このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。
注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)
上昇銘柄ウォッチリスト(2025/11/28 終値ベース)
| 名柄 | 終値 | 変動率 | テーマ | インサイト |
|---|---|---|---|---|
| PLG(プラチナム・グループ・メタルズ) | 2.45 | +13.43% | 白金族金属・資源開発 | 年次決算公表とWaterberg前進評価 |
| CLSK(クリーンスパーク) | 15.10 | +12.27% | AI/HPCデータセンター・元BTCマイナー | FY25業績評価とHPC拡張期待 |
| BITF(ビットファームズ) | 3.48 | +12.26% | ビットコイン採掘 | ビットコイン反発連動 |
| INTC(インテル) | 40.56 | +10.19% | 半導体・ファウンドリー | アップル向け受託観測報道 |
| APLD(アプライド・デジタル) | 27.10 | +8.66% | AIデータセンター運営 | 50億ドル規模リース確保・新拠点稼働報道 |
| BE(ブルーム・エナジー) | 109.24 | +8.01% | 燃料電池・データセンター電源 | モメンタム継続と評価見直し報道 |
| CEPU(セントラル・プエルト) | 15.90 | +6.93% | アルゼンチン発電 | 特になし |
| JMIA(ジュミア・テクノロジーズ) | 12.68 | +6.29% | アフリカEC | 経営改革進展報道 |
下落銘柄
特に明確な理由による下落銘柄はありませんでした。
個人的所感
ブラックフライデー短縮商いの中、テーマ物と個別材料の合流相場。インテル(INTC)はアップル受託観測の思惑主導。アプライド・デジタル(APLD)は大型リース確保と新拠点稼働の進展が安心感。クリーンスパーク(CLSK)とビットファームズ(BITF)はビットコイン反発とHPC関連期待の相乗効果。ブルーム・エナジー(BE)はデータセンター電源需要の連想に評価見直し。プラチナム・グループ(PLG)は年次決算とプロジェクト前進の材料視。セントラル・プエルト(CEPU)とジュミア(JMIA)は材料限定で循環物色の色合い。
市場インサイト
【分析日】2025/11/28
全体ムード
米株は感謝祭翌日の短縮取引とCME障害復旧を織り込みつつ、12月利下げ観測の根強さと年末商戦期待を材料に5日続伸の締めくくり。ナスダックはAI関連の強弱まちまちでも金利低下観測の下支え。欧州はSTOXX600小幅続伸で月間上昇を維持。日本は米金利観測と円の方向感鈍化を受け小幅高。債券は米10年4%近辺の膠着、独債・JGBは小幅高止まり。為替はドル軟調持ち合い、ユーロは1.15台中盤で底堅さ。コモディティはWTI・Brentともに上値重い反落、金は高値圏続伸、ガスと銅はリスク回復で上昇。暗号資産はBTC小反落、ETH小高の強弱対比。
エクイティ
| 指数 | 終値 | 前日比 | 背景 |
|---|---|---|---|
| ダウ | 47,716.42 | +289.00 (+0.61%) | ブラックフライデー需給と利下げ観測の追い風 |
| S&P500 | 6,849.09 | +34.08 (+0.50%) | メガテック堅調とディフェンシブ回帰の併走 |
| ナスダック | 23,365.69 | +163.26 (+0.70%) | 成長株妙味と金利低下観測の相乗 |
| 日経225 | 50,253.91 | +86.81 (+0.17%) | 外需主導と円の方向感鈍化のバランス |
| STOXX600 | 576.43 | +1.43 (+0.25%) | 金利先安観と月末のリバランス買い |
債券
| 国 | 10年利回り | 前日比(bp) | コメント |
|---|---|---|---|
| 米国 | 4.02 % | +2 | 感謝祭後の薄商い下で4%台の膠着 |
| ドイツ | 2.69 % | +1 | 米金利連動の小幅上昇 |
| 日本 | 1.81 % | +2 | 追加利上げ観測と需給均衡の綱引き |
為替
- USD/JPY 156.27(+0.04%):日米金利差観測の残滓と介入警戒の間合い。
- EUR/USD 1.1566(-0.17%):ユーロ堅調も月末フローで小反落。
- USD/CNY 7.0753(+0.00%):当局ガイダンス下のレンジ推移。
コモディティ
| 品目 | 終値 | 前日比 | ドライバー |
|---|---|---|---|
| WTI原油 | $58.55/bbl | -0.76% | 需給過剰懸念とヘッドライン主導の戻り鈍化 |
| Brent原油 | $63.20/bbl | -0.22% | ウクライナ停戦報道観測とOPEC+前の様子見 |
| 天然ガス | $4.85/MMBtu | +6.41% | 冬場需要見通しとボラ上昇のショートカバー |
| 金(現物) | $4,185.34/oz | +0.70% | 利下げ織り込み進展と実質金利低下観測 |
| 銀 | $53.98/oz | +1.00% | 貴金属連れ高とリスク回復の地合い |
| 銅 | $5.29500/lb | +2.46% | 在庫観測と景気敏感買い戻しの波及 |
クリプト
- ビットコイン $90,894.70(-0.47%):テック株高も利食い圧力で上値抑制。
- イーサリアム $3,031.22(+0.51%):L2活動堅調とβ連動の底堅さ。
マクロイベント焦点(今後3–4営業日)
- 2025/12/01(月)ISM製造業景況指数(11月):新規受注と価格指数の鈍化度合いに焦点。
- 2025/12/02(火)米JOLTS求人(10月):労働需給の緩み度合いと賃金圧力の先行指標。
- 2025/12/03(水)ADP民間雇用(11月):非農就業の先行感とサービス雇用の粘着度。
- 2025/12/04(木)ISM非製造業(11月):価格・雇用の粘着度と需要の持続性。
インサイトまとめ
- 米グロースの押し目回転継続、12月利下げ観測が維持される限りAI周辺は段階買いが良さげ。
- 原油は戻り売り優勢、停戦ヘッドラインとOPEC+前の不安定さを踏まえ上値は軽めヘッジが無難。
- 金は高値圏で押し目待ち、実質金利の低下基調続く限りコア配分の維持が妥当。
- ドル/円は156前後のガンマ帯、イベント前の逆張り回転が無難。
- 欧州は小幅続伸の粘り、STOXX600高値圏維持ならディフェンシブ厚めにβは段階配分が良さげ。
- クリプトはETH相対強、BTCはイベント待ちのレンジで逓減買いが妥当。



