.67% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の四半期:営業利益推移
四半期ごとの営業利益の推移です。
年度(四半期) | 営業利益 |
---|---|
2022:Q2 | -108.16 |
2022:Q3 | -65.9 |
2022:Q4 | -34.83 |
2023:Q1 | -45.52 |
2023:Q2 | -75.87 |
2023:Q3 | -55.79 |
2023:Q4 | 15.09 |
2024:Q1 | -49.47 |
2024:Q2 | -90.74 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の四半期:EPS推移
四半期ごとのEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(四半期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2022:Q1 | -0.06 | -0.03 | 0.03 |
2022:Q2 | -0.1 | -0.02 | 0.08 |
2022:Q3 | -0.05 | 0.05 | 0.1 |
2022:Q4 | 0.07 | 0.15 | 0.08 |
2023:Q1 | 0.02 | 0.11 | 0.09 |
2023:Q2 | 0.04 | 0.09 | 0.05 |
2023:Q3 | 0.07 | 0.12 | 0.05 |
2023:Q4 | 0.16 | 0.22 | 0.06 |
2024:Q1 | 0.12 | 0.13 | 0.01 |
2024:Q2 | 0.03 | 0.04 | 0.01 |
2024:Q3 | 0.07 | ||
2024:Q4 | 0.17 | ||
2025:Q1 | 0.1 | ||
2025:Q2 | 0.06 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の通期:売上推移
通期の売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(通期) | 売上予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2020年 | 607.62 | ||
2021年 | 885.59 | 892.25 | 46.84% |
2022年 | 1030 | 1060 | 18.80% |
2023年 | 1290 | 1310 | 23.58% |
2024年 | 1560 | ||
2025年 | 1830 | ||
2026年 | 2120 | ||
2027年 | 2340 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の通期:営業キャッシュ・フロー推移
通期の営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージンの推移です。
年度(通期) | 営業CFフロー | 営業CFマージン |
---|---|---|
2019年 | -359.44 | |
2020年 | 29.18 | 4.80% |
2021年 | -54.96 | -6.16% |
2022年 | -9.98 | -0.94% |
2023年 | 299.08 | 22.83% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の通期:営業利益推移
通期の営業利益の推移です。
年度(通期) | 営業利益 |
---|---|
2018年 | -257.19 |
2019年 | -517.28 |
2020年 | -110.32 |
2021年 | -500.95 |
2022年 | -324.84 |
2023年 | -162.09 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ユーアイパス(PATH)の通期:EPS推移
通期のEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(通期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2020年 | -0.02 | -0.02 | |
2021年 | 0.06 | 0.08 | 0.02 |
2022年 | 0.06 | 0.14 | 0.08 |
2023年 | 0.47 | 0.54 | 0.07 |
2024年 | 0.58 | ||
2025年 | 0.68 | ||
2026年 | 0.84 | ||
2027年 | 0.81 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
UiPath(ユーアイパス)の将来生は?今後の展開は?
UiPathの将来性は、その技術革新と市場での戦略により非常に有望と見られている。
最新のプラットフォームアップデートにおいて、UiPathはAIを強化し、特に自動化プロセスにおいて顕著な進歩を遂げている。
具体的には、文書理解やコミュニケーションズ・マイニングなどに最新のAI技術を導入し、業務プロセスの自動化と効率化をさらに推進している。
また、UiPathはデジタルトランスフォーメーションと業務自動化のニーズに応じて、企業がAI技術を利用して新しいビジネスモデルを実現する手助けをしています。これには、OPEN AIやGoogle CloudなどからのAIモデルを組み込むことが含まれる。
IoT(モノのインターネット)とビッグデータの増加に伴い、UiPathはこれらの技術を活用して、企業がデータをより効果的に管理し、プロセスを最適化するための支援を行っているため、RPAの活用範囲が拡大し、企業の運営効率が向上する見込みとなる。
将来的には、UiPathのプラットフォームはさらに多くの業務に対応可能となり、特にクラウドサービスとの統合を深めることで、より広範な業務自動化が可能となるでしょう。これにより、企業は運用の効率化だけでなく、戦略的な意思決定を行う際にも大きな利益を得ることができます。
総じて、UiPathはその革新的なAI機能と市場への適応能力により、自動化技術の未来を牽引していると言える。
これらの要因が組み合わさることで、UiPathは今後も業界のリーダーとしての地位を確固たるものとしていくと思われる。
UiPath(ユーアイパス)に投資している有名投資家や投資会社は?
UiPathに投資している有名な投資家や投資会社には、キャシーウッド氏率いるArk Investment Managementが含まれます。アークイベンストはUiPathの株を大量に保有しており、そのInnovation ETFの中でも重要な位置を占めている。
キャシーウッド氏は、UiPathの株価が下落した際にも、その潜在能力を信じて追加購入を行っていると報道されている。
他にも、Vanguard GroupやT. Rowe Priceなどの大手投資会社がUiPathに投資している。これらの企業はUiPathの将来性を高く評価しており、その技術革新と市場での成長潜在力に注目している。
UiPath(ユーアイパス)の2025年度Q2決算サマリー
売上高と収益
- 売上高: 3億1,600万ドルで、前年同期比10%増加。企業向けAIと自動化ソリューションの需要が引き続き成長を牽引。
- 年間経常収益 (ARR): 15億5,100万ドルで、前年同期比19%増。顧客との契約の増加や既存顧客との関係強化による。
- GAAP粗利益率: 80%、Non-GAAP粗利益率は83%と堅調な水準を維持。
利益
- GAAP営業損失: 1億300万ドルで、前年同期比増加。主にマーケティングや研究開発の費用増加が影響。
- Non-GAAP営業利益: 600万ドルの黒字を記録し、収益性の向上が見られる。
- 営業キャッシュフロー: 4,600万ドル、Non-GAAP調整後フリーキャッシュフローは4,900万ドルで、堅調な資金調達を維持。
事業ハイライト
- 自動化プラットフォームの進化: ジェネレーティブAI(GenAI)を取り入れた新機能を発表し、企業の自動化プロセスをサポート。これには「Autopilot for Developers」や「Autopilot for Testers」など、AI支援のワークフロー開発ツールが含まれる。
- パートナーシップの拡大: Microsoft 365の「Copilot」との統合プラグインが提供され、企業はTeamsを通じてエンドツーエンドのビジネスプロセスを自動化可能。
- 株主還元: 5億ドルの追加株式買戻しプログラムを承認し、長期的な株主価値の提供を目指す。
将来ガイダンス
- 第3四半期予測: 売上高3億4,500万ドルから3億5,000万ドルを見込み、ARRは16億から16億500万ドル。
- 2025年度通期予測: 売上は14億2,000万ドルから14億2,500万ドル、ARRは16億6,500万ドルから16億7,000万ドル、Non-GAAP営業利益は1億7,000万ドルとする見通し。
UiPathは今後もAIおよび自動化分野での革新に注力し、グローバル企業へのソリューション提供を強化する方針である。
UiPath(ユーアイパス)の2025年度Q1決算サマリー
- 売上高:3億3500万ドル、前年同期比16%増加。
- 年次定期収益 (ARR):15億8000万ドル、前年同期比21%増加。
- 純利益:
- GAAP(一般に認められた会計原則)基準で純損失2870万ドル。
- 非GAAP基準で純利益7320万ドル。
- 一株当たりの純利益(EPS):
- GAAP基準で0.05ドルの損失。
- 非GAAP基準で0.13ドルの利益。
営業成績
- 総利益率:
- GAAP基準で83%。
- 非GAAP基準で86%。
- 営業損失: GAAP基準で4946万ドル。
- 非GAAP営業利益:5036万ドル。
キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー:1億ドル。
- 非GAAP調整後フリーキャッシュフロー:1億127万ドル。
- 現金及び現金同等物、及び市場性証券:四半期末時点で19億ドル。
主な事業ハイライト
- 顧客基盤の拡大:顧客数が増加し、特に大規模企業での採用が進んでいる。
- AIと自動化技術の強化:新しい生成AI(GenAI)機能の導入により、企業の業務効率が向上。
- Microsoftとのパートナーシップ強化:UiPathの自動化プラットフォームとMicrosoft 365のCopilotとの統合により、知識作業の自動化が進展。
将来の見通し
- 第2四半期の予測:
- 売上は3億ドルから3億500万ドル。
- ARRは15億4300万ドルから15億4800万ドル。
- 非GAAP営業利益はほぼブレイクイーブンを予測。
- 通期の予測:
- 売上は14億5000万ドルから14億1000万ドル。
- ARRは16億6000万ドルから16億6500万ドル。
- 非GAAP営業利益は1億4500万ドル。
主要な経営陣の変更
- CEO交代: ロブ・エンスリンがCEOを辞任し、創業者のダニエル・ディネスが再びCEOに就任予定。
ビジネスの展開とイノベーション
- UiPath Autopilotの一般提供開始:開発者とテスター向けの新機能が追加され、業務の自動化がさらに進化。
- FedRAMP認証取得:UiPathのオートメーションクラウドが米国政府のFedRAMP認証を取得し、公共部門での利用が拡大。
このサマリーから、UiPathが2025年度第1四半期において売上とARRの成長を続けているが営業損失が継続している。AI技術の強化や戦略的パートナーシップの拡大により、将来の成長に対する強い基盤が築かれているが、決算発表後には、株価は急落している。
突然のCEO交代と、見通しがガイダンスに対し弱く、嫌気されている。
UiPath(ユーアイパス)の2024年度Q4と通期の決算サマリー
2024年第4四半期の財務ハイライト
- 収益:4億500万ドルで、前年同期比31%増加。
- 年間更新契約額(ARR):14億6400万ドルで、前年同期比22%増加。
- 営業キャッシュフローおよび調整後フリーキャッシュフロー:1億4600万ドルに到達。
- GAAP営業利益:1500万ドルで、公開会社として初の四半期黒字を達成。
2024年通期の財務ハイライト
- 通期収益:13億800万ドルで、前年比24%増加。
- 通期の新規ARR:2億6000万ドル。
- GAAP営業損失:1億6500万ドル(前年は3億4828万3000ドルの損失)。
- 調整後フリーキャッシュフロー:3億900万ドル。
この決算報告から、UiPathが堅調な収益成長を続けており、特に自動化とAIの分野での強化が顧客に価値を提供していることが分かる。
同社は2025会計年度の初めに向けて、さらに市場リーダーシップを拡大し、運用レバレッジを向上させるための戦略的投資を行う予定とされている。
UiPath(ユーアイパス)の株を買える証券会社は?
UiPath(ユーアイパス)の株を取り扱っている主要な証券会社をリストアップしました。これらの証券会社では、外国株として直接の株取引のほか、CFD(差金決済取引)としての投資も選択できます。
私自身はSBI証券を主に使用していますが、取り扱い銘柄によっては購入できない場合があります。その際は、サクソバンク証券やIG証券などでCFDを利用することもあります。
人気の証券会社 | 株取引 | CFD取引 |
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SBI証券 | ◯ | ✕ |
松井証券 | ◯ | ✕ |
楽天証券 | ◯ | ✕ |
マネックス証券 | ◯ | ✕ |
auカブコム証券 | ◯ | ✕ |
DMM株 | ◯ | ✕ |
サクソバンク証券 | ◯ | ◯ |
IG証券 | ✕ | ◯ |
GMOクリック証券 | ✕ | ✕ |
moomoo証券 | ◯ | ✕ |
まとめ
UiPath(ユーアイパス)の事業内容、独自の特徴、競争上の優位性、そして業績の成長について詳細に掘り下げてきました。
ユーアイパスの実績データからは、堅調な成長を見せており、四半期では営業利益もプラス転換し黒字化を達成しています。
成長見通しの予測も高く、AIの統合を深めることで加速度的な成長が見られるか期待したいところです。
投資家の関心も高く、特にキャシーウッド率いるArk Investment Managementは、UiPathに注目しており、そのポートフォリオにおいても重要な位置を占めています。
UiPathはその革新的な技術と市場での強い立ち位置により、デジタルトランスフォーメーションを推進し続ける企業として注目されています。
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