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イベント通過後の資金シフト、決算裏付けと金属高が明暗を分ける(2025.08.29)

イベント通過後の資金シフト、決算裏付けと金属高が明暗を分ける(2025.08.29)市場分析

このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。

注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)

ウォッチリスト(2025/08/29 終値ベース)

名柄終値変動率テーマインサイト
AMBA(アンバレラ)82.48+16.78%ビジョン半導体・エッジAIQ2決算ビート・通期成長率31–35%へ上方修正
AFRM(アファーム)88.46+10.59%BNPL・分割払いQ4売上+33%・初の営業黒字・FY26強気見通し
SATS(エコースター)61.79+8.50%衛星通信・周波数資産AT&Tへの$230億スペクトラム売却評価継続つづく
PLG(プラチナム・グループ・メタルズ)1.60+7.38%PGM・プラチナプラチナ相場高期待による資源株物色
S(センチネルワン)18.86+7.10%サイバーセキュリティ・EDRQ2売上+22%・ARR$10億突破・通期ガイダンス引き上げ
LTRX(ラントロニクス)4.97+6.77%産業IoT・組込ネットワーク通期決算発表とFY26成長指針
GH(ガーダント・ヘルス)67.42+4.58%リキッドバイオプシー投資家デー開催発表・決算後モメンタム
GFI(ゴールド・フィールズ)33.48+4.23%金鉱山金相場上昇・利下げ観測による買い

個人的所感

主役は決算ドリブンのAI周辺株。AMBAのビート&レイズ主導、データ・セキュリティまで波及。決済フィンテックの回復基調。AFRMの強いGMVと黒字化でリスク許容度改善。衛星通信の再評価。SATSの大型スペクトラム売却後の思惑継続。
コモディティ関連の物色。金・白金の月間上昇を手掛かりにGFI・PLGが連れ高。
全体として、ビート&ガイダンス上方修正×資産価格の支えという二本立ての相場展開の格好。

市場インサイト

【分析日】2025/08/29

全体ムード

米株はテック主導の反落で直近高値圏から後退、欧州は広めに続落、日本は小反落の利食い優勢の地合い。背景は AI関連のイベント通過後の利益確定インフレ指標後の利下げ観測の微修正 の交錯。

債券は米金利まちまち・独小幅上昇・JGB小幅低下の 利回り収斂。為替は ドル安一服で円・ユーロは往来。コモディティは 原油反落×金が史上高値更新。月末のポジション調整に加え、政策独立性ヘッドライン がボラの温床。

エクイティ

指数終値前日比背景
ダウ45,544.88-92.02 (-0.20%)メガキャップに利益確定と連休前の持ち高調整。
S&P5006,460.26-41.60 (-0.64%)半導体・AI関連の下げ主導で高値圏調整。
ナスダック21,455.55-249.61 (-1.15%)グロース偏重の巻き戻しで下押し。
日経22542,718.47-110.32 (-0.26%)月末の利食いと円先高観の重石。
STOXX600550.14-3.53 (-0.64%)金融・ディフェンシブ安主導の続落。

債券

10年利回り前日比(bp)コメント
米国4.22 %+1指標後のフロント主導低下一服と月末需給の反転。
ドイツ2.72 %+2欧州株安のなかでもタームプレミアム上昇を意識。
日本1.61 %-1政策正常化観測据え置き下の需給優位。

為替

  • USD/JPY 147.02(+0.14%):米金利の下げ止まりを背景に小幅ドル高・円安。
  • EUR/USD 1.17近傍(+0.10%前後):ドル安一服の範囲でユーロ底堅さ継続。
  • USD/CNY 7.15近傍(-0.05%前後):当局ガイダンス下の狭いレンジ推移。

コモディティ

品目終値前日比ドライバー
WTI原油$—/bbl需要鈍化観測とOPEC+供給増思惑で反落。
Brent原油$—/bbl同上、ターム構造弱含み。
天然ガス$—/MMBtu在庫・天候要因の見合い。
金(現物)$3,473.70/oz+1%前後ドル安・利下げ観測で過去最高値更新。
$38.81/oz-0.70%金高一服局面の連動調整。
$—/lb景気敏感の手仕舞い先行。

クリプト

  • ビットコイン $113,450(+2.01%):株・金との同時高相関の回復。
  • イーサリアム $4,590(+0.04%):相対強維持もイベント消化後の回転主導。

マクロイベント焦点(今後3–4営業日)

  • 2025/09/01(月)米市場休場(レイバーデー)—流動性低下と週明けギャップリスク。
  • 2025/09/02(火)米ISM製造業(8月)—新規受注・雇用の拡張/収縮の確認。
  • 2025/09/02(火)中国・財新製造業PMI(8月)—外需の戻りと在庫循環の点検。
  • 2025/09/04(木)米新規失業保険申請件数—労働需給の緩み進行度の把握。

インサイトまとめ

クリプトはBTC主導のバウンス局面、イベント前後はサイズ抑制の回転重視。

テック主導の調整×金の史上高 の同時進行、短期はクオリティ・ディフェンシブ軸の__ベータ抑制運用__。

米10年は__4.2%前後のレジスタンス__意識、デュレーションは中期中心で段階的長期化。

為替は__ドル安一服のレンジ相場__、ドル円147台は戻り売りと押し目の両建て運用。

コモディティは原油の戻り売り優位、金は押し目待ちの分散ヘッジ継続

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