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2025.7.16 RGTI急伸|市場はパウエル解任報道で波乱も買い戻し、ナスダック最高値更新・ドル高一服

2025.7.16 RGTI急伸|市場はパウエル解任報道で波乱も買い戻し、ナスダック最高値更新・ドル高一服市場分析

このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。

注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)

ウォッチリスト概況 (2025/07/15 終値ベース)

銘柄テーマ騰落率個人メモ・インサイト
SERVロボティクス+10.9 %調整踊り場からの動き出しか
UECウラン関連+9.31 %BMOがアウトパフォームで新規カバレッジ、目標株価7.75ドル。現物ウラン90ドル台維持が追い風
OKLOSMR関連+5.61 %SMR関連全般に買い戻しの動き
ARM半導体+4.62 %調整からの動き出しか
RGTI量子関連+30.19 %業界最大級のマルチチップ量子コンピューター発表を好感
JOBYeVTOL+17.06 %量産能力倍増とドバイ商用運航の進展で高値更新
RCAT防衛・ドローン+11.59 %国防総省向けドローン増産思惑が継続
RKLB宇宙関連+6.93 %Citiが目標株価を50ドルへ引き上げ等、高値上昇継続
PDYNロボティクス+5.23 %CES 2025でのロボティクス技術披露が評価され底上げ
RBLXメタバース+5.81 %Rewarded Video広告をGoogleと本格展開、広告収益化期待が増幅
SEZLデジタル決済+8.73 %CNBC「世界のトップFintech 2025」選出報道で改めて物色

市場インサイト

“パウエル解任”報道が流れ一時リスクオフに傾いたものの、トランプ大統領の否定発言で買い戻しが優勢。ナスダックは20,730.49で最高値更新、ダウは44,254.78へ反発。米10年債利回りは4.46%へ低下し、ドル高は一服するもUSD/JPYは149円目前。金・原油とも小動きにとどまり、インフレ懸念と金融政策不透明感が綱引きする局面。

エクイティ

指数終値前日比背景
NYダウ44,254.78▲231.49 (+0.53 %)Powell解任観測後の買い戻し
S&P5006,263.70▲19.94 (+0.32 %)金融下げもヘルスケア・テック高
ナスダック総合20,730.49▲52.69 (+0.26 %)半導体・メガテックが最高値牽引
日経22539,663.40▼14.62 (‑0.04 %)円安一服で小幅反落
ストックス欧州600544.46▼0.49 (‑0.09 %)ASML急落でテック主導安

資金は米大型テックに集中しつつ、欧州はハイテク決算失望で上値重い。

債券

  • 米10年債 4.46 %(▼3 bp)—Powell解任報道で一時買い先行
  • 独10年債 2.70 %(‑1 bp)—景気懸念で小幅低下
  • 日本10年債 1.58 %(‑1 bp)—円安一服で買い戻し

為替

通貨ペア終値前日比コメント
USD/JPY149.04+0.11 %金利差意識もドル高一服
EUR/USD1.1623+0.22 %ドル反落でユーロ小反発
USD/CNY7.1680.0 %人民銀の元安抑制で横ばい

コモディティ(終値・前日比)

品目終値前日比ドライバー
WTI原油$66.65/bbl+0.2 %在庫減報告で底堅い
Brent原油$68.60/bbl+0.1 %中東リスクを織り込む
天然ガス$3.55/MMBtu+1.1 %夏季需要見通し
$3,355/oz+0.5 %ドル下落で安全買い
$38.42/oz+0.8 %貴金属連れ高
$5.51/lb-0.3 %高値警戒の利確売り

クリプト

  • ビットコイン:$119,500(+2.0 %)—規制法案前進で買い戻し
  • イーサリアム:$3,025(+1.6 %)—ETH ETF期待が継続

マクロイベント焦点

  • 7/17(木) 米住宅着工・新規失業保険申請件数
  • 7/18(金) 中国Q2 GDP、米6月中古住宅販売
  • 7/19(土) G20財務相・中銀総裁会議(リオ)
  • 7/22(月) 米PMI速報、欧州PMI速報

インサイトまとめ

  1. Powell人事騒動で金利変動:4.5%近辺の米10年利回りは株価の天井材料。長期債は押し目買いが有効。
  2. 米テック優位継続:生成AI関連の高値追いが指数を牽引。下落局面はETFで段階的拾い。
  3. ドル高ピークアウト観測:149円目前でドル円の伸び悩み。円売りポジションの一部利確を検討。
  4. コモディティは横ばい圏:原油・金とも狭いレンジ。急変に備えオプションヘッジが有効。
  5. クリプト高値波乱:BTC12万ドル目前の攻防続く。ストップ設定でリスク管理を徹底。

市場インサイトのインフォグラフィック

分析日: 2025/07/16

本日の全体ムード

“パウエル議長解任”報道が市場に一時的な動揺をもたらしましたが、トランプ大統領の否定発言により投資家心理は急速に回復。買い戻しが優勢となり、特にハイテク株が市場を牽引しました。ナスダックは最高値を更新し、ダウも反発。一方で、米10年債利回りは低下しドル高が一服するなど、インフレ懸念と金融政策の先行き不透明感が交錯し、各市場で異なる動きを見せる一日となりました。

主要指標

NYダウ

44,254.78

+231.49 (+0.53%)

ナスダック総合

20,730.49

+52.69 (+0.26%)

米10年債利回り

4.46%

-3 bp

USD/JPY

149.04

+0.11%

株式市場パフォーマンス

このセクションでは、世界の主要な株式市場の動向を詳しく掘り下げます。インタラクティブなチャートで各指数のパフォーマンスを比較し、詳細なデータ表で終値や変動要因を確認できます。本日は特に米国のハイテク株への資金集中が顕著でした。

指数終値前日比
NYダウ44,254.78+0.53%
S&P5006,263.70+0.32%
ナスダック20,730.49+0.26%
日経22539,663.40-0.04%
欧州600544.46-0.09%

資金は米大型テックに集中し、欧州はハイテク決算への失望感で上値が重い展開。

債券 & 為替市場

金利と通貨の動きは密接に関連しています。ここでは、主要国の国債利回りと為替レートの動向を並べて表示し、その関係性を探ります。FRB議長人事を巡る報道が債券買い(利回り低下)を誘い、ドル高を一服させる要因となりました。

主要債券利回り

  • 米10年債: 4.46% (▼3 bp) – 人事報道で買い先行

  • 独10年債: 2.70% (▼1 bp) – 景気懸念で小幅低下

  • 日本10年債: 1.58% (▼1 bp) – 円安一服で買い戻し

主要為替レート

  • USD/JPY: 149.04 (+0.11%) – 金利差意識もドル高一服

  • EUR/USD: 1.1623 (+0.22%) – ドル反落でユーロ小反発

  • USD/CNY: 7.168 (0.0%) – 人民銀の元安抑制で横ばい

コモディティ & 暗号資産

インフレ指標として注目されるコモディティ市場と、リスク資産の代表格である暗号資産の動向を分析します。原油は在庫減で底堅く、金はドル安を背景に上昇。一方、暗号資産は規制関連のニュースに後押しされ、買い戻しの動きが見られました。

品目前日比
WTI原油+0.2%
+0.5%
-0.3%
ビットコイン+2.0%
イーサリアム+1.6%

インサイト & 今後の注目点

本日の市場動向から得られる主要な洞察と、今後数日間の重要な経済イベントをまとめました。これらの情報を基に、戦略的な投資判断を下すためのヒントを探ります。

本日のインサイト

  • 1.金利変動リスク: Powell議長人事を巡る騒動は、政治リスクが金利に直結することを示唆。米10年債利回り4.5%近辺は株価の重石となり、長期債は押し目買いの好機か。
  • 2.米テック優位継続: 生成AI関連銘柄への資金流入が続き、相場全体を牽引。調整局面では関連ETFを段階的に購入する戦略が有効。
  • 3.ドル高ピークアウト観測: USD/JPYが149円目前で伸び悩む。ドル高トレンドの転換点を意識し、円売りポジションの一部利益確定も一考。
  • 4.コモディティの安定: 原油・金は狭いレンジでの動き。地政学リスク等の急変に備え、オプション等でのヘッジが有効。
  • 5.クリプトの高値警戒: BTCが12万ドルを前に攻防。ボラティリティの増大に備え、ストップロス注文によるリスク管理を徹底すべき。

マクロイベント焦点

  • 7/17 (木)米 住宅着工・新規失業保険申請件数
  • 7/18 (金)中国 Q2 GDP、米 6月中古住宅販売
  • 7/19 (土)G20財務相・中銀総裁会議 (リオ)
  • 7/22 (月)米・欧 PMI速報値

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