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【CRWV】コアウィーブの決算まとめ|2026年Q2

最新 2026:Q2 引け後

2026:Q2 2026/08/11 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+19.28%寄付 +20.35%

CRWV 2026年Q2決算:売上高は前年同期比2倍超も、受注残高104億ドル規模が示す需要の厚み

CRWVの決算ハイライト

コアウィーブの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比で2倍以上となる25.75億ドルに達し、四半期として過去最高の水準を記録した。一方でGAAP営業損失は4900万ドル(営業利益率マイナス2%)、GAAP純損失は6.26億ドルとなり、前年同期の純損失2.9億ドルから拡大している。

利益面ではAdjusted EBITDAが15.1億ドル(マージン59%)と規模拡大に沿って積み上がった一方、Adjusted operating incomeは1.28億ドル(マージン5%)にとどまり、前年同期の2億ドル・マージン16%からは低下した。金利負担の重さも目立ち、純利息費用は6.4億ドルと前年同期の2.67億ドルから大きく増加している。

会社が最も強調したのは受注残高(revenue backlog)が約104億ドルに達したことで、これは第3四半期序盤に追加された250億ドル超の新規顧客契約を含まない数字だという。旺盛な需要を裏付ける材料として位置づけられている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 25.75億ドル(前年同期12.12億ドルから2倍以上に増加)
  • Adjusted EBITDA: 15.1億ドル、マージン59%(前年同期7.53億ドル、マージン62%)
  • GAAP純損失: 6.26億ドル(前年同期2.9億ドルから拡大)
  • 受注残高(revenue backlog): 約104億ドル(第3四半期序盤の新規契約250億ドル超は含まない)

インサイト

売上高の伸びは力強いが、利益率面では成長の裏で負担が増している構図が見える。GAAP営業損益は前年同期の1900万ドルの黒字から4900万ドルの損失に転じ、Adjusted operating incomeマージンも16%から5%へ大幅に低下した。技術・インフラ関連コストの膨張と、急速な設備投資拡大に伴う金利負担の増加が背景にあるとみられる。

そのうえで純利息費用が6.4億ドルと前年同期の2.67億ドルから2倍以上に膨らんだ点は無視できない。同四半期に31億ドルのターム・ローンや100億ドル超の無担保債・転換債を調達するなど、積極的な資金調達を続けていることと表裏一体であり、成長投資の規模がそのまま財務コストとして表面化している状況だ。

一方で、パワー容量は約500MW拡大して1.5GWに達し、契約済み電力容量も約3.7GWに拡大するなど、インフラ拡張のペースは落ちていない。Jane Streetからの10億ドルの戦略的投資やNasdaq-100指数への組み入れも、事業基盤の広がりを示す材料といえる。

今後の見どころ

今回のプレスリリースでは通期の業績見通しが示されておらず、具体的なガイダンスは決算説明会で発表されるとされている。次の焦点は、その場で示される数値と、104億ドルの受注残高がどのペースで実際の売上に転換されていくかだ。

また、営業利益率・Adjusted operating incomeマージンの低下傾向が一時的な投資先行によるものか、構造的な変化なのかも注視したい点となる。旺盛な需要と裏腹に膨らむ金利負担のバランスが、今後の収益性を左右する鍵になりそうだ。

出典

CoreWeave Reports Strong Second Quarter 2026 Results

2026:Q1 2026/05/07 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-11.40%寄付 -8.06%
  • 5営業日-11.35%

CRWV 2026年Q1決算:受注残高が過去最高の994億ドルに達し、需要の強さが数字に表れた四半期

本決算のポイント

CoreWeaveの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比112%増の20.78億ドルとなり、四半期として過去最高の水準を記録した。一方でGAAPベースでは営業損失1.44億ドル、純損失7.4億ドルと赤字は前年から拡大しており、成長投資の重さがそのまま損益に表れている。

収益性の指標としてよく使われる調整後EBITDAは11.57億ドル、マージンは56%と高水準を維持したが、前年同期の62%からは低下した。調整後営業利益も2100万ドルにとどまり、前年同期の1.63億ドルから大きく縮小しており、利益率の面では成長スピードに費用増加が追いついてしまっている構図が見える。

会社が最も強調したのは受注残高で、revenue backlog(受注残高)は994億ドルに達し、過去最強のブッキング四半期だったとCEOのマイケル・イントレーターは述べている。今回のプレスリリースでは通期ガイダンスの数値そのものは開示されておらず、詳細は決算説明会で示すとされている点も押さえておきたい。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 20.78億ドル(前年同期比112%増)
  • 調整後EBITDAマージン: 56%(前年同期62%から低下)
  • 受注残高(revenue backlog): 994億ドル(2026年3月31日時点)
  • 稼働電力: 1GWを突破、契約済み電力は400MW超拡大し3.5GW超に

重要なインサイト

今回の決算で目を引くのは、売上とバックログという「需要の強さ」を示す指標と、利益率という「収益性」を示す指標が逆方向に動いている点だ。売上は倍増以上のペースで伸びている一方、調整後営業利益マージンは17%から1%へ急低下しており、インフラ投資の先行負担が重くのしかかっていることがうかがえる。

個別の大型契約では、Metaとの新規21億ドルのコミットメントや、Anthropicとの複数年契約締結が明らかにされており、AIラボ・ハイパースケーラー双方からの引き合いが継続している様子が見える。Cohere、Jane Street、Mistralといった既存顧客との関係拡大も進んでおり、顧客基盤の厚みが増していることも見逃せない。

財務面では、85億ドル規模の非リコース型DDTL 4.0ファシリティ組成やエヌビディアからの20億ドルのクラスA普通株出資など、成長投資を支える資金調達が相次いだ。裏を返せば、それだけ巨額の資金を必要とする事業モデルであるという点は、投資判断上のリスクとして意識しておく必要がある。

今後の見どころ

会社は本プレスリリースでは通期ガイダンスの具体的数値を示しておらず、決算説明会で開示されるフォワードルッキングな見通しが今後の焦点になる。994億ドルという受注残高がどのペースで売上に転化していくか、進捗を追う価値がある。

また、1GWを超えた稼働電力を2030年までに8GW超へ拡大するという目標に向けて、契約済み電力の積み増しやデータセンター供給網の多様化がどう進むかも注目点だ。利益率の低下傾向が一時的な先行投資によるものか、構造的な変化かを見極めるためにも、次四半期以降の調整後営業利益の推移を継続的に確認したい。

出典

CoreWeave Reports Strong First Quarter 2026 Results

2025:Q2 2025/08/12 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-20.83%寄付 -10.61%
  • 5営業日-37.55%

コアウィーブ(CRWV)の2025年度Q2決算サマリー

売上高と収益

  • 四半期売上高(GAAP):12億1,300万ドル(前年同期 3億9,500万ドル、前年比+207.0%)
  • 純損失(GAAP):▲2億9,100万ドル(前年同期 ▲3億2,300万ドル)
  • 希薄化後EPS(GAAP):▲0.60ドル(前年同期 ▲1.62ドル)
  • 調整後EBITDA(Non-GAAP, 会社定義):7億5,300万ドル(前年同期 2億5,000万ドル、+201.2%)
  • 調整後営業利益(会社定義):1億9,980万ドル(前年同期 8,538万ドル、+134.0%)

営業費用と利益

  • 営業利益(GAAP):1,920万ドル(前年同期 7,772万ドル、▲75.3%)
  • 営業利益率(GAAP):2.0%(前年同期 20.0%)
  • 調整後営業利益率(会社定義):16.0%(前年同期 22.0%)

契約・受注(Bookings)

  • 受注残高:301億ドル(2025年6月30日現在)
  • 主な契約

OpenAIとの契約拡大(40億ドル増、既存契約119億ドルに追加)
新規ハイパースケーラー顧客獲得および既存契約拡大
BT Group、Cohere、Hippocratic AI、LG CNS、Mistral、Woven by Toyota などと契約

キャッシュと財務状況

  • 現金及び現金同等物:11億5,300万ドル(前年末 13億6,100万ドル)
  • 総資産:262億ドル
  • 総負債:224億ドル
  • 株主資本:26億6,000万ドル(前年末 ▲4億1,400万ドルから改善)

技術・事業ハイライト

  • 稼働電力容量470MW、契約済み容量2.2GWへ拡大
  • NVIDIA GB200 NVL72システムを大規模導入
  • MLPerf Training v5.0において過去最大規模のベンチマーク提出
  • Weights & Biasesを買収し、クラウドプラットフォーム機能を拡充
  • 2030年満期の9.25%シニア無担保ノートを20億ドル発行(需要超過により5億ドル増額)

2025年度ガイダンス

  • 通期見通しは非開示

決算まとめ

AIクラウドインフラ需要の急拡大を背景に売上は前年比3倍超となり、調整後EBITDAマージンは依然6割超と高水準を維持。ただし巨額の設備投資や金利負担によりGAAPベースでは赤字が継続。大型契約の獲得とデータセンター能力増強で中長期成長の基盤を固めつつ、資本構造も改善傾向にある。

出典(一次情報)

2025:Q1 2025/05/14 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-2.51%寄付 +2.09%
  • 5営業日+59.19%

コアウィーブ(CRWV)の2025年度Q1決算サマリー

売上高と収益

  • 年間売上高: 第1四半期売上は9億8,163万ドル(前年同期比+420%)
  • GAAP純利益: ▲3億1,464万ドル(前年同期は▲1億2,924万ドル)
  • 調整後純利益(Non-GAAP): ▲1億4,956万ドル(前年同期は▲2,355万ドル)
  • 調整後EBITDA: 6億613万ドル(前年同期は1億455万ドル)
  • その他指標: 調整後営業利益は1億6,263万ドル、調整後EBITDAマージンは62%

営業費用と利益

  • GAAP営業費用: 10億910万ドル(前年同期比+487%)
  • Non-GAAP営業費用: 非開示(ただし株式報酬費用は1億8,397万ドル含む)
  • EBITDA損失(ある場合): 該当なし(黒字化)
  • 調整後純損失: ▲1億4,956万ドル

契約と受注(Bookings)

  • 年間受注高: 受注残高は259億ドル(うちRPOが147億ドル、OpenAI契約を含む)
  • 第1四半期受注: 非開示(ただしOpenAI契約で112億ドルの受注追加)
  • 契約顧客数: 非開示(AIラボ、ハイパースケーラー、エンタープライズが中心)
  • 大口顧客構成: OpenAI、IBM(Graniteモデル向け)

キャッシュと財務状況

  • 現金残高(期末): 12億7,600万ドル(現金・現金同等物)
  • 借入・返済などの動き:

IPOにより14億ドルの純資金調達
総資本(株式+負債)で172億ドル調達済
自由キャッシュフロー(FCF): 非開示(営業CFはプラス6,117万ドル)

技術・事業ハイライト

  • 製品開発や技術的成果:

CoreWeave AI Object Storage(CAIOS)を一般提供
GB200 Grace Blackwell対応、MLPerf Inference v5.0で新ベンチマーク達成
クラスターのオンデマンドスケーリング、NVIDIA AI Enterprise対応も提供
パートナーシップや採用事例:

OpenAIとの戦略的提携
IBMと共同でGraniteモデル向け演算リソース提供
市場でのポジション:

「AIハイパースケーラー」として垂直統合型インフラを急拡大
AIクラウドで唯一、SemiAnalysisのClusterMAXで最高ランク(Platinum)

2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)

  • 売上見通し: 未開示(通期ガイダンスは開示せず)
  • EBITDA見通し: 未開示
  • その他の注目点:

契約済み容量は16GW、稼働容量は420MWへ拡大中
IPO後の成長加速と戦略的投資を継続

コアウィーブは、OpenAIとの巨額契約やIPOによる資金調達を通じて、AIインフラ企業としての地位を確固たるものにしつつある。売上は前年比4倍以上に成長し、調整後EBITDAも黒字化。高額な設備投資と株式報酬の影響でGAAPベースでは赤字だが、AI需要の急拡大と大口案件の継続的獲得により、今後も成長余地は極めて大きい。AI特化型クラウド基盤として次世代インフラを牽引する存在となっている。