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全固体電池実演(QS)と衛星データ収益化(PL)、未来テーマに期待(2025.09.08)

全固体電池実演(QS)と衛星データ収益化(PL)、未来テーマに期待(2025.09.08)市場分析

このマクロ市場分析は、私(@mifsee)が米国市場への投資判断に際し、日々のマクロ環境を俯瞰的に捉えるための個人的な学習記録としてアウトプットしているものです。内容には誤りや実際の状況と異なる点を含む可能性があります。あらかじめご了承のうえ、ご覧ください。

注目の上昇銘柄(ウォッチリストから)

ウォッチリスト(2025/09/08 終値ベース)

名柄終値変動率テーマインサイト
PL(プラネット・ラブズ)9.66+47.93%地球観測・衛星データQ2決算ビート・通期上方修正
MBOT(マイクロボット・メディカル)4.50+22.95%医療ロボットLIBERTY血管内ロボのFDA 510(k)承認
QS(クアンタムスケープ)9.49+21.05%全固体電池全固体セルのライブ実演
HOOD(ロビンフッド)117.28+15.83%ネオブローカーS&P500採用決定
ALAB(アステラ・ラボ)216.10+13.02%AI接続半導体(CXL/PCIe)目標引き上げ後の強気カバレッジ
APP(アップラビン)547.04+11.59%モバイル広告・アプリ計測S&P500採用決定
LIF(ライフ360)103.11+10.35%家族見守りアプリ目標引き上げと機関買い観測
INOD(イノデータ)47.72+9.75%AIデータ整備・アノテーションQ2売上+79%・通期上方修正後のモメンタム

個人的所感

HOODとAPPのS&P500採用決定で指数連動資金の流入期待により、需給が活発に。

個人的に注目していたPL(プラネットラボ)はビート&レイズで事業の収益化加速、QSは全固体セルのライブ実演で商用化期待となり、引き続き注目したい。

AIインフラ接続とデータ整備も引き続き注視。ALAB(アステララブズ)は強気カバレッジ継続で需給改善、INODは通期上方修正後のモメンタム継続。INODは決算で手仕舞いしてしまったが、タイミングを見て購入を検討したいところ。

規制承認の明確材料。MBOTのLIBERTYがFDA 510(k)承認で商用化期待。LIFは目標引き上げと機関買いの思惑継続。

全体的に労働市場の動きや利下げ期待など、思惑が入り交じる中のリスクオン継続の地合いが続くが、いいタイミングは逃さずにしたいところ。

市場インサイト

【分析日】2025/09/08

全体ムード

米株は主要3指数がそろって小高、ナスダック最高値更新の高値圏推移。背景は利下げ観測の継続とインデックス入替関連の需給好転。欧州は幅広高で続伸、日本は大幅続伸の底堅さ。債券は米独低下・JGB小幅低下の利回り収斂。為替はドル安一服で円・ユーロ小戻りのレンジ。コモディティは原油反発×金は高値圏維持の対照。短期スタンスはクオリティ・ディフェンシブ優位イベント前のベータ抑制

エクイティ

指数終値前日比背景
ダウ45,514.95+114.09 (+0.25%)利下げ観測と個別材料の支援で続伸。
S&P5006,495.15+13.65 (+0.21%)インデックス入替関連の需給とテック堅調。
ナスダック21,798.70+98.31 (+0.45%)メガテック主導で最高値更新。
日経22543,643.81+625.06 (+1.45%)外部環境の改善と押し目買い。
STOXX600552.04+2.83 (+0.52%)広範な上昇で続伸。

債券

10年利回り前日比(bp)コメント
米国4.04 %-6指標待ちの中で利下げ観測優位。
ドイツ2.70 %-2米金利低下の波及と安全資産需要。
日本1.59 %-1政策据え置き観測下のレンジ推移。

為替

  • USD/JPY 146.30(-0.37%):米金利低下でドル売り・円買い戻り。
  • EUR/USD 1.1750(+0.17%):ドル軟化に連れたユーロ小高。
  • USD/CNY 7.1420(-0.07%):当局ガイダンス下の狭いレンジ。

(為替はロンドン/NY引け近傍の実勢レンジの代表値)

コモディティ

品目終値前日比ドライバー
WTI原油$62.26/bbl+0.63%OPEC+の小幅増産決定後も戻り、需給観測の綱引き。
Brent原油$66.02/bbl+0.79%同上、タイト感意識の自律反発。
天然ガス$2.82/MMBtu+1.15%需給タイト観測とショートカバー。
金(現物)$3,640.50/oz+0.54%金利低下と不確実性ヘッジの継続。
$41.80/oz+0.72%金連動と工業需要観測。
$4.49500/lb+0.33%景気期待と在庫見合いの自律反発。

クリプト

  • ビットコイン $112,850.00(+1.12%):株高と金利低下の組み合わせによる買い戻し。
  • イーサリアム $4,620.00(+1.32%):L2フロー持続と需給タイト化観測の相対強。

(主要取引所の終値近傍の代表値)

マクロイベント焦点(今後3–4営業日)

  • 2025/09/10(水)米・CPI(8月)—コアの粘着度とエネルギー寄与の確認
  • 2025/09/11(木)ECB理事会—成長見通しとガイダンスのトーン
  • 2025/09/12(金)米・ミシガン消費者信頼感速報(9月)—インフレ期待の方向性
  • 2025/09/12(金)英国・月次GDP(7月)—サービス牽引の持続性点検

インサイトまとめ

  • 金利低下×テック堅調の同時進行によるクオリティ優位
  • 債券は中期デュレーションの段階積み増し
  • 為替はドル安レンジ回帰を前提にドル円は146台中心の回転
  • コモディティは原油の戻り売り×金の押し目維持のペア
  • クリプトはBTC軸・ETH相対強の機動回転運用
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