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AI×ロボティクス関連銘柄まとめ(米国&日本株)

AI×ロボティクス関連銘柄まとめ(米国&日本株)株式テーマ

このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。

あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。

  1. はじめに
  2. AIロボティクスは、なぜ今注目されている?
    1. AI技術の飛躍的進化
    2. 深刻化する労働力不足
    3. 非接触社会への対応需要
    4. クラウド・エッジコンピューティングの進展
    5. 資金供給と制度支援による後押し
  3. AIロボティクス全体の市場規模と成長予測は?
    1. 現在の市場規模
    2. 今後の成長予測
    3. 成長を後押しする注目分野
  4. AIロボティクスの主なトレンドと新興分野は?
    1. ヒューマノイドロボット開発の加速
    2. 自律型モバイルロボット(AMR)の拡大
    3. AIとロボティクスのクラウド連携
    4. 小型・低コストロボティクスの普及
    5. ソフトロボティクスと生体模倣技術の進化
    6. AIによる自己学習・自己最適化の高度化
  5. ロボットソフトウェア関連銘柄(米株)
    1. パラダイン(Palladyne AI Corp)【PDYN】
    2. モビリコム(Mobilicom Limited)【MOB】
    3. ピーティーシー(PTC Inc.)【PTC】
  6. AI×RPA関連銘柄
    1. ペガシステムズ(Pegasystems Inc.)【PEGA】
    2. ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation, Inc.)【ROK】
    3. ユーアイパス(UiPath, Inc.)【PATH】
  7. 物流ロボット関連銘柄
    1. サーブ・ロボティクス(Serve Robotics, Inc.)【SERV】
    2. シンボティック(Symbotic Inc.)【SYM】
  8. 産業用・業務用ロボット関連
    1. テラダイン(Teradyne, Inc.)【TER】
    2. リーコ・コーポレーション(Lincoln Electric Holdings, Inc.)【LECO】
    3. ファローテクノロジーズ(FARO Technologies, Inc.)【FARO】
    4. オーシャンエリング(Oceaneering International, Inc.)【OII】
  9. 防衛関連
    1. エアロバイロメント(AeroVironment, Inc.)【AVAV】
    2. テレダイン・テクノロジーズ(Teledyne Technologies Incorporated)【TDY】
    3. エルビット・システムズ(Elbit Systems Ltd.)【ESLT】
    4. アールティーエックス(RTX Corporation)【RTX】
    5. クレイトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズ(Kratos Defense & Security Solutions, Inc.)【KTOS】
  10. AIロボティクスに投資できるETFは?
    1. グローバルX ロボティクス&人工知能ETF【BOTZ】
    2. iシェアーズ ロボティクス&人工知能マルチセクターETF【IRBO】
    3. ROBO グローバル・ロボティクス&オートメーション・インデックスETF【ROBO】
    4. ベクトル・ロボティクス&人工知能ETF【RAAI】
  11. AIロボティクス関連銘柄(日本株)
    1. ダイフク【6383】
    2. 川田テクノロジーズ【3443】
    3. シンフォニアテクノロジー【6507】
    4. 日本精工【6471】
    5. CIJ【4826】
    6. セック【3741】
  12. まとめ

はじめに

人工知能(AI)とロボティクスの融合は、第4次産業革命の中核を担う技術革新として、製造業、ヘルスケア、物流、サービス業など、あらゆる産業の変革を促す潜在力を持っています。

AI技術の加速度的な進化を背景に、AIを搭載したロボットは、単なる自動化ツールにとどまらず、自律的に環境を認識・学習し、複雑なタスクを実行できる能力を高めつつあります。

ここでは、今後の成長が期待されるAIロボティクス関連銘柄を、分野別に整理して紹介していきます。

私自身がAIロボティクス関連銘柄を選定するにあたり、先進的な技術力と高い成長ポテンシャルを持つ注目したい銘柄をピックアップしました。

なお、エヌビディアやGoogle、Amazonといった超大型のグローバルテック企業については、今回は対象から除外しています。

AIロボティクスは、なぜ今注目されている?

AIロボティクスが今注目されている背景には、いくつかの強力な要因がある。

AI技術の飛躍的進化

ディープラーニングや強化学習の進化により、ロボットの認識、推論、行動制御のレベルが飛躍的に向上した。従来は人間にしかできなかった複雑な作業を、AI搭載ロボットが自律的にこなせる時代が到来している。

深刻化する労働力不足

少子高齢化が進む中で、製造、物流、医療、農業などの現場では慢性的な人手不足が顕在化している。この人手不足を補う存在として、AIロボティクスの活用が急速に求められている。

非接触社会への対応需要

パンデミックを契機に非接触型サービスへの需要が高まり、清掃ロボットや配送ロボット、遠隔医療ロボットなどの市場が急成長した。感染症対策の文脈でも、AIロボティクスは不可欠な存在となった。

クラウド・エッジコンピューティングの進展

リアルタイムで膨大なデータ処理を可能にするクラウド技術や、現場で即時処理を行うエッジコンピューティング技術の発達が、ロボットの自律性とスピードを飛躍的に高めた。
これにより、より高度な判断と行動を実現するロボティクスソリューションが普及し始めている。

資金供給と制度支援による後押し

政府のイノベーション支援策、民間企業のDX投資、ベンチャーキャピタルからの潤沢な資金供給など、AIロボティクス領域には多方面から成長資金が流れ込んでいる。
制度面・資金面からの後押しも、業界全体の成長スピードを加速させている。

AIロボティクス全体の市場規模と成長予測は?

AIロボティクス産業の今後の成長予測について、主要なポイントは以下。

現在の市場規模

2023年時点におけるAIロボティクス市場規模は、おおよそ127億ドルと推定されている。製造、物流、医療、農業、サービス業など多様な分野で導入が進み、実用化フェーズに本格的に移行した段階にある。

特に製造業においては、品質管理、組み立て、検査といったプロセスにAIロボットが積極的に投入されており、産業用ロボット市場が全体をけん引している。

今後の成長予測

市場調査会社の分析によれば、AIロボティクス市場は2030年までに1,247億ドル規模に達すると予測されている。

年平均成長率(CAGR)は38%超という極めて高い成長率が見込まれており、AI分野の中でも有数の拡大スピードを誇るセクターとなっている。

背景には、AIのアルゴリズム性能向上とロボティクス技術の進化に加え、各国政府による自動化推進政策、企業側の生産性向上ニーズが強く影響している。

成長を後押しする注目分野

製造業だけでなく、医療ロボティクス、農業用自律ロボット、サービスロボット、軍事・防衛ロボティクスなど、多様な応用分野で成長が見込まれている。特に医療分野では、手術支援ロボットや介護支援ロボットへの需要が急拡大している。

また、個人向けロボット市場も注目領域のひとつであり、2025年には39億ドル規模に達し、2030年にはその約2倍の77億ドルに成長すると予想されている。

AIロボティクス市場は、規模の拡大だけでなく、構造的な成長ドライバーが明確なことが特徴である。短期的な景気変動に左右されにくい社会課題(労働力不足、医療負担増大)に根ざした成長テーマであるため、中長期的に安定した投資対象としての魅力が高い分野といえる。

AIロボティクスの主なトレンドと新興分野は?

ヒューマノイドロボット開発の加速

従来の産業用ロボットは特定作業に特化していたが、近年では人間と同じような形状や動きを持つヒューマノイドロボットの開発が加速している。Teslaの「Optimus」やFigure AIの「Figure 01」など、汎用作業を目指すプロジェクトが次々と登場している。

これらのヒューマノイドは、物流倉庫、製造工場、小売、介護現場などで、人間の労働を補完・代替する存在になると期待されている。

自律型モバイルロボット(AMR)の拡大

倉庫内搬送や施設内配達、工場内物流を担う自律型モバイルロボット(AMR)の導入が急速に進んでいる。これまでの固定ルート型AGV(無人搬送車)とは異なり、AMRは環境をリアルタイムに認識し、最適なルートを自ら判断して移動できる。

Eコマース拡大に伴う物流需要の急増と相まって、AMR市場は爆発的な成長を遂げつつある。

AIとロボティクスのクラウド連携

ロボット単体の知能だけでなく、クラウド上のAIプラットフォームと連携して動作する「クラウドロボティクス」の実用化が進んでいる。複数のロボットがクラウド経由で情報を共有し、群れとして最適な行動を取るような高度な協調制御が可能となってきた。

これにより、単一ロボットの能力を超えた複雑なタスク処理が現実味を帯びている。

小型・低コストロボティクスの普及

ロボットの小型化、コスト低減が急速に進み、中小企業や個人ユーザーでも導入しやすい製品が次々と登場している。たとえば農業分野では、少量多品種栽培に適した小型自律ロボットが開発され、作業効率化に貢献している。

家庭用では、掃除、警備、見守り、教育など多様なニーズに対応した小型AIロボットの市場が拡大している。

ソフトロボティクスと生体模倣技術の進化

従来の硬い金属製ロボットでは困難だった繊細な動作や柔軟な動きが求められる分野で、ソフトロボティクス技術が急成長している。医療、食品加工、農業など、柔らかい対象物を扱う現場での応用が拡大している。

また、動物や人間の身体構造を模倣した生体模倣型ロボットの研究も進み、より自然な動きや適応性を持つロボットの開発が加速している。

AIによる自己学習・自己最適化の高度化

ロボットが経験から学び、自ら最適な行動を獲得していく「自己学習」「自己最適化」の技術進歩も目覚ましい。特にシミュレーション環境とリアル環境を連携させる「Sim2Real」技術が進化し、仮想空間で膨大な学習を積んだロボットが、現実世界でも即座に成果を出せるようになりつつある。

これにより、ロボットの開発スピードと汎用性が飛躍的に高まっている。

ロボットソフトウェア関連銘柄(米株)

ロボットソフトウェア関連とは、ロボットが自律的に動作・判断するために必要なAIプラットフォームや制御システムを開発・提供する技術分野を指す。

パラダイン(Palladyne AI Corp)【PDYN】

企業の強みと特徴

パラダインは、次世代ロボティクス向けAIソフトウェアプラットフォームの開発に特化した企業である。特に産業用ロボットや自律型モバイルロボット(AMR)向けに、高度な認識・判断・最適行動を可能にするオペレーティングシステム(OS)を提供している点が特徴。

同社のソフトウェアは、ロボットが環境をリアルタイムで理解し、状況に応じた柔軟な行動を取れるよう設計されており、物流、製造、医療、農業など多岐にわたる分野で活用が広がっている。また、クラウドベースの管理システムと連携することで、複数ロボットの協調動作や遠隔制御も可能にしている。

さらに、パラダインはサードパーティ開発者向けにオープンなAPIを公開しており、独自のロボティクスアプリケーション開発を促進している点も強みである。

注目を集める理由

パラダインは、ロボティクス業界における「頭脳」部分を担う存在として注目されている。ハードウェアに依存しない汎用性の高いプラットフォームを提供しており、多様なロボットメーカーとの連携拡大が進んでいる。

また、AIによる自己学習機能やクラウド連携を標準搭載しているため、今後主流となるスマートロボティクス時代において不可欠なインフラを握るポジションにある。物流自動化、製造業のスマートファクトリー化といった世界的なトレンドを追い風に、成長期待が非常に高まっている。

モビリコム(Mobilicom Limited)【MOB】

企業の強みと特徴

モビリコムは、商業用および軍事用ドローン、無人地上車両(UGV)、ロボティクスシステム向けに、サイバーセキュリティ内蔵型の通信および制御ソリューションを提供する企業である。特に、AIベースのコマンド&コントロール(C2)ソフトウェアと、暗号化された通信システムを組み合わせた製品群に強みを持つ。

同社の技術は、ミッションクリティカルな状況下でも安定した通信を実現する設計になっており、軍用ドローン、救助ロボット、産業用無人機など、極限環境での運用に適応している。サイバー脅威に対する高い防御性能を備えたソフトウェアプラットフォームも併せ持ち、ロボティクス運用のセキュリティ強化に貢献している。

モビリコムは、通信インフラの整備が難しい遠隔地や戦場環境でも機能する自己完結型システムを設計する点で他社と一線を画している。

注目を集める理由

無人機やロボティクスの普及に伴い、サイバーセキュリティの重要性が急速に高まる中で、モビリコムは通信・制御・防御を一体で提供できる数少ないプレイヤーとして注目されている。

特に、軍事・防衛市場での需要拡大が成長ドライバーとなっており、同社のソリューションは多くの国防機関や商業ドローンメーカーに採用され始めている。さらに、商業分野においても、物流、自動運転、重要インフラ監視など、多様な用途での導入が進みつつあり、今後の市場拡大に直結するポテンシャルを秘めている。

ピーティーシー(PTC Inc.)【PTC】

企業の強みと特徴

ピーティーシーは、産業機器やロボティクス向けに、製品ライフサイクル管理(PLM)、モノのインターネット(IoT)、拡張現実(AR)ソリューションを提供する企業である。特に、製造業やロボティクス開発現場において、設計・製造・運用・保守の各段階をデジタルで一元管理できるソフトウェア基盤を構築してきた実績を持つ。

同社の代表的なプラットフォーム「ThingWorx」は、ロボットや産業機械の稼働状況をリアルタイムで把握し、異常検知や予防保守を実現するIoTソリューションとして広く採用されている。また、AR技術を活用した遠隔支援やトレーニングシステムも提供しており、ロボティクス分野における現場作業の効率化と安全性向上に貢献している。

加えて、CADソフトウェア「Creo」シリーズも手掛けており、ロボット設計からシミュレーション、製造プロセスに至るまで、広範な領域をカバーする統合型ソリューションを提供している点が特徴である。

注目を集める理由

ピーティーシーは、ロボットの開発・運用サイクル全体をデジタルでつなぐ「デジタルスレッド」構想を強力に推進している。このアプローチは、スマートファクトリーやインダストリー4.0の流れと極めて親和性が高く、今後の製造業およびロボティクス分野の変革に不可欠な要素とされている。

さらに、IoTやARといった新技術を既存インフラに柔軟に組み込めるプラットフォーム志向の強さから、ロボットメーカーだけでなく、幅広い産業分野からの引き合いが増加している。成長著しいスマートマニュファクチャリング市場において、ピーティーシーの存在感は今後さらに高まっていくと見られている。

AI×RPA関連銘柄

AI×RPA関連とは、人工知能(AI)を活用して、従来のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)をさらに高度化し、より複雑な業務プロセスを自動化・最適化する技術領域を指す。

ペガシステムズ(Pegasystems Inc.)【PEGA】

企業の強みと特徴

ペガシステムズは、企業向けに業務プロセス自動化、カスタマーリレーション管理(CRM)、意思決定管理を提供するソフトウェア企業である。特に、AIとルールベースの自動化を組み合わせた高度なRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソリューションに強みを持つ。

同社のプラットフォーム「Pega Infinity」は、業務フローの設計から実行、最適化までを一貫して支援し、AIを活用してリアルタイムで最適な判断やアクションを導き出す仕組みを備えている。これにより、単なる定型作業の自動化にとどまらず、複雑な意思決定プロセスも自動化できる点が他社との大きな差別化要素となっている。

また、業務変化に応じて迅速にプロセスを修正・適応できる「ローコード開発」機能も搭載しており、導入企業側の柔軟性を大きく高めている。

注目を集める理由

ペガシステムズは、単純なRPA市場ではなく、「インテリジェントオートメーション」という付加価値領域で市場をリードしている。これにより、従来型RPAベンダーとの差別化が進み、金融、通信、保険、医療といった高付加価値業界からの引き合いが強まっている。

さらに、生成AIを活用した次世代自動化にもいち早く取り組んでおり、プロセス設計、文書処理、意思決定支援といった領域でAIによる自律的な業務遂行を実現しつつある。企業のデジタル変革を加速させる存在として、今後さらに需要が高まることが予想されている。

ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation, Inc.)【ROK】

企業の強みと特徴

ロックウェル・オートメーションは、産業オートメーションと情報ソリューションに特化した米国最大級の企業である。工場の生産ラインや産業プラント向けに、制御システム、ソフトウェア、センサー、モーター制御機器などを提供しており、スマートマニュファクチャリングの中核を担っている。

同社のソリューションは、機器単体の自動化にとどまらず、全体の製造プロセスをつなぐインテリジェントなプラットフォームとして機能する点が強みである。AIを活用した予知保全システムや、リアルタイムでの生産最適化を実現するアナリティクス機能も高く評価されている。

さらに、ロックウェルはPlex Systemsの買収などを通じて、クラウド型製造実行システム(MES)領域への展開も強化しており、工場全体をスマート化する統合型ソリューションの提供体制を確立している。

注目を集める理由

ロックウェル・オートメーションは、製造業界のデジタル変革ニーズに直結する企業として注目を集めている。特に、IoT、AI、RPAを組み合わせた「スマートファクトリー」構想を推進する中で、同社のインテリジェントオートメーション技術が不可欠なインフラとなっている。

また、グローバル規模での人手不足や生産効率向上要求の高まりを背景に、ロックウェルの高度な自動化技術への需要は着実に拡大している。AIを活用した新世代オートメーションへの移行を支える存在として、今後の成長期待が大きい銘柄である。

ユーアイパス(UiPath, Inc.)【PATH】

企業の強みと特徴

ユーアイパスは、世界最大級のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)プラットフォームを提供する企業である。もともとは定型業務の自動化に特化していたが、現在ではAI技術を取り入れた「インテリジェントオートメーション」領域へと進化を遂げている。

同社のプラットフォームは、業務プロセスの発見、開発、管理、運用、最適化という一連のサイクルを一気通貫でサポートする設計となっており、エンタープライズ企業向けに高い柔軟性と拡張性を提供している。特に、文書処理AI、プロセスマイニング、タスクマイニング、生成AIとの連携機能など、多層的な自動化を実現できる点が強みである。

さらに、ローコード・ノーコード開発環境を標準装備しており、ITエンジニア以外の業務担当者でも簡単にロボットの構築・管理ができることから、導入のハードルが非常に低い点も大きな特徴である。

注目を集める理由

ユーアイパスは、単なるRPA企業ではなく、企業の業務全体を自律的に最適化する「ビジネスオートメーションプラットフォーム」企業へと進化している点が注目されている。生成AIを活用した自動化領域への対応もいち早く進めており、自然言語によるプロセス構築や、AIアシスタントによる作業支援機能などを展開している。

また、コスト削減だけでなく、業務スピード向上や従業員体験の改善といった効果も同時に実現できるため、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に不可欠な存在になりつつある。今後、AIとRPAの融合が進む中で、ユーアイパスのプラットフォームはさらに多くの企業で標準インフラとなっていく可能性が高い。

物流ロボット関連銘柄

物流ロボット関連とは、倉庫内の搬送、仕分け、在庫管理などの業務を自動化し、物流プロセス全体の効率化と最適化を支えるロボティクス技術を指す。

サーブ・ロボティクス(Serve Robotics, Inc.)【SERV】

企業の強みと特徴

サーブ・ロボティクスは、ラストワンマイル配送を担う自律型ロボットの開発・運用に特化した企業である。小型で親しみやすいデザインの自律走行ロボットを用い、都市部や大学キャンパス内などでの短距離配送を無人化するソリューションを展開している。

同社のロボットは、歩道を安全に走行できる設計となっており、周囲の歩行者や障害物をリアルタイムに認識・回避できる高度なAIナビゲーションシステムを搭載している。さらに、機械学習により運用データから自律的に最適ルートを学習し、配送効率の向上を図る仕組みが整っている。

Uber Eatsとの提携をはじめ、複数の大手フードデリバリープラットフォームと連携実績を持ち、商業化フェーズにすでに進んでいる点も大きな強みである。

注目を集める理由

ラストワンマイル配送の効率化は、物流業界における最重要課題のひとつであり、サーブ・ロボティクスの自律型配送ロボットはこのニーズに的確に応えている。特に、ドライバー不足や配送コストの上昇といった課題に対し、効果的なソリューションを提供できる点が高く評価されている。

また、環境負荷の低減や都市型モビリティの新しい形としても注目されており、規制整備が進めば普及拡大が一気に加速する可能性がある。物流革命の次なる主役候補として、今後の動向に大きな期待が寄せられている。

シンボティック(Symbotic Inc.)【SYM】

企業の強みと特徴

シンボティックは、倉庫および物流センター向けに、AI制御による自動化ロボティクスシステムを提供する企業である。独自開発の自律型ロボットと高度なAIソフトウェアを組み合わせ、在庫管理、仕分け、ピッキング、出荷準備といった倉庫内業務全体を効率化する統合型プラットフォームを構築している。

同社のシステムは、従来型の単純なオートメーションと異なり、商品サイズや形状に応じた最適な積み付け、保管、取り出しをリアルタイムで判断・実行できる点が特徴である。ロボット同士の協調動作も高度に最適化されており、スペース効率と作業速度を同時に最大化する設計となっている。

ウォルマートとの大型契約をはじめ、世界有数の小売・物流企業との提携実績を積み重ねており、実用規模での運用力に裏付けられた強い信頼を持つ。

注目を集める理由

Eコマース市場の急成長を背景に、倉庫自動化ニーズは過去最大級に高まっている。この中で、シンボティックは単なる部分最適ではなく、倉庫全体を一気に最適化できるフルスタック型ソリューションを提供できる数少ない企業として、存在感を急速に高めている。

また、ソフトウェア主導型のシステムアーキテクチャにより、カスタマイズ性や拡張性にも優れており、導入企業ごとのニーズに柔軟に対応できる点が強みとなっている。物流業界の次世代インフラ構築を担う中核企業として、今後の成長に大きな期待が寄せられている。

産業用・業務用ロボット関連

産業用・業務用ロボット関連とは、製造業にとどまらず、物流、医療、建設、サービス業など幅広い分野で業務効率化や自動化を実現するために導入されるロボティクス技術を指す。

テラダイン(Teradyne, Inc.)【TER】

企業の強みと特徴

テラダインは、半導体テスト装置や産業用オートメーション機器の分野で世界的に知られる企業である。近年では、産業用ロボティクス分野にも積極的に進出しており、特に協働ロボット(コボット)市場で大きな存在感を示している。

同社は、協働ロボットのパイオニアであるユニバーサルロボット(Universal Robots)を傘下に持ち、人とロボットが安全に共存しながら作業できるソリューションを提供している。これにより、大規模工場だけでなく、中小規模の製造業でもロボット導入を容易にし、生産ラインの柔軟性と効率性を高める役割を果たしている。

さらに、モバイルロボット企業のMiR(Mobile Industrial Robots)もグループに加え、工場内の自律搬送ソリューションにも展開を広げており、産業用ロボティクス領域全体で幅広いポートフォリオを築いている。

注目を集める理由

テラダインは、産業用ロボティクス市場において、人手不足への対応、製造ラインの柔軟化、省人化ニーズという強い社会的要請に応えるポジションに立っている。特に、協働ロボットは従来の大型ロボットに比べて導入コストが低く、多様な作業環境への適応力も高いため、今後の成長余地が非常に大きい分野とされている。

また、同社は半導体検査装置の世界的リーダーでもあり、半導体市場拡大の恩恵も同時に受けられる点が投資家にとって大きな魅力となっている。産業オートメーションとテクノロジー進化の双方を取り込める成長企業として、長期的な注目が集まっている。

リーコ・コーポレーション(Lincoln Electric Holdings, Inc.)【LECO】

企業の強みと特徴

リーコ・コーポレーションは、溶接機器、溶接自動化ソリューション、産業用ロボティクスの分野で世界的に知られる企業である。特に、アーク溶接分野において高い技術力と長年の実績を持ち、製造業、建設業、エネルギー産業など幅広い業界で採用されている。

同社は近年、AI技術とロボティクス技術を融合させた自動溶接システムの開発に注力している。これにより、熟練工不足の課題に対応しつつ、高品質で一貫した溶接作業を可能にするソリューションを提供している点が大きな強みとなっている。

また、ロボットによる溶接ライン全体の設計・構築支援まで手がけており、単体機器の提供にとどまらず、製造プロセス全体の自動化・最適化に貢献できる総合力を持つ。

注目を集める理由

リーコ・コーポレーションは、産業界全体で進む自動化・効率化ニーズに的確に対応している企業として注目を集めている。特に、熟練労働者の高齢化や若手人材不足が深刻化する中で、自動溶接システムへの需要は今後さらに拡大が見込まれている。

また、同社の強みである高い溶接技術とAIロボティクスの融合は、スマートファクトリー化の流れにも合致しており、製造業の生産性革命を支える重要な存在となっている。長期的な視点で見ても、産業自動化の本流に位置する企業として、安定した成長期待が持てる銘柄である。

ファローテクノロジーズ(FARO Technologies, Inc.)【FARO】

企業の強みと特徴

ファローテクノロジーズは、3D測定、イメージング、リアルタイムデータ取得技術に特化した企業である。特に、精密な3Dスキャナーやポータブル測定アーム、レーザートラッカーといった製品群を通じて、産業用・業務用ロボットの設計、組み立て、品質管理プロセスを支援している。

同社の技術は、ロボット導入現場における空間測定、作業環境モデリング、精密組み立て支援などに広く活用されており、製造業や建設業、航空宇宙産業など、精度要求の高い分野で高い評価を得ている。さらに、近年ではAIを活用した自動化測定ソリューションや、クラウド連携によるデータ活用領域にも事業を拡大している。

リアルタイムでの三次元データ取得と解析を可能にすることで、ロボティクス導入現場における生産性向上とコスト削減を強力にサポートしている点が際立った特徴である。

注目を集める理由

スマートファクトリー化や建設現場のデジタルツイン化が進む中で、正確な三次元データ取得とその即時活用は、産業用・業務用ロボティクス導入において不可欠なインフラとなりつつある。ファローテクノロジーズはこの領域で高い技術優位性を持ち、今後も需要拡大が見込まれている。

また、ロボティクスだけでなく、メタバースやAR/VR関連分野における空間データニーズの高まりも追い風となっており、複数の成長市場に跨るポジションを築いている。デジタル化と自動化が加速する未来に向け、安定した成長期待が寄せられている銘柄である。

オーシャンエリング(Oceaneering International, Inc.)【OII】

企業の強みと特徴

オーシャンエリングは、海洋エネルギー産業向けに特化したロボティクスソリューションを提供する企業である。特に、遠隔操作型無人潜水機(ROV)市場で世界的に高いシェアを誇り、海底探査、海底設備の点検・修理、資源開発支援といった分野で広範な実績を持つ。

同社のROVシステムは、深海という極限環境下でも高精度な作業が可能であり、エネルギーインフラ、海底パイプライン、洋上風力発電施設の建設・保守など、多岐にわたる用途で活用されている。加えて、AI技術を取り入れた自律航行型無人機(AUV)や、洋上プラットフォーム向けの自動化ソリューションも展開しており、海洋ロボティクス分野全体での存在感を高めている。

また、近年は防衛、宇宙、テーマパーク向けのエンターテインメントロボティクス領域にも事業を拡大し、多角的な成長戦略を推進している。

注目を集める理由

海底資源開発や洋上インフラ整備の拡大に伴い、極限環境下で作業可能なロボティクス技術への需要は確実に増加している。この分野において、オーシャンエリングは長年の運用実績と技術革新力を武器に圧倒的な優位性を確立している。

さらに、エネルギー分野に加え、防衛や新興市場向けのロボティクス需要も取り込める柔軟な事業構造を持つ点は、同社の成長ドライバーとなっている。海底から宇宙に至るまで、人間が到達困難な領域で活躍するロボティクス企業として、将来性への期待が高まっている。

防衛関連

エアロバイロメント(AeroVironment, Inc.)【AVAV】

企業の強みと特徴

エアロバイロメントは、小型無人航空機(UAV)や無人地上車両(UGV)の開発・製造を手がける企業である。特に、防衛・軍事用途における小型ドローンの分野で世界的なリーダー的存在となっており、偵察、監視、ターゲティング支援を担う戦術用UAVシステムを数多く提供している。

代表的な製品には、軽量で持ち運び可能な「Raven」、爆撃型ドローン「Switchblade」などがあり、いずれも現場での運用性に優れ、実戦環境で高い信頼性を誇る。同社はまた、AIによる自律飛行技術やターゲット認識システムの開発にも注力しており、ドローンの知能化・自律化を進める取り組みで先行している。

さらに、エネルギー効率に優れた無人航空ソリューションの提供にも積極的であり、今後は商業分野への展開も視野に入れている。

注目を集める理由

世界的な地政学リスクの高まりを背景に、防衛用途の無人機需要はかつてない規模で拡大している。この中で、エアロバイロメントは即応性、機動性、コスト効率に優れた無人ソリューションを提供できる数少ない企業として注目されている。

また、軍事用途にとどまらず、災害救助、農業、インフラ点検といった民間分野への応用拡大も進めており、多面的な成長ストーリーを描ける点が大きな魅力となっている。小型・軽量・高性能を追求する無人機分野で、今後さらに存在感を強める可能性が高い銘柄である。

テレダイン・テクノロジーズ(Teledyne Technologies Incorporated)【TDY】

企業の強みと特徴

テレダイン・テクノロジーズは、センシング、イメージング、航空宇宙、防衛、デジタルイメージング分野に強みを持つ複合テクノロジー企業である。特に、ロボティクス向けに不可欠な高精度センサー、カメラ、音響機器、データ収集システムの開発において世界有数の実績を誇る。

同社の製品は、自律型ロボット、無人航空機(UAV)、無人水中探査機(AUV)、医療ロボットなど幅広いロボティクス用途で活用されている。精密な環境認識、障害物検知、位置特定といった、ロボットの「目」や「耳」となる重要な機能を支える技術基盤を提供している点が大きな特徴である。

また、2021年には高性能デジタルイメージング企業フリアシステムズ(FLIR Systems)を買収し、赤外線カメラやサーマルセンサー領域でも世界トップクラスのポジションを確立している。

注目を集める理由

AIロボティクスが進化する上で不可欠な要素となるのが、環境を正確に把握し認識するためのセンシング技術である。この領域で圧倒的な実績と信頼を持つテレダイン・テクノロジーズは、ロボティクス市場の成長と密接に連動して中長期的な拡大が期待されている。

特に、産業用、軍事用、医療用といった複数分野で需要が拡大しており、特定市場に依存しない堅牢な事業ポートフォリオを構築している点も評価されている。センシングとイメージングのグローバルリーダーとして、ロボティクス革命を支える重要な銘柄と位置付けられている。

エルビット・システムズ(Elbit Systems Ltd.)【ESLT】

企業の強みと特徴

エルビット・システムズは、イスラエルを拠点とする防衛およびハイテク機器開発企業であり、無人航空機(UAV)、自律型ロボティクスシステム、監視・情報収集機器など多岐にわたる分野で強みを持つ。特に防衛用ロボティクスの分野において、空中、地上、海上すべての領域をカバーする幅広い製品ラインアップを展開している。

同社は、AI技術を統合した無人プラットフォームの開発に注力しており、自律的なターゲット識別、ナビゲーション、ミッション遂行を可能にするシステムを実現している。代表的な製品には、偵察・監視用UAV「Hermes」シリーズ、自律走行地上車両(UGV)「Pioneer」などがあり、実戦配備されている実績が豊富である。

さらに、サイバーセキュリティ、通信、防衛用AIといった分野との統合開発力を持ち、総合防衛ソリューションプロバイダーとして世界各国の国防機関との強固な関係を築いている。

注目を集める理由

世界的な国防需要の高まりと、無人化・自律化へのシフトを背景に、エルビット・システムズが手がける防衛用ロボティクスソリューションはますます重要性を増している。特に、有人機と無人機の協調作戦、自律型防衛システムのニーズ拡大に対応できる技術基盤を持つ点が高く評価されている。

また、防衛分野に加え、災害対応や国境監視といった民間用途への展開も視野に入れており、成長機会を多様に広げている。ロボティクスとAI技術を融合した次世代防衛ソリューションの中心企業として、長期的な成長ポテンシャルが期待される銘柄である。

アールティーエックス(RTX Corporation)【RTX】

企業の強みと特徴

アールティーエックス(旧レイセオン・テクノロジーズ)は、航空宇宙、防衛、先端技術分野において世界有数の規模と実績を誇る複合企業である。特に、防衛用ロボティクス、無人航空機(UAV)、自律型兵器システムといった領域で高い技術力を持つ。

同社は、レイセオン、防衛システム、ミサイル防衛、通信・監視システムといった多岐にわたる事業を展開しており、これらの領域においてAI技術を組み込んだ自律型運用の開発を加速させている。無人機からミサイル迎撃システムまで、リアルタイムで状況認識し、最適な判断を下す自律型ソリューションを提供できる点が際立った特徴である。

また、宇宙関連分野でも自律型衛星運用や軌道上サービス技術の開発を進めており、防衛・宇宙両面からロボティクス技術を進化させるポジションにある。

注目を集める理由

地政学リスクの高まりに伴い、無人化、自律化を中心とした次世代防衛システムへの投資が世界的に加速している。この中で、アールティーエックスは航空宇宙、防衛、先端技術を統合した総合力を武器に、無人・自律型システム市場の拡大に対応できる数少ないプレイヤーである。

さらに、AI、サイバー防衛、宇宙インフラといった成長領域にも強みを持ち、単一市場に依存しない分散型成長モデルを確立している。防衛・宇宙・ロボティクスの交点に位置するグローバル企業として、長期的な成長期待が高まっている銘柄である。

クレイトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズ(Kratos Defense & Security Solutions, Inc.)【KTOS】

企業の強みと特徴

クレイトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズは、国防分野に特化した無人システム、衛星通信、ミサイル防衛、サイバーセキュリティ技術を提供する企業である。特に、小型無人航空機(UAV)、無人地上車両(UGV)、無人水上艦(USV)といった各種無人プラットフォーム開発において高い競争力を持つ。

同社は、無人戦闘機「XQ-58A Valkyrie」や標的機プログラムなど、先進的な無人機技術で米国防総省との強い関係を築いている点が特徴である。また、人工知能を活用した自律飛行、ターゲティング、ネットワーク型戦術システムの開発にも注力しており、次世代無人戦闘システムの中心的プレイヤーとして期待されている。

大型案件に依存せず、比較的小型で迅速に展開できる無人システムにフォーカスしていることから、柔軟な市場対応力とイノベーションスピードを兼ね備えている。

注目を集める理由

世界的な国防近代化の流れの中で、無人化、自律化、省コスト化のニーズが急速に高まっている。この中で、クレイトスは「低コスト・高性能・迅速展開」をテーマに掲げ、無人戦力の拡充を目指す米軍や同盟国のニーズに合致した製品ラインアップを持つ点で注目されている。

また、従来の大型有人兵器に比べ、無人・低コスト兵器が主流となる未来像に向けた布石を打っていることから、次世代防衛戦略の本流を担う存在となる可能性が高い。AIと無人技術を融合させた新たな戦場インフラ構築において、成長が期待される銘柄である。

AIロボティクスに投資できるETFは?

グローバルX ロボティクス&人工知能ETF【BOTZ】

ロボティクスと人工知能の分野に特化した世界有数のテーマ型ETFである。産業用ロボット、サービスロボット、AIチップ開発企業、自律システム開発企業など、幅広い領域のリーディングカンパニーに分散投資できる構成となっている。

主な組入銘柄には、エヌビディア(NVDA)、キーエンス(KEYYY)、ファナック(FANUY)、ABB(ABB)などが含まれており、ハードウェアとソフトウェア両面の成長を捉える設計が特徴である。

iシェアーズ ロボティクス&人工知能マルチセクターETF【IRBO】

ロボティクスとAI分野に広く分散投資することを目的としたETFであり、米国を中心に、世界各国の企業をバランスよく組み入れている。大型株だけでなく、中小型成長株も積極的に採用している点が特徴であり、将来の成長ポテンシャルを重視した構成となっている。

AIロボティクスに関連するソフトウェア企業、通信インフラ企業、デバイスメーカーなど、幅広い産業セクターをカバーしている。

ROBO グローバル・ロボティクス&オートメーション・インデックスETF【ROBO】

ロボティクス、オートメーション、AIを活用する企業群を対象にしたインデックス連動型ETFである。産業用ロボット、医療用ロボット、物流自動化、センサー、コンピュータービジョンといった幅広いテーマにまたがる企業を網羅している。

大型企業だけでなく、成長著しい中堅・新興企業も多く組み入れており、テーマ型成長を狙う投資家に適した設計となっている。

ベクトル・ロボティクス&人工知能ETF【RAAI】

比較的新しいETFであり、次世代ロボティクスとAI活用企業への投資に特化している。従来型ロボティクス企業に加え、AI駆動型自律システムやエッジAIソリューションに強みを持つ企業にも幅広く投資対象を広げている点が特徴である。

今後のロボティクス・AI市場拡大に連動する形で、成長企業へのアクセス手段として注目が高まっている。

AIロボティクス関連銘柄(日本株)

日本株にはほとんど投資していませんが、これらの企業はAIロボティクス分野において注目する価値があると感じています。

ダイフク【6383】

倉庫自動化や物流ロボティクス銘柄

マテリアルハンドリングシステムの世界的リーダーであり、倉庫自動化や物流ロボティクスの分野で高いシェアを持つ。Eコマース市場拡大に伴う物流自動化需要を追い風に、国内外で安定成長を続けている。

株価(6383)チャートを見る(Yahoo!JAPAN ファイナンス)

川田テクノロジーズ【3443】

ヒューマノイドロボット技術銘柄

建設・橋梁分野がメインだが、ヒューマノイドロボット「HRPシリーズ」の開発に長年関与しており、ロボティクス分野への深い技術的蓄積を持つ。産業用ではないが、AI×ロボティクス領域で象徴的な存在。

株価(3443)チャートを見る(Yahoo!JAPAN ファイナンス)

シンフォニアテクノロジー【6507】

物流・搬送ロボティクス銘柄

搬送システム、航空機部品、産業用電気機器などを展開しており、産業用ロボティクスの一部に部材・技術提供している。特に自律搬送車(AGV)分野で事業展開しており、物流ロボティクスとの関連が強い。

株価(6507)チャートを見る(Yahoo!JAPAN ファイナンス)

日本精工【6471】

インフラ支援型銘柄

精密ベアリング大手であり、産業用ロボットの可動部に欠かせない要素技術を提供している。直接的に「ロボットを開発・販売」しているわけではないが、ロボティクス市場の拡大に伴って間接需要が拡大する立場にある。

株価(6471)チャートを見る(Yahoo!JAPAN ファイナンス)

CIJ【4826】

ソフトウェア側からのロボティクス支援銘柄

ソフトウェア開発会社であり、ロボティクス制御システムやIoT関連の受託開発を手掛ける。直接ロボット製品を持つわけではないが、制御ソフト・AIアルゴリズム領域でロボティクス分野に絡んでいる。

株価(4826)チャートを見る(Yahoo!JAPAN ファイナンス)

セック【3741】

無人システム・AIソフト領域銘柄

人工衛星、航空機、無人機(ドローン)向けの組み込みソフトウェア開発を得意とする企業。特に、自律制御技術や認識系AIシステム開発に力を入れており、無人ロボティクス領域との関係が深い。

株価(3741)チャートを見る(Yahoo!JAPAN ファイナンス)

まとめ

AIロボティクスは、技術革新と経済的な強力な推進力を背景に、今後数十年にわたって持続的な成長が見込まれる重要な市場です。


応用範囲は製造業や物流といった産業ロボットから、防衛分野、さらにはヒューマノイドロボットの実現に至るまで多岐にわたります。基盤技術の開発から特定用途向けのソリューション提供まで、幅広い領域で競争が加速しています。

今後、多くの企業がこの成長分野に参入し、主導権争いが激しくなることが予想されます。技術革新の進展や市場環境の変化を注視しながら、慎重かつ戦略的に投資を検討していきたいと思います。

 

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