このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。
あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
- はじめに
- デル・テクノロジーズ(DELL)とは何の会社、どのような事業をしている?
- デル(DELL)の主力製品やサービスは?
- デルの事業で、成長を牽引しているもの、停滞しているものは何?
- デル(DELL)のAIサーバー事業の強みや競合優位性は?
- AIサーバーでは、スーパーマイクロコンピュータ(SMCI)が急成長しているが、彼らとの違いは?
- 「PowerEdge XE9680」とは?その強みは?
- AIサーバー市場の見通しと将来性は?
- AIサーバーにおけるデルの競合企業は?
- デル(DELL)のAIサーバー顧客層は?
- デルが注力している「AIパソコン」とは?
- デル(DELL)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- デル(DELL)の業績について
- デル・テクノロジーズ(DELL)の株価
- デル・テクノロジーズ(DELL)の将来生は?今後の展開は?
- デル・テクノロジーズ(DELL)の2024年度通期の決算サマリー
- デル・テクノロジーズ(DELL)の2025年度Q1の決算サマリー
- デル・テクノロジーズ(DELL)の2025年度Q2の決算サマリー
- デル(DELL)の株を買える証券会社は?
- まとめ
はじめに
AIサーバーの外販市場でトップを走るスーパーマイクロコンピュータが目覚ましい急成長を遂げています。
AIサービスの普及が進む中で、AIサーバーの基盤となる市場は急速に需要が高まっており、この重要な分野で次なる注目企業とされるデル・テクノロジーズに焦点を当てます。
ここでは、デル・テクノロジーズの事業内容、AIサーバーにおける独自の強み、そしてその将来性について詳しく掘り下げていきます。
デル・テクノロジーズ(DELL)とは何の会社、どのような事業をしている?
- デル・テクノロジーズ(Dell Technologies)は、アメリカ合衆国テキサス州に本社を置く多国籍のコンピュータテクノロジー企業。
- デルは、個人向けおよび企業向けに幅広い技術製品やサービスを提供しており、主な事業内容としては、デスクトップコンピュータ、ノートパソコン、サーバー、ストレージシステム、ネットワーキング製品、ソフトウェア、および周辺機器などがある。
- デルはまた、企業のデジタル変革を支援するためのITソリューションも提供しており、クラウド技術、ビッグデータ解析、セキュリティソリューション、およびAI技術に関連したサービスが含まれる。これにより、顧客が技術の進化に適応し、効率的にビジネスを運営できるよう支援している。
- デルはイノベーションと顧客中心のアプローチを重視しており、グローバルな規模でのビジネス展開を通じて、多岐にわたる産業に影響を与えている。
特に、最新技術の導入と高品質な顧客サービスに注力しており、業界内での競争力を保っている。
デル・テクノロジーズ(Dell Technologies)の企業情報は以下の通り。
- 会社名:Dell Technologies Inc.
- 設立年月:1984年
- 代表者名:マイケル・デル(Michael Dell)
- 公式サイト: https://www.delltechnologies.com
デル(DELL)の主力製品やサービスは?
デル・テクノロジーズの主力製品とサービスには以下のものがる。
- パーソナルコンピュータ: ノートパソコン(Inspiron、XPS、Alienwareシリーズなど)、デスクトップPC(OptiPlex、Alienware、XPSシリーズなど)
- サーバーとストレージ: サーバー(PowerEdgeシリーズ)、ストレージソリューション(Dell EMC製品群)
- ネットワーキング製品:スイッチ、ルーターなどのネットワークインフラ機器
- ソフトウェアとセキュリティソリューション: 企業のデータ保護とセキュリティ管理のためのソフトウェアソリューション
- クラウドベースのサービス:VMware、Pivotal、およびSecureWorksを含むクラウドテクノロジーサービス
- ITコンサルティングとサポートサービス: カスタマーサポート、技術支援、コンサルティングサービス
これらの製品とサービスは、個人ユーザーから大企業まで広い範囲の顧客を対象にしており、特にビジネス向けソリューションでは、ITインフラの最適化やデジタル変革を支援している。
デルは技術革新を重視し、特にクラウドコンピューティングやデータセンター技術の領域で強化を図っている。
デルの事業で、成長を牽引しているもの、停滞しているものは何?
デル・テクノロジーズの事業ドメインにおいて、特に成長を牽引している部門はクラウドコンピューティングとAI統合ソリューション。
これらの技術は、デルの収益と市場競争力を大きく向上させています。
一方で、従来のパーソナルコンピュータや基本的なサーバー製品は市場の成熟に伴い、成長がやや停滞していると指摘されている。
これは、テクノロジー業界全体で見られる傾向で、新興技術へのシフトが明確になっている。
デルは特に、クラウドサービスやAIを活用したソリューションで高い成長を達成しており、これらは引き続き同社の成長戦略の中心となるでしょう。
また、エンタープライズソリューションの分野でも、サプライチェーンの最適化や顧客体験の向上を目的としたイノベーションを推進し、これらの進展は、将来の事業成長において重要な役割を果たす見込みである。
デル(DELL)のAIサーバー事業の強みや競合優位性は?
デル・テクノロジーズのAIサーバー事業の強みと競合優位性は、主に以下の点に集約される。
高性能ハードウェアの提供
デルは「PowerEdge XE9680」という高性能AIサーバーを提供しており、これは業界トップクラスの性能を誇る。
このサーバーはインテルの最新型サーバー用CPU「第4世代Xeonスケーラブルプロセッサー」を2基搭載し、NVIDIAの「H100」または「A100」GPUを8基装備している。非常に高い計算能力を持ち、大規模なAI処理が可能となる。
製品の多様性と拡張性
デルはハイエンドからローエンドまで幅広いサーバーとストレージオプションを提供しており、顧客のさまざまなニーズに応じた製品ラインナップが整っている。このためデータセンターから個別の企業まで多様な顧客基盤を持ってる 。
セキュアなソリューションの提供
AIとセキュリティを統合したソリューションを展開しており、企業が安全にAIモデルを構築できるようサポートしている。これは、データ保護とプライバシーが重要視される現代において、特に重要な競合優位性となる。
サプライチェーンと生産能力の強化
AIサーバーの需要が高まる中、デルは生産能力を増強しており、特にGPUの供給においてNVIDIAとの連携を強化している。市場の需要に迅速に対応し、顧客の期待に応えることが可能。
これらの強みはデルのAIサーバー事業を支え、競合他社との差別化を図る要因となっている。特に高性能なハードウェアの提供は、データ集約型のAIアプリケーションが増える中で重要な競争力となる。
AIサーバーでは、スーパーマイクロコンピュータ(SMCI)が急成長しているが、彼らとの違いは?
デルとスーパーマイクロコンピュータ(スーパーマイクロ)のAIサーバー事業には、いくつかの重要な違いがある。
スーパーマイクロはAIサーバー外販市場でトップの地位を確立しており、デルはそれを追う形の構図となっている。
デル(DELL)の強み
- デルは広範なITインフラソリューションと統合されたサービスを提供しており、大企業やデータセンター向けに幅広い製品ポートフォリオを持っている。
- AIソリューションでは、セキュリティとの統合に力を入れ、生成AIなどの先端技術を取り入れている。
スーパーマイクロ(SMCI)の強み
- スーパーマイクロは、特にカスタマイズ性とコスト効率に優れた製品を市場に提供しており、その技術革新によってAIサーバー市場での急速な成長を実現している。
- 高性能なAIサーバーの提供において、スーパーマイクロはエヌビディアの最新のAI半導体を活用し、非常に高い処理能力をサーバーに提供し、データセンターや大規模な企業からの需要を大きく引き寄せている。
両社ともにAIサーバー市場において強みを持っているが、デルは全体的なITソリューションとセキュリティ統合のアプローチで市場にアプローチしている。
これにより、両社は異なる市場ニーズに対応する形でそれぞれが競争力を発揮している。
「PowerEdge XE9680」とは?その強みは?
「PowerEdge XE9680」はデルが提供する高性能AIサーバーで、特に人工知能(AI)、機械学習(ML)、ディープラーニング(DL)の分野での利用を目的として設計されている。
このサーバーは、次世代のIntel Xeon Scalableプロセッサを搭載し、最大で56コアの処理能力を持つプロセッサを2基使用できる。
さらに、最新のNVIDIA HGX H100 GPUやAMD Instinct MI300Xアクセラレータを最大8基搭載可能で、これにより非常に高い計算能力を実現している。
「PowerEdge XE9680」の強み
- 高度なGPU密度: 最大で8基のNVIDIA HGX H100 80GB GPUを搭載可能で、これによりAIおよびMLのモデルトレーニングに必要な高度な計算処理が可能。
- 大容量メモリサポート: 最大4TBのDDR5メモリをサポートしており、大規模なデータセットを効率的に扱うことができる。
- 高速ストレージオプション:最大122.88TBのNVMe/SAS/SATA SSDストレージを提供し、データの高速読み書きが可能。
- 強化されたセキュリティ機能:システムのファームウェアに署名された暗号化、データの安全な消去、セキュアブートなど、データ保護とシステムセキュリティを強化する多くの機能が組み込まれている。
- 高度な冷却システムと電力供給:高性能な冷却ファンと2800Wの冗長電源を装備し、高負荷時でも安定した運用を保証する。
「PowerEdge XE9680」は、その高性能と柔軟性により、AIや高性能計算を要求する環境に最適なサーバーソリューションとして位置づけられている。
そのため、大規模な企業や研究機関が、データ分析、画像処理、複雑な計算タスクなどを効率良く処理するために利用している。
AIサーバー市場の見通しと将来性は?
生成AIの発展とともに、AIサーバー市場は、急速な成長を遂げており、今後もその勢いは増すと予測されている。
2023年の市場規模は約38.3億ドルで、2032年までには約177.4億ドルに達すると見込まれており、成長率は年平均で約18%に達すると予測されている。
北米はこの市場のリーダーとしての地位を維持しており、特にアメリカのシリコンバレーがAIサーバーの開発と採用において重要な役割を果たしている。
一方、アジア太平洋地域も急速な成長を遂げており、特にクラウドサービスへの需要がこの地域の成長を牽引している。
AIサーバー市場の成長の主な推進力は、AIと機械学習(ML)の採用の増加、政府規制の支援、GPU技術の進歩、AI自律システムへの統合、大規模データ分析の増加などで、これらの技術は、意思決定の最適化やプロセスの効率化、競争力の強化など、企業に多大な利益をもたらす可能性がある。
しかし、データプライバシーとセキュリティの懸念、AIアルゴリズムの複雑さ、スキル不足などの課題も存在する。
これらの問題は市場の広がりを制限する可能性があるが、エッジAIコンピューティング、説明可能なAI(XAI)、AI-as-a-Service(AIaaS)、ジェネレーティブAIの多様な応用といった最新トレンドが新たな成長機会を提供している。
この市場はNvidia、IBM、Hewlett Packard、Dell、Huaweiなどの企業が競争を激化させており、これらの企業は技術革新、戦略的パートナーシップ、市場動向を反映した製品の提供を通じて市場のニーズに応えている。
AIサーバーにおけるデルの競合企業は?
デルのAIサーバー事業における主な競合企業には、以下のものがある。
これらの企業は、AIサーバー市場において各々独自の技術と製品ラインで競争している。
- スーパーマイクロコンピュータ【SMC】: カスタマイズ可能なサーバーソリューションで知られ、AIサーバー市場における強力なプレーヤーです。特に、GPU搭載サーバーの提供に力を入れ、高性能計算ニーズに応えている。
- ヒューレット・パッカード・エンタープライズ【HPE】:広範囲に及ぶ企業向けテクノロジーソリューションを提供し、AIとビッグデータ分析に特化したサーバーで市場に存在感を示している。
- エヌビディア【NVDA】:GPU技術のリーダーとして、AI計算に特化したハードウェアを提供しており、その技術は多くのAIサーバー製品に採用されていいる。
デル(DELL)のAIサーバー顧客層は?
デルのAIサーバー顧客層は多岐にわたり、特に大規模なデータセンター、クラウドサービスプロバイダー、大学および研究機関、そして技術革新を重視する大企業が含まれる。
これらの顧客は、複雑なデータ処理、機械学習モデルのトレーニング、またはリアルタイムでのデータ分析など、高性能コンピューティングリソースを必要とするアプリケーションにAIサーバーを使用している。
- データセンター:データセンターは、データの処理やストレージのために高性能サーバーを必要とし、AIサーバーはこれらの要求に応えるために設計されている。
- クラウドプロバイダー:クラウドベースのサービスを提供する企業は、顧客に提供するAI機能をサポートするために、高度な計算能力を持つサーバーを求めている。
- 教育機関と研究所:AIの研究と開発を行う大学や研究機関は、新しいAIモデルを開発しテストするために、パワフルなサーバーを利用している。
- 技術をリードする企業:自動運転車、金融技術、ヘルスケアなど、先進技術を駆使する業界の企業は、AIサーバーを用いて革新的なソリューションを開発し、市場に提供している。
これらの顧客層は、AI技術を活用して業務の効率化、新しいビジネスモデルの創出、研究の推進などを図っており、デルはこれらのニーズに応えるために、カスタマイズ可能でスケーラブルなAIサーバーソリューションを提供。
顧客がそれぞれの目的に応じた最適な環境を構築できるよう支援している。
デルが注力している「AIパソコン」とは?
デルはAIサーバーに加えて、AI機能を内蔵したパーソナルコンピューター「AIパソコン」にも注力している。
「AIパソコン」は、「AI PC」、「AI対応PC」と呼ばれることもある。
特に「Latitude」と「Precision」シリーズのラップトップおよびデスクトップがAI機能を前面に出している。
Latitudeシリーズ
Latitudeシリーズは、持ち運び可能で高性能なデバイスを提供しており、特に「Latitude 7350 Detachable」や「Latitude 9450 2-in-1」が代表的。これらはIntel Core Ultraプロセッサを搭載しており、100以上のAI最適化アプリケーションをサポートしている。
これにより、ビジネスコラボレーションツールやセキュリティ強化など、商業用途でのAI活用が強化されている。
Precisionシリーズ
Precisionデスクトップは、特にAIおよびVR対応の高性能ワークステーションとして設計されている。例えば「Precision 7865 Tower」や「Precision 7960 Rack」などがあり、これらはAIとVRの要求に応えるための高いスペックを持っている。
これらのモデルは、最大4TBのストレージと1TBのRAMをサポートし、AMD Ryzen Threadripper PROやIntel Xeon Platinumプロセッサを搭載している。
これらのAI対応PCは、特にデータ分析、複雑な計算処理、コンテンツ制作など、高度な計算能力を要求する業務に適しており、ビジネスユーザーからクリエイティブプロフェッショナルまで幅広い顧客層に対応している。
デル(DELL)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
情報技術(Information Technology):デル・テクノロジーズは情報技術セクターに属しており、このセクターはデジタル化の進展を支える技術やサービスを提供する企業が集まっている。
業種
コンピュータ・ハードウェアおよびソフトウェア:デルはコンピュータ・ハードウェア業種に分類され、デスクトップ、ラップトップ、サーバーなどの物理的なコンピュータ技術製品を提供している。
また、ソフトウェアとサービスも提供し、これにはデータセキュリティソリューション、クラウドベースのサービス、そしてITインフラとサポートサービスが含まれる。
属するテーマ
クラウドコンピューティングとAI統合:デルの事業戦略は、クラウドコンピューティングとAIの統合に強く焦点を当てている。同社は、これらのテクノロジーを活用して、顧客のIT運用を最適化し、データセンターの効率を向上させるソリューションを提供。AI技術は、データ分析、ネットワーク管理、セキュリティ強化など、様々な形で組み込まれており、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速している。
配当は?
- デル・テクノロジーズは現在、年間配当を$1.78としており、配当利回りは約1.35%
- 配当は四半期ごとに支払われている。
デル(DELL)の業績について
デル・テクノロジーズ(DELL)の財務年度は毎年1月31日に終了する。
その四半期決算は以下のスケジュールで発表されている。
- 第1四半期決算:5月末頃
- 第2四半期決算:8月末頃
- 第3四半期決算:11月末頃
- 第4四半期および通期決算:2月末頃 。
まずは、デル(DELL)の最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上:企業の業績と成長しているかを見る指標。
- 営業キャッシュフローと営業キャッシュフローマージン:企業がサービスからどれくらい現金を生み出しているかを見る指標。マージンはその比率で15%あると優良とされる。
- 営業利益:企業が主力の事業で稼いだ利益。企業の業績を評価する指標。
- EPS:1株当たり純利益で企業の稼ぐ力「収益力」と「成長性」を見る指標。数値が高いほど収益力が高い。
各データは、Investing.com、TradingViewより参照。
デル・テクノロジーズ(DELL)の株価
デル・テクノロジーズ(DELL)の現在のリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
デル(DELL)の四半期:売上推移
四半期ごとの売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(四半期) | 予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2022:Q1 | 25030 | 26120 | |
2022:Q2 | 26500 | 26430 | |
2022:Q3 | 24370 | 24720 | |
2022:Q4 | 23420 | 25040 | |
2023:Q1 | 20270 | 20920 | -19.91% |
2023:Q2 | 20860 | 22930 | -13.24% |
2023:Q3 | 23010 | 22250 | -9.99% |
2023:Q4 | 22170 | 22320 | -10.86% |
2024:Q1 | 21660 | 22240 | 6.31% |
2024:Q2 | 24140 | 25030 | 9.16% |
2024:Q3 | 24710 | ||
2024:Q4 | 25500 | ||
2025:Q1 | 24380 | ||
2025:Q2 | 25930 |
売上予測と実績の推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の四半期:営業キャッシュフロー推移
四半期ごとの営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージンの推移です。
年度(四半期) | 営業CF | 営業CFマージン |
---|---|---|
2022:Q2 | 724 | 2.74% |
2022:Q3 | 396 | 1.60% |
2022:Q4 | 2710 | 10.82% |
2023:Q1 | 1780 | 8.51% |
2023:Q2 | 3210 | 14.00% |
2023:Q3 | 2150 | 9.66% |
2023:Q4 | 1530 | 6.85% |
2024:Q1 | 1040 | 4.68% |
2024:Q2 | 1340 | 5.35% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の四半期:営業利益推移
四半期ごとの営業利益の推移です。
年度(四半期) | 営業利益 |
---|---|
2022:Q2 | 967 |
2022:Q3 | 1450 |
2022:Q4 | 1740 |
2023:Q1 | 1210 |
2023:Q2 | 1600 |
2023:Q3 | 1430 |
2023:Q4 | 1740 |
2024:Q1 | 993 |
2024:Q2 | 1340 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の四半期:EPS推移
四半期ごとのEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(四半期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2022:Q1 | 1.39 | 1.84 | 0.45 |
2022:Q2 | 1.64 | 1.68 | 0.04 |
2022:Q3 | 1.6 | 2.3 | 0.7 |
2022:Q4 | 1.64 | 1.8 | 0.16 |
2023:Q1 | 0.86 | 1.31 | 0.45 |
2023:Q2 | 1.14 | 1.74 | 0.6 |
2023:Q3 | 1.46 | 1.88 | 0.42 |
2023:Q4 | 1.73 | 2.2 | 0.47 |
2024:Q1 | 1.26 | 1.27 | 0.01 |
2024:Q2 | 1.7 | 1.89 | 0.19 |
2024:Q3 | 2.07 | ||
2024:Q4 | 2.63 | ||
2025:Q1 | 1.91 | ||
2025:Q2 | 2.21 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の通期:売上推移
通期の売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(通期) | 売上予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2016年 | 74950 | 76500 | |
2017年 | 75080 | 78660 | 2.82% |
2018年 | 90960 | 91320 | 16.09% |
2019年 | 92180 | 92500 | 1.29% |
2020年 | 92680 | 94390 | 2.04% |
2021年 | 100770 | 101230 | 7.25% |
2022年 | 100580 | 102300 | 1.06% |
2023年 | 88290 | 88430 | -13.56% |
2024年 | 93700 | ||
2025年 | 99830 | ||
2026年 | 105060 | ||
2027年 | 101790 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の通期:営業キャッシュ・フロー推移
通期の営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージンの推移です。
年度(通期) | 営業CFフロー | 営業CFマージン |
---|---|---|
2017年 | 6840 | |
2018年 | 6990 | 7.65% |
2019年 | 9290.00 | 10.04% |
2020年 | 11410.00 | 12.09% |
2021年 | 10310.00 | 10.18% |
2022年 | 3570.00 | 3.49% |
2023年 | 8680.00 | 9.82% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の通期:営業利益推移
通期の営業利益の推移です。
年度(通期) | 営業利益 |
---|---|
2017年 | -1620 |
2018年 | 549 |
2019年 | 3570 |
2020年 | 4150 |
2021年 | 4910 |
2022年 | 5620 |
2023年 | 5980 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル(DELL)の通期:EPS推移
通期のEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(通期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2016年 | 2.44 | ||
2017年 | 2.94 | 2.72 | -0.22 |
2018年 | 6.32 | 5.95 | -0.37 |
2019年 | 7.34 | 7.35 | 0.01 |
2020年 | 7.44 | 8 | 0.56 |
2021年 | 6.52 | 6.22 | -0.3 |
2022年 | 7.47 | 7.61 | 0.14 |
2023年 | 6.65 | 7.13 | 0.48 |
2024年 | 7.59 | ||
2025年 | 8.66 | ||
2026年 | 10.07 | ||
2027年 | 9.53 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
デル・テクノロジーズ(DELL)の将来生は?今後の展開は?
デル・テクノロジーズの将来展望は、特にAIとクラウドコンピューティングの分野での成長が期待されている。
同社はAIに最適化されたサーバー製品ラインの拡大に力を入れており、これがデータストレージ事業の成長を加速させると見られている。
また、AIサーバーの注文が増加しており、顧客のニーズに応じた高性能なサーバーソリューションの提供に注力している。
デルは、マルチクラウド、エッジコンピューティング、オープンエコシステムの推進といった分野でも活動を強化し、特にエッジAIの実用化が進むことで、製造業、小売業、医療、交通といった様々な産業でのデータ活用が進むと期待されている。
この技術を利用して、データが生成される場所でリアルタイムに情報処理を行うことが可能になり、効率的な運用が期待される。
これらの技術革新は、デルが持続可能な成長を遂げ、市場での競争力を維持するための鍵となり、また、AI駆動の製品やソリューションを通じて、新たなビジネスチャンスを掴むための戦略も展開している。
デルは今後も技術の最前線でその地位を強化していくことが予想されます。
デル・テクノロジーズ(DELL)の2024年度通期の決算サマリー
- 年間収益:88.4億ドルで、前年度に比べて14%減少しました。
- 運営利益:5.2億ドルで、前年度に比べて10%減少しました。
- 一株当たり利益:GAAP基準で4.36ドル、非GAAP基準で7.13ドルとなり、非GAAP基準では前年比6%減少しています。
- キャッシュフロー:運営活動によるキャッシュフローは8.7億ドルで、堅調な流動性を維持している。
- 配当:年間のキャッシュ配当が20%増加し、一株当たり1.78ドルに設定されている。
AI向けサーバーの売上が好調で、特にAI最適化サーバーの注文が前四半期比で約40%増加し、そのバックログは年末時点で2.9億に達している。
これは、デルがAI技術における将来のビジネス機会を積極的に捉えていることを示唆している。
また、デルは商用AIラップトップとモバイルワークステーションのポートフォリオを拡大し、パフォーマンス、コスト、セキュリティのニーズに応える製品を提供することに注力している。
全体として、デルは2025年度に向けて楽観的な見通しを持っており、強力なキャッシュフロー生成能力と事業の持続可能性に自信を持っている。
AI技術への取り組みを通じて、デルは業界におけるその地位をさらに強化していくと考えられる。
デル・テクノロジーズ(DELL)の2025年度Q1の決算サマリー
- 売上高:222億ドルで、前年同期比6%増加。
- 純利益: 9億5500万ドルで、前年同期の5億7800万ドルから65%増加。
- 一株当たり利益 (EPS):
- GAAP基準で1.32ドル、前年同期比67%増加。
- 非GAAP基準で1.27ドル、前年同期比3%減少。
- 営業利益:GAAP基準で9億2000万ドル、前年同期比14%減少。
- 非GAAP営業利益:14億7400万ドル、前年同期比8%減少。
セグメント別業績
インフラストラクチャーソリューショングループ (ISG):
- 売上高:92億2700万ドル、前年同期比22%増加。
- サーバーとネットワーキングの売上は54億6600万ドルで、前年同期比42%増加。
- ストレージの売上は37億6100万ドルで、前年同期比変動なし。
- 営業利益は7億3600万ドル。
クライアントソリューショングループ (CSG):
- 売上高:119億6700万ドルで、前年同期とほぼ同じ。
- 商業クライアントの売上は101億5400万ドルで、前年同期比3%増加。
- 消費者向け売上は18億1300万ドルで、前年同期比15%減少。
- 営業利益は7億3200万ドル。
その他のハイライト
- 現金および投資:四半期末時点で73億ドル。
- キャッシュフロー:
- 営業活動によるキャッシュフローは10億4300万ドルで、前年同期の17億7700万ドルから41%減少。
- 調整後フリーキャッシュフローは6億2300万ドル、前年同期比9%減少。
- 株主還元:株式の買い戻しと配当を通じて11億ドルを株主に還元。
将来の見通し
- AIの採用と革新を加速するための新しい製品とソリューションの導入。
- Dell AI Factoryを通じたAIワークロード向けのインフラストラクチャとサービスの提供。
- Microsoft、NVIDIA、Meta、Hugging Faceなどのパートナーシップを拡大し、オープンなエコシステムを強化。
デル・テクノロジーズは、2025年度第1四半期において堅調な業績を示し、特にインフラストラクチャーソリューショングループ(ISG)の成長が顕著だった。
サーバーとネットワーキングの売上が大幅に増加し、AI関連の需要が強化されている一方で、消費者向け売上の減少や営業利益の減少も見られた。
今後もAI技術の導入とパートナーシップの拡大により、成長を続ける見込み。
デル・テクノロジーズ(DELL)の2025年度Q2の決算サマリー
- 売上高: 250億ドルで、前年同期比9%増加した。
- GAAP純利益: 8億4,100万ドルで、前年同期の4億5,500万ドルから85%増加。
- GAAP一株当たり利益(EPS): 1.17ドル、前年同期の0.63ドルから86%増加。
- Non-GAAP純利益: 13億7,100万ドルで、前年同期比7%増加。
- Non-GAAP一株当たり利益: 1.89ドル、前年同期の1.74ドルから9%増加。
セグメント別業績
- インフラストラクチャー・ソリューション・グループ(ISG):
- 売上高は116億ドルで、前年同期比38%増加。
- サーバーおよびネットワーキングの売上は77億ドルで、前年同期比80%増加。
- ストレージ売上は39億ドルで、前年同期比5%減少。
- クライアント・ソリューション・グループ(CSG):
- 売上高は124億ドルで、前年同期比4%減少。
- 商用顧客向けの売上は105億6,000万ドルで、前年とほぼ同じ。
- 消費者向けの売上は19億ドルで、前年同期比22%減少。
事業の進展
- AI関連製品の需要: 第2四半期にはAIソリューションの需要が加速し、AI最適化サーバーの需要が23%増加し、5億8,000万ドルの売上を達成。
- 株主還元: 四半期中に10億ドルを株主に還元し、株式買戻しと配当金を実施。四半期末の現金および投資残高は60億ドル。
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフロー: 13億ドル、前年同期の32億1,400万ドルから58%減少。
- フリーキャッシュフロー: 7億400万ドル、前年同期の25億9,000万ドルから73%減少。
今後の見通し
- 売上予測: デルは第3四半期以降も引き続き成長を予測し、インフラストラクチャーおよびAI関連製品の需要が引き続き収益を支える見込み。
デル・テクノロジーズは、第2四半期において、AI関連製品とサーバーの需要が増加し、売上と利益の両面で強い成長を示した。株主への還元も積極的に行っており、今後の成長に対する期待が高まっている。
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まとめ
デル・テクノロジーズ(DELL)は、特にAIサーバー事業において、市場での競争優位性と業績の成長を目指しています。
AI技術の進展に伴い、高性能な半導体とAIサーバーへの需要が急増しており、これらの技術は多くの企業にとって必要不可欠です。
市場では、スーパーマイクロコンピュータがAIサーバー外販でトップに立ち、顕著な成長を遂げていますが、デルはトータルサービスの提供という点で独自の強みを持っています。
AIサーバー市場の成長ポテンシャルは非常に高く、デルの将来の業績に大きな期待が寄せられています。
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