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【ALAB】アステラ・ラブスの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/08/04 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-11.96%寄付 -3.68%
  • 5営業日-13.74%

ALAB 2026年Q2決算:売上高が過去最高の3.92億ドル、AIファブリック需要でQ3は5.4億ドル超へ加速

ALABの決算ハイライト

アステラ・ラブズの2026年第2四半期は、売上高が過去最高の3.92億ドルとなり、前四半期比27%増、前年同期比では104%増と倍増を上回るペースで成長した。AIファブリック製品と信号調整製品の両分野で幅広い需要が確認され、特にAriesシリーズは四半期として過去最高の売上高を記録した。

GAAP営業利益は8920万ドル、営業利益率は22.7%、GAAP純利益は1.53億ドルに達し、前四半期の8030万ドルから大きく伸びた。non-GAAP営業利益率は39.1%と高水準を維持しており、成長と収益性の両立が続いている点が印象的だ。

会社は第3四半期の売上高見通しを5.4億〜5.6億ドルとし、前四半期からさらに大きく積み上げる形となった。Scorpio X-Series 320レーンファブリックスイッチの量産立ち上げが牽引役として想定されており、次世代製品の量産移行が業績の主軸に据えられていることがガイダンスから読み取れる。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3.92億ドル(前四半期比27%増、前年同期比104%増)
  • GAAP営業利益率: 22.7%(前四半期20.1%、前年同期20.7%から改善)
  • non-GAAP営業利益率: 39.1%(前四半期36.2%、前年同期39.2%)
  • GAAP純利益: 1.53億ドル(前四半期0.80億ドル、前年同期0.51億ドルから拡大)

インサイト

今回の決算で最も注目すべきは、成長ドライバーがAries中心から複数製品へ分散し始めている点だ。プレスリリースはAries単体の過去最高売上高に言及しつつも、「diversified growth across AI fabrics and signal conditioning」という表現でポートフォリオ全体の底上げを強調している。単発の大口需要ではなく、複数のプロダクトラインが並行して伸びている構図は、構造的な成長段階への移行を示唆する。

一方でキャッシュフロー面では、応収金の増加(1.09億ドルの資金化遅れ)や在庫の積み増し(5300万ドル増)が目立ち、需要拡大に対応するための投資が先行している様子がうかがえる。事業拡大に伴う一時的なワーキングキャピタルの負担であり、急成長企業特有の資金使途の変化として捉えられる。

Scorpio X-Seriesの量産が「一四半期前倒し」で最大製品ファミリーになるとの経営陣コメントは、当初計画よりも需要の立ち上がりが早いことを意味する。これは市場期待を上回るペースでの事業転換であり、次四半期以降の実績が計画通り実現するかが焦点になる。

今後の見どころ

次四半期はScorpio X-Series 320レーンファブリックスイッチの量産ランプが業績の中心となる見通しで、この製品が計画通り最大製品ファミリーへ成長するかが最大の確認点だ。会社側は光インターコネクトやカスタムソリューションへの事業拡大も2027年以降の成長機会として言及しており、単一製品への依存度がどう変化するかも注視したい。

第3四半期のGAAP希薄化後EPSは0.87〜0.92ドル、non-GAAPでは1.16〜1.21ドルと見込まれており、営業費用の増加(GAAPで2.32億〜2.36億ドル)も投資拡大の裏付けとなる。応収金や在庫の伸びが売上成長に対して過大にならないかも、次回のキャッシュフロー動向で確認したいポイントだ。

出典

Astera Labs Reports Second Quarter 2026 Financial Results

2026:Q1 2026/05/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-0.83%寄付 +6.52%
  • 5営業日-5.23%

ALAB 2026年Q1決算:売上高3億ドル超えで四半期最高を更新、PCIe 6ポートフォリオが成長を牽引

本決算のポイント

アステラ・ラボの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比93%増、前四半期比14%増の3.084億ドルとなり、四半期として過去最高を更新した。PCIe 6世代のポートフォリオへの旺盛な需要が成長の中心にあり、成長率が加速局面にあることを示している。

収益性も明確に改善しており、GAAP営業利益は6183万ドル(営業利益率20.1%)、GAAP純利益は8031万ドル、GAAP希薄化後EPSは0.44ドルだった。Non-GAAPベースでは営業利益率36.2%、Non-GAAP希薄化後EPS0.61ドルと、GAAP・Non-GAAP双方で高い水準の収益性を確保している。

会社は次世代のScorpio X-Series 320レーンAIファブリックスイッチの出荷を開始し、Scorpio P-Seriesも32〜320レーンまでラインアップを拡張した。第2四半期のGAAP売上ガイダンスは3.55億〜3.65億ドルとし、前四半期からさらなる伸びを見込む水準を提示している。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 3.084億ドル(前年同期比93%増、前四半期比14%増、四半期過去最高)
  • GAAP営業利益率: 20.1%(前年同期7.1%から大幅改善)
  • Non-GAAP営業利益率: 36.2%(前年同期33.7%、前四半期40.2%)
  • 営業キャッシュフロー: 7460万ドル(前年同期の1050万ドルから大幅増加)

インサイト

売上の急拡大を牽引したのはPCIe 6世代の製品群で、新製品のScorpio X-Series 320レーンAIファブリックスイッチが出荷を開始したことも成長ストーリーを補強している。単発の需要急増というより、AIラックスケールインフラの構築拡大という構造的な追い風に乗っていると見られ、Scorpio P-Seriesのレーン展開拡大や複数顧客への出荷計画は今後の裾野拡大を示唆する。

一方で、Non-GAAP営業利益率は前四半期の40.2%から36.2%へ低下しており、研究開発費の急増(前年同期の6455万ドルから1.256億ドルへ)が背景にある。成長投資の加速が短期的な利益率の重荷になっている点は見逃せないローライトだが、売上の伸びがそれを十分に補っている構図だ。

貸借対照表面では買収関連支出6505万ドルの計上でのれんが大幅に増加し、営業活動によるキャッシュフローは7460万ドルと前年同期から大きく改善した。売掛金も前年同期の3097万ドル増から5179万ドル増へと膨らんでおり、受注拡大に伴う運転資本の変化も今後注視すべきポイントとなる。

今後の見どころ

第2四半期のGAAP売上ガイダンスは3.55億〜3.65億ドル、Non-GAAP希薄化後EPSは0.68〜0.70ドルとされており、成長ペースが今後も続くかどうかが次の焦点となる。GAAP粗利率は約73%と今期の76.3%から低下する見通しで、製品ミックスの変化が利益率にどう影響するかも見極めどころだ。

Scorpio X-Seriesの本格的な量産は2026年後半を見込み、Scorpio P-Seriesの複数顧客への出荷やUALink 2.0仕様に基づく新規プログラムの進捗も、今後の受注多様化とシェア拡大を測る材料になるだろう。研究開発費の伸びが利益率に与える影響についても、次四半期以降の推移を確認したい。

出典

Astera Labs Reports First Quarter 2026 Financial Results

2025:Q2 2025/08/05 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+28.66%寄付 +21.73%
  • 5営業日+41.66%

アステラ・ラブス(ALAB)の2025年度Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 1億9,190万ドル(前年同期比+150%、前四半期比+20%)
  • GAAP純利益: 5,120万ドル(前年同期▲754万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): 7,802万ドル
  • 調整後EBITDA: 非開示
  • その他指標: 調整後EPS:0.44ドル(GAAPベースでは0.29ドル)

営業費用と利益

  • GAAP営業利益: 3,977万ドル(営業利益率:20.7%)
  • Non-GAAP営業利益: 7,524万ドル(営業利益率:39.2%)
  • 研究開発費: 6,672万ドル(前年同期比+66%)
  • 株式報酬関連費用(SBCE): 四半期で3,547万ドル発生

契約と受注(Bookings)

  • 主な新規受注:

Scorpio Fabric Switchの設計採用が複数の顧客・用途で拡大
PCIe 6.0製品がAIラックスケールシステム向けに本格量産開始
パートナー展開:

NVIDIAとのNVLink Fusion連携を拡張
AMDとのAI2025イベントで協業を発表(UALink採用促進)

キャッシュと財務状況

  • 現金および有価証券: 約10億6,500万ドル(前四半期から+15%超)
  • 営業キャッシュフロー: 1億3,580万ドル(過去最高)
  • 自己資本比率: 約89%
  • 株式報酬に関連する税負担や希薄化影響は徐々に収束中

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果:

PCIe、CXL、Ethernet、UALinkを統合する接続プラットフォームを展開
独自のCOSMOSソフトウェアと連携し、AIインフラの最適化に注力
パートナーシップや採用事例:

Alchip(高性能ASICメーカー)と提携、次世代AIラック向けSoC+接続ソリューションを共同展開
市場でのポジション:

「AI接続性の中核技術企業」として急成長、オープンスタンダードを軸に差別化を図る

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 第3四半期売上見通し: 2億300万〜2億1,000万ドル(前期比+6〜9%を想定)
  • GAAP営業費用: 1億1,600〜1億2,000万ドル
  • Non-GAAP EPS見通し: 0.38〜0.39ドル
  • その他の注目点:

高速ネットワーク接続(UALink、CXL)分野の拡大に注力
今後も「AIラックスケール接続のリーダー」としてのポジション強化が戦略の中心

アステラ・ラブスは2025年Q2において前年比+150%の売上成長と営業黒字化を実現。特に、PCIe6やScorpio Fabric Switchなどの主力製品がAIインフラ市場で急成長中であり、NVIDIAやAMDとの協業を通じて業界内での影響力を急速に高めている。潤沢なキャッシュと高利益率の両立から、今後もAI接続インフラ分野での中心企業としての成長が期待される。投資家にとっては、成長と収益性のバランスが極めて良好な注目銘柄といえる。

2025:Q1 2025/05/06 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-0.38%寄付 -5.61%
  • 5営業日+22.98%

アステラ・ラブス(ALAB)の2025年Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高: 1億5,944万ドル(前年同期比+144%、前四半期比+13%)
  • GAAP純利益: 3,181.9万ドル(前年同期:▲9,299.5万ドル)
  • Non-GAAP純利益: 5,962.7万ドル
  • Non-GAAP EPS(希薄化後): 0.33ドル
  • 調整後営業利益(Non-GAAP): 5,373.1万ドル(営業利益率:33.7%)
  • 粗利益率(GAAP/Non-GAAP共通): 74.9%

営業費用と利益

  • GAAP営業利益: 1,128.5万ドル(前年同期:▲8,296.7万ドル)
  • 研究開発費: 6,455.4万ドル(前年:5,355.8万ドル)
  • 販売・マーケティング費: 2,170.2万ドル(前年:5,551.0万ドル)
  • 一般管理費: 2,187.0万ドル(前年:2,441.9万ドル)

契約と受注(Bookings)

  • AI・クラウド向け設計採用が好調:

PCIe Gen6対応製品の出荷開始(Scorpio Pシリーズ、Aries 6リタイマーなど)
NVIDIAのBlackwellプラットフォーム対応のリファレンス設計も発表
UALinkコンソーシアム:

最大1,024アクセラレータ間接続を可能とする「UALink 200G 1.0」仕様を策定。Asteraは創設メンバーとして主導的役割

キャッシュと財務状況

  • 現金・現金同等物+有価証券(期末): 9億2,671万ドル(前期末:9億1,015万ドル)
  • 営業キャッシュフロー: 1,050.4万ドル(前年同期:365.2万ドル)
  • 在庫: 5,105.7万ドル(前期末:4,321.5万ドル)

技術・事業ハイライト

  • クラウド・AI向け高速接続製品:

PCIe Gen6、CXL、Ethernet接続を支えるSoC製品群を拡充
COSMOSソフトウェアスイートとの統合で、ラック単位の可視性・セキュリティ・管理性を提供
Interop Labの拡張:

NVIDIAやMicron製品とのエンドツーエンド検証を実施、顧客開発コストを削減

2025年Q2ガイダンス(見通し)

  • 売上高見通し: 1億7,000万〜1億7,500万ドル
  • GAAP EPS: 0.10〜0.11ドル
  • Non-GAAP EPS: 0.32〜0.33ドル
  • Non-GAAP営業費用: 7,300万〜7,500万ドル
  • Non-GAAP税率: 約10%

アステラ・ラブスは、AI・クラウドインフラ向けの高速インターコネクト市場で急成長を遂げ、初の通期黒字化に向け順調なスタートを切った。
製品群はPCIe Gen6世代へ移行し、NVIDIAなど主要パートナーとの連携も深化。豊富な現金と安定した利益体制を背景に、今後も生成AI・データセンター需要を取り込む成長戦略が注目される。