このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。
あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
- はじめに
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)とは何の会社、どのような事業をしている?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の企業理念とビジョンは?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の主力サービスは?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)のビジネスモデルは?どのように収益を生み出している?
- 取引市場は?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の競合企業は?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)が属する業界の規模と成長性は?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の競合との差別化要素と優位性は?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の業績について
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の株価
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の将来生と今後の見通しは?
- ギリアド・サイエンシズの新薬パイプラインは?
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の2024年の通期決算サマリー
- ギリアド・サイエンシズ(GILD)の株を買える証券会社は?
- まとめ
はじめに
インフレの長期化やリセッション懸念などにより、米国市場は先行きの不透明感が強まっています。
このような市場環境の変化に対応するためには、ポートフォリオの調整が必要となります。特に、安定した収益を持つディフェンシブ銘柄を組み入れることが有効です。その候補としてギリアド・サイエンシズ(GILD)に注目しました。
ギリアド・サイエンシズは、HIV、ウイルス性肝炎、がんなど、生命を脅かす疾患の治療薬を開発・販売するバイオ医薬品企業です。強固なファンダメンタルズを持ち、特に潤沢なキャッシュフローと高配当が魅力の銘柄として注目されています。
本記事では、ギリアド・サイエンシズ(GILD)の事業内容、競争優位性、将来の成長可能性について詳しく解説していきます。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)とは何の会社、どのような事業をしている?
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)は、1987年に設立された米国のバイオ医薬品企業。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、HIV/AIDS、肝炎、がんなどの重篤な疾患に対する革新的な治療薬の研究開発、製造、販売を行っている。
同社は特にHIV治療薬の分野で世界的なリーダーとして知られており、Biktarvy®やGenvoya®などの主力製品を通じて、HIV治療薬市場の約50%のシェアを保有している。
また、C型肝炎治療薬のHarvoni®やSovaldi®、新型コロナウイルス治療薬のレムデシビル(Veklury®)など、画期的な医薬品の開発にも成功している。
ギリアド・サイエンシズの企業情報は以下の通り。
- 会社名:ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)
- 設立年:1987年
- 本社所在地:米国カリフォルニア州フォスターシティ
- 代表者:ダニエル・オデイ(Daniel O’Day)- 会長兼CEO
- 公式サイト:https://www.gilead.com
- 事業展開:35カ国以上
- 主な事業分野:HIV、ウイルス性肝炎、COVID-19、がん、炎症性疾患などの治療薬の開発および製造・販売
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の企業理念とビジョンは?
ギリアド・サイエンシズは、「より健康な世界を創造する」という企業理念を掲げている。同社のビジョンは、革新的な医薬品を通じて、世界中の患者の生活を改善し、医療における未解決のニーズに対応することである。
同社の中核的な価値観は以下の通り。
- 誠実さと倫理観:高い倫理基準に基づいた事業運営を行い、患者、医療従事者、そして社会全体に対する責任を果たす。
- 包括性と多様性:多様な視点を尊重し、包括的な職場環境を促進する。
- 協力とコラボレーション:社内外のパートナーとの協力を通じて、革新的なソリューションを生み出す。
- 卓越性への追求:科学的厳密さと品質へのコミットメントを通じて、最高水準の医薬品を提供する。
- 患者中心主義:すべての意思決定において患者のニーズを最優先する。
ギリアド・サイエンシズは、これらの価値観に基づき、HIV/AIDS、肝炎、がんなどの重篤な疾患に対する革新的な治療法の開発に取り組んでいる。同社は、医療へのアクセス向上にも注力しており、世界中の患者が必要な治療を受けられるよう努めている。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の主力サービスは?
ギリアド・サイエンシズは、以下の主要な治療領域において革新的な医薬品を開発・提供している。
HIV/AIDS治療薬
30年以上にわたり、HIV感染症の治療、予防、そして治癒に向けた研究を推進してきた。
HIV治療における初の単剤レジメンや、HIV感染を予防する初の経口薬、年2回投与の長時間作用型HIV注射剤など、数々のイノベーションを実現。
これらの取り組みにより、HIVを治療可能・予防可能な慢性疾患へと変容させることに貢献している。
肝疾患治療薬
B型肝炎およびC型肝炎の治療薬を提供。過去10年にわたり、C型肝炎(HCV)治療薬の開発により、数百万人の患者の治癒に寄与してきた。
また、B型肝炎(HBV)およびD型肝炎(HDV)に対する治療選択肢も提供し、これらの疾患に苦しむ人々の生活の質向上に取り組んでいる。
COVID-19治療薬
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬の開発を行い、パンデミックの克服に向けて尽力。COVID-19患者の回復と医療現場の負担軽減に貢献している。
がん治療薬
がん治療の分野にも進出し、革新的な治療法の開発に取り組んでいる。
特に、CAR T細胞療法などの先進的な治療法を提供し、がん患者の新たな治療選択肢を拡大している。
炎症性疾患治療薬
関節リウマチや潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患に対する治療薬を開発し、患者の生活の質向上に寄与。
これらの疾患に対する新たな治療オプションを提供することで、未だ満たされていない医療ニーズに応えている。
これらの製品ポートフォリオを通じて、ギリアド・サイエンシズは重篤な疾患に対する革新的な治療オプションを提供し続けている。特にHIV治療薬は、同社の安定的な収益基盤となっており、新規製品の開発・導入を支える重要な役割を果たしている。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)のビジネスモデルは?どのように収益を生み出している?
研究開発と医薬品販売による収益モデル
ギリアドの最大の収益源は、新薬の開発・販売によるもの。特許期間中の独占販売により、高い利益率を確保する。
- 自社での新薬開発
- 革新的な医薬品の研究・開発
- 臨床試験の実施と規制当局(FDAなど)からの承認取得
- 承認取得後の医薬品の製造・販売
- 特許による独占的な市場シェアの確保
- 特許期間中は競争を受けにくく、高い収益を維持
- 代表的な製品:
- HIV治療薬:Biktarvy®(ビクタルビ)、Genvoya®(ゲンボイヤ)、Descovy®(デスコビ)
- 肝疾患治療薬:Harvoni®(ハーボニー)、Sovaldi®(ソバルディ)
- がん治療薬:Yescarta®(イエスカルタ)、Trodelvy®(トロデルビー)
- COVID-19治療薬:Veklury®(ベクルリー)
- グローバル展開
- 世界中で販売網を確立し、売上の大部分を米国外市場からも獲得
- 新興国向けには価格を調整し、収益拡大を図る
ライセンス収入
自社で開発した医薬品を他の製薬企業にライセンス供与し、ロイヤリティ収入やマイルストーン収入を得る仕組み。
- ライセンス供与の種類
- 製造・販売権の供与:他社に医薬品の生産・流通を委託し、ロイヤリティを獲得
- 共同開発契約:他社と共同で研究開発を行い、成功時に利益を分配
- 代表的なライセンス収入の例
- HIVや肝疾患治療薬のジェネリック版を途上国向けに供与し、規模の拡大を図る
- バイオテクノロジー企業との提携による新薬開発の共同プロジェクト
戦略的提携とM&A
ギリアドは、成長を加速するためにバイオテクノロジー企業との提携やM&A(企業買収)を積極的に行う。
- M&Aによる成長戦略
- 有望なバイオ企業を買収し、開発パイプライン(新薬候補)を拡充
- CAR-T細胞療法を手掛けるKite Pharmaを買収し、がん治療領域を強化
- 乳がん治療薬Trodelvy®を開発するImmunomedicsを買収
- 技術プラットフォームの獲得
- 遺伝子治療、細胞療法、RNA技術など、新たな治療分野への進出
- AIを活用した創薬研究の推進
収益構造の特徴
ギリアドの収益モデルには、以下の特徴がある。
- HIV治療薬が安定的な収益基盤
- HIV市場での圧倒的シェア(約50%)を維持し、年間100億ドル以上の売上を確保
- 新薬の独占販売期間中は高い利益率を確保
- 特許切れ前の主力製品が稼ぐ利益率は40%以上
- 研究開発費は売上高の約20%を投資
- 2023年のR&D投資は約57億ドル
- グローバルな販売網による収益最大化
- 米国外市場の売上比率が上昇
ギリアド・サイエンシズのビジネスモデルは、研究開発型製薬企業としての強みを活かし、高収益な新薬の開発と販売を柱にしている。
また、ライセンス収入やM&A戦略を駆使し、成長を維持。特にHIV治療薬が安定した収益基盤となっており、新薬の投入により持続的な成長を図っている。
取引市場は?
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)は、米国のナスダック証券取引所(NASDAQ)に上場している。ティッカーシンボルはGILD。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
ヘルスケア(Healthcare): ギリアド・サイエンシズは、生命を脅かす疾患の予防と治療のため、革新的な医薬品の開発に取り組むバイオ医薬品企業である。
業種
バイオテクノロジー(Biotechnology):同社は、HIV、ウイルス性肝炎、COVID-19、がんなどの疾患に対する治療薬の研究・開発・商業化を行うバイオ医薬品企業である。
関連するテーマ
AI技術の活用による創薬の革新:ギリアド・サイエンシズは、AI技術を活用した創薬プラットフォームを持つ企業との提携を通じて、創薬プロセスの効率化と新薬開発の加速を図って
配当は?
ギリアド・サイエンシズの配当利回りは、約2.94%である。
過去5年間の平均年間配当成長率は、約4.10%
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の競合企業は?
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の主要な競合企業は以下の通り。
- メルク(MRK):米国の大手製薬企業。HIV治療薬やがん免疫療法薬を開発・販売し、ギリアドと直接競合。特に、キイトルーダなどの革新的ながん治療薬で強みを持つ。
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY):米国の製薬大手。免疫療法や血液がん治療薬の分野でギリアドと競合。オプジーボなどのがん免疫療法薬や、細胞療法で市場をリード。
- アッヴィ(ABBV):米国の製薬企業。HIV治療薬や免疫疾患治療薬の分野でギリアドと競合。特に、ヒュミラなどの免疫疾患治療薬で強い市場地位を確立。
- ファイザー(PFE):米国最大手の製薬企業。抗ウイルス薬やがん治療薬の分野でギリアドと競合。COVID-19ワクチンの開発・製造でも知られる。
- ノバルティス(NVS):スイスの製薬大手。細胞療法や免疫疾患治療薬の分野でギリアドと競合。CAR-T細胞療法などの革新的治療法で市場をリード。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)が属する業界の規模と成長性は?
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)が属するバイオテクノロジー業界および製薬業界は、世界的に持続的な成長を遂げており、今後も拡大が見込まれる。
グローバル市場規模と成長予測
バイオテクノロジー業界および製薬業界全体の市場規模は、以下のように成長が予測されている。
- バイオテクノロジー市場
- 2024年の市場規模:約7,615億米ドル
- 2033年の予測:1兆3,159億米ドル
- 年平均成長率(CAGR):約8-9%
- 成長の要因:遺伝子工学の発展、個別化医療の普及、新興国市場の拡大
- グローバル医薬品市場
- 2022年の市場規模:約1.48兆ドル
- 2030年の予測:2.2兆ドル
- 年平均成長率(CAGR):約5-6%
- 成長の要因:高齢化の進行、慢性疾患の増加、新薬の技術革新
成長を牽引する主要因
人口動態の変化
- 高齢化の進展:世界的に65歳以上の人口が増加し、がんや心血管疾患、認知症などの慢性疾患の患者数が増加。
- 新興国での医療需要拡大:アジア・アフリカを中心に医療インフラの整備が進み、医薬品需要が増加。
技術革新
- バイオ医薬品の台頭:抗体医薬やRNAワクチン、遺伝子治療などのバイオ医薬品が主流に。
- 遺伝子治療・細胞治療:CAR-T細胞療法などの先進医療が普及し、新たな市場を創出。
- AI・デジタル技術の活用:AIによる新薬候補の発見、臨床試験の効率化、個別化医療の推進。
市場環境の変化
- 医療費支出の増加:各国政府が医療予算を拡大し、医薬品・バイオテクノロジー分野への投資を強化。
- 新薬承認プロセスの効率化:FDAやEMA(欧州医薬品庁)による迅速承認制度の拡充。
- パンデミック対策の強化:COVID-19を契機に感染症治療薬やワクチン開発の重要性が増し、各国がバイオテクノロジー分野に注力。
注目される成長分野
がん治療薬市場
- 2022年市場規模:約2,000億ドル
- 2030年予測:3,500億ドル超
- 年平均成長率:7-8%
- 成長要因:
- 免疫チェックポイント阻害剤、CAR-T細胞療法の普及
- 早期診断技術の進歩に伴う患者数の増加
- ギリアドの主力製品であるTrodelvy®、Yescarta®、Tecartus®などがこの市場を牽引
希少疾病治療薬市場
- 市場規模の拡大が続き、高い収益性を維持
- 政策的支援による開発促進:
- 各国で希少疾病薬の開発を奨励する法整備が進む(米国のオーファンドラッグ指定制度など)
- 高額な薬価設定が可能で、製薬企業にとって利益率が高い分野
バイオシミラー市場
- 特許切れに伴う市場拡大
- コスト効率の向上
- 新興国での需要増加
- バイオ医薬品の高コストを抑えるため、バイオシミラー(バイオ後続品)の普及が進んでいる。
- ギリアドも新薬開発と並行して、バイオシミラー市場への参入を視野に入れている。
ギリアド・サイエンシズの立ち位置と今後の展望
業界内の競争とポジショニング
- HIV市場のトップ企業:世界のHIV治療薬市場の約50%のシェアを持つ。
- がん治療領域への進出強化:CAR-T細胞療法を中心に、がん治療市場での存在感を拡大。
- COVID-19治療薬の成功:レムデシビル(Veklury®)により、感染症治療薬分野でも確固たる地位を確立。
持続的な成長のための戦略
- 新規市場の開拓:希少疾病や免疫疾患領域への進出。
- 戦略的M&Aの活用:バイオテクノロジー企業を買収し、新たな技術プラットフォームを獲得。
- デジタル技術の導入:AIや機械学習を活用し、創薬の効率を向上。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の競合との差別化要素と優位性は?
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)は、バイオテクノロジー業界において独自の戦略と強みを活かし、競合他社との差別化を実現している。
広範な製品ポートフォリオと市場での圧倒的シェア
ギリアドは、HIV治療薬、肝炎治療薬、がん治療薬、新型コロナ治療薬など、複数の分野で革新的な医薬品を提供している。特にHIV治療薬市場では世界的なリーダーとしての地位を確立し、複数の画期的な治療薬を開発してきた。
- HIV治療薬の市場シェア:HIV治療薬市場の約50%を占め、安定した収益基盤を形成
広範な製品ポートフォリオを持ち、特定の疾患領域に依存せず、事業の安定性を確保している。
ブロックバスター戦略による市場支配
ギリアドは、既存の治療法を大幅に上回る革新的な医薬品を投入し、市場での独占的なシェアを獲得する「ブロックバスター戦略」を展開。特許期間中の独占販売により、高い収益性を維持している。
- C型肝炎治療薬「Sovaldi®」は、1年間で100億ドル以上の売上を達成し、史上最速でブロックバスター医薬品となった。
- HIV治療薬「Biktarvy®」も年間売上100億ドル以上を記録し、競争優位性を確立。
この戦略により、ギリアドは競合他社に対して圧倒的な市場支配力を持つ。
強力な研究開発力と資金力
ギリアドは、新薬の発見と開発に多額の投資を行い、革新的な治療法の開発を加速させている。
- 年間の研究開発費(R&D投資):2023年は約57億ドルを投入
- 豊富なパイプライン:HIV、がん、自己免疫疾患、感染症など、多様な分野で新薬を開発
- AI・バイオ技術の活用:創薬プロセスの効率化を進め、次世代治療の開発を強化
さらに、潤沢な資金力を背景に、ベンチャー企業の買収や外部技術の導入を積極的に行い、新薬の開発スピードを向上させている。
戦略的パートナーシップとM&A
ギリアドは、他の製薬企業やバイオテクノロジー企業との提携を積極的に進め、技術や知識の共有を促進している。
- がん領域の強化:CAR-T細胞療法のリーディングカンパニーKite Pharmaを買収
- 抗体医薬品の拡充:乳がん治療薬「Trodelvy®」を持つImmunomedicsを買収
- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の開発強化:韓国ユハンヤンヘン社とライセンス契約
このような戦略的提携により、新たな治療法の開発を加速し、市場のニーズに迅速に対応できる体制を構築している。
グローバル市場展開
ギリアドは、世界中の主要市場に製品を展開し、グローバルな販売ネットワークを構築している。
- 売上の約50%以上を米国外市場から獲得
- 新興国市場への進出:途上国向けにHIVやC型肝炎治療薬を提供し、医療アクセスの向上に貢献
- 米国・欧州・アジア市場でのシェア拡大を目指し、規制当局との連携を強化
この国際的な市場展開により、製品の普及と売上の成長を実現している。
高い収益性と財務基盤
ギリアドは、効率的な経営と高い収益性を誇り、安定した財務基盤を持つ。
- 2023年第3四半期の売上:71億ドル
- 配当利回り:約2.94%
- ROE(自己資本利益率):業界平均を上回る水準
特に、HIV治療薬の売上が安定しており、企業全体の財務基盤を支えている。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の業績について
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)の財務年度は、毎年12月31日に終了する。
四半期ごとの決算発表スケジュールは以下の通り。
- 第1四半期決算:4月下旬
- 第2四半期決算:8月上旬
- 第3四半期決算:11月上旬
- 第4四半期および通期決算:翌年2月上旬
まずは、ギリアド・サイエンシズ(GILD)の最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上:企業の業績と成長しているかを見る指標。
- 営業キャッシュフローと営業キャッシュフローマージン:企業がサービスからどれくらい現金を生み出しているかを見る指標。マージンはその比率で15%あると優良とされる。
- 営業利益:企業が主力の事業で稼いだ利益。企業の業績を評価する指標。
- フリーキャッシュ・フロー:企業が手元に残す自由に使える現金。財務的な柔軟性や、経営の安定性を示す。
- EPS:1株当たり純利益で企業の稼ぐ力「収益力」と「成長性」を見る指標。数値が高いほど収益力が高い。
各データは、Investing.com、TradingViewより参照。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の株価
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の現在のリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の四半期:売上推移
四半期ごとの売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(四半期) | 予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2022:Q1 | 6290 | 6590 | |
2022:Q2 | 5860 | 6260 | |
2022:Q3 | 6130 | 7040 | |
2022Q4 | 6640 | 7390 | |
2023:Q1 | 6330 | 6350 | -3.64% |
2023:Q2 | 6450 | 6600 | 5.43% |
2023:Q3 | 6810 | 7050 | 0.14% |
2023:Q4 | 7100 | 7120 | -3.65% |
2024:Q1 | 6360 | 6690 | 5.35% |
2024:Q2 | 6700 | 6950 | 5.30% |
2024:Q3 | 7020 | 7540 | 6.95% |
2024:Q4 | 7150 | 7570 | 6.32% |
2025:Q1 | 6780 | ||
2025:Q2 | 6960 | ||
2025:Q3 | 7360 | ||
2025:Q4 | 7580 |
売上予測と実績の推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の四半期:営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー推移
四半期ごとの営業キャッシュフロー、営業キャッシュフローマージンとフリーキャッシュフローの推移です。
年度(四半期) | 営業CF | 営業CFマージン | フリーCF |
---|---|---|---|
2022:Q1 | 1840 | 27.92% | 1590 |
2022:Q2 | 1800 | 28.75% | 1660 |
2022:Q3 | 2860 | 40.63% | 2710 |
2022Q4 | 2570 | 34.78% | 2390 |
2023:Q1 | 1750 | 27.56% | 1640 |
2023:Q2 | 2340 | 35.45% | 2200 |
2023:Q3 | 1750 | 24.82% | 1630 |
2023:Q4 | 2170 | 30.48% | 1950 |
2024:Q1 | 2220 | 33.18% | 2110 |
2024:Q2 | 1320 | 18.99% | 1200 |
2024:Q3 | 4310 | 57.16% | 4170 |
2024:Q4 | 2980 | 39.37% | 2830 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の四半期:営業利益と営業利益率推移
四半期ごとの営業利益と営業利益率推移の推移です。
年度(四半期) | 営業利益 | 営業利益率 |
---|---|---|
2022:Q1 | 2880 | 43.70% |
2022:Q2 | 2310 | 36.90% |
2022:Q3 | 3210 | 45.60% |
2022Q4 | 2770 | 37.48% |
2023:Q1 | 2160 | 34.02% |
2023:Q2 | 1900 | 28.79% |
2023:Q3 | 2700 | 38.30% |
2023:Q4 | 2440 | 34.27% |
2024:Q1 | 2300 | 34.38% |
2024:Q2 | 2690 | 38.71% |
2024:Q3 | 3160 | 41.91% |
2024:Q4 | 2510 | 33.16% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の四半期:EPS推移
四半期ごとのEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(四半期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2022:Q1 | 1.8 | 2.12 | 0.32 |
2022:Q2 | 1.52 | 1.58 | 0.06 |
2022:Q3 | 1.43 | 1.9 | 0.47 |
2022Q4 | 1.52 | 1.67 | 0.15 |
2023:Q1 | 1.52 | 1.37 | -0.15 |
2023:Q2 | 1.64 | 1.34 | -0.3 |
2023:Q3 | 1.92 | 2.29 | 0.37 |
2023:Q4 | 1.76 | 1.72 | -0.04 |
2024:Q1 | -1.49 | -1.32 | 0.17 |
2024:Q2 | 1.61 | 2.01 | 0.4 |
2024:Q3 | 1.53 | 2.02 | 0.49 |
2024:Q4 | 1.74 | 1.9 | 0.16 |
2025:Q1 | 1.77 | ||
2025:Q2 | 1.93 | ||
2025:Q3 | 2.13 | ||
2025:Q4 | 2.1 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の通期:売上推移
通期の売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(通期) | 売上予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2017年 | 25790 | 26110 | |
2018年 | 21830 | 22130 | -15.24% |
2019年 | 22270 | 22450 | 1.45% |
2020年 | 24370 | 24690 | 9.98% |
2021年 | 26670 | 27300 | 10.57% |
2022年 | 26530 | 27280 | -0.07% |
2023年 | 27100 | 27120 | -0.59% |
2024年 | 28320 | 28750 | 6.01% |
2025年 | 28670 | ||
2026年 | 29780 | ||
2027年 | 31130 | ||
2028年 | 32720 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の通期:営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー推移
通期の営業キャッシュフロー、営業キャッシュフローマージンとフリーキャッシュフローの推移です。
年度(通期) | 営業CFフロー | 営業CFマージン | フリーCF |
---|---|---|---|
2017年 | 11900.00 | 45.58% | 11310 |
2018年 | 8400.00 | 37.96% | 7480 |
2019年 | 9140 | 40.71% | 8320 |
2020年 | 8170 | 33.09% | 7520 |
2021年 | 11380 | 41.68% | 10800 |
2022年 | 9070 | 33.25% | 8340 |
2023年 | 8010 | 29.54% | 7420 |
2024年 | 10830 | 37.67% | 10300 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の通期:営業利益と営業利益率推移
通期の営業利益と営業利益率推移の推移です。
年度(通期) | 営業利益 | 営業利益率 |
---|---|---|
2017年 | 14320 | 54.84% |
2018年 | 9110 | 41.17% |
2019年 | 4960 | 22.09% |
2020年 | 10440 | 42.28% |
2021年 | 10200 | 37.36% |
2022年 | 10760 | 39.44% |
2023年 | 9740 | 35.91% |
2024年 | 10660 | 37.08% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の通期:EPS推移
通期のEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(通期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2017年 | 8.71 | 8.84 | 0.13 |
2018年 | 6.92 | 6.67 | -0.25 |
2019年 | 7.01 | 6.63 | -0.38 |
2020年 | 6.95 | 7.09 | 0.14 |
2021年 | 8.2 | 7.28 | -0.92 |
2022年 | 7.1 | 7.26 | 0.16 |
2023年 | 6.75 | 6.72 | -0.03 |
2024年 | 4.41 | 4.62 | 0.21 |
2025年 | 7.96 | ||
2026年 | 8.44 | ||
2027年 | 8.97 | ||
2028年 | 9.48 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の将来生と今後の見通しは?
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)は、HIV治療薬や肝疾患治療薬で確固たる地位を築いてきたバイオ医薬品企業である。
近年、がん領域(オンコロジー)への進出を強化し、2030年末までに売上の30%をオンコロジー領域から得ることを目指している。
財務状況
2024年第2四半期の業績では、売上高と1株当たり利益が市場予想を上回り、特にHIV治療薬「ビクタルビ」の売上が前年同期比21%増の38億ドルに達した。 また、がん治療薬「トロデルヴィ」の販売も好調であり、今後の成長が期待される。
戦略的提携と研究開発
ギリアドは、レオ ファーマとの提携を通じて、炎症性疾患に対する新たな治療法の開発を進めている。 また、研究開発への積極的な投資と戦略的なM&Aを通じて、製品ポートフォリオの拡充と新たな治療領域への進出を図っている。
今後の見通し
ギリアドは、既存のHIVおよび肝疾患治療薬の安定した収益基盤を維持しつつ、オンコロジー領域や炎症性疾患領域での製品開発と市場拡大を進めている。これらの戦略的取り組みにより、今後も持続的な成長が期待される。
なお、最新の株価情報は以下の通りである。
ギリアド・サイエンシズの新薬パイプラインは?
ギリアド・サイエンシズは、がん免疫療法、HIV治療、その他の革新的な新薬開発に注力し、医療の最前線で新たな治療オプションを提供している。現在、特に以下の分野での進展が期待されている。
がん免疫療法の開発状況
ギリアドは、がん治療分野への進出を加速させており、次世代の免疫療法として注目される抗TIGIT抗体や抗PD-1抗体の開発を進めている。
- 抗TIGIT抗体
- 免疫細胞の抑制を解除し、がん細胞を攻撃する効果が期待される新しい免疫チェックポイント阻害剤。
- 現在、肺がん、膀胱がん、乳がんなどの治療薬として臨床試験が進行中。
- 抗PD-1抗体
- 既に市場で確立されている免疫療法のひとつで、ギリアドはより高い有効性を持つ新規PD-1阻害剤の開発を進めている。
- 抗TIGIT抗体との併用療法により、がん免疫療法の効果を最大化する戦略を採用。
今後の展望
ギリアドは、2030年までに20以上の新たながん治療薬の適応承認を取得することを目標に掲げ、がん領域でのプレゼンスを強化している。
長時間作用型HIV治療薬「Sunlenca」の今後
HIV治療の分野で圧倒的なシェアを持つギリアドは、新たな治療オプションとして長時間作用型HIV治療薬「Sunlenca(サンレンカ)」を開発。
- Sunlencaの特徴
- 半年に1回の注射で治療可能な長時間作用型HIV治療薬。
- 従来の毎日服用するHIV治療薬の負担を大幅に軽減する画期的な治療法。
- 2022年に米国FDAと欧州EMAの承認を取得し、現在は市場拡大中。
今後の展望
ギリアドは、Sunlencaを皮切りに、HIV治療を「毎日の服薬」から「長時間作用型の治療」にシフトさせる戦略を推進。さらに、HIVの根治治療に向けた研究にも注力している。
その他の注目される新薬
ギリアドは、HIVやがんだけでなく、炎症性疾患や自己免疫疾患の分野でも新薬開発を進めている。
- 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)治療薬
- 現在、効果的な治療薬が存在しないNASHに対する革新的な治療薬を開発中。
- 炎症と線維化を抑制するメカニズムを活用し、肝疾患の進行を防ぐ新薬が臨床試験中。
- 潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬
- 免疫系を調整し、炎症を抑える経口JAK阻害剤が臨床試験中。
- これにより、既存の生物学的製剤よりも手軽に服用できる治療選択肢の提供を目指す。
- 新型コロナウイルス・RSウイルス(RSV)感染症治療薬
- COVID-19治療薬「Veklury(ベクルリー)」に続き、新型コロナやRSウイルス感染症向けの新規抗ウイルス薬を開発。
今後の展望
これらの新薬により、ギリアドはHIV・がんに加えて、炎症性疾患や感染症領域での市場拡大を狙う。特に、NASHや潰瘍性大腸炎のような治療選択肢が限られている分野での新薬の実用化が期待される。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の2024年の通期決算サマリー
発表日:25/02/12
売上高と収益
- 年間売上高:288億ドル(前年比 +6%)
- 主力製品(Vekluryを除く)売上:268億ドル(前年比 +8%)
- HIV治療薬売上:196億ドル(前年比 +8%)
- Biktarvy(HIV治療薬):134億ドル(前年比 +13%)
- オンコロジー売上:32億ドル(前年比 +12%)
- Trodelvy(抗がん剤):13億ドル(前年比 +24%)
- Yescarta & Tecartus(CAR-T療法):20億ドル(前年比 +6%)
- 肝疾患治療薬売上:30億ドル(前年比 +9%)
- Veklury(COVID-19治療薬)売上:18億ドル(前年比 -18%)
- GAAP純利益:4億8,000万ドル(前年比 -91%)
- これは、CymaBayの買収に関連する47億ドルの研究開発費が影響
- Non-GAAP純利益:57億9,500万ドル(前年比 -31%)
- 1株当たり利益(EPS)
- GAAP:$0.38(前年比 -92%)
- Non-GAAP:$4.62(前年比 -31%)
注文の増加
- HIV市場でのBiktarvyのシェア拡大により売上成長
- オンコロジー領域の成長加速(Trodelvy、Yescartaが市場での存在感を拡大)
- 肝疾患領域のLivdelziが新たに市場投入
- HIV予防薬lenacapavir(半年に1回投与) の2025年夏発売に向けた準備進行中
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフロー:108億ドル(前年比 +35%)
- フリーキャッシュフロー:103億ドル
- 現金および市場性証券:99億ドル(前年比 +18%)
- 配当支払い:30億ドル
- 自社株買い:3.5億ドル
地域別業績
- 米国市場:全体の約71%を占める
- 欧州市場:全体の16%(BiktarvyとYescartaの伸びが顕著)
- アジア・その他の地域:成長中(特にYescartaの需要が拡大)
将来ガイダンス(2025年見通し)
- 年間売上予想:282億ドル~286億ドル(前年比 -2%)
- Veklury売上減少が影響(14億ドルへ縮小予想)
- ただし、HIV・オンコロジーの成長で補完
- Non-GAAP EPS:$7.70~$8.10(前年比 +67%)
- HIV領域
- Biktarvyの成長継続
- **lenacapavir(半年投与型HIV予防薬)**が2025年夏に市場投入予定
- オンコロジー領域
- Trodelvyの適応拡大(小細胞肺がんの治療薬としてFDA承認見込み)
- CAR-T療法のYescartaとTecartusの成長
- 2025年配当予想:$0.79/株(前年比 +3%)
まとめ
- HIV市場での支配力を維持しつつ、オンコロジー領域を成長の柱にシフト。
- 研究開発投資を強化(HIV予防薬・肝疾患治療薬・がん免疫療法)。
- キャッシュフローは安定しており、今後も積極的な配当と自社株買いを継続。
- 短期的にはVekluryの売上減少が影響するが、長期的な成長見込みは堅調。
ギリアドはHIV治療市場での成長を維持しつつ、がん領域での成長加速を狙う戦略。2025年はHIV予防薬lenacapavirの投入が成長の大きなカギとなる。キャッシュフローは安定しており、長期投資に魅力がある企業。
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の株を買える証券会社は?
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の株を取り扱っている主要な証券会社をリストアップしました。これらの証券会社では、外国株として直接の株取引のほか、CFD(差金決済取引)としての投資も選択できます。
私自身はSBI証券を主に使用していますが、取り扱い銘柄によっては購入できない場合があります。その際は、サクソバンク証券やIG証券などでCFDを利用することもあります。
人気の証券会社 | 株取引 | CFD取引 |
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SBI証券 | ◯ | ✕ |
松井証券 | ◯ | ✕ |
楽天証券 | ◯ | ✕ |
マネックス証券 | ◯ | ✕ |
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券) | ◯ | ✕ |
DMM株 | ◯ | ✕ |
サクソバンク証券 | ◯ | ◯ |
IG証券 | ✕ | ◯ |
GMOクリック証券 | ✕ | ✕ |
moomoo証券 | ◯ | ✕ |
まとめ
ギリアド・サイエンシズ(GILD)の事業内容や強み、競争優位性について詳しく見てきました。
同社は、HIV治療薬を中心に強力な製品ポートフォリオを持ち、高い研究開発力を誇るバイオ医薬品企業です。安定した収益基盤を確立し、株主還元にも積極的に取り組んでいます。さらに、がんや炎症性疾患などの新たな領域にも積極的に進出しており、今後の成長戦略が注目されます。
強固な財務基盤、革新的な製品ポートフォリオ、積極的な成長戦略を兼ね備えたギリアド・サイエンシズは、今後の市場動向においても注視すべき企業の一つと言えるでしょう。
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さらに、大口や中口投資家の動向を確認できる機能があり、銘柄の先行きを考える上でとても助かっています。各銘柄のニュースや決算関連情報が豊富で、日本語自動翻訳もサポートしているため、海外の情報を即座にチェックできるのが嬉しいポイント。
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