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リチウム連鎖高で資源ラリー続く展開、半導体はインテル・マーベルで改善(2025.09.25)

リチウム連鎖高で資源ラリー続く展開、半導体はインテル・マーベルで改善(2025.09.25)市場分析

このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。

注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)

ウォッチリスト(2025/09/25 終値ベース)

名柄終値変動率テーマインサイト
LAC(リチウム・アメリカズ)7.37+22.63%リチウム開発米政府出資検討報道の続伸
NB(ニオコープ・デベロップメンツ)7.31+13.16%クリティカルミネラルLAC報道波及の資金流入
LEU(セントラス・エナジー)312.19+13.11%濃縮ウラン事業拡大計画報道で買い継続
PLG(プラチナム・グループ・メタルズ)2.33+10.95%PGM・資源白金相場高と52週高観測
SLI(スタンダード・リチウム)3.78+9.25%直抽出リチウムアナリスト格上げと出来高増
INTC(インテル)33.99+8.87%半導体・ファウンドリApple支援・TSMC協業観測
MP(MPマテリアルズ)77.13+8.28%レアアース・磁石政策支援連想とセクター高
IDR(アイダホ・ストラテジック・リソーシズ)32.54+6.65%金・レアメタル経営者売却開示後のリバウンド
MRVL(マーベル・テクノロジー)83.81+4.64%通信・AI半導体CEO強気見通しと$50億自社株買い

個人的所感

リチウム連鎖高の主導つづく展開。
LACの政府出資検討を起点に、SLI・MP・NBへ波及する政策ドリブン相場。レアメタル、資源系が強いです。
半導体では、インテルの外部支援観測とマーベルの強気見通し+自社株買いでセンチメント改善。
資源・核燃料のLEUは拡大計画の追い風継続。

全体センチメントは下げるものの、押したところは買いが入る様子です。
エントリーポイントを狙っている層はすかさず入ってくる印象がありますね。

経済指標は強さが見られるため、個人的には、利確とエントリをうまくバランスとって行きたい局面です。

市場インサイト

【分析日】2025/09/25

全体ムード

米株は3日続落でセンチメント後退、成長強含み指標とPCE控えの利下げ前倒し観測後退の織り込み局面。欧州はSTOXX600反落でヘルスケア・資本財の重し、素材の下支えの拮抗相場。日本は日経平均が小幅続伸で高値圏の底堅さ、円安気味の業績モメンタム再評価。金利は米小幅上昇・独上昇・JGB上昇の微修正、為替はドル小反発・ユーロ小軟化・元安定の低ボラ継続。コモディティは原油続落・金小幅高のマクロと需給の綱引き、暗号資産は小幅安のイベント後均衡。

エクイティ

指数終値前日比背景
ダウ45,947.32-173.96 (-0.38%)PCE前の手仕舞い優勢
S&P5006,604.72-33.25 (-0.50%)メガテック・半導体の利確
ナスダック22,384.70-113.16 (-0.50%)ハイベータ調整
日経22545,754.93+124.62 (+0.27%)海外勢の裁定買いと円安気味の追い風
STOXX600550.22-3.66 (-0.66%)ヘルスケア・資本財の下押し

債券

10年利回り前日比(bp)コメント
米国4.16 %+3利下げ前倒し観測後退の金利再上昇
ドイツ2.78 %+2米金利高止まりの波及
日本1.65 %+1入札消化後の金利観測織り込み

為替

  • USD/JPY 146.95(+0.10%):米金利高止まりと株安フローのドル買い戻し
  • EUR/USD 1.1760(-0.21%):ドル小反発と独金利上昇の相殺
  • USD/CNY 7.1100(+0.03%):中間値運用と資本流出抑制スタンス

コモディティ

品目終値前日比ドライバー
WTI原油$62.15/bbl-0.24%需要不透明感と在庫思惑の上値抑制
Brent原油$66.80/bbl-0.22%ドル小反発と需給均衡観の綱引き
天然ガス$3.12/MMBtu+0.97%暖房需要見通しと供給タイト観測
金(現物)$3,688.00/oz+0.08%実質金利横ばい下の安全資産選好
$42.55/oz+0.35%金連動と工業需要連想
$4.71000/lb+0.17%中国刺激期待と在庫低下思惑

クリプト

  • ビットコイン $115,200.00(-0.69%):株安とドル小反発の逆風
  • イーサリアム $4,480.00(-0.44%):アルト連動の小幅調整

マクロイベント焦点(今後3–4営業日)

  • 2025/09/26(金)米・PCEデフレーター(8月):サービスインフレの粘着度確認
  • 2025/09/27(土)中国・工業利益(8月):製造業マージン改善度合い点検
  • 2025/09/30(火)米・消費者信頼感(9月):雇用指標と所得期待の基調確認
  • 2025/10/01(水)米・ISM製造業/中国PMI(9月):製造業循環の方向性検証

インサイトまとめ

  • 米大型グロース一服を踏まえた分散と先物ヘッジ併用の継続方針
  • 日本株の押し目回転外需グロース比重高めの機動配分
  • デュレーション中立〜やや長めイベント跨ぎ耐性確保の姿勢
  • ドル小反発レンジ下でのEUR段階買い・USD/JPY逆張りのレンジ戦略
  • 原油戻り売り・金押し目買いのクロスアセット分散スタンス
  • クリプト軽めイベント後ボラ縮小期対応のリスク管理
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