この記事は、私(@mifsee)が個人的に勉強しながら企業分析を行っており、それらのアウトプットしたものです。
あくまでも個人の分析記録のため。内容には、一部間違いや事実と異なる点が含まれている場合があるかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
投資助言や株式購入を促すものではありません。
- はじめに
- エクセンシア(EXAI)とは何の会社、どのような事業をしている?
- エクセンシア(EXAI)のビジネスモデルは?
- 精密腫瘍学プラットフォームとはどのようなもの?
- エクセンシア(EXAI)のミッションとビジョンは何ですか?
- エクセンシア(EXAI)の収益モデルは?
- 取引市場は?
- 配当は?
- エクセンシアのセクター、業種、属するテーマは?
- エクセンシア(EXAI)が属する業界の規模と成長性は?
- エクセンシア(EXAI) に投資している企業や投資家は?
- エクセンシア(EXAI)の競合企業といえるAI創薬企業は?
- AI創薬企業の中でエクセンシアが持つ差別化要素と優勢は?
- エクセンシア(Exscientia PLC)の今後の展開は?
- エクセンシア(EXAI)の業績について
- エクセンシア(EXAI)の現在株価
- エクセンシア(EXAI)の株を買える証券会社は?
- エクセンシア(EXAI)の動向
- まとめ
はじめに
AI技術、特にChatGPTのような進化が著しい中、AIをテーマにした株式市場は大きな成長を遂げています。
特に、エヌビディアやAMDなどの半導体企業やAIサーバーの普及が目立ち、AIが企業や個人にとってより身近な存在になるためのインフラ整備が進んでいます。
AIの発展に伴い、これまで困難とされていた分野でも大きな進歩が期待されています。
現在のAIインフラの発展に続き、次に注目される分野は間違いなく医療や創薬でしょう。
この記事では、AI創薬分野で成長が期待される「エクセンシア(EXAI)」について、その企業情報、事業内容、将来性について深く掘り下げます。
エクセンシア(EXAI)の今後の株価の見通しの参考として確認していただけます。
エクセンシア(EXAI)とは何の会社、どのような事業をしている?
- エクセンシア(EXAI)は、NASDAQに上場しているAI主導の精密医療企業。
- 正式企業名は「Exscientia plc」。
- 英国・オックスフォードを拠点としており、最良の医薬品を最速かつ最も効果的な方法で創薬、設計、開発することに特化している。
- 世界初の機能的な精密腫瘍学プラットフォームを開発し、前向き介入臨床試験において治療方法の選択をガイドしている。
- エクセンシアは、人工知能(AI)ベースの製薬技術を駆使し、潜在的な薬物分子の正確な分子構造設計や患者の組織分析、特定の腫瘍に対応する技術などを手がけている。
- 膵臓癌や肺癌などを対象とした医薬品候補の開発を進めており、人工知能と実験技術を組み合わせた効率的な方法で医薬品の発見・設計・開発に注力している。
このような取り組みにより、エクセンシアは医療の未来を切り開く先端技術の開発に貢献している企業と言える。
エクセンシア(EXAI)のビジネスモデルは?
エクセンシア(EXAI)は、AI(人工知能)とバイオテクノロジーを組み合わせた製薬企業で、以下のようなビジネスモデルを展開。
AIによるバイオ医薬品の設計
エクセンシアは、ヒト抗体などのバイオ医薬品の設計能力を追加し、AIを活用したバイオ医薬品バーチャル設計能力を向上させている。これにより、効率的に効果的な薬を開発することができる。
エンドツーエンドのAIプラットフォーム
バイオ医薬品の設計を、患者第一のエンドツーエンドAIプラットフォーム に統合し、一つのシステムで管理しています。これにより、開発のスピードと精度が向上します。
個別化された治療法の開発
個々の患者に合わせた特別な薬を開発することで、より効果的な治療が可能になります。
ジェネレーティブAIデザイン
AIによるバーチャルスクリーニングの組み合わせを行い、新しい薬の候補を自動的に生成し、最適なものを選びます。これにより、研究開発の時間とコストを削減します。
完全ヒト型バイオ医薬品の開発
人間の体に最適化された薬を開発することで、副作用を減らし、効果を高めます。
精密腫瘍学プラットフォーム
がん治療に特化したプラットフォームを開発し、個々の患者に合った治療法を提供します。
国際展開
オックスフォード(英国イングランド)に本社を置き、ウィーン(オーストリア)、ダンディー(英国スコットランド)、ボストン(米国マサチューセッツ州)、マイアミ(米国フロリダ州)、ケンブリッジ(英国イングランド)、大阪(日本)にオフィスを構えています。
エクセンシアのビジネスモデルは、最先端のテクノロジーを駆使して、製薬業界の新しい標準を築いています。
AIとバイオテクノロジーの組み合わせにより、従来の方法では困難だった薬の開発が可能になっており、未来の医療に大きな影響を与える可能性があります。
精密腫瘍学プラットフォームとはどのようなもの?
エクセンシアの精密腫瘍学プラットフォームは、世界初の機能的なプラットフォームで、治療法の選択を導く役割を果たしている。
このプラットフォームは、前向き介入臨床試験において患者の転帰を改善することに成功しており、特に固形腫瘍や血液がんなどの領域での効能評価が進められている。
エクセンシアのプラットフォームは、AI設計を駆使して精密な腫瘍学的治療を可能にし、個々の患者に最適な治療法を選択できるため、患者の転帰の改善だけでなく、治療の効率化と個別化が進展していると言える。
このプラットフォームの開発は、がん治療の未来を切り開く重要なステップであり、エクセンシアの技術力と革新的な取り組みを象徴するものとなっている。
エクセンシア(EXAI)のミッションとビジョンは何ですか?
エクセンシア(EXAI)は、以下のミッションとビジョンを持つ。
エクセンシアのミッション
エクセンシアの主な使命は、革新的な治療法を必要とする患者に対して、最良の医薬品を最速かつ最も効果的な方法で創薬、設計、開発すること。
そのために、AIに基づく医薬品設計プラットフォームを活用し、従来の方法では解決できなかった医薬品化学の問題を解決する。
エクセンシアのビジョン
エクセンシアのビジョンは、AIとデータサイエンス、エンジニアリングの幅広い活用によって、バイオ医薬品業界の変革を促進し、個別化医療の拡大を目指すこと。
さらに、世界初の機能的な精密腫瘍学プラットフォームを開発し、前向き介入臨床試験において治療方法の選択をガイドして患者の転帰を改善することに成功している。
また、最良の科学的アイデアがいち早く患者さんに最良の医療となるよう、新たなアプローチを開拓する。
住友ファーマとの共同プロジェクト
住友ファーマとの提携において、DSP-2342という高度に選択的な二重特異性低分子を設計。この化合物は、精神疾患治療で幅広い用途が期待されており、米国で第1相臨床試験に着手する計画。
自社ポートフォリオの化合物
エクセンシアは、ブリストル・マイヤーズ スクイブと共同で、炎症疾患について評価中のEXS21546(A2A 2A受容体拮抗薬)、GTAEXS617(CDK7阻害薬)、EXS4318(選択的PKC-theta阻害剤)などの化合物を開発している。
精密がん治療薬剤候補
2つの精密がん治療薬剤候補、EXS74539(LSD1阻害剤)とEXS73565(MALT1プロテアーゼ阻害剤)の開発が進行中で、IND/CTA対応試験が現在実施中。
AIベースの医薬品発見プラットフォーム
生成AIプラットフォームを通じて、分化医薬品候補の設計・開発工程の大幅な効率化を図り、新たな医療薬の設計にAIの活用が不可欠になるとのビジョンを掲げている。
30件以上の進行中プロジェクト
エクセンシアは、科学的概念を精密設計された治療薬候補に迅速に転換する能力を示し、30件以上のプロジェクトが進行中。
エクセンシアのプロジェクトは、製薬業界における革新的な手法と最先端の技術を組み合わせ、患者にとって最良の医薬品を迅速に提供することを目指しています。
エクセンシア(EXAI)の収益モデルは?
エクセンシア(EXAI)の、AIを活用した薬の設計と発見に特化しており、その技術と専門知識を他の製薬企業と提携する形で活用している。
以下は、その利益モデルに関連する主な側面。
AIによる薬の設計
エクセンシアは、AIを使用して薬の設計を行い、効率的かつ迅速に候補分子を開発します。このプロセスにより、従来の方法よりもはるかに少ない化合物で臨床試験に適した分子を見つけることができる。
提携と共同開発
エクセンシアは、他の製薬企業と提携して特定の治療法の開発を共同で進めることがある。この共同開発により、エクセンシアはその技術と専門知識を活用して収益を上げることがでる。
技術ライセンスと権利収入
エクセンシアが開発したAI技術や特定の薬剤候補のライセンスを他の企業に提供することで、権利に基づく収入を得ることができる。
臨床試験と開発
エクセンシア自身が進めるプロジェクトも存在し、これらのプロジェクトが成功すれば、将来的には薬の販売からの収益も期待できる。
エクセンシアの利益モデルは、主にAI技術の提供、共同開発、技術ライセンスなどに基づいている。
取引市場は?
- エクセンシア(EXAI)の株式は、NASDAQ(ナスダック)で取引されている。
- ティッカーシンボルは「EXAI」。
配当は?
現時点では、エクセンシアは配当を支払っていない。
多くのバイオテクノロジー企業や新興テクノロジー企業は、成長と研究開発への再投資を優先するため、配当を支払わないことが一般的です。
エクセンシアのセクター、業種、属するテーマは?
エクセンシアのセクター、業種、および属するテーマは以下の通り。
セクター
エクセンシアは、ヘルスケアセクターに分類される。
業種
エクセンシアは、バイオテクノロジー業界に分類される。
属するテーマ
- AI創薬:人工知能を活用した薬の発見と設計
- 医薬品関連:膵臓癌や肺癌などの治療薬の開発
- 人工知能:AI技術を駆使した効率的な医薬品開発プロセス
エクセンシア(EXAI)が属する業界の規模と成長性は?
エクセンシア(EXAI)が属する業界は、バイオテクノロジーおよびAI創薬業界で、以下の規模と成長性を持っている。
バイオテクノロジー業界の規模
バイオテクノロジー業界は、世界中で数百兆円の規模を持っており、医薬品、農業、エネルギーなど多岐にわたる分野で活用されている。
特に、エクセンシアが焦点を当てるAI創薬分野は、製薬業界における新しい医薬品の発見と開発の効率化に貢献している。
バイオテクノロジー業界の成長性
- バイオテクノロジー:この業界は、個別化医療、ジェノム編集、再生医療などの先端技術の進展により、今後も急速に成長が期待されている。
- AI創薬:AIとデータサイエンスの進展により、創薬プロセスの効率化と革新が進んでおり、今後数年間で倍増すると予測される部分もあるほどの成長が見込まれている。
エクセンシアが活動するバイオテクノロジーおよびAI創薬業界は、科学技術の進展と社会的なニーズの増加により、今後も高い成長が期待される分野である。
特に、AIを活用した効率的な創薬プロセスは、新しい医薬品の発見と開発のスピードを上げるための重要な要素となり、この分野の企業にとって大きな機会を提供している。
エクセンシア(EXAI) に投資している企業や投資家は?
エクセンシア(EXAI)に投資している有名人や企業についての情報は以下の通り。
- ソフトバンク:エクセンシアの株式公開に際し、SVF II Excel (DE) LLC(ソフトバンク)が私募によりエクセンシアの株式を購入している。
- ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団:この財団もエクセンシアの株式を私募により購入している。
エクセンシアの株式公開は、米国で実施され、新規公開価格はADS 1株当たり22.00ドルで、受取総額は約3億470万ドル。
この売り出しには、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、BofAセキュリティーズ、バークレイズ・キャピタルなどの大手金融機関も共同主幹事として関与している。
エクセンシアのビジネスモデルと技術力は、ソフトバンクやビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団などの著名な投資家からの支持を受けている。
エクセンシア(EXAI)の競合企業といえるAI創薬企業は?
- AbCellera Biologics Inc (NASDAQ: ABCL):バンクーバーに拠点を置くバイオテク企業で、AIを使用して抗体治療を開発している。
- Recursion Pharmaceuticals Inc (NASDAQ: RXRX):ユタ州に拠点を置く臨床段階の「デジタルバイオテク」で、機械学習技術を使用している。
- BenevolentAI SA (AMS: BAI): 臨床段階の企業で、AIアルゴリズムを使用してデータと科学文献から必要な洞察を抽出する。
- BioXcel Therapeutics Inc (NASDAQ: BTAI): 米国のバイオ製薬企業で、AIを使用して薬候補を特定している。
- Lantern Pharma Inc. (NASDAQ: LTRN): 人工知能とゲノムを活用して精密腫瘍療法を開発している米国の製薬企業。
- Schrödinger Inc (NASDAQ: SDGR):ニューヨークに拠点を置く分子設計ソフトウェアを開発している企業。
- Relay Therapeutics Inc (NASDAQ: RLAY):AI駆動のアロステリック創薬プラットフォームを開発している米国企業。
- Moderna Inc (NASDAQ: MRNA):mRNA技術に基づくコンピュータ駆動の薬物発見とワクチン開発に焦点を当てたバイオテク企業。
これらの企業は、AIと機械学習を活用して、薬物発見と開発のプロセスを効率化し、新しい治療法とワクチンの開発を加速している。
AI創薬企業の中でエクセンシアが持つ差別化要素と優勢は?
エクセンシア(Exscientia PLC)と他のAI創薬企業との主な差別要素と優位性は以下の通り。
エクセンシアの差別化要素
- CentaurAIプラットフォーム:エクセンシアは、CentaurAIという独自のAI駆動プラットフォームを使用しており、遺伝データ、テキストデータ、患者データなどを活用してターゲット選択を行える。
- エンドツーエンドのAI創薬プラットフォーム:ターゲット選択から小分子薬の設計と最適化、さらには治療効果の予測まで、一連のプロセスをカバーするエンドツーエンドのプラットフォームを提供。
- 多岐にわたる治療領域:精密がん治療、免疫学と炎症、抗感染症など、多岐にわたる治療領域で薬候補を持っている。
エクセンシアの優位性
- 効率的な薬物設計:AIベースのプラットフォームにより、ターゲット駆動の薬理学、ADME、3D構造フィンガープリントなどを活用して、効率的に小分子薬を設計および最適化できる。
- 個別化された治療:エクセンシアのAI駆動創薬プラットフォームは、クリニックでのがん治療の効果を予測し、最も関連する患者グループとのマッチングも可能。
- 早期発見フェーズの多数の候補:エクセンシアは、早期の薬物発見フェーズで多数の候補を持っており、その中には精密がん治療で臨床試験のフェーズIに達したものもある。
他の企業もそれぞれ独自の技術と戦略を持っているが、エクセンシアはエンドツーエンドのAI創薬プラットフォームと多岐にわたる治療領域での強力なポートフォリオによって、競合他社と差別化している。
エクセンシア(Exscientia PLC)の今後の展開は?
最新の情報に基づく計画とハイライトは以下。
内部パイプライン
- LSD1阻害剤(’539):2024年後半に臨床試験を開始予定。現在、急性骨髄性白血病(AML)の患者を対象としたEXCYTE-2という多施設観察研究が進行中であり、この研究が’539の開発を支援する見込み。
- MALT1阻害剤(’565):2025年初頭に臨床試験を開始予定。
- CDK7阻害剤(GTAEXS617):初期のフェーズIデータが2024年後半に発表予定。
パートナープログラム
- Sumitomo Pharmaとのコラボレーション:第3化合物であるDSP-2342が第1相臨床試験に進む。
- Bristol Myers Squibbとのコラボレーション:免疫・炎症候補であるEXS4318(PKC-theta阻害剤)がフェーズI試験に入っており、2024年後半に初期データが発表予定。
コラボレーションと技術開発
- ヨーロッパの主要な医療センターとの連携: Charité – Universitätsmedizin Berlinと協力し、血液がんでの応答を予測するための精密医療プラットフォームを検証中。
- 大規模言語モデル(LLMs)の導入: 2023年第四四半期に社内でLLMsをターゲット仮説生成のために導入し、既存のターゲット識別インフラストラクチャと統合した。
経営効率の向上
- コスト効率化: 2024年末までに20-25%の人員削減を行い、年間4000万ドル以上のコスト削減を目指している。これにより、現金の運転資金は2027年まで延長される見込み。
エクセンシアは、パートナーシップと内部パイプラインの進捗により、多くの新薬候補が臨床試験段階に進んでいる。
これらの取り組みは、科学の最先端をリードし、患者に最良の治療法を提供するための基盤を築くものである。
エクセンシア(EXAI)の業績について
エクセンシア(EXAI)はバイオテクノロジー企業であり、開発資金の投入が進んでいますが、まだ収益構造が確立されていない段階です。
そのため、業績分析はここでは割愛します。
エクセンシア(EXAI)の現在株価
EXAIの株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
エクセンシア(EXAI)の株を買える証券会社は?
エクセンシア(EXAI)の株を取り扱っている主要な証券会社をリストアップしました。これらの証券会社では、外国株として直接の株取引のほか、CFD(差金決済取引)としての投資も選択できます。
私自身はSBI証券を主に使用していますが、取り扱い銘柄によっては購入できない場合があります。その際は、サクソバンク証券やIG証券などでCFDを利用することもあります。
人気の証券会社 | 株取引 | CFD取引 |
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SBI証券 | ◯ | ✕ |
松井証券 | ◯ | ✕ |
楽天証券 | ◯ | ✕ |
マネックス証券 | ◯ | ✕ |
auカブコム証券 | ✕ | ✕ |
DMM株 | ✕ | ✕ |
サクソバンク証券 | ◯ | ◯ |
IG証券 | ✕ | ◯ |
GMOクリック証券 | ✕ | ✕ |
moomoo証券 | ◯ | ✕ |
エクセンシア(EXAI)の動向
ドイツのメルク社と、人工知能(AI)を活用した創薬での提携を締結
エクセンシアは2023年9月に、ドイツの大手製薬会社メルクと、人工知能(AI)を活用した創薬に関する提携を結びました。この提携は、AI技術を使って新しい薬を開発するというエクセンシアの専門知識と、メルクの製薬分野での豊富な経験とリソースを組み合わせることで、より効果的かつ効率的な薬の開発を目指すもの。
3つのプロジェクトの開始時に2000万ドル(約30億円)の契約一時金を受け取る。
Dave Hallett博士がCEOに就任
2024年1月、デイブ・ハレット(Dave Hallett)博士がエクセンシアの暫定的な主要経営責任者(CEO)に任命。
ハレット博士は、製薬業界、CRO(医薬品開発受託機関)、ファーマテック部門で25年以上の経験を持つ医薬品化学者であり、エグゼクティブマネージャー。
彼は特に、小分子医薬品の発見から初期開発に至るまでの幅広い経験を有しており、神経科学や痛みの治療分野における専門知識を持っている。
また、AIを用いた創薬デザインや最先端の自動化技術、iPSC(人工多能性幹細胞)を利用した創薬やタンパク質分解治療法の分野での知見も豊富である。
ケンブリッジ大学とマンチェスター大学で教育を受け(博士号)、その後テキサス大学(オースティン)で博士研究員を務めた。
まとめ
エクセンシア(Exscientia plc)は、AIを駆使した精密医療企業として、バイオテクノロジーの最前線で活躍しています。
内部パイプラインの進展、新しい化合物の発表、戦略的なパートナーシップ、技術の進展など、多岐にわたる分野での成果を示しています。
エクセンシアは、最良の薬を最も迅速かつ効果的に発見、設計、開発する戦略を展開しており、その取り組みが業績に反映されています。
がん領域での精密医療プラットフォームに焦点を当てた内部パイプラインと、他の治療分野へのアプローチを広げる提携パイプラインから、今後の成長が期待されています。
生成AIの発展とともに、多くの分野でAIによるスピーディーかつ正確な進展が見込まれていますが、創薬の分野では特に大きな影響をもたらすと考えられます。
エクセンシアは将来有望な銘柄と言えるのではないでしょうか?