このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。
あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
- はじめに
- イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)とは何の会社、どのような事業をしている?
- イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の主力サービスは?
- イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)のビジネスモデルは?
- 低軌道衛星(LEO)を使った通信の仕組みとは?
- 「プロジェクト・スターダスト」や5G対応の衛星通信の意義は?
- イリジウムの技術はどのように成長していますか?
- イリジウム(IRDM)の顧客層は?
- 取引市場は?
- イリジウム(IRDM)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- イリジウム(IRDM)の競合企業は?
- イリジウム(IRDM)が属する業界の規模と成長性は?
- イリジウム(IRDM)の競合との差別化要素と優位性は?
- イリジウム(IRDM)の業績について
- イリジウム(IRDM)の株価
- イリジウム(IRDM)の将来生と今後の見通しは?
- イリジウム(IRDM)の2024年度Q3決算サマリー
- イリジウム(IRDM)の株を買える証券会社は?
- まとめ
はじめに
今後の成長期待が高そうな銘柄を調査する中で、イリジウム・コミュニケーションズに注目し、投資対象としての可能性を検討しました。
イリジウムは、リモートエリアやインフラが整備されていない地域における衛星通信をリードし、その市場での地位を強固にしています。また、5GおよびIoTの成長に伴い、イリジウムの技術とサービスの需要が加速しています。
この記事では、イリジウム・コミュニケーションズの事業内容、競合との差別化要素、そして将来性について詳しく掘り下げていきます。
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)とは何の会社、どのような事業をしている?
イリジウム・コミュニケーションズ(Iridium Communications Inc.)は、米国を拠点とする衛星通信企業である。
主に、地球全体をカバーする低軌道衛星(LEO)ネットワークを活用したモバイル衛星通信サービスを提供している。
特に、遠隔地や海上、航空機、軍事など、地上の通信インフラが届かない場所での通信を可能にしている点が大きな特徴である。
イリジウムは、66基の低軌道衛星からなる「イリジウムコンステレーション」を運用し、リアルタイムでの音声およびデータ通信を提供。
さらに、最近では「プロジェクト・スターダスト」を通じて、5G技術やIoTデバイスとの直接通信(D2D)を可能にする取り組みも進めている。
より広範なデバイスや産業に対して、通信サービスを提供することを目指している。
イリジウムのサービスは、商業・政府部門を問わず、特に軍事や防衛分野での利用が顕著であり、衛星通信を通じてミッションクリティカルな通信インフラを支えている。
現在の技術的進展により、IoT対応デバイスの通信、トラッキングシステム、または自然災害時の緊急通信など多岐にわたる利用が期待されている。
イリジウムの企業情報は以下。
- 会社名: イリジウム・コミュニケーションズ(Iridium Communications Inc.)
- 設立年: 2001年
- 本社所在地: バージニア州、アメリカ
- 代表者名: マット・デッシュ(Matt Desch)
- 公式サイト: https://www.iridium.com
- 主な事業内容: 衛星通信サービスの提供、5G・IoT通信技術の導入
イリジウムは、低軌道衛星の優位性を活かし、特にリモートエリアやモバイル環境での強力な通信インフラを提供し続けている。
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の主力サービスは?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の主力サービスは、グローバルな衛星通信に基づいている。
これらのサービスは、地上の通信インフラが届かない地域において、リアルタイムの音声通話やデータ通信を提供することを可能にしており、以下がその主要なサービスである。
衛星音声およびデータ通信
イリジウムのコアサービスである音声およびデータ通信は、66基の低軌道衛星を利用して、地球全体での通信を可能にする。
特に、海上や山岳地帯、極地、航空機や船舶など、地上の通信インフラがないエリアで使用されている。
イリジウムの衛星電話やデータモデムを通じて、リアルタイムの通信が可能である。
イリジウム・プッシュ・トゥ・トーク(PTT)
「プッシュ・トゥ・トーク」機能は、トランシーバーのように、世界中のどこにいてもリアルタイムでの音声通信が可能なサービス。特に、災害救援、軍事、遠隔作業現場などでの迅速な連携が必要な場面で利用されている。
IoTソリューション
イリジウムは、資産トラッキングやリモートモニタリングといったIoT(モノのインターネット)分野でも重要な役割を果たしている。
IoT対応デバイスやセンサーと接続することで、船舶、航空機、石油パイプラインなどのリアルタイム管理やトラッキングが可能になる。低消費電力で長期間稼働できることから、リモート監視に適している。
ブロードバンドデータサービス
「Iridium Certus」と呼ばれる高速ブロードバンド通信サービスも主力サービスの一つ。
船舶や航空機でのインターネット接続や高解像度のデータ送信が可能になる。
商業航空業界や海運業界におけるデジタルコミュニケーションの向上を目指している。
政府および軍事向け通信サービス
イリジウムは米国政府および軍事機関に対しても強固な通信インフラを提供している。
特に、ミッションの成功に不可欠な通信が要求される状況下での利用が多い。国防関連や政府機関との長期契約は、イリジウムの安定した収益の一つとなっている。
イリジウムのサービスは、多様な産業やニーズに対応しており、特にリモートエリアや特殊用途での利用が高まっている。
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)のビジネスモデルは?
イリジウム・コミュニケーションズのビジネスモデルは、主に衛星通信サービスの提供に依存している。
特に、地上の通信インフラが整っていない地域や、遠隔地、海洋、航空機、軍事関連での通信を必要とする分野に対して強固なネットワークを提供している。
このビジネスモデルの中心となるのが、イリジウムが運営する66基の低軌道衛星(LEO)からなる「イリジウムコンステレーション」であり、これによって地球全体をカバーするリアルタイムの通信サービスを実現している。
イリジウムの主な収益源
- 音声およびデータ通信サービス:音声通話、メッセージング、データ通信を地上インフラの届かない場所に提供することで収益を上げている。
特に海上や軍事、緊急対応機関などの分野で広く利用されている。 - 端末の販売およびレンタル:イリジウム対応の衛星電話、モデム、トラッキングデバイスなどのハードウェアを販売・レンタルし、収益を得ている。これらの端末は特殊環境に対応しており、利用者は極限環境での通信を確保するためにこれらのデバイスを活用する。
- 政府・軍事契約:特に米国政府との契約が大きな収益源の一つ。イリジウムのネットワークは、軍事作戦や防衛用途で不可欠な通信インフラを提供しており、これにより安定的な収益が見込まれる。
- データサービスとIoT:最近では、IoT(モノのインターネット)や5G対応の通信サービスに焦点を当てており、資産トラッキング、物流管理、動物の追跡など、多様な産業向けの通信ソリューションを提供している。
特に「プロジェクト・スターダスト」による5G対応の直接通信(D2D)サービスの開発が進行中であり、新たな収益源として注目されている。
イリジウムのビジネスモデルは、ハードウェア販売、定期的なサービス利用料、政府機関や商業企業との長期契約を通じて安定的なキャッシュフローを生み出す構造となっている。
遠隔地や特殊用途における唯一無二の通信ソリューションプロバイダーとしての地位を確立している。
低軌道衛星(LEO)を使った通信の仕組みとは?
低軌道衛星(LEO)を使った通信の仕組みは、地上から比較的低い高度、通常は約500〜2000kmの範囲に配置された衛星を利用するものである。
地上の基地局やインターネットインフラが届かない地域においても、衛星を通じて通信が可能となる。LEO衛星は、
より高い軌道に配置される静止衛星(GEO)とは異なり、地球の周囲を短い周期(約90〜120分)で高速に周回している。
低軌道衛星(LEO)の仕組みの詳細は以下。
軌道の高さ
LEO衛星は低軌道に位置しているため、地球の表面に近い。この近接性により、通信の遅延(レイテンシ)が最小限に抑えられ、音声通話やデータ通信においてリアルタイム性が保たれる。特にGEO衛星のように約36,000km離れた軌道よりも、LEO衛星は遅延が少なく、応答速度が速い。
小規模なセル構造
LEO衛星は地球の比較的小さなエリアをカバーし、複数の衛星が連携して通信サービスを提供する。このため、1基の衛星で地球全体をカバーするのではなく、複数のLEO衛星が一体となって「衛星コンステレーション(星座)」を形成し、地球全体をカバーする。この方式によって、地球全域でシームレスな通信が可能となる。
衛星間通信(ISL)
LEO衛星は、他の衛星と直接通信する能力を持っており、これを「インターサテライトリンク(ISL)」と呼ぶ。この仕組みにより、地上局に依存せず、衛星同士が通信をリレーし、遠隔地間のデータを素早く送受信できる。これにより、通信が途切れることなく連続的に行われる。
追尾とハンドオーバー
LEO衛星は地球の周囲を高速で移動しているため、1つの衛星が同じ地点の通信を長時間カバーすることはできない。これを補うために、複数の衛星がリレーのように交代し、ユーザーと常に接続が確保されるように「ハンドオーバー」というプロセスが行われる。これによって途切れることなく通信が維持される。
低消費電力とコスト効率
LEO衛星は比較的低高度に配置されるため、GEO衛星と比べて打ち上げや運用コストが低い。また、通信機器の消費電力も抑えられ、衛星通信デバイスやIoTデバイスとの相性が良い。
「プロジェクト・スターダスト」や5G対応の衛星通信の意義は?
「プロジェクト・スターダスト」と5G対応の衛星通信の意義は、次世代の通信インフラを大きく前進させるものであり、特にリモートエリアやIoT(モノのインターネット)対応デバイスの通信に革新をもたらすことが期待されている。
プロジェクト・スターダストの意義
「プロジェクト・スターダスト」は、イリジウムが低軌道衛星(LEO)を活用して推進する次世代の通信プロジェクトであり、5GとIoTを支える重要な役割を果たす。
特に注目されるのは、デバイスと衛星間での直接通信(D2D、Direct-to-Device)の商用化を目指している点だ。これにより、従来の通信インフラが届かない場所でも、5Gデバイスが直接衛星と接続することが可能になる。
- 通信インフラの拡大:従来の地上ネットワークが届かない極地、海上、山岳地帯などのリモートエリアでも、高速で安定した5G通信が可能になる。これは、従来の基地局が設置できない場所や、インフラ構築コストが高い地域でも、低コストで通信を提供できる点が大きな意義となる。
- IoTの進展:プロジェクト・スターダストは、IoTデバイスの通信をサポートすることが重要な目的であり、デバイス同士がリアルタイムでデータを送受信することを可能にする。
資産の追跡、遠隔モニタリング、物流管理など、さまざまな産業でのIoT活用が加速する。例えば、農業や石油・ガス産業では、遠隔地での設備管理や動物のトラッキングが簡便化される。 - グローバルな接続性:「プロジェクト・スターダスト」の目的は、イリジウムが持つグローバルな低軌道衛星ネットワークを通じて、5G通信を世界中どこでも利用できるようにすること。
これは、既存の通信事業者のネットワーク圏外でも、5Gデバイスが通信を維持できるようにし、緊急時の通信や遠隔地での重要なデータ送信に対応する。
5G対応衛星通信の意義
5G対応の衛星通信は、次世代通信技術として地上の5Gネットワークを補完し、特に次の点で重要な意味を持つ。
- 低遅延通信:LEO衛星は、地上に近いため、従来の静止衛星通信に比べて遅延が少ない。リアルタイムのデータ通信が可能となり、応答速度が重視されるアプリケーションやサービス(緊急通信、ミリ秒単位での制御が求められるIoTデバイスなど)に適している。
- 広範囲かつ高速なデータ通信:5Gの高速データ通信が衛星通信にも適用されることで、船舶、航空機、離島、山岳地帯などでも、高速かつ大容量の通信を利用できる。商業活動やライフラインにおける通信環境の向上が期待される。
- モバイル通信と衛星通信の統合:5G技術を利用することで、地上のモバイルネットワークと衛星通信がシームレスに統合され、ユーザーは圏外に出ても途切れずに通信を続けられる。特に、緊急時のメッセージ送信や災害時の通信確保が可能になるため、社会的な安全保障に寄与する。
「プロジェクト・スターダスト」と5G対応の衛星通信は、従来の通信網の限界を超え、リモートエリアや特殊環境においても安定した通信を提供する革新的な技術である。
IoTの普及が加速し、さまざまな産業の効率化や通信の信頼性向上が実現される。また、衛星と5Gネットワークの統合により、世界中のどこにいても接続が可能になるという新たな通信時代を切り開く。
イリジウムの技術はどのように成長していますか?
イリジウム・コミュニケーションズの技術成長は、次世代の通信技術や新しい用途に対応するために継続的な進化を遂げている。
その成長は、主に以下の3つの分野で顕著である。
衛星コンステレーションの更新と拡張
2017年に完了した「Iridium NEXT」というプロジェクトにより、66基の低軌道衛星がすべて新しい世代のものに更新された。
この次世代衛星群は、通信の安定性と信頼性を向上させ、より多くのユーザーに広範囲な通信サービスを提供する能力を備えている。
これによって、IoTデバイスや新しい通信プロトコルに対応し、さまざまな産業での利用が可能となっている。
5GとIoTへの対応
イリジウムは「プロジェクト・スターダスト」を通じて5G技術の導入を進め、衛星とデバイス間の直接通信(D2D)を実現しようとしており、IoT(モノのインターネット)や資産追跡、遠隔操作といった用途での通信ニーズに対応できるようになっている。
さらに、衛星間の通信(インターサテライトリンク:ISL)を利用することで、データの転送速度や通信の効率性が向上し、通信ネットワーク全体の柔軟性が高まっている。
ブロードバンドと高速データ通信
イリジウムは「Iridium Certus」という高速ブロードバンドサービスでは、地上の通信インフラが届かない海上や航空機などでも高速で安定したデータ通信が可能となり、商業航空や海運業界での活用が進んでいる。
また、衛星通信の低遅延性を強化する技術が導入されており、リアルタイムの音声通話やデータ通信の質が向上している。
イリジウムの技術成長は、これらの要因により、より多くの産業での利用を拡大している。
イリジウム(IRDM)の顧客層は?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の顧客層は、多岐にわたるが、特に地上の通信インフラが整備されていない地域や、特殊な環境での通信を必要とする業界に依存している。以下に主な顧客層を示す。
政府および軍事機関
イリジウムの最大の顧客層の一つは、米国政府および軍事機関である。特に防衛や安全保障のための通信インフラとしての役割が大きく、ミッションクリティカルな通信が必要な状況下での利用が中心となっている。
衛星通信は、地上のインフラが届かない戦闘地域や、災害対応において不可欠であり、これがイリジウムの安定した収益源となっている。
海運・航空業界
船舶や航空機でのグローバルな通信が必要とされる場合、特に海上や遠隔地における通信手段としてイリジウムの衛星通信サービスが利用される。
船舶の位置情報追跡や、海上での緊急通信、航空機のインターネット接続などがその一例であり、イリジウムの「Iridium Certus」ブロードバンドサービスはこの分野で高い需要を持つ。
災害救援機関・NGO
地震、津波、ハリケーンなどの大規模な災害時には、地上の通信インフラが壊滅する場合が多い。災害救援活動を行う組織やNGOは、イリジウムの衛星通信を利用して、被災地での連絡を確保する。また、リアルタイムの状況報告や救助活動の連携に不可欠な手段として活用されている。
エネルギー・資源業界
石油、ガス、鉱業といったエネルギー関連の企業は、リモートな場所での資源採掘や生産を行うため、通信手段としてイリジウムのサービスを使用する。設備や資源の遠隔監視、設備故障時のリアルタイムの通知などが可能となっている。
IoT(モノのインターネット)関連産業
IoTデバイスの普及に伴い、イリジウムは遠隔監視や資産管理、トラッキングソリューションを提供している。農業、物流、運輸業などで、機器や動物、製品の追跡やデータ収集に利用されており、特に広範囲にわたるグローバルなトラッキングのニーズに応えている。
商業利用者および個人ユーザー
リモートエリアにアクセスする登山家、探検家、ジャーナリストなどの個人ユーザーや、遠隔地でのプロジェクトに関わる商業企業も、イリジウムの衛星通信を利用している。特に、衛星電話やデータモデムを活用した通信が、地上のインフラがない場所での通信手段として重要視されている。
イリジウムの顧客層は、このようにう幅広く、特に、遠隔地や特殊環境での信頼性の高い通信インフラが求められる状況において、イリジウムのサービスが重要な役割を果たしている。
取引市場は?
イリジウム・コミュニケーションズは、NASDAQ市場に上場しており、ティッカーシンボルは「IRDM」。
イリジウム(IRDM)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
通信(Telecommunications):イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)は通信セクターに属している。特に、地球全体をカバーする低軌道衛星(LEO)を活用した衛星通信を提供しており、通信インフラが整備されていない地域においても重要な通信手段を提供する企業として位置付けられている。衛星通信技術を用いることで、地上のネットワークが届かない地域や極限環境でも、安定した通信サービスを展開している。
業種
無線通信サービス(Wireless Telecommunication Services):業種としては、無線通信サービスに分類される。
イリジウムは、低軌道衛星を利用して、音声通話やデータ通信サービスを提供しており、主に遠隔地や船舶、航空機、軍事用途で使用されている。衛星通信を利用した音声およびデータ通信の提供は、他のテレコム企業と異なり、地上インフラに依存しないため、特殊なニーズに対応できるのが強みである。
属するテーマ
衛星通信、IoT、5Gの統合(Satellite Communications, IoT, 5G Integration):イリジウムは、衛星通信技術と次世代の5G通信を組み合わせたサービスを提供するというテーマに密接に関連している。
特に、プロジェクト・スターダストによる5GとIoTデバイスの直接通信(D2D)や、5G対応の高速通信サービス「Iridium Certus」は、これからの通信インフラを支える新しい技術として注目されている。
また、IoT対応デバイスによる資産追跡や遠隔監視の普及により、物流、海運、農業など、さまざまな産業での需要も高まっている。
配当は?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)は現在配当を支払っていない。
イリジウム(IRDM)の競合企業は?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の主要な競合企業は以下の通り。
- スペースX(SpaceX)【Starlink】:スペースXが運営するStarlinkは、低軌道衛星(LEO)を使用したインターネットサービスを提供しており、イリジウムの衛星通信サービスと直接競合している。Starlinkは特に一般消費者向けのインターネット接続サービスに注力しているが、リモートエリアや軍事用途でも競争が予想される。両社ともLEO衛星を利用することで、地上のインフラが届かない地域への通信サービスを提供している点が共通している。
- インマルサット(Inmarsat):イギリスに本社を置くインマルサットは、主に海上通信および航空通信の分野で強力なプレイヤーであり、イリジウムの海運および航空業界向けサービスと競合する。インマルサットは高軌道衛星(GEO)を使用しているが、広範囲の通信サービスを提供し、特に船舶や航空機での利用が多い。両社とも海上や航空での通信を主力としているが、イリジウムは低軌道衛星を活用し、遅延の少ない通信を提供している点で差別化を図っている。
- グローバルスター(Globalstar):グローバルスターは、イリジウムと同じく低軌道衛星を活用した通信サービスを提供しており、音声およびデータ通信の分野で直接競合している。グローバルスターは、特にIoT関連やリモートエリアでの通信に力を入れており、イリジウムと同様に広範囲の産業で利用されている。
- SES S.A.:SESは、ヨーロッパを拠点とする衛星通信会社で、特に高軌道衛星(GEO)を使用した放送およびデータ通信サービスに強みを持つ。また、近年は低軌道衛星を活用した通信サービスにも進出しており、イリジウムと競合する部分がある。特にエンタープライズや政府機関向けにグローバルな通信インフラを提供している点が共通している。
- オービット・コミュニケーションズ(ORBCOMM):ORBCOMMは、主にIoT通信や資産トラッキングに特化した衛星通信サービスを提供しており、イリジウムと競合している。ORBCOMMは物流や運輸業界向けにデータ通信サービスを提供し、これらの分野でイリジウムと競争している。
これらの企業は、イリジウムと同様に衛星通信を活用して、リモートエリアや特殊用途での通信サービスを提供しており、特定の市場や技術分野で競合している。
イリジウム(IRDM)が属する業界の規模と成長性は?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)が属する衛星通信業界の規模と成長性は、今後数年間にわたり大きな成長が期待されている。
業界の規模
衛星通信市場全体は、2023年時点で約600億ドル(約7兆円)規模と見積もられており、今後も成長が見込まれている。
市場の主なセグメントは、データ通信、音声通信、放送、インターネットサービスなどであり、イリジウムが焦点を当てているリモートエリアの通信やIoT(モノのインターネット)向けの通信サービスは、特に成長著しい分野である。
成長性
衛星通信市場は、2023年から2030年までの間に年平均成長率(CAGR)約9-10%で成長すると予測されている。これは、以下の要因により支えられている。
- 5GとIoTの普及
5Gネットワークの導入に伴い、衛星通信はリモートエリアでの5Gのバックホールをサポートする重要な役割を担っている。さらに、IoTデバイスの普及が進む中で、資産追跡や遠隔監視といった用途に対する需要が増加している。 - リモートエリアの通信需要の増加
航空、海運、遠隔地でのエネルギー開発など、地上の通信インフラが届かない場所での通信需要が高まっており、これがイリジウムのような低軌道衛星(LEO)を活用する企業の成長を促進している。 - 政府および軍事機関の依存度の増加
災害対応や国防通信インフラとしての衛星通信の需要も安定して成長しており、特にミッションクリティカルな通信が求められる状況下での重要性が高まっている。
イリジウムが属する衛星通信業界は、今後も安定した成長が期待されている。
年平均成長率9-10%という見込みは、同社にとっても長期的な成長機会を示している。
イリジウム(IRDM)の競合との差別化要素と優位性は?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の競合との差別化要素と優位性は、特にその低軌道衛星(LEO)ネットワークの特性とサービスの広範な適用範囲にある。以下に、主要な差別化要素と優位性を詳しく説明する。
低軌道衛星(LEO)ネットワークの使用
イリジウムの主要な差別化ポイントは、低軌道(LEO)衛星を利用している点にあり、通信遅延が少ないという大きなメリットを持っている。
GEO(静止軌道)衛星を利用する競合(例:インマルサットやViasat)と比較して、LEO衛星は地球に近いため、音声通話やデータ通信において遅延が最小限に抑えられ、リアルタイム性が求められるアプリケーションに最適である。
特にミッションクリティカルな軍事や災害救助の現場では、このリアルタイム通信が重要な強みとなる。
グローバルなカバー範囲
イリジウムは66基の低軌道衛星で地球全域をカバーしているため、極地や海上、航空機、リモートエリアといった地上の通信インフラが届かない場所でも通信が可能。
海運業界、航空業界、エネルギー業界などでの利用が進んでいる。他の競合は特定地域に限定される場合がある一方で、イリジウムは世界中で途切れることのない通信を提供できる。
「プロジェクト・スターダスト」による5G・IoT対応
イリジウムは、次世代の通信技術である5GやIoTデバイスとの連携を進める「プロジェクト・スターダスト」を展開しており、これが今後の差別化要素の一つとなる。
従来の衛星通信に加えて、IoTデバイスとの直接通信(D2D)を可能にし、より広範囲な産業や日常生活への適用が可能になる。このように、イリジウムは次世代通信に適応することで、将来的な市場拡大が期待されている。
軍事・政府部門との強力な関係
イリジウムは、米国政府や軍事機関との契約が大きな収益源となっており、これが競合に対しての強力な優位性を持つ。
特に、国防や安全保障のための通信インフラとして高い信頼を得ており、こうした長期契約は安定した収益を生むだけでなく、技術開発への資金確保にもつながっている。
「Iridium Certus」による高速ブロードバンドサービス
5G対応の「Iridium Certus」という高速ブロードバンド通信サービスは、特に船舶や航空機などのモバイル環境における通信を強化している。
リモートエリアでも高速で安定したインターネット接続が可能となり、海運業界や航空業界での需要が高まっている。これもまた競合との差別化ポイントとなっている。
低コストのIoTソリューション
イリジウムは、低コストで長期間稼働するIoTデバイス向けの通信サービスを提供しており、これが競合との差別化要素となっている。
リモートモニタリングや資産トラッキングといったIoT市場での強みを発揮している。
これらの、イリジウムの競合との差別化要素と優位性は、特にリモートエリアやミッションクリティカルな通信が必要な業界において大きな強みとなっている。
イリジウム(IRDM)の業績について
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の財務年度は12月31日に終了する。四半期決算の発表スケジュールは以下の通り。
- 第1四半期決算: 4月下旬頃
- 第2四半期決算: 7月下旬頃
- 第3四半期決算: 10月下旬頃
- 第4四半期および通期決算: 2月中旬頃
まずは、イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上:企業の業績と成長しているかを見る指標。
- 営業キャッシュフローと営業キャッシュフローマージン:企業がサービスからどれくらい現金を生み出しているかを見る指標。マージンはその比率で15%あると優良とされる。
- 営業利益:企業が主力の事業で稼いだ利益。企業の業績を評価する指標。
- フリーキャッシュ・フロー:企業が手元に残す自由に使える現金。財務的な柔軟性や、経営の安定性を示す。
- EPS:1株当たり純利益で企業の稼ぐ力「収益力」と「成長性」を見る指標。数値が高いほど収益力が高い。
各データは、Investing.com、TradingViewより参照。
イリジウム(IRDM)の株価
イリジウム(IRDM)の現在のリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
イリジウム(IRDM)の四半期:売上推移
四半期ごとの売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(四半期) | 予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2023:Q1 | 187.98 | 205.27 | |
2023:Q2 | 198.42 | 193.11 | |
2023:Q3 | 200.09 | 197.6 | |
2023:Q4 | 194.35 | 194.74 | |
2024:Q1 | 195.06 | 203.85 | -0.69% |
2024:Q2 | 204.01 | 201.07 | 4.12% |
2024:Q3 | 206.17 | 212.77 | 7.68% |
2024:Q4 | 202.9 | ||
2025:Q1 | 208.75 | ||
2025:Q2 | 211.5 | ||
2025:Q3 | 215.73 |
売上予測と実績の推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の四半期:営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー推移
四半期ごとの営業キャッシュフロー、営業キャッシュフローマージンとフリーキャッシュフローの推移です。
年度(四半期) | 営業CF | 営業CFマージン | フリーCF |
---|---|---|---|
2023:Q1 | 68.94 | 33.59% | 46.04 |
2023:Q2 | 87.05 | 45.08% | 64.67 |
2023:Q3 | 71.12 | 35.99% | 59.12 |
2023:Q4 | 87.81 | 45.09% | 71.61 |
2024:Q1 | 71.43 | 35.04% | 56.86 |
2024:Q2 | 81.11 | 40.34% | 68.67 |
2024:Q3 | 118.63 | 55.76% | 100.01 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の四半期:営業利益と営業利益率推移
四半期ごとの営業利益と営業利益率推移の推移です。
年度(四半期) | 営業利益 | 営業利益率 |
---|---|---|
2023:Q1 | 23.15 | 11.28% |
2023:Q2 | 21.53 | 11.15% |
2023:Q3 | 28.16 | 14.25% |
2023:Q4 | 46.3 | 23.78% |
2024:Q1 | 49.77 | 24.42% |
2024:Q2 | 43.65 | 21.71% |
2024:Q3 | 55.25 | 25.97% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の四半期:EPS推移
四半期ごとのEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(四半期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2023:Q1 | 0.02 | 0.08 | 0.06 |
2023:Q2 | 0.04 | -0.24 | -0.28 |
2023:Q3 | 0.04 | -0.01 | -0.05 |
2023:Q4 | 0.02 | 0.3 | 0.28 |
2024:Q1 | 0.13 | 0.16 | 0.03 |
2024:Q2 | 0.17 | 0.27 | 0.1 |
2024:Q3 | 0.2 | 0.21 | 0.01 |
2024:Q4 | 0.19 | ||
2025:Q1 | 0.24 | ||
2025:Q2 | 0.21 | ||
2025:Q3 | 0.27 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の通期:売上推移
通期の売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(通期) | 売上予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2017年 | 444.28 | 448.05 | |
2018年 | 518.96 | 523.01 | 16.73% |
2019年 | 560.29 | 560.44 | 7.16% |
2020年 | 576.77 | 583.44 | 4.10% |
2021年 | 610.43 | 614.5 | 5.32% |
2022年 | 703.07 | 721.03 | 17.34% |
2023年 | 790.26 | 790.72 | 9.67% |
2024年 | 814.63 | ||
2025年 | 837.16 | ||
2026年 | 868.84 | ||
2027年 | 923 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の通期:営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー推移
通期の営業キャッシュフロー、営業キャッシュフローマージンとフリーキャッシュフローの推移です。
年度(通期) | 営業CFフロー | 営業CFマージン | フリーCF |
---|---|---|---|
2017年 | 259.62 | 57.94% | -140.49 |
2018年 | 263.71 | 50.42% | -127.68 |
2019年 | 198.14 | 35.35% | 80.32 |
2020年 | 249.77 | 42.81% | 211.08 |
2021年 | 302.87 | 49.29% | 260.73 |
2022年 | 344.73 | 47.81% | 273.46 |
2023年 | 314.91 | 39.83% | 241.43 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の通期:営業利益と営業利益率推移
通期の営業利益と営業利益率推移の推移です。
年度(通期) | 営業利益 | 営業利益率 |
---|---|---|
2017年 | -10.42 | -2.33% |
2018年 | 1.47 | 0.28% |
2019年 | -24 | -4.26% |
2020年 | -109 | -18.68% |
2021年 | -196.38 | -31.96% |
2022年 | -119.63 | -16.59% |
2023年 | -52.43 | -6.63% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の通期:EPS推移
通期のEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(通期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2017年 | 0.82 | 1.82 | 1 |
2018年 | -0.24 | -0.22 | 0.02 |
2019年 | -0.64 | -1.33 | -0.69 |
2020年 | -0.45 | -0.42 | 0.03 |
2021年 | -0.03 | -0.07 | -0.04 |
2022年 | 0.06 | 0.07 | 0.01 |
2023年 | -0.13 | 0.12 | 0.25 |
2024年 | 0.82 | ||
2025年 | 1.04 | ||
2026年 | 1.45 | ||
2027年 | 1.74 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
イリジウム(IRDM)の将来生と今後の見通しは?
イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の将来性と今後の見通しは、特に衛星通信市場の成長と技術革新に支えられ、今後も引き続き高い成長が期待されている。
以下は、主要な要素を基に今後の見通しをについて。
5GおよびIoT市場への進出
イリジウムは「プロジェクト・スターダスト」を通じて、5G技術やIoTデバイスへの対応を進めており、従来の通信ネットワークが届かないリモートエリアや極地でも、デバイスと直接通信を可能にする次世代の通信インフラを提供していく。この技術進展により、今後の衛星通信市場の成長が加速し、イリジウムはその中核プレーヤーとして位置付けられている。
- IoTデバイスの拡大: IoT市場は急速に成長しており、特に遠隔地での監視や資産トラッキングが重要視されている。イリジウムの低軌道衛星(LEO)ネットワークは、これらのニーズに対応し、今後の収益源として有望である。
政府および軍事契約の強化
イリジウムは米国政府や軍事機関との長期契約を持ち、これが安定した収益の柱となっている。特に、国防や災害時の通信インフラとしての重要性が増しており、この分野での需要は引き続き高いと予測されている。また、イリジウムの技術はミッションクリティカルな場面でも信頼性が高いため、政府機関との契約は今後も拡大すると見込まれている。
新しい市場セグメントの開拓
イリジウムは、海運業界、航空業界、エネルギー産業、物流業界など、多様な産業での利用が進んでいる。特に、低遅延かつ広範囲にわたる通信が必要なこれらの産業で、イリジウムの高速ブロードバンドサービス「Iridium Certus」が高い評価を得ており、今後も成長が期待されるセグメントである。
- 海運および航空向けサービス: 海上や航空機内のブロードバンド需要が高まっており、イリジウムはその主要なプレイヤーとしてさらなる市場拡大を狙っている。
業界全体の成長予測
衛星通信市場全体は、2023年から2030年まで年平均成長率(CAGR)9-10%と予測されており、イリジウムはその中で強固な地位を維持する見込みである。特に、5GやIoT市場の拡大、リモートエリアでの通信需要の増加が業界成長のドライバーとなる。
株価見通し
アナリストの株価予想では、比較的強気である。特に、5GやIoTの需要増加を背景に、長期的には安定した株価上昇が期待されている。
これらの要素により、イリジウム・コミュニケーションズの将来性は、今後も堅調な成長が期待されている。
また、技術革新を続けながら、新しい市場や産業セグメントでの拡大も見込まれ、長期的なポテンシャルを持つ企業である。
イリジウム(IRDM)の2024年度Q3決算サマリー
- 売上高: 2億1,280万ドルで、前年同期比8%増加。
- サービス収益: 1億5,985万ドル(売上全体の75%)、前年同期比5%増加。
- 機器販売収益: 2,217万ドル、前年同期比9%増加。
- エンジニアリングおよびサポート収益: 3,074万ドル、前年同期比22%増加。
- 純利益: 2,444万ドル、前年同期の164万ドルの損失から大幅に改善。
- OEBITDA(営業キャッシュフロー): 1億2,440万ドル、前年同期比3%増。
セグメント別の業績
- 商業サービス: 1億3,330万ドル(売上全体の63%)、前年同期比6%増加。
- 商業用IoTデータ収益: 4,369万ドル、前年同期比14%増加し、IoT関連収益が拡大。
- 音声・データサービス: 5,769万ドル、前年同期比3%増加。
- 政府向けサービス: 2,654万ドルで、前年同期からほぼ横ばい。
- 機器売上: 2,217万ドル、前年同期比9%増加。
- エンジニアリングおよびサポート: 3,074万ドル、米国政府とのエンジニアリング契約により前年同期比22%増加。
その他のハイライト
- 加入者数: 総加入者数は248万2,000件で、前年同期比11%増加。IoTデータ加入者が全体の81%を占める。
- 政府契約: 米国政府との「Enhanced Mobile Satellite Services(EMSS)」契約に基づくサービスを提供。年間契約額は1億700万ドルに増額。
今後の見通し
- 通期見通し: 2024年度のサービス収益は5%増加し、OEBITDAは4億6,500万ドル〜4億7,000万ドルを見込む。
- 株主還元: 追加の5億ドルの株式買い戻しプログラムを2027年までに実施予定。
イリジウム・コミュニケーションズは、2024年第3四半期において堅調な収益成長を記録し、特に商業用IoTデータの成長が顕著である。また、米国政府との契約や株主還元プログラムの強化により、今後の成長も期待されている。
イリジウム(IRDM)の株を買える証券会社は?
イリジウム(IRDM)の株を取り扱っている主要な証券会社をリストアップしました。これらの証券会社では、外国株として直接の株取引のほか、CFD(差金決済取引)としての投資も選択できます。
私自身はSBI証券を主に使用していますが、取り扱い銘柄によっては購入できない場合があります。その際は、サクソバンク証券やIG証券などでCFDを利用することもあります。
人気の証券会社 | 株取引 | CFD取引 |
---|---|---|
SBI証券 | ◯ | ✕ |
松井証券 | ◯ | ✕ |
楽天証券 | ◯ | ✕ |
マネックス証券 | ◯ | ✕ |
auカブコム証券 | ◯ | ✕ |
DMM株 | ◯ | ✕ |
サクソバンク証券 | ◯ | ◯ |
IG証券 | ✕ | ◯ |
GMOクリック証券 | ✕ | ✕ |
moomoo証券 | ◯ | ✕ |
まとめ
イリジウム・コミュニケーションズの事業内容、独自の特徴、競争上の優位性、そして業績の成長について詳しく掘り下げてきました。
財務データや市場予測を見ても、イリジウムは2024年以降、さらなる安定成長が期待されます。売上の増加とともに、キャッシュフローの改善が進行しており、巨額な衛星事業への投資と収益のバランスが改善される重要なフェーズに入っています。利益も拡大傾向にあります。
株価の動向も、底練りからの回復基調が期待されています。
衛星通信市場自体が大きな成長を見込まれる中、今後の株価上昇に期待したいと思います。
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