PR

【SMCI】スーパーマイクロコンピュータの決算まとめ|2027年Q1

最新 2027:Q1 引け後

2027:Q1 2026/10/20 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+9.55%寄付 +12.17%

SMCI 2027年Q1決算:AI需要の急伸でガイダンスを大幅に上回る速報値

本決算のポイント

スーパーマイクロコンピュータは2027年度第1四半期(2026年9月30日締め)について、決算発表に先立つ予備的な業績アップデートを発表した。売上高は185億〜195億ドルのレンジになる見通しで、従来示していた145億〜155億ドルのガイダンスを大きく上回る水準となっている。

会社側はこの上振れについて、AIプラットフォームに対する需要の増加が主因だと説明している。

粗利益率も12.0〜12.5%と、従来ガイダンスの10.4〜10.8%から改善する見込みで、顧客構成や製品ミックスの変化が利益率の押し上げ要因になったとしている。正式な決算発表と説明会は11月3日に予定されており、今回の数値はあくまで未監査の予備値であることには留意が必要だ。

抑えておくべきKPI

  • 売上高見通し: 185億〜195億ドル(従来ガイダンス145億〜155億ドルから上振れ)
  • 粗利益率見通し: 12.0〜12.5%(従来ガイダンス10.4〜10.8%から改善)
  • 上振れ要因: AIプラットフォーム需要の増加
  • 利益率改善要因: 顧客・製品ミックスの変化

投資家目線のインサイト

今回の速報は、単なる誤差修正ではなくガイダンスの上限を大きく超える規模の需要増を示している点が注目に値する。売上高の上振れ幅は従来レンジの上限と比べても数十億ドル規模に及んでおり、AI関連インフラ需要の強さが一時的な特需ではなく、事業の成長軌道そのものを押し上げている可能性を示唆する。

粗利益率の改善も同時に起きている点は重要だ。売上高の急増と利益率の改善が同時に見られることは、単なる出荷量の増加だけでなく、収益性の高い顧客・製品構成へのシフトが進んでいることを示している。

一方で、この数値はあくまで未監査の予備的見積もりであり、会計上の締め作業や財務諸表の最終化によって修正される可能性がある点はローライトとして押さえておきたい。実際の確定数値は11月3日の本決算発表を待つ必要がある。

今後の見どころ

11月3日に予定される正式な決算発表では、この予備値が監査を経てどの程度確定されるかが最初の確認ポイントになる。加えて、売上急増の背景にある具体的な顧客動向や受注残(バックログ)の状況についても、説明会で明らかにされるかが注目される。

また、利益率改善が一過性の製品ミックス要因によるものか、構造的な収益性向上につながるものかを見極めるため、今後のガイダンスや受注動向の推移を継続して確認したい。

出典

Supermicro Provides First Quarter of Fiscal Year 2027 Preliminary Business Update

2026:Q4 2026/08/11 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+19.84%寄付 +13.29%
  • 5営業日+11.57%

SMCI 2026年Q4決算:売上111億ドル、粗利益率は17.5%へ急改善

SMCIの決算ハイライト

2026年6月期の第4四半期は、売上高が111億ドルとなりました。第3四半期の102億ドル、前年同期の58億ドルを上回っています。粗利益率は17.5%に上がり、第3四半期の9.9%、前年同期の9.5%から大きく改善しました。

純利益は11.8億ドル(前年同期は1.95億ドル)、希薄化後1株利益は1.62ドル(前年同期は0.31ドル)です。非GAAPの1株利益は1.70ドルで、前年同期は0.41ドルでした。

通期(2026年6月期)の売上高は391億ドルで、前期の220億ドルから増えました。通期の粗利益率は10.8%と、前期の11.1%をわずかに下回りました。通期の純利益は22億ドル、1株利益は3.26ドルです。次期(2027年度)第1四半期の売上高は145億〜155億ドルを見込み、通期の売上高は650億〜720億ドルとしています。

抑えておくべきKPI

  • 売上高(第4四半期): 111億ドル(第3四半期は102億ドル、前年同期は58億ドル)
  • 粗利益率(第4四半期): 17.5%(第3四半期は9.9%、前年同期は9.5%)。非GAAPでは17.6%
  • 調整後EBITDA(第4四半期): 売上高比15.0%(前年同期は5.8%)
  • 営業キャッシュフロー(第4四半期): 7.47億ドルのプラス。設備投資および投資は2,500万ドル

インサイト

今回の決算で目立つのは、売上の伸びよりも利益率の変化です。粗利益率が前四半期の9.9%から17.5%へ上がりました。経営陣は、企業顧客の構成が厚くなったことと、データセンター向けの自社設計思想「DCBBS」の採用が広がったことを理由に挙げています。ただし本文だけでは、この水準が続くかどうかは判断できません。通期の粗利益率は10.8%で、前期を下回っているためです。

一方で、キャッシュと在庫には負担が出ています。通期の営業キャッシュフローは約68億ドルのマイナスでした。在庫は約129億ドル(前年同月末は約47億ドル)に積み上がっています。2026年6月末の現金は75億ドルで、銀行借入と転換社債の合計は87億ドルです。成長に伴う運転資金の重さが、数字に表れています。

今後の見どころ

2027年度第1四半期のガイダンスは、売上高145億〜155億ドル、非GAAPの1株利益1.01〜1.10ドルです。17.5%まで上がった粗利益率が、この売上規模でも保たれるかが、まず確認する点です。会社は新規受注が600億ドル超で、過去最高の受注残を抱えて新年度に入ったと説明しています。

リスクとして、本文は2点を明記しています。1つは、輸出管理に関連する取引について取締役会が独立した調査を進めていることです。結果が予想や今回の速報値、過去の数字に影響しうるとされています。もう1つは、今回の数値が監査前の速報値で、最終結果が変わる可能性があることです。

出典

Supermicro Announces Fourth Quarter and Full Fiscal Year 2026 Financial Results

2024:Q4 2024/08/06 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-20.14%寄付 -13.69%
  • 5営業日-8.03%

スーパーマイクロコンピューター(SMCI)の2024年度Q4と通期決算サマリー

  • 年間売上高: 149億ドルで、前年の71億ドルから110%増加。
  • 年間純利益: 12億810万ドルで、前年の6億4000万ドルから大幅に増加。
  • 一株当たり利益(EPS):

GAAP基準で20.09ドル、前年の11.43ドルから増加。
Non-GAAP基準で22.09ドル、前年の11.81ドルから増加。

第4四半期の詳細

  • 売上高: 53億1000万ドルで、前年同期の21億8000万ドルから大幅に増加。
  • 純利益: 3億5300万ドル、前年同期の1億9400万ドルから増加。
  • 粗利益率: 11.2%、前年同期の17.0%から減少しましたが、これは主に競争激化による影響。

主要事業の進展

  • AIインフラの需要増: AI関連インフラの需要が急増し、企業の売上増加の主要な推進力となっている。特に、ラックスケールの液体冷却技術が注目されている。
  • データセンターソリューション: 新しいデータセンタービルディングブロックソリューションの導入により、ITインフラ市場での競争力を強化している。

今後の見通し

  • 2025年度第1四半期の売上予測: 60億ドルから70億ドル。
  • 2025年度通期の売上予測: 260億ドルから300億ドルと、さらに大きな成長を見込んでいる。

経営者のコメント

CEOのチャールズ・リャン氏は、「当社はAI革命の成長を支えるための技術リーダーシップを発揮し、ITインフラ市場で最大の企業になるための基盤を築いている」と述べている。また、マレーシアとシリコンバレーでの拡張投資が、サプライチェーンの強化と規模の経済をもたらすと期待されている。

2024:Q3 2024/04/30 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-14.03%寄付 -9.48%
  • 5営業日-4.60%

スーパーマイクロコンピューター(SMCI)の2024年度Q3決算サマリー

  • 売上高:第3四半期の売上高は38.5億ドルで、前四半期の36.6億ドルから増加し、前年同期の12.8億ドルと比較して大幅に増加している。
  • 粗利益:粗利益率は15.5%で、前四半期の15.4%からわずかに上昇、前年同期の17.6%からは減少している。
  • 純利益: 純利益は4.02億ドルで、前四半期の2.96億ドル及び前年同期の8600万ドルから大幅に増加。
  • 一株当たり純利益(EPS):希薄化後の一株当たり純利益は6.56ドルで、前四半期の5.10ドル及び前年同期の1.53ドルから増加している。

ビジネスの展望と経営からのコメント

  • 第3四半期はAIラックスケールPnPソリューションへの強い需要が見られ、市場リーダーシップを拡大している。
  • 2024会計年度の収益見通しを14.3億ドルから14.7億ドルから14.7億ドルから15.1億ドルに引き上げました。

その他の重要な財務情報

  • 運用キャッシュフロー:第3四半期の運用活動によるキャッシュフローは15.2億ドルの使用で、キャピタル支出は9300万ドル。
  • 現金及び現金同等物:期末の現金及び現金同等物は21.15億ドルで、前年比で大幅に増加している。

非GAAP指標

  • 非GAAP一株当たり純利益は6.65ドルで、前四半期の5.59ドル及び前年同期の1.63ドルから増加している。非GAAP指標は、特定の経費を調整したもので、通常のGAAP指標よりも会社の実際の運営状況をより明確に反映することを目的としている。

上記の情報に基づいて、会社の業績が前年度に比べて顕著に改善していることがわかる。

これより前の決算を表示(2期分)

2024:Q2 2024/01/29 発表(引け後)

  • 発表翌営業日+3.49%寄付 +10.42%
  • 5営業日+33.83%

スーパーマイクロコンピューター(SMCI)の2024年度Q2決算サマリー

  • 売上高:36.6億ドルで、前年同期の18億ドルから大幅に増加、市場予想の34.2億ドルを上回る。
  • 調整後EPS (1株当たり利益):5.59ドルで、前年同期の3.26ドルから増加し、市場予想の5.16ドルを上回る。
  • 調整後粗利益率:15.5%で、前年同期の18.8%から減少し、市場予想の16.5%を下回る。

今後の見通し

  • 次期売上高見通しは 37~41億ドルで、市場予想の30.7億ドルを大きく上回るも見通し。
  • 次期調整後EPSは、5.20~6.01ドルで、市場予想の4.65ドルを上回る見通し。
  • 今後も既存顧客向けに好調を維持し、新規顧客を拡大し、新製品の強力なパイプラインにより、通期売上高の見通しは、143~147億ドルに上方修正され、市場予想の120.3億ドルを大きく上回る。

ポイント

  • AI向けラックスケールの需要が継続し、NVIDIA、Intel、AMD向けの製品が中心。
  • 主要コンポーネントの供給力は徐々に改善。
  • NVIDIA GH200グレース・ホッパー向けやAMD、Intelの次世代モデル向けの開発を継続し、市場での主導的地位を確保。
  • 北米カリフォルニア州サンノゼ、台湾、マレーシアでの工場拡大により、規模のメリットと運用効率が向上。
  • スーパーマイクロは、ほぼすべての業界向けにラックスケールを提供し、最も革新的なAIインフラストラクチャを開発、業界をリードしている。

この決算発表により株価は大きく、600ドル近辺までの上昇を見せている。

2024:Q1 2023/11/01 発表(引け後)

  • 発表翌営業日-2.53%寄付 +3.37%
  • 5営業日+3.17%

SMCI 2024年Q1決算:売上高21.2億ドルは前年同期比で増収、利益率の低下で減益

本決算のポイント

スーパーマイクロコンピュータの2024会計年度第1四半期(2023年9月30日終了)は、売上高が21.2億ドルで前年同期の18.5億ドルから14%増となった。前期(21.8億ドル)からは3%減。GAAPの売上総利益率は16.7%と、前期の17.0%、前年同期の18.8%から低下した。

純利益は1.57億ドル(前期1.94億ドル、前年同期1.84億ドル)、希薄化後1株利益(EPS)は2.75ドル(前期3.43ドル、前年同期3.35ドル)。non-GAAPのEPSは3.43ドルで、前期の3.51ドル、前年同期の3.42ドルと同水準だった。

営業活動によるキャッシュフローは2.71億ドル、設備投資は300万ドル。会社は2024会計年度(2024年6月期)の売上高見通しを100億〜110億ドルとしている。

抑えておくべきKPI

  • 売上高: 21.2億ドル(前期は21.8億ドル、前年同期は18.5億ドル)
  • 売上総利益率: GAAP 16.7%(前期17.0%、前年同期18.8%)、non-GAAP 17.0%
  • EPS(希薄化後): GAAP 2.75ドル(前期3.43ドル、前年同期3.35ドル)、non-GAAP 3.43ドル(前期3.51ドル、前年同期3.42ドル)
  • 営業活動によるキャッシュフロー: 2.71億ドル(現金及び現金同等物は5.43億ドル、銀行借入は1.46億ドル)

インサイト

売上は前年同期より増えた一方、利益は減っている。売上総利益率は前年同期比で2.1ポイント低下し、GAAPの営業利益率も8.1%(前期10.4%、前年同期11.9%)に下がった。増収でも利益率が下がり、純利益は前年同期を下回った。株式報酬費用は5,738万ドル(前年同期は1,101万ドル)に増え、GAAPとnon-GAAPのEPSの差(0.68ドル)も広がっている。

チャールズ・リャンCEOは、GPUの供給制約が続いたと述べたうえで、AIインフラに対する強い需要があるとしている。売上の伸びに対し、供給面の制約があったと会社自身が認めている点は押さえておきたい。

今後の見どころ

第2四半期(2023年12月31日終了)の見通しは、売上高27億〜29億ドル、GAAPのEPSが3.75〜4.24ドル、non-GAAPのEPSが4.40〜4.88ドル。今期の21.2億ドルから大きく増える計画であり、GPUの供給制約への対応が焦点になる。

2024会計年度の売上高は100億〜110億ドル。売上総利益率が今期の水準から改善に向かうかは、次回以降の実績で確認する必要がある。

出典

Supermicro Announces First Quarter Fiscal Year 2024 Financial Results