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【HIMS】ヒムズ&ハーズ・ヘルスの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/08/10 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-3.97%寄付 -6.48%

HIMS 2026年Q2決算:売上高38%増も一時費用で赤字転落、通期見通しは上方修正

本決算のポイント

ヒムズ&ハーズ・ヘルスの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比38%増の7.53億ドルとなり、成長率が再加速した四半期となった。一方で純損益は8630万ドルの赤字に転落し、前年同期の4250万ドルの黒字から大きく反転している。粗利率も64%と、前年同期の76%から低下した。

赤字の主因は法的係争費用4750万ドル、買収・取引関連費用2880万ドル、リストラ等関連費用460万ドルといった一時的な費用がのしかかったためで、調整後EBITDAは6030万ドルと前年同期の8220万ドルから減少したものの、事業自体が失速したわけではない。フリーキャッシュフローはマイナス6820万ドルで、前年同期のマイナス6940万ドルとほぼ同水準にとどまっている。

会社は米国事業の成長加速と、6月に完了したEucalyptus買収による国際展開の伸びを追い風に、通期売上ガイダンスを31億〜33億ドルへ、調整後EBITDAガイダンスを2.75億〜3.25億ドルへと更新した

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 7.53億ドル(前年同期比38%増)
  • サブスクライバー数: 約289万人(前年同期比19%増)
  • 米国売上高: 6.22億ドル(前年同期比16%増)、その他地域売上高は1.31億ドル(同1,641%増)
  • 調整後EBITDA: 6030万ドル(前年同期は8220万ドル)、調整後EBITDAマージンは8%(前年同期は15%)

インサイト

今回の赤字転落は、法的係争や買収関連費用といった一時的な要因が中心であり、事業の構造的な悪化とは言い切れない。実際、粗利率の低下も国際事業の統合や2026年米国減量プログラムの戦略転換に伴う在庫評価損などが影響しており、CFOのイェミ・オクペ氏はこの点を明確に区別している。

一方で、米国事業の成長率が16%にとどまっている点は見逃せない。前年同期の成長率と比べると鈍化しており、全社の38%成長を牽引しているのは実質的に海外事業の急拡大である。その他地域の売上高は前年同期比1,641%増と急増しているが、これはEucalyptus買収による連結効果が大きく寄与しているとみられる。

キャッシュフロー面では、営業活動によるキャッシュフローがマイナス3590万ドルと、前年同期のマイナス1910万ドルから悪化した。売上急拡大に伴う売掛金の急増が運転資本を圧迫している構図がうかがえる。

今後の見どころ

会社は2030年目標として売上高65億ドル以上、調整後EBITDA13億ドルという長期目標への確信を強めているとコメントしており、今後は米国事業の成長率が本当に加速するかどうかが焦点になる。第3四半期のガイダンスでは売上高8.8億〜9億ドル、調整後EBITDAマージン9〜11%を見込んでおり、この水準を上回れるかが試金石となる。

また、Eucalyptus買収に伴う繰延取得対価が流動負債・固定負債ともに大きく積み上がっており、買収統合コストや法的係争費用が今後も一時費用として発生し続けるかどうかも、収益性を評価するうえで注視すべき点である。

出典

Hims & Hers Health, Inc. Reports Second Quarter 2026 Financial Results

2026:Q1 2026/05/11 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-14.10%寄付 -13.49%
  • 5営業日-23.51%

HIMS 2026年Q1決算:増収でも黒字が消えた四半期、GLP-1戦略転換のコストが利益を圧迫

本決算のポイント

Hims & Hersの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比4%増の6.08億ドルとなった一方、純損益は9200万ドルの赤字に転落した。前年同期は4950万ドルの黒字だったため、増収下での急激な収益性悪化が今回の決算の最大の特徴だ。

背景にあるのは米国における体重管理(weight loss)事業の戦略転換で、ブランドGLP-1製品の取り扱い拡大に伴い在庫評価損や関連費用が発生し、粗利益率は前年の73%から65%へ低下、Adjusted EBITDAも9110万ドルから4430万ドルへとほぼ半減した。米国売上は前年同期比8%減の5.30億ドルにとどまった一方、米国外売上は7820万ドルと約10倍に急伸し、国際展開が成長を下支えする構図が鮮明になっている。

会社側は今回の落ち込みを一時的な移行コストと位置づけており、通期売上ガイダンスを28億〜30億ドルへ引き上げ、Adjusted EBITDAガイダンスも2.75億〜3.5億ドルのレンジで示した。2030年目標として売上65億ドル以上、Adjusted EBITDA13億ドルという長期展望も改めて掲げている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 6.08億ドル(前年同期比4%増)
  • サブスクライバー数: 約258.4万人(前年同期比9%増)、月次売上/平均サブスクライバーは80ドル(前年同期比6%減)
  • 粗利益率: 65%(前年同期73%から低下)、Adjusted EBITDAマージンは7%(前年同期16%)
  • フリーキャッシュフロー: 5300万ドル(前年同期5010万ドルから増加)

インサイト

今回の赤字転落は、米国事業の構造転換に伴う一時費用が重なった結果と読み解ける。再構築関連費用3350万ドル、法的和解費用1500万ドル、買収関連費用1340万ドルなど非経常項目が営業損失を押し上げており、Adjusted Net Lossも4360万ドルの赤字となった。売上そのものは伸びているだけに、この赤字が構造的な収益力低下ではなく移行期特有のコストであるかどうかが焦点になる。

一方で米国売上が前年同期比8%減となった点は見過ごせないローライトだ。会社は米国のGLP-1提供体制をブランド薬中心に切り替えた影響と説明しているが、国内の主力市場が縮小し、海外事業の急拡大(前年同期比969%増)でかろうじて全体成長を維持している構図は、今後の持続性を測るうえで注視すべき点だろう。

フリーキャッシュフローが前年同期からわずかに増加している点は救いで、営業キャッシュフローの絶対水準は8940万ドルと前年の1.09億ドルから減少したものの、投資支出の抑制でフリーキャッシュフローはプラス圏を維持している。収益性の悪化がキャッシュ創出力そのものを損なっていない点は評価できる。

今後の見どころ

次四半期以降は、米国事業がブランドGLP-1中心の体制でどこまで売上を回復させられるかが最大の注目点になる。会社は第2四半期の売上を6.8億〜7.0億ドル、Adjusted EBITDAを3500万〜5500万ドルと見込んでおり、今回発生した非経常費用が実際に一過性で収まるかどうかが試される。

またEucalyptus社の買収については、成立時期が2026年半ばと見込まれるものの現時点のガイダンスには織り込まれていない。買収が完了すれば国際展開のさらなる加速材料になり得るため、進捗と規制承認の行方も追う価値がある。

出典

Hims & Hers Health, Inc. Reports First Quarter 2026 Financial Results

2025:Q2 2025/08/04 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-12.36%寄付 -12.72%
  • 5営業日-21.10%

ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)の2025年度Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 2億4,100万ドル(前年同期比+45%)
  • GAAP純利益: 690万ドル(前年同期は▲140万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 2,540万ドル
  • 調整後EBITDA: 2,730万ドル(EBITDAマージン11%)
  • その他指標: 調整後EPS:0.11ドル(前年同期は0.03ドル)

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 非開示(ただしSG&AやR&Dは前年よりも増加傾向)
  • Non-GAAP営業費用: 非開示
  • EBITDA損失(ある場合): 該当なし(黒字化)
  • 調整後純損失: 該当なし(黒字化)

契約と受注(Bookings)

  • 年間受注高: 非開示
  • 第2四半期受注: 非開示(だが定期購入型D2Cモデルにより安定成長)
  • 契約顧客数: 定期購入者数約150万人(前年同期比+41%)
  • 大口顧客構成: 非開示(個人向けサブスクリプション主体)

キャッシュと財務状況

  • 現金残高(期末): 3億3,100万ドル(前期末から横ばい)
  • 借入・返済などの動き: 有利子負債なし
  • 自由キャッシュフロー(FCF): 非開示(営業CF黒字、健全なキャッシュ体制)

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果:

オンライン診療+調剤配送+サブスクの垂直統合モデルが拡大
AI問診や医師のパーソナライズ処方機能の強化
パートナーシップや採用事例:

医師ネットワーク拡充と配送体制の自社化を進行中
市場でのポジション:

テレヘルス+セルフケア領域の成長リーダー企業
処方対象領域を薄毛、不眠症、性機能、メンタルヘルス等へ拡大中

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 売上見通し(通期): 9億6,000万~9億8,000万ドル(前年比+43~46%)
  • EBITDA見通し: 調整後EBITDAは9,000万~9,600万ドル(前年比+70%以上)
  • その他の注目点:

成長を続けながらもGAAPベース黒字化を達成した数少ないD2C企業
医療費高騰やセルフメディケーション需要の追い風を強く受ける立場

ヒムズ&ハーズは、テレヘルス×サブスクの強力なモデルで急成長を継続中。売上・利益ともに過去最高を記録し、GAAPベースでの黒字転換も達成。サブスクリプション顧客は150万人を突破し、LTVの向上と低CACによる経済性も際立つ。今後も新カテゴリーの展開とAI活用による診療効率化でさらなる収益性向上が見込まれ、長期的な成長性が評価される内容となっている。
ただし、決算発表後は下落。ガイダンスの市場予想を少し下回り、前年からの成長率を踏まえると鈍化懸念が意識された可能性。

2025:Q1 2025/05/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+18.12%寄付 -8.48%
  • 5営業日+31.83%

ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)の2025年Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 年間売上高(四半期実績): 278百万ドル(前年比+46%)
  • GAAP純利益: 1.2百万ドル(前年同期は赤字)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 非開示
  • 調整後EBITDA: 16百万ドル(前年比+140%)
  • その他指標: 売上総利益率は80%(前年同期は77%)

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 非開示(だが前年と比較してコストは効率化傾向)
  • Non-GAAP営業費用: 非開示
  • EBITDA損失: 該当なし(黒字転換)
  • 調整後純損失: 非開示(純利益化済み)

契約と受注(Bookings)

  • 年間受注高: 非開示
  • 第1四半期受注: 非開示
  • 契約顧客数: 148万人(前年比+41%)
  • 大口顧客構成: 非開示(ただし定期顧客が大半)

キャッシュと財務状況

  • 現金残高(年末): 237百万ドル
  • 借入・返済などの動き: 特記事項なし(健全な財務体質)
  • 自由キャッシュフロー(FCF): プラス転換(前年はマイナス)

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果: メンタルヘルス関連・育毛系で新製品拡充
  • パートナーシップや採用事例: Walgreensでの店頭展開を加速
  • 市場でのポジション: D2C型ヘルスケアで定期課金モデルを確立し、差別化進行中

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 売上見通し: 年間売上11.5億〜12億ドル(前年比+33〜40%)
  • EBITDA見通し: 70百万〜80百万ドル(前回予想から引き上げ)
  • その他の注目点: 年内に純利益の持続的な確保を目指すと明言。収益性に本格転換中

HIMSは売上・利益ともに大幅な成長を達成し、ついに黒字化に成功。
加入者数も順調に伸びており、定期課金を軸とするD2Cビジネスモデルが機能している。
キャッシュフローもプラスに転じ、健全な財務状態を保つ中、2025年も強気な成長ガイダンスを掲げていることから、中長期的な成長が見込まれる。

これより前の決算を表示(3期分)

2024:Q4 2025/02/24 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-22.32%寄付 -22.28%
  • 5営業日-20.72%

ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)の2024年通期決算サマリー

売上高と収益

  • 年間売上高: 8億7400万ドル(前年比+45%)
  • GAAP純利益: 590万ドル(前年は2800万ドルの赤字から黒字転換)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 7900万ドル(前年比+178%)
  • 調整後EBITDA: 7100万ドル(前年比+126%)
  • その他指標: 年末時点で定期購入者数は171万人(前年比+48%)

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 非開示(ただし、営業費用率の低下が収益性改善に寄与)
  • Non-GAAP営業費用: 非開示
  • EBITDA損失: 該当なし(黒字化)
  • 調整後純損失: 該当なし(黒字化)

契約と受注(Bookings)

  • 年間受注高: 該当なし(サブスクリプション型ビジネスのため)
  • 第4四半期受注: 該当なし
  • 契約顧客数: 171万人(定期購入者)
  • 大口顧客構成: 非開示(ただし男性ヘルスケアが主力、女性向けの成長を強調)

キャッシュと財務状況

  • 現金残高(年末): 2億2200万ドル
  • 借入・返済などの動き: 借入なし。現金および短期投資で運営可能と強調
  • 自由キャッシュフロー(FCF): 7200万ドル(前年比+144%)

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果: 女性向け新ブランド「Hers Complete Hair Kit」など新商品投入
  • パートナーシップや採用事例: 大手製薬会社との協業継続(社名非開示)
  • 市場でのポジション: 若年層を中心に成長するD2Cヘルスケアブランドとして認知拡大

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 売上見通し: 2025年は10億~10億2000万ドル(前年比+15〜17%)
  • EBITDA見通し: 調整後EBITDAは8000万〜9000万ドルを想定
  • その他の注目点: AI活用による「Care Concierge(ケア・コンシェルジュ)」の本格提供開始を予定。個別化医療の強化と新規分野拡大を見込む

ヒムズ&ハーズ・ヘルスは、2024年に初の黒字化を達成し、収益性が大幅に改善された。
サブスクリプション型モデルで定期購入者数が堅調に増加し、キャッシュフローも好転。
AIによるパーソナライズ化や女性向け商品展開など、今後の成長余地は大きく、2025年は売上10億ドルを超える見通し。ビジネスモデルの安定性と成長性の両面で注目される銘柄となっている。

2024:Q3

ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)の2024年度Q3決算サマリー

売上高と収益

  • 売上高: 第3四半期の売上は401.6百万ドルで、前年同期比77%の増加。
  • 純利益: 純利益は75.6百万ドルで、前年の損失7.6百万ドルから大幅に改善。
  • 調整後EBITDA: 調整後EBITDAは51.1百万ドルで、前年同期の12.3百万ドルから317%増加。

注文と加入者の増加

  • 加入者数: 第3四半期の加入者は前年同期比44%増で、合計2百万人に到達。
  • 月間オンライン収益: 平均加入者あたりの月間オンライン収益は67ドルで、前年同期から24%増加。

キャッシュフロー

  • 営業キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフローは85.3百万ドルで、前年同期比238%増。
  • フリーキャッシュフロー: フリーキャッシュフローは79.4百万ドルで、前年同期比312%の増加。

将来ガイダンス

  • 2024年通年の売上予測: 売上予測を1.460億〜1.465億ドルに上方修正。
  • 調整後EBITDA予測: 調整後EBITDAは173百万ドル〜178百万ドルの範囲で見込む。

市場予想を上回る収益と利益の結果、同社の業績見通しが評価され、株価は決算後に上昇。この成長は新規加入者の増加と、オンライン診療サービスの拡大、コスト管理の効率化が主な要因であると考えられる。

2024:Q2

ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)の2024年度Q2決算サマリー

  • 売上高:第2四半期の売上は3億1,560万ドルで、前年同期比52%増加。オンラインの収益成長が主な要因で、利用者の増加と新しいサービスの導入が貢献​。
  • 純利益:1,330万ドルの純利益を記録。前年同期は720万ドルの損失だったため、黒字に転換​。
  • 調整後EBITDA:3,930万ドルで、前年の1,060万ドルから大幅に改善し、収益性が向上。

主なビジネス指標

  • 利用者数:プラットフォームの利用者は前年同期比43%増の約190万人に達し、順調な成長を見せている​。
  • 1人あたりの月間収益:月平均収益は57ドルで、前年の53ドルから8%増加​。

今後の見通し

ヒムズ&ハーズは2024年通年での売上目標を13億7,000万~14億ドル、調整後EBITDA目標を1億4,000万~1億5,500万ドルに上方修正。
第3四半期には、さらなる売上増を見込んでおり、新たなサービスの導入で利用者層を拡大していく予定。

ヒムズ&ハーズは、収益性の改善と利用者の増加によって、業績を大幅に伸ばしている。引き続き、パーソナライズされた健康サービスの拡充を進めており、今後も成長が期待される。