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【S】センチネルワンの決算まとめ|2026年Q1

最新 2026:Q1 引け後

2026:Q1 2026/05/28 発表(引け後)

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S 2026年Q1決算:売上成長が21%へ加速、Non-GAAP営業黒字化とARR過去最高の純増を確認

Sの決算ハイライト

センチネルワンの2027年度第1四半期は、売上高が前年同期比21%増の2.77億ドルとなり、成長率が前四半期までの水準から加速した。ARR(年間経常収益)も23%増の11.63億ドルに達し、会社は「記録的な純増ARR成長」があったと説明している。ARR10万ドル以上の顧客数も17%増の1,702社まで積み上がった。

収益性の改善も明確だ。GAAP営業損失は7,972万ドルと前年同期の8,748万ドルから縮小し、Non-GAAP営業利益は1,054万ドルとなり、前年同期の393万ドルの赤字から黒字転換した。Non-GAAP純利益も1,226万ドルとなり、前年同期の665万ドルから伸びている。一方でGAAP純損失は7,616万ドルで、前年同期の2.08億ドルの損失からは大幅に縮小したものの、依然として赤字が続いている。

会社は2027年度通期の売上ガイダンスを11.95億〜12.05億ドルとし、Non-GAAP営業利益の見通しを1.15億〜1.25億ドルへ引き上げた。第2四半期は売上高2.89億〜2.91億ドル、Non-GAAP営業利益2,300万〜2,500万ドルを見込む。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 2.77億ドル(前年同期比21%増、前年同期2.29億ドル)
  • ARR: 11.63億ドル(前年同期比23%増)
  • Non-GAAP営業利益率: 4%(前年同期はマイナス2%)
  • Non-GAAP調整後フリーキャッシュフロー率: 22%(前年同期20%)

重要なインサイト

今回の決算で目を引くのは、売上成長率が加速しながら同時に採算性も改善するという、両立が難しい局面を実現している点だ。Non-GAAP営業利益率はプラス4%まで浮上し、前年同期のマイナス2%から明確に転じている。CFOのソナリー・パレック氏も「事業拡大に伴う営業レバレッジ」を強調しており、単なる一時的な費用削減ではなく、規模拡大に伴う構造的な改善という位置付けだ。

一方でGAAPベースでは依然として営業損失、純損失が続いており、株式報酬費用や無形資産償却などの非現金項目が大きな重しになっている点は変わらない。また調整後フリーキャッシュフローの改善は、イスラエル税務当局との合意に伴う一時的な税金支払い3,066万ドルを除いた数値であることには留意が必要だ。フリーキャッシュフロー自体は3,072万ドルと前年同期の4,544万ドルから減少しており、キャッシュ創出力の伸びはまだ緩やかな段階にある。

顧客数の伸び(17%増)がARR成長率(23%増)をやや下回っている点も、既存顧客の単価拡大や大口顧客への集中が進んでいることを示唆する。CEOのトマー・ワインガーテン氏が言及した「emerging solutions(新興ソリューション)が全社ARRの半分に達した」というマイルストーンは、エンドポイント以外の事業領域が着実に育っていることを裏付けている。

今後の見どころ

次四半期以降は、Non-GAAP営業利益ガイダンスの引き上げが実際の四半期決算でどこまで再現されるかが焦点になる。第2四半期のNon-GAAP営業利益ガイダンスは2,300万〜2,500万ドルとされており、今四半期の1,054万ドルからの伸びが継続できるかが試金石だ。

またGAAPベースの赤字がいつ解消に向かうか、フリーキャッシュフローが一時的な税務要因を除いても安定的に積み上がるかも注視したい点である。ARR10万ドル以上の顧客数の伸びが今後もARR成長率に追いつくかどうかは、新規顧客獲得と既存顧客の深耕のどちらが成長を支えているかを見極める材料になる。

出典

SentinelOne Announces First Quarter Fiscal Year 2027 Financial Results

2024:Q2

センチネルワンの2025年度Q2決算サマリー

  • 売上高: 1億9,893万ドルで、前年同期の1億4,942万ドルから約33%増加​。
  • GAAP粗利益率: 74.5%、前年同期の70.1%から改善​。
  • 営業損失: 7,938万ドルで、前年同期の1億35万ドルから縮小​。
  • 純損失: 6,918万ドル、前年同期の8,954万ドルから減少​。
  • 一株当たり損失(EPS): GAAPベースで0.22ドル、前年同期の0.31ドルから改善​。

主要な事業の進展

  • 顧客基盤の拡大: 高額な年間契約を締結している顧客が増加し、全体の収益基盤が強化されている。
  • 新製品と技術の導入: AIベースのセキュリティプラットフォームがさらに進化し、業界での競争力を強化している。
  • グローバルな展開: 米国外の収益も順調に伸びており、特にヨーロッパやアジア市場での成長が見られる。

キャッシュフロー

  • 営業キャッシュフロー: 4,430万ドルのプラスで、前年同期のマイナス3,996万ドルから大幅に改善​。
  • フリーキャッシュフロー: 3,375万ドルのプラスで、前年同期のマイナス3,143万ドルから改善​。

将来の見通し

  • 次期四半期の売上予測: 売上高は約2億ドルを見込んでおり、引き続き成長を予測。
  • 費用削減と効率化の推進: 業務の効率化とコスト管理が強化され、さらなる収益性の向上が期待されている。

センチネルワンは第2四半期において売上と利益率の改善を示し、引き続き強力な成長軌道にある。AI駆動のセキュリティプラットフォームの進化と新たな市場への進出が、今後の成長を支える要因となっている。

2024:Q1

センチネルワンの2025年度Q1決算サマリー

  • 売上高: 1億8,635万ドルで、前年同期の1億3,339万ドルから40%増加​。
  • 年間経常収益(ARR): 7億6,200万ドルで、前年同期比35%増加​。
  • GAAP粗利益率: 73%、前年同期の68%から改善​。
  • Non-GAAP粗利益率: 79%、前年同期の75%から増加​。
  • GAAP営業利益率: マイナス43%、前年同期のマイナス86%から改善​。
  • Non-GAAP営業利益率: マイナス6%、前年同期のマイナス38%から改善​。

主要事業の進展

  • 顧客基盤の拡大: 年間経常収益が10万ドル以上の顧客が1,193社に達し、前年同期比30%増加。
  • AI駆動のセキュリティ: 「Purple AI」を中心に、プラットフォーム全体のセキュリティ強化を図り、企業に高い効率と自動化を提供している​。

キャッシュフロー

  • 営業キャッシュフロー: 4,200万ドルのプラスで、前年同期のマイナス2,805万ドルから大幅に改善​。
  • フリーキャッシュフロー: 3,375万ドルのプラスで、前年同期のマイナス3,143万ドルから改善​。

将来の見通し

  • 第2四半期の売上予測: 1億9,700万ドルを見込んでおり、前年同期比で32%の成長を予測​。
  • 通期売上予測: 8億800万ドルから8億1,500万ドルを見込んでいる​。

センチネルワンは、第1四半期において強力な収益成長を示し、特にAI駆動のセキュリティプラットフォーム「Purple AI」が注目されている。営業利益率やキャッシュフローも大幅に改善し、今後も引き続き成長が期待される。