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【NBIS】ネビウス・グループの決算まとめ|2026年Q1

最新 2026:Q1 場中

2026:Q1 2026/05/13 発表(場中)

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NBIS 2026年Q1決算:売上高が前年同期比684%増と急拡大、投資評価益で純利益も大幅浮上

本決算のポイント

ネビウス・グループの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比684%増の3.99億ドルに達し、AIクラウド事業の急速な立ち上がりを印象づける内容となった。前年同期はわずか5090万ドルだったことを踏まえると、事業規模そのものが1年で様変わりしたことが分かる。

損益面ではAdjusted EBITDAが前年同期の1.4億ドル程度の損失(1290万ドル→実際は5370万ドルの損失)から、Adjusted EBITDAが1.3億ドルの黒字へ転換し、事業の収益構造が改善しつつある様子がうかがえる。一方でGAAP純利益は6.21億ドルの黒字となったが、これは投資有価証券の再評価による7.81億ドルの評価益が主因であり、Adjusted net lossは1億ドルの損失(前年同期は0.8億ドルの損失)と、調整後ベースでは損失が拡大している点は見逃せない。

キャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュフローが前年同期の1.8億ドルの流出から22.6億ドルの創出へと大きく好転した一方、設備投資は24.7億ドルに膨らんでおり、大規模なインフラ投資が続いている構図が読み取れる。新たにペンシルベニア州で最大1.2GWの電力と土地を確保し、自社所有のAIファクトリー建設に踏み出したことも、成長フェーズの本気度を示す動きだ。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3.99億ドル(前年同期比684%増)
  • Adjusted EBITDA: 1.3億ドルの黒字(前年同期は0.5億ドルの損失)
  • Adjusted net loss: 1億ドルの損失(前年同期は0.8億ドルの損失、20%拡大)
  • 営業活動によるキャッシュフロー: 22.6億ドルの創出(前年同期は1.8億ドルの流出)

インサイト

売上高の急伸は、AIクラウド需要の本格的な立ち上がりを反映したものと見てよい。前年同期比684%という成長率は一時的な特需ではなく、契約獲得と設備稼働の両面で事業基盤が急速に厚みを増していることの表れだろう。デフォードレベニュー(前受収益)も四半期を通じて大きく積み上がっており、将来の売上に転換される需要がバックログとして積まれている状況がうかがえる。

一方でGAAP純利益6.21億ドルの内訳を見ると、投資有価証券の再評価益7.81億ドルが決定的な役割を果たしており、事業そのものの稼ぐ力を示すAdjusted net lossはむしろ悪化している点は冷静に受け止める必要がある。Adjusted EBITDAは黒字化したものの、営業損失(GAAP)は1.28億ドルと前年同期の1.2億ドルからほぼ横ばいで、減価償却費が2.12億ドルへ急増している点も含め、大規模投資のコスト負担が重くのしかかっている実態が見える。

資金調達面では、転換社債の発行で43.4億ドル、プリファンデッドワラントで20億ドルを調達し、四半期末の現金・現金等価物は92.98億ドルへ積み上がった。旺盛な設備投資を支える資金基盤は厚みを増したが、その分バランスシート上の負債(非流動負債は137.1億ドル)も拡大しており、成長投資と財務レバレッジのバランスが今後の焦点になりそうだ。

今後の見どころ

ペンシルベニア州で確保した最大1.2GWの電力・土地を用いた自社所有AIファクトリーの建設進捗は、中長期の供給能力を左右する重要な要素として注視したい。設備投資が四半期で24.7億ドルまで膨らんだ流れが続くのか、また稼働開始のタイミングがどう売上に結びつくのかが次の焦点になる。

また、GAAP純利益が投資評価益に大きく依存している以上、Adjusted net lossの動向が事業の実力を測る上でより重要な指標になる。デフォードレベニューの積み上がりが実際の売上計上にどう転化していくかも、成長の持続性を判断する材料となるだろう。

出典

first quarter 2026 financial results