このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。
注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)
ウォッチリスト(2025/08/28 終値ベース)
名柄 | 終値 | 変動率 | テーマ | インサイト |
---|---|---|---|---|
PSTG(ピュア・ストレージ) | 80.54 | +32.34% | フラッシュストレージ・AIデータセンター | Q2決算ビートとMeta大型受注観測 |
LTRX(ラントロニクス) | 4.65 | +25.34% | 産業IoT・組込ネットワーク | Q4決算発表とFY26成長指針 |
SNOW(スノーフレーク) | 241.00 | +20.27% | クラウドDWH・AIデータ基盤 | Q2ビート・プロダクト収益見通し上方修正 |
BILL(ビル・ホールディングス) | 49.20 | +18.18% | 中小企業向け決済SaaS | Q4売上$383M・EPS予想超過とガイダンス改善 |
ONDS(オンダス・ホールディングス) | 5.70 | +12.43% | 産業ドローン・対UAS | 対UAS$2.7M受注報道の継続物色つづく |
MOB(モビリコム) | 6.40 | +8.84% | ドローン通信・サイバー防衛 | 投資家会議登壇予定と受注進捗思惑 |
QUBT(クアンタム・コンピューティング) | 16.10 | +8.71% | 量子コンピューティング | 連邦契約獲得報道と大手企業提携観測 |
PGY(パガヤ・テクノロジーズ) | 37.72 | +8.67% | AI審査・与信フィンテック | Zacks強気評価とAI関連物色 |
RGTI(リゲッティ・コンピューティング) | 16.58 | +7.73% | 量子コンピューティング | モンタナ州立大との量子研究提携報道 |
CRDO(クレド・テクノロジー) | 131.82 | +7.41% | データセンター高速通信 | 来週決算前のAI向けAEC需要期待・最高値更新 |
個人的所感
AI関連のソフト×インフラ主導の一日。SNOWのビート&レイズ、PSTGの決算およびMeta向け大型受注観測をきっかけとしたデータ基盤再評価。
フィンテックはBILLの決算上振れとガイダンス改善で地合い回復。インターコネクトではCRDOが決算前の期待先行で最高値更新。
防衛ドローンと量子のテーマ物色。ONDS・MOBは直近の受注・登壇材料のモメンタム継続、QUBT・RGTIは契約・提携報道による思惑先行。
総じて、好決算と具体的受注の確度が高い銘柄への資金集中、AI関連の再評価とテーマ回帰の地合い。
市場インサイト
【分析日】2025/08/28
全体ムード
米株は主要3指数そろって小幅高の最高値圏、AI主導の循環継続と米Q2GDP改定の上方修正を材料にリスク許容度改善の地合い。 欧州は小反落で内需ディフェンシブに資金回帰、日本は続伸で押し目買い優勢の持ち直し基調。
債券は米金利低下、独は小動き、日本はレンジの利回り収斂。 為替はドル安一服で円・ユーロの小戻り、コモディティは原油続伸×金の高値圏調整、ベースメタルはまちまちの展開。
短期の主旋律は、利下げ期待と成長持続観の併存によるバリュエーション耐性の再確認。 一方で政策独立性・地政学ヘッドラインが上値ボラ要因の残存リスク。
エクイティ
指数 | 終値 | 前日比 | 背景 |
---|---|---|---|
ダウ | 45,636.90 | +71.67 (+0.16%) | GDP改定上振れとAI関連の底堅さで続伸 |
S&P500 | 6,501.86 | +20.46 (+0.32%) | メガテック主導の高値追い継続 |
ナスダック | 21,705.16 | +115.02 (+0.53%) | 大型成長株への資金回帰 |
日経225 | 42,828.79 | +308.52 (+0.73%) | 円の過度な上昇一服と米株高の追い風 |
STOXX600 | 553.67 | -1.09 (-0.20%) | ヘルスケア安で反落、地域バラツキ |
債券
国 | 10年利回り | 前日比(bp) | コメント |
---|---|---|---|
米国 | 4.21 % | -3 | 利下げ期待強化に伴うカーブ低下 |
ドイツ | 2.70 % | +1 | 米金利低下を横目に小幅の戻り |
日本 | 1.62 % | -1 | 政策正常化観測据え置きの中で需給要因の往来 |
為替
- USD/JPY 146.82(-0.39%):米金利低下に伴うドル売り・円買い戻り。
- EUR/USD 1.1704(+0.63%):ドル軟化に連れたユーロ小高。
- USD/CNY 7.1460(-0.05%):当局ガイダンス下の狭いレンジ推移。
コモディティ
品目 | 終値 | 前日比 | ドライバー |
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WTI原油 | $64.60/bbl | +0.70% | 在庫減観測と地政ヘッドラインによる需給タイト観 |
Brent原油 | $68.62/bbl | +0.84% | 同上で続伸 |
天然ガス | $2.79/MMBtu | -2.45% | 需給緩和観測とポジション整理 |
金(現物) | $3,416.14/oz | -1.02% | 高値圏での利食いとドル動向の綱引き |
銀 | $38.52/oz | +0.36% | 金連動の小幅高 |
銅 | $4.40500/lb | +0.57% | マクロ改善期待を織り込む自律反発 |
クリプト
- ビットコイン $112,913.00(+1.00%):株高・ドル安連動のリスク回復。
- イーサリアム $4,588.00(+2.23%):L2フローと需給タイト化観測の支援。
マクロイベント焦点(今後3–4営業日)
- 2025/08/29(金)米・PCEデフレーター(7月)—コアの粘着度確認
- 2025/09/01(月)米市場休場(レイバーデー)—流動性低下とギャップリスク
- 2025/09/02(火)米・ISM製造業/中国・財新PMI—世界製造業の底入れ検証
- 2025/09/03(水)米・JOLTS求人(7月)—労働需給の緩み度合いの点検
インサイトまとめ
- 利下げ期待×AI持続性の二本柱で株式の上値試し継続、クオリティ/ディフェンシブ相対優位
- 債券は米10年の下押し基調継続前提、フロント〜中期デュレーション選好
- 為替はドル安バイアスのレンジ回帰、ドル円は147手前の戻り売りと146割れの押し目の併用
- コモディティは原油の戻り基調×金の高値圏滞留の非対称、レンジ回転と分散ヘッジの併走
- クリプトはETH相対強の循環、イベント跨ぎのサイズ抑制と機動運用