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2025.7.17 市場インサイト|小売好調でS&P・ナスダック最高値、原油急伸も金軟調

2025.7.17 市場インサイト|小売好調でS&P・ナスダック最高値、原油急伸も金軟調市場分析

このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。

注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)

ウォッチリスト概況 (2025/07/17 終値ベース)

銘柄テーマ騰落率個人メモ・インサイト
PDYNロボティクス+31.40 %急騰だが材料はなし、何らかの思惑買いか
QSリチウム電池+19.82 %固体電池「Cobra Separator」量産工程入り報道で急伸
ASPIアイソトープ+18.12 %南アでの3施設商業生産進捗を発表、医療用同位体需要期待
BBAIAI関連+15.45 %取引高急増で話題株入り、4日続伸で出来高79%増
QBTS量子関連+15.45 %量子計算銘柄への思惑買いが波及、出来高伴い急騰
MOBドローン+12.46 %調整からの戻り高値期待
LUNR宇宙関連+9.18 %動き出しシグナルか、出来高増加
POWL電力インフラ+8.69 %戻り高値を一気に更新、出来高増の急騰
JOBYeVTOL+8.51 %有人デモ飛行完了報道で買い加速
APLDデータセンター+8.45 %売上22%増・AI向けHPCホスティング強化を好感
KTOS防衛テック+8.53 %米空軍向け100 M$ドローン契約報道で急騰

市場インサイト

全体ムード

米国株は小売売上高と失業保険申請件数の上振れが景気の底堅さを示し、主要3指数がそろって年初来高値圏へ。S&P500とナスダックは終値ベースで再び最高値を更新。米10年債利回りは4.50%へ小幅続伸しつつも株式のリスク許容度を阻害せず、ドル高は一服。WTIは中東・イラク情勢を背景に1.8%上昇し、金はドル堅調で下落。センチメントは「好調な米消費を追い風にハイテク+エネルギー高の選別リスクオン」。

エクイティ

指数終値前日比コメント
NYダウ44,484.49+229.71 pt (+0.52 %)小売・資本財主導で高値追い
S&P5006,297.36+33.60 pt (+0.54 %)エネルギーと半導体が寄与
ナスダック総合20,884.27+153.78 pt (+0.74 %)NVIDIAなどAI関連中心に続伸
日経22539,901.19+237.79 pt (+0.60 %)円安一服でも半導体買い強い
ストックス欧州600547.03+0.96 %好決算とテック株反発が支援

債券

  • 米10年債:4.50 %(+4 bp)—好調な米指標で利回り上昇
  • 独10年債:2.68 %(-1 bp)—景気懸念で買い戻し
  • 日本10年債:1.56 %(-2 bp)—選挙不透明感で安全買い

為替

通貨ペア終値前日比背景
USD/JPY148.53-0.34 %米金利高でも利益確定のドル売り
EUR/USD1.1579-0.16 %ドル高基調継続でユーロ軟調
USD/CNY7.1795+0.09 %人民銀の中間値据え置きで狭いレンジ

コモディティ(終値・前日比)

商品終値前日比ドライバー
WTI原油$67.54/bbl+1.16 (+1.75 %)イラク油田へのドローン攻撃で供給懸念
Brent原油$69.52/bbl+1.00 (+1.46 %)同上
天然ガス(HH)$3.54/MMBtu-0.01 (-0.28 %)週末の在庫統計待ちで調整
$3,345.3/oz-0.42 %ドル小幅高で圧迫
$38.12/oz-0.26 %貴金属連れ安ながら高値圏維持
$5.47/lb-0.35 %高値警戒の利確売り

クリプト

  • ビットコイン:$118,362(+1.5 %)—ETF資金流入が継続し12万ドル回復目前
  • イーサリアム:$3,560(+3.2 %)—史上最大のETF流入額を好感

マクロイベント焦点

  • 7/19(土) 中国4-6月GDP、米6月中古住宅販売
  • 7/19(土) G20財務相・中銀総裁会議(リオ)
  • 7/22(火) 米・ユーロ圏7月PMI速報
  • 7/23(水) 米6月新築住宅販売、カナダCPI
  • 7/24(木) ECB理事会、米耐久財受注

インサイトまとめ

  • 米消費主導の株高再確認:小売好調・失業保険減少で景気底堅さ裏付け。押し目買い継続。
  • 金利上昇とドル一服が共存:米10年債4.5%到達でもドル高ピーク感。為替ヘッジ比率を見直す好機。
  • エネルギー価格の反発:WTI67ドル台は供給リスクを映す水準。エネルギー株・ETFを段階的に積み増し。
  • コモディティ分散の妙味:銅は調整も構造逼迫、金はヘッジ資産として3000ドル超維持。
  • クリプトは強含み:BTC12万ドル突破に備え、トレーリングストップでリスク管理を徹底。

市場インサイトのインフォグラフィック

分析日: 2025/07/17

本日の市場動向

米国株は「小売売上高と失業保険申請件数の上振れ」が景気の底堅さを示し、主要3指数がそろって年初来高値圏へと上昇。S&P500とナスダックは終値ベースで再び最高値を更新しました。米10年債利回りは4.50%へ小幅に続伸したものの、株式市場のリスク許容度を阻害するには至らず、ドル高は一服。センチメントは「**好調な米消費を追い風にハイテク+エネルギー高の選別リスクオン**」ムードが強まっています。

S&P 500

6,297.36

+0.54%

NASDAQ

20,884.27

+0.74%

米10年債利回り

4.50%

+4 bp

WTI原油

$67.54

+1.75%

アセットクラス・パフォーマンス

株式

好調な米経済指標を背景に、欧州も含め主要株式市場は全面高となりました。

債券

資産終値前日比
米10年債4.50%+4 bp
独10年債2.68%-1 bp
日本10年債1.56%-2 bp

為替

資産終値前日比
USD/JPY148.53-0.34%
EUR/USD1.1579-0.16%
USD/CNY7.1795+0.09%

コモディティ & クリプト

資産終値前日比
WTI原油$67.54/bbl+1.75%
$3,345.3/oz-0.42%
ビットコイン$118,362+1.5%
イーサリアム$3,560+3.2%

インサイトと今後の展望

キーインサイト

  • 米消費主導の株高再確認: 小売好調・失業保険減少で景気の底堅さを裏付け。押し目買い戦略が有効。
  • 金利上昇とドル一服が共存: 米10年債4.5%到達でもドル高はピーク感。為替ヘッジ比率の見直し好機。
  • エネルギー価格の反発: WTIが67ドル台に乗せ、地政学リスクを反映。エネルギー株・ETFの段階的な積み増しを検討。

主なマクロイベント

7/19(土): 中国4-6月GDP、米6月中古住宅販売

7/22(火): 米・ユーロ圏7月PMI速報

7/24(木): ECB理事会、米耐久財受注

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