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【LMND】レモネードの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/07/29 発表(引け後)

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LMND 2026年Q2決算:IFPが32%増と11期連続で成長加速、LAE比率は5%の新記録で採算改善が鮮明に

本決算のポイント

レモネードの2026年第2四半期は、IFP(有効保険料)が前年同期比32%増の14.3億ドルとなり、11四半期連続で成長率が加速するという珍しい軌道を維持した。売上高はさらに勢いを増し、再保険移行と保険料保有率の向上を背景に前年同期比79%増の2.94億ドルに達している。

利益面でも改善が進み、粗利益は前年同期比76%増の1.13億ドルと過去最高を記録し、TTM(直近12カ月)粗利益は98%増の4.04億ドルとなった。調整後EBITDA損失は1,870万ドルで前年同期の4,090万ドルから54%改善し、会社は2026年第4四半期に初の調整後EBITDAプラス達成を見込むと表明している。

一方で純損失は4,340万ドルとなり、前年同期の4,390万ドルとほぼ同水準にとどまった。前年同期の数値には従業員維持税額控除(ERC)の一時的な還付1,170万ドルが含まれていた点を踏まえると、実質的な収益性改善は数字以上に大きいと言える。

抑えておくべきKPI

  • In Force Premium(IFP): 14.34億ドル(前年同期比32%増、11四半期連続の成長加速)
  • 粗利益: 1.13億ドル(前年同期比76%増、粗利益率38%)
  • 調整後EBITDA損失: 1,870万ドル(前年同期の4,090万ドル損失から54%改善)
  • LAE比率(クレーム処理費用比率): 5%(前年同期の7%から改善、過去最低水準)

インサイト

最も注目すべきはLAE比率が5%まで低下し、業界平均の約9%を大きく下回ったことだ。会社はIFPが10億ドルを超えた際にLAE比率を再び半減させられると見込んでいたが、実際には予定を上回るペースで改善が進んでいる。ホームオーナー、車、ペットの各分野で過去最低水準を記録し、AIと自動化がクレーム処理の効率化に確実に効いていることがうかがえる。

7月1日付で更新された再保険契約も見どころだ。クオータシェア出再率を約20%から18%に引き下げ、自社が保有する収益の取り分を拡大する一方、大災害保護は1イベントあたり最大4,000万ドル、年間累計1億ドルまで拡充された。従来除外されていた名称付きストーム(named storms)への保護も新設され、資本ボラティリティへの耐性が強化されている。

一方でローライトとしては、成長スペンド(顧客獲得のための広告費)が前年同期の4,970万ドルから6,440万ドルへ増加し、総支出を41%押し上げた点がある。会社自身も成長スペンドの伸びがIFP成長を一時的に上回っている状況を認めており、2023年に成長スペンドを意図的に半減させた影響が今なお比較上のノイズになっていると説明している。

今後の見どころ

会社は第3四半期のIFPを15.37億〜15.40億ドル、通期IFPを16.32億〜16.39億ドルと見込み、通期調整後EBITDA損失は5,100万〜4,700万ドルとするガイダンスを示した。第3四半期・通期ガイダンスは第4四半期の調整後EBITDAが約800万ドルのプラスになることを示唆しており、これは会社が掲げる「2026年第4四半期に初の調整後EBITDAプラス」という目標と整合する

もう一つの注目点は2027年以降の成長スペンドとIFP成長率の関係だ。会社は2027年以降、IFP成長率が成長スペンドの伸びを上回ると予想しており、これが業務レバレッジと収益性向上の鍵になるとしている。ただし第3四半期は車とレンターズ事業への投資強化により成長スペンドが季節的に増加する見通しで、四半期ごとに一様な進行にはならない点には留意が必要だ。11月17日に予定されている投資家向けイベントで、AI活用や成長戦略の詳細が示されるかにも注目したい。

出典

Shareholder Letter Q2 2026 1