2026:Q1 2026/05/27 発表(引け後)
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- 5営業日+37.67%
SNOW 2026年Q1決算:製品売上34%増で過去最高の増加幅を記録、通期ガイダンスを引き上げ
SNOWの決算ハイライト
スノーフレークの2026年度第1四半期(2026年4月30日締め)は、製品売上高が前年同期比34%増の13.3億ドルとなり、四半期としては過去最高の増加幅を記録した。全体の売上高も前年同期比33%増の13.9億ドルに達し、成長率は前四半期からさらに加速している。
収益性の面では、GAAP営業損益が3.26億ドルの赤字(前年同期は4.47億ドルの赤字)と依然マイナスながら、non-GAAP営業利益は1.66億ドル、営業利益率は11.9%まで改善した。GAAP純損益も2.96億ドルの赤字にとどまり、前年同期の4.30億ドルの赤字から損失幅は縮小している。営業キャッシュフローは2.43億ドル、adjusted free cash flowは2.66億ドルとキャッシュ創出力も維持された。
会社は好調な事業モメンタムを受け、通期の製品売上ガイダンスを従来の56.6億ドル(前年比27%成長)から58.4億ドル(同31%成長)へ引き上げ、non-GAAP営業利益率の見通しも12.5%から13.5%へ改善させた。次四半期の製品売上見通しは14.15億〜14.2億ドル(前年比30%成長)としている。
抑えておくべきKPI
- 製品売上高: 13.3億ドル(前年同期比34%増)
- 純収益維持率(NRR): 126%
- 100万ドル超顧客数: 779社(前年同期比29%増、四半期中に46社が新たに閾値を突破)
- 残存履行義務(RPO): 92.1億ドル(前年同期比38%増)
インサイト
今回の決算で特筆すべきは、AIが実際に消費量の押し上げ要因として機能し始めている点だ。Snowflake IntelligenceやCortex Codeの利用アカウントが四半期で倍増するなど、AI関連製品の採用が既存プラットフォームの消費加速と重なり、製品売上の伸びを過去最高水準に引き上げた。100万ドル超顧客が前年の26社から46社へと倍近く増えたことも、大口顧客の利用拡大が単発的な現象ではなく広がりを持っていることを示している。
一方でGAAPベースでは依然として営業損失・純損失が続いており、株式報酬関連費用が引き続き重い負担となっている点はローライトとして留意したい。ただしnon-GAAP営業利益率は前年同期の9%から12%へ改善しており、収益性の方向感自体は改善基調にある。
RPOが前年同期比38%増の92.1億ドルと売上成長率を上回るペースで積み上がっている点も、将来の消費余地が着実に積み増されている構造変化のサインと読める。AWSとの60億ドル規模の複数年契約やOpenAIとの提携深化も、今後の成長ドライバーとして効いてくる可能性がある。
今後の見どころ
次四半期以降は、通期製品売上ガイダンス58.4億ドルへの上方修正が実際の消費トレンドとどこまで整合するかが焦点になる。特にCortex CodeやSnowflake Intelligenceの利用アカウント数が引き続き拡大するか、100万ドル超顧客の増加ペースが46社の水準を維持できるかが、AI起点の成長が一過性か構造的かを見極める材料となる。
また、2026年5月に発表されたNatoma買収がAIエージェント向けガバナンス機能としてどう統合され、製品ロードマップに反映されるかも注目点だ。GAAP収益性の改善ペース、特に株式報酬費用の推移も引き続き確認したい。
出典
Snowflake Reports Financial Results for the First Quarter of Fiscal 2027
2024:Q3 2024/11/20 発表(引け後)
- 発表翌営業日+32.71%寄付 +24.89%
- 5営業日+34.53%
スノーフレーク(SNOW)の2025年度Q3決算サマリー
売上と業績
- 総売上高: 9億4,209万ドル。前年同期比28%増。
- 製品売上高: 9億282万ドル。前年同期比29%増。
- 残存パフォーマンス義務 (RPO): 57億ドル。前年同期比55%増。
- 純収益維持率: 127%。
利益
- GAAP製品売上総利益率: 71%。
- 非GAAP製品売上総利益率: 76%。
- GAAP営業損失: 3億6,545万ドル(売上比39%の損失)。
- 非GAAP営業利益: 5,888万ドル(売上比6%の利益)。
キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 1億170万ドル(前年同期比11%増)。
- フリーキャッシュフロー: 7,823万ドル(売上比8%)。
主要な顧客動向
- 年間1,000万ドル以上の製品売上を計上した顧客数: 542件(前年同期比25%増)。
- Forbes Global 2000顧客数: 754件(前年同期比8%増)。
将来ガイダンス
- 第4四半期製品売上高: 9億600万~9億1,100万ドル(前年同期比23%増を見込む)。
- 通期製品売上高: 34億3,000万ドル(前年同期比29%増を見込む)。
- 非GAAP製品売上総利益率: 76%。
- 非GAAPフリーキャッシュフローマージン: 26%。
コメントと展望
CEOのスリダー・ラマスワミ氏は、製品の使いやすさと費用対効果が顧客拡大と競合優位性を高めていると強調。AI関連データプラットフォームとしての市場での地位を強化し続けることが明らかにされた。
2024:Q2
スノーフレーク(SNOW)の2025年度Q2決算サマリー
売上高と収益
- 総売上高: 8億6,880万ドルで、前年同期比29%増加。
- プロダクト売上: 8億2,930万ドルで、前年同期比30%増。Snowflakeの成長の主軸となるプロダクト売上が、堅調な増加を見せた。
- 粗利益率: GAAPベースで67%、Non-GAAPベースで73%を維持し、高い収益性を示す。
顧客と成長指標
- ネット収益維持率 (Net Revenue Retention Rate): 127%を記録し、既存顧客からの収益が安定して成長していることを示す。
- 顧客基盤: 1,200社以上のFortune 500企業を含む、グローバルで広がる顧客層。年間売上が1,000万ドルを超える大口顧客数が大幅に増加。
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフロー: 6,990万ドルのプラスで、前年同期比8%増加。フリーキャッシュフローは5,880万ドルで、キャッシュフローマージンは7%。
主要な成長要因
- AIおよびデータクラウドの需要増: Snowflakeのデータクラウドソリューションは、企業のAI活用に欠かせない基盤として支持されており、特に大規模データの管理や分析においての需要が増加している。
- AI製品群の早期導入: 新しいAI対応製品が市場で初期の成功を収め、Snowflakeプラットフォーム内でのAIおよび機械学習ツールの利用が拡大している。
将来ガイダンス
- 第3四半期プロダクト売上予測: 8億5,000万ドルから8億5,500万ドルの範囲で見込まれ、前年比22%成長を予測。
- 2025年度通期予測: プロダクト売上は33億5,600万ドルを予測しており、前年比26%の成長を目指す。
- 株式買戻しプログラム: 追加で25億ドル分の株式買戻しが承認され、2027年までに実施予定。
スノーフレイクは、AIデータクラウドのリーダーシップを強化し、今後もデータ主導のビジネス変革に向けたソリューションを提供し続ける計画である。
2024:Q1 2024/05/22 発表(引け後)
- 発表翌営業日-5.36%寄付 +3.01%
- 5営業日-13.71%
スノーフレーク(SNOW)の2025年度Q1決算サマリー
売上高と収益
- 売上高(GAAP): 10億4,207万ドル(前年比+26%)
製品収益(Product revenue):9億9,681万ドル(+26%)
– GAAP純損失: ▲4億3,009万ドル(前年同期:▲3億1,699万ドル)
– Non-GAAP純利益: 8,728.5万ドル
– 調整後EPS(Non-GAAP):
希薄化後:0.24ドル(前年:0.14ドル)
– 製品粗利益率:
GAAPベース:71%
Non-GAAPベース:76%
– 営業利益(Non-GAAP): 9,165.8万ドル(営業利益率9%)
営業費用と利益
- GAAP営業損失: ▲4億4,725.7万ドル(売上の▲43%)
- R&D費用(GAAP): 4億7,240.4万ドル(前年比+15%)
- 株式報酬費用(非現金): 約4億0,870万ドル(全体費用の大部分を構成)
キャッシュと財務状況
- 営業キャッシュフロー: +2億2,837.3万ドル(売上比22%)
- フリーキャッシュフロー(FCF): +1億8,338.4万ドル(FCFマージン18%)
- 調整後FCF(Adjusted FCF): +2億0,626.9万ドル(FCFマージン20%)
- 現金および短期投資: 約39億ドル(キャッシュリッチ体質)
契約と受注(Bookings)
- 残存パフォーマンス義務(RPO): 67億ドル(前年比+34%)
- 100万ドル超の年次製品売上顧客数: 606社(前年比+27%)
- Forbes Global 2000顧客数: 754社(前年比+4%)
- ネットリテンション率(NRR): 124%(高い顧客維持・拡張率)
技術・事業ハイライト
- AI活用・強化: Snowflake AI Data CloudによるAIパートナーとの連携・活用が進展
- SnowparkやIcebergへの対応強化
- データマーケットプレイスの利用拡大
- オフィス閉鎖による減損: 約1.1億ドルのオフィス関連資産減損を計上(San Mateo拠点)
2026年ガイダンス
- Q2(次四半期)見通し:
製品収益:10億3,500万〜10億4,000万ドル(前年比+25%)
Non-GAAP営業利益率:8%
– 通期見通し(FY2026):
製品収益:43億2,500万ドル(前年比+25%)
製品粗利益率(Non-GAAP):75%
Non-GAAP営業利益率:8%
Adjusted FCFマージン:25%
スノーフレイクは、製品収益の安定成長(+26%)と高いNRR(124%)を維持しつつ、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローで黒字を確保する堅実な決算を発表。
AI対応とSnowflake Marketplaceの成長を追い風に、引き続き企業データ基盤の中核として存在感を強めている。株式報酬コストは重いが、営業損失の背景は主に非現金費用であり、キャッシュ創出力と成長性は依然高水準にある。今後もAI・データクラウド領域のリーダー企業として中長期の注目が続く。
これより前の決算を表示(3期分)
2023:Q1
スノーフレーク(SNOW)の2024年度Q1決算サマリー
売上高と収益
- 売上高: 総売上高は8億2,870万ドルで、前年同期比33%増。主にAIデータクラウドへの需要が増加し、成長を支えている。
- プロダクト売上: 7億8,960万ドルで、前年同期比34%増。全売上の約95%を占め、プラットフォームの高い需要を反映している。
- 粗利益率: GAAPベースでは67%、Non-GAAPベースでは74%の高い粗利益率を維持。
顧客成長とパフォーマンス
- 1億ドル以上の顧客: 過去12か月のプロダクト売上が1億ドルを超える顧客数は485社に増加。
- Forbes Global 2000企業との関係: 顧客の約709社がForbes Global 2000に含まれ、前年同期比で30%増加。
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフロー: 3億5,550万ドルのプラスで、前年同期比で43%増加。フリーキャッシュフローは3億3,150万ドルで、キャッシュフローマージンは40%。
戦略的取り組み
- AI対応の強化: AI観測プラットフォーム「TruEra」からの技術取得と主要社員の採用を発表。これにより、AIモデルの性能と効率をさらに高める計画。
- ジェネレーティブAIとクラウドの統合: SnowflakeのAI対応クラウドは、さまざまな業界でAI活用の新たな可能性を提供。
将来ガイダンス
- 第2四半期予測: プロダクト売上は8億500万ドルから8億1,000万ドルを見込み、前年同期比26~27%増を予測。
- 2025年度通期予測: プロダクト売上は33億ドルを目標としており、前年比24%の成長が期待される。
スノーフレイクは、AIデータクラウドのリーダーシップを維持しつつ、今後もAIとクラウドを活用したソリューション提供の強化に注力する予定である。
2022:Q4
スノーフレーク(SNOW)の2023年度Q4と通期決算サマリー
- Q4の業績:第4四半期の製品売上は33%の成長率を維持し、NRR(Net Revenue Retention、売上維持率)は131%と好調。大口顧客数は436社から461社に増加し、粗利率は78%と高いレベルを維持。
- 非GAAP調整後フリーキャッシュフロー: 2023年通期で3億2430万ドルに達し、前年比42%の増加。これは、スノーフレークのキャッシュ生成能力が向上していることを示している。
- 非GAAPネットインカム:2023年通期で1億2797万ドルを記録し、前年比で大幅に増加している。
-
CEOの交代:スノーフレークはCEOの交代を発表。新CEOはグーグルで広告製品を担当していたラマスワミ氏で、AIに精通している。これは、スノーフレークがAIにより焦点を当てる傾向と解釈できる。
財務見通し
- 製品収益の成長:2025年第1四半期の製品収益見通しは7億4500万ドルから7億5000万ドルで、26%から27%の成長が予測されている。
- フリーキャッシュフロー:2023年通期で8億4810万ドルを記録し、前年比30%の増加。
企業の健全性
- 資産状況: 2024年1月31日時点で、スノーフレークの総資産は82億2340万ドルに達しており、前年比で増加。
- 株主価値:非GAAPベースでの1株当たり純利益は、2023年通期で0.98ドルを記録。
投資家への意味合い
スノーフレークの決算報告は、同社が持続可能な成長軌道にあること、キャッシュフローと収益性が向上していることを示している。フリーキャッシュフローの増加は、企業の財務健全性と成長の持続可能性を示す重要な指標。
一方で、製品売上のガイダンスが市場の期待に届かず、これが株価の下落につながる可能性。スノーフレークは通常、ガイダンスを製品売上で出しており、昨年と比較して成長率が低下の予測となっている。
2022:Q3
スノーフレーク(SNOW)の2023年度Q3決算サマリー
- 第3四半期における製品収益は6億9800万ドルに達し、前年同期比で34%の成長を達成した。この成長率は、スノーフレークの強い需要を示している。
- 非GAAP基準の調整後フリーキャッシュフローは1億1100万ドルで、前年同期比70%の成長を記録。これは、スノーフレークの収益性とキャッシュ生成能力が向上していることを示している。
業績見通し
- 第4四半期の製品収益は7億1600万ドルから7億2100万ドルの間と予測されており、29%から30%の成長が見込まれている。
- 2024年度全体での製品収益は26億5000万ドルと予測され、年間成長率は37%に達する見込み。製品総利益率は77%、運営収益率は7%、調整後フリーキャッシュフロー成長率は27%と予測されている。
経営陣のコメント
スノーフレークのフランク・スロートマン会長兼CEOは、「第3四半期の成果は、広く安定しているマクロ経済環境の中での強力な実行力を反映している」と述べている。これは、スノーフレークが市場の変動にも関わらず、安定した成長を続けていることを示している。
決算内容から、スノーフレークが持続可能な成長軌道にあること、そして市場での競争力を維持していることを示している。製品収益の堅調な成長、非GAAP調整後フリーキャッシュフローの大幅な増加、そして明るい財務見通しは、投資家にとってポジティブなシグナルと言える。
