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あくまで個人の調査・整理を目的とした内容であり、誤りや実際と異なる情報が含まれる可能性があります。
また、MifseeではAI技術を活用した運用や、技術習得を目的とした実験的な取り組みも行っています。ご覧いただく際には、その点をご理解のうえご利用ください。
- はじめに
- ネビウス・グループ(NBIS)とは何の会社、どのような事業をしている?
- ネビウス(NBIS)はどんな事業をしている?
- なぜ今、ネビウス(NBIS)が注目されている?
- ネビウス(NBIS)のビジネスモデルは?どのように収益を生み出している?
- ネビウス(NBIS)の旧ヤンデックスの関係と変遷とCEO:アルカディ・ヴォロジ氏とは?
- 取引市場は?
- ネビウス(NBIS)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- ネビウス(NBIS)の競合企業は?
- ネビウス(NBIS)が属する業界の規模と成長性は?
- ネビウス(NBIS)の競合との差別化要素と優位性は?
- ネビウス(NBIS)の株価
- ネビウス・グループ(NBIS)の業績について
- ネビウス(NBIS)の将来生と今後の見通しは?
- 2025年度 Q4決算:AIインフラ投資が一気に立ち上がり、「売上急拡大フェーズ」に入った四半期
- 2025年Q3決算:AIインフラ需要を追い風に急拡大、ただし投資先行で収益性はまだ過渡期
- まとめ
はじめに
AI技術の急速な発展に伴い、ビッグテックを含む企業がデータセンターへの大規模な投資を計画する中、AIインフラストラクチャを提供する急成長企業 ネビウス・グループ(NBIS) に注目が集まっています。
同社はかつてロシアの検索エンジン大手ヤンデックスの傘下にありましたが、制裁措置の影響を受け、ヤンデックスから分離しました。現在はオランダを拠点とし、独自の機械学習技術を活用したAIサービスを展開しています。
本記事では、ネビウス・グループ(NBIS)の 事業内容、競争優位性、そして将来の成長可能性 について詳しく解説します。
ネビウス・グループ(NBIS)とは何の会社、どのような事業をしている?
ネビウス・グループ(Nebius Group, NBIS)は、人工知能(AI)を活用したクラウドプラットフォームを提供する企業。
同社は、高性能なAIスーパーコンピューティング環境を提供する 「Nebius AI」 を主力事業とし、AI研究者や企業向けに計算インフラを提供している。
クラウドコンピューティング、データ収集、自動運転技術など、複数の分野で先進的なソリューションを展開し、 AI業界における新たなプレイヤーとして注目 されている。
ネビウス・グループは、元ヤンデックスのクラウド部門が独立して誕生した企業であり、ロシア市場から撤退し、グローバルなAIクラウドプロバイダーとしての地位を確立しつつある。
主な投資家には、エヌビディア(NVIDIA)やAccelなどが名を連ねており、高性能なクラウドベースのAI計算サービスを提供することで、急速な成長を遂げている。
同社のプラットフォームは、 エネルギー効率に優れたスーパーコンピューターを活用 しており、企業や研究機関がAIトレーニングを大規模に行うことを可能にしている。
特に、 大規模言語モデル(LLM)の開発や、生成AIのトレーニングにおいて、競争力のあるサービスを提供している点が強み。
ネビウスは、今後のクラウドコンピューティング市場の成長を背景に、欧米市場でのプレゼンスを強化しつつ、AIインフラサービスのリーダーを目指している。
ネビウス・グループの企業情報は以下
- 会社名: ネビウス・グループ(Nebius Group, NBIS)
- 設立年: 2023年
- 本社所在地: オランダ・アムステルダム
- 代表者: アレクセイ・フョードロフ(Alexey Fyodorov)
- 公式サイト: https://nebius.com
- 主な事業内容: AIクラウドプラットフォームの提供(Nebius AI、Toloka、Avride)
ネビウス(NBIS)はどんな事業をしている?
ネビウス・グループ(NBIS)は、主に以下の4つの事業領域で活動しており、それぞれにおいて革新的なソリューションを提供している。
AIクラウドプラットフォーム「Nebius AI」
ネビウスの主力事業である 「Nebius AI」 は、高度なAIモデルのトレーニングや運用に特化した クラウドベースのスーパーコンピューター を提供するプラットフォーム。
企業や研究機関は、高性能な計算資源を活用し、AIモデルの開発や実装をスムーズに行うことができる。
Nebius AIの特長
- 大規模AIトレーニングの高速化:GPU・TPUを駆使した大規模AIモデルの学習が可能。
- エネルギー効率の最適化:低消費電力で高性能を実現し、コスト削減に貢献。
- 柔軟なスケーラビリティ:需要に応じたリソース調整が可能で、スタートアップから大企業まで対応。
- セキュリティとデータ保護:企業向けに高度なデータ暗号化とアクセス管理を提供。
このプラットフォームは、AI研究者や企業が大規模な計算能力を求める中で、 コストパフォーマンスの高いクラウドAIサービス として注目されている。
データ収集・アノテーションサービス「Toloka」
AI学習のための高品質データの提供
AIの精度を高めるためには、 膨大なデータの収集とラベリング(アノテーション) が必要不可欠。
ネビウスは、 「Toloka」 というクラウドソーシングプラットフォームを運営し、 AIモデルの学習に必要なデータの収集・整理を支援 している。
Tolokaの特長
- 多言語・多地域対応:世界中のデータアノテーターが参加し、グローバル対応が可能。
- 高精度のデータラベリング: 画像認識、音声解析、テキスト分類など、幅広いデータアノテーションを提供。
- カスタマイズ可能なデータ収集: 企業のニーズに応じたデータセットの作成が可能。
「Toloka」は、AI開発を行う企業にとって 「高品質な学習データを迅速に収集できるソリューション」 として重要な役割を果たしている。
自動運転技術「Avride」
次世代モビリティ向けのAI技術開発
ネビウスは、 自動運転技術「Avride」 の開発にも取り組んでいる。
この事業は、AIを活用した 自動運転車の認識技術、経路計画、リアルタイム制御 などをサポートし、安全かつ効率的な自律走行を可能にする。
Avrideの特長
- 高度なコンピュータビジョン技術:画像認識とLiDAR(レーザーレーダー)を組み合わせ、環境を正確に把握。
- リアルタイムデータ処理:AIによる即時判断で安全な走行を実現。
- 都市部・郊外向けの適応モデル:さまざまな道路環境での運用が可能。
自動運転技術は、物流業界や公共交通機関にも応用可能であり、ネビウスはこの分野でのイノベーションを加速させている。
エネルギー効率の高いスーパーコンピューター開発
低消費電力でAI計算リソースを最適化
ネビウスは、環境に配慮した エネルギー効率の高いスーパーコンピューター を開発し、AIクラウドプラットフォームのパフォーマンス向上に貢献している。
主な特長
- 消費電力を抑えつつ高性能を実現: 大規模AIモデルのトレーニングを省エネで行える。
- 持続可能なデータセンター設計: 再生可能エネルギーを活用し、環境負荷を低減。
- 企業の運用コスト削減: 従来のクラウドプロバイダーよりも、低コストで計算能力を提供。
この技術により、AI業界における持続可能な成長を支えるインフラを提供している。
ネビウス(NBIS)の事業まとめ
| 事業領域 | 主要サービス | 概要 |
|---|---|---|
| AIクラウドプラットフォーム | Nebius AI | AIモデルのトレーニング環境を提供するスーパーコンピュータークラウド |
| データ収集・アノテーション | Toloka | AIの学習データをクラウドソーシングで収集・整理 |
| 自動運転技術 | Avride | 自動運転車向けのAI技術開発 |
| エネルギー効率の最適化 | スーパーコンピューター | 低消費電力のAI計算リソースの開発 |
ネビウスは、これらの事業を通じて、AI業界における新たなスタンダードを確立しつつある。
特に、AIクラウドプラットフォームの成長とともに、今後さらに多くの企業や研究機関が同社のサービスを利用することが予想される。
なぜ今、ネビウス(NBIS)が注目されている?
AI技術の急速な発展に伴い、データセンターへの大規模な投資が世界中で進められている。特に、Googleや他のビッグテック企業は、AIインフラストラクチャの強化を目的に巨額の資金を投入している。
Googleの投資計画
Google は、 2025年にAIインフラストラクチャの強化を目的として、750億ドルの投資を計画 している。
また、ポーランドのデータセンターに約20億ユーロ、テキサス州のデータセンターに10億ドル超を投資する予定である。
さらに、タイのバンコクとチョンブリーにもデータセンターを建設し、2025年から2029年にかけて10億ドルを投じる計画である。
他のビッグテック企業の動向
Microsoft は、2025年度にAI対応のデータセンター開発のため、約800億ドルの投資を計画している。
Meta Platforms も、AIと大規模なデータセンター構築のため、2025年の資本支出を600億ドルから650億ドルに増加させる予定である。
これらの投資は、AIモデルのトレーニングやクラウドベースのAIアプリケーションの展開を支えるためのものである。
ネビウス・グループ(NBIS)の注目理由
このような背景の中、AIインフラストラクチャを提供するネビウス・グループ(NBIS)にも注目が集まっている。
同社は、かつてロシアの検索エンジン大手ヤンデックスの傘下にあったが、制裁措置の影響で分離し、現在はオランダを拠点に独自の機械学習技術を活用したAIサービスを展開している。
AI技術の普及に伴い、データセンターの需要が急増しており、ネビウス・グループはその需要に応える存在として期待されている。
データセンターの建設や運用には莫大なコストと高度な技術が必要であり、ビッグテック企業やネビウス・グループのような専門企業が主導的な役割を果たしている。
これらの企業の投資と技術革新が、AI時代のインフラストラクチャを支えている。
ネビウス(NBIS)のビジネスモデルは?どのように収益を生み出している?
ネビウス(NBIS)の同社のビジネスモデルは、主に サブスクリプション型のクラウドサービスとプロジェクトベースの収益 によって成り立っている。
AIクラウドプラットフォーム「Nebius AI」による収益
ネビウスの主力事業である「Nebius AI」は、企業や研究機関が AIモデルのトレーニングや推論処理を行うためのクラウドプラットフォーム であり、収益の中心を担っている。
このプラットフォームは、利用量に応じた 従量課金型(Pay-as-you-go) や 定額制(サブスクリプション) の料金体系を採用している。
収益モデル
- 従量課金(Usage-based pricing)
- 企業や研究機関が使用した計算リソース(GPU、CPU、メモリ、ストレージなど)に応じて課金。
- 例)AIモデルの学習に使われるGPU時間に基づく料金設定。
- 企業や研究機関が使用した計算リソース(GPU、CPU、メモリ、ストレージなど)に応じて課金。
- サブスクリプション(月額・年額)
- 企業向けに 定額で一定の計算リソースを提供するプラン を展開。
- 長期契約を結ぶことで、安定した収益を確保。
- 企業向けに 定額で一定の計算リソースを提供するプラン を展開。
このビジネスモデルは、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud、Microsoft Azureなどのクラウド企業と類似しており、 AI市場の拡大とともに高い成長が見込まれる。
データ収集・アノテーション事業「Toloka」による収益
「Toloka」は、AIモデルのトレーニングに必要な ラベル付きデータの収集・整理を行うプラットフォーム であり、企業や研究機関がデータ品質を向上させるために利用している。
Tolokaは、クラウドソーシングを活用しており、多くのアノテーターがデータ処理に参加することで、 大規模なデータセットを短期間で作成できる。
収益モデル
- データ提供のライセンス販売
- 企業が独自のデータセットを取得する際に料金を支払い、ネビウスがデータを提供。
- データアノテーションのアウトソーシングサービス
- AI企業がTolokaを利用し、 ラベリング作業を外注 。
- 企業がプロジェクトごとに料金を支払う方式。
- AI企業がTolokaを利用し、 ラベリング作業を外注 。
この事業は、AI開発の需要増加とともに拡大しており、特に自動運転や画像認識、音声認識分野の企業にとって不可欠なサービスとなっている。
自動運転技術「Avride」による収益
「Avride」は、 自動運転車向けのAI技術開発 を行っており、特に物流や都市交通分野に応用される技術を提供している。
この分野では、AIを活用した 車両制御ソフトウェアのライセンス提供 や、パートナー企業との共同開発が収益源となる。
収益モデル
- AIソフトウェアのライセンス販売
- 自動運転技術を開発する企業や自動車メーカーに、ソフトウェアのライセンスを提供し、その使用料を受け取る。
- プロジェクトベースの開発契約
- 企業と共同で自動運転技術を開発し、プロジェクトごとに収益を得る。
エネルギー効率の高いスーパーコンピューター開発による収益
ネビウスは、 エネルギー効率の高いスーパーコンピューターをクラウド環境で提供 することで、AI業界に貢献している。
これにより、企業や研究機関は低コストで強力なAI計算リソースを利用できる。
収益モデル
- クラウド型スーパーコンピューターのレンタル
- AI計算リソースを企業向けに提供し、時間単位または月額で課金。
- オンプレミス向けスーパーコンピューターの販売
- 一部の大規模企業向けに、自社専用のスーパーコンピューターを販売し、導入支援を行う。
この事業は、企業のデータセンターコスト削減ニーズとマッチしており、今後の成長が期待される。
ネビウス(NBIS)の旧ヤンデックスの関係と変遷とCEO:アルカディ・ヴォロジ氏とは?
ネビウス・グループ(Nebius Group)は、 ロシアの大手テクノロジー企業ヤンデックス(Yandex)から派生したAIクラウドプラットフォーム企業 である。
その設立の背景には、ヤンデックスの国際部門の独立やブランド再編成といった大きな変革があった。そして、その舵を取るのが、ヤンデックスの共同創業者であり、長年CEOを務めたアルカディ・ヴォロジである。
ヤンデックス創業とヴォロジのリーダーシップ
1997年、数学者であるアルカディ・ヴォロジは、地球物理学者のイリヤ・セガロヴィッチとともにヤンデックスを創業。ロシア国内における検索エンジンの先駆者として急成長を遂げ、後にタクシー配車サービスや電子商取引などの多角的な事業展開を行った。これにより、ヤンデックスはロシア最大のIT企業の一つとなり、ナスダック上場を果たした後、一時は時価総額約300億ドルに達する企業へと成長した。
2014年、ヴォロジはロシアを離れ、自動運転車などの技術開発を海外で進めるためイスラエルへ移住。しかし、2022年6月、ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州連合(EU)から制裁を受けたことでヤンデックスのCEOを退任。この制裁は2024年3月に解除された。
国際事業の独立とネビウス・グループの誕生
2024年7月、ヤンデックスは国際事業部門を分離し、54億ドル規模のスピンオフを完了。これにより、オランダ・アムステルダムを本拠地とする「ネビウス・グループ」が誕生した
ヴォロジが再びCEOとして率いるこの新企業は、AIクラウドプラットフォームを提供することに特化し、グローバルな市場での競争力を高めることを目的としている。
フィンランドにデータセンターを構え、1,000人以上のAIエンジニアを擁する ほか、データパートナーであるToloka AI、教育テクノロジー事業のTripleTen、テキサス州オースティンを拠点とする自動運転ユニットAvrideなど、多岐にわたる事業を展開。
AIインフラストラクチャの需要が急速に高まる中、ネビウスはクラウドとAI技術の革新を通じて世界市場への展開を加速している。
ブランド再編と新たなビジョン
2024年8月、ヤンデックスN.V.はロシア事業との完全な分離を完了し、株主の承認を経て社名を「ネビウス・グループ」に変更。
ロシアとの関係から独立した新しい企業として、AIを支えるグローバルなインフラ構築に注力する道を歩み始めた。
ヴォロジのリーダーシップのもと、ネビウス・グループはAI業界の主要プレイヤーとしての地位を確立しつつある。ヤンデックスの国際部門として培ってきた技術と資産を活かし、次世代のAIソリューションを提供する企業へと進化を遂げている。
取引市場は?
ネビウス・グループ(Nebius Group, NBIS)は、米国のナスダック(NASDAQ)市場に上場し、ティッカーシンボルは「NBIS」
ネビウス(NBIS)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
情報技術(Information Technology): ネビウス(NBIS)は、AIを活用した大規模な計算インフラを提供する企業。また、データアノテーションサービスや自動運転技術など、AI技術を基盤としたソリューションを展開しており、 情報技術セクター に属する。
業種
クラウドコンピューティング(Cloud Computing): ネビウスは、高性能なスーパーコンピューターを活用したAIクラウドサービスを提供し、企業や研究機関が大規模なAIモデルを開発・運用するための計算リソースを提供。
クラウドインフラとAI計算リソースを提供する事業構造 から、 クラウドコンピューティング業種 に分類される。
属するテーマ
AI・クラウドインフラの発展とデータ活用: ネビウスは、AIの計算インフラとしてのスーパーコンピューターをクラウドベースで提供し、 AI研究・開発を支援するプラットフォーム事業 を展開。
また、データアノテーションサービス「Toloka」により、企業のAI開発を加速し、精度向上に貢献している。
属するテーマとしては以下のような領域が挙げられる
- 生成AI・大規模言語モデル(LLM) → AIトレーニング環境を提供
- クラウドコンピューティング → クラウドベースのAI計算リソース
- データアノテーション → AI精度向上のためのデータ管理
- 自動運転AI → 自動運転向けのAIソリューション開発
ネビウスは、AI技術の進化とともに、 クラウドコンピューティング、AIモデル開発、自動運転分野 などのテーマに関連した成長が期待される企業といえる。
配当は?
ネビウス(NBIS)は配当を実施していない。
同社は成長段階にあり、収益を研究開発や事業拡大に再投資する戦略を取っている。
ネビウス(NBIS)の競合企業は?
ビッグベアAIの主要な競合企業は以下の通り。
- アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)(AMZN) :Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスで、世界最大のクラウドインフラプロバイダー。ネビウス(NBIS)と同様に、AIモデルのトレーニングやデータ処理向けの高性能な計算リソースを提供している。
- マイクロソフト・アジュール(MSFT) :Microsoftのクラウドプラットフォーム「Azure」は、AI計算リソースをはじめ、企業向けのクラウドインフラを展開。ネビウスと同じく、AIモデル開発やデータ解析のためのスーパーコンピューターリソースを提供している。
- グーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)(GOOGL) :Googleが提供するクラウドサービス。特にAI・機械学習向けの強力な計算インフラを持ち、ネビウスと競合する。GoogleのTPU(Tensor Processing Unit)は、AIモデルのトレーニングで広く利用されている。
- エヌビディア(NVDA) :GPUメーカーとして知られるが、AIクラウドプラットフォーム「NVIDIA DGX Cloud」を提供し、大規模AIトレーニングのための計算環境を構築。ネビウスのAIクラウド事業と競合関係にある。
- C3.ai(AI) :企業向けのAIソフトウェアプラットフォームを提供するリーディングカンパニー。クラウドを活用し、業界特化型のAIソリューションを展開しており、ネビウスのAIクラウドプラットフォームと同じ市場をターゲットにしている。
- オラクル・クラウド(ORCL) :Oracleのクラウドプラットフォームで、AIモデルのトレーニングやデータ管理向けの計算リソースを提供。特に企業向けのAIワークロード最適化に強みがあり、ネビウスの競合に位置する。
ネビウス(NBIS)は、これらの企業と競争しながら、AIクラウドインフラ市場において独自のポジションを築いている。
ネビウス(NBIS)が属する業界の規模と成長性は?
クラウドコンピューティング市場の規模と成長性
クラウドコンピューティング市場は、 2024年に約6,762億9,000万ドルと推定 され、 2032年までに2兆2,915億9,000万ドルに達すると予測 されています。
この期間中の 年平均成長率(CAGR)は16.5% とされています。
この成長は、デジタルトランスフォーメーションの進展、コスト削減、柔軟性の向上などが主要な要因とされています。
クラウドAI市場の規模と成長性
クラウドAI市場は、 2025年に約8,943億ドルと推定 され、 2030年には3兆6,344億ドルに達すると予測 されています。
この期間中の 年平均成長率(CAGR)は32.37%と非常に高く 、AI技術の需要増加やビッグデータの活用、クラウドコンピューティングの普及が成長を後押ししています。
データセンター市場の動向
データセンター市場もクラウドサービスの拡大やデータ需要の増大に伴い、 2024年には約36.7兆円に達すると予測 されています。
特に、AIの進展によりデータセンターへの需要が高まり、主要なテクノロジー企業はAIインフラへの投資を増加させています。
例えば、Amazon、Alphabet、Microsoft、Metaなどの企業は、2025年に合計で約3,000億ドル以上をAIインフラに投資すると報じられている。
これらの市場動向から、ネビウス(NBIS)が属するクラウドコンピューティングおよびクラウドAI業界は、今後も高い成長が期待される分野であることがわかる。
特に、AI技術の普及とデータ需要の増加が市場拡大の主要なドライバーとなっています。
ネビウス(NBIS)の競合との差別化要素と優位性は?
ネビウス(NBIS)は、AIクラウドプラットフォームの提供において、以下の差別化要素と優位性を持っている。
高性能なスーパーコンピューターによるAI計算リソース
ネビウスは、 最先端のスーパーコンピューターを活用し、大規模なAIモデルのトレーニングやデータ処理を高速かつ効率的に行う環境を提供 しており、研究機関や企業は、膨大な計算資源を必要とするプロジェクトを迅速に進めることが可能。
競合他社と比較して高いパフォーマンスを実現 している。
包括的なデータアノテーションサービス「Toloka」
ネビウスの「Toloka」は、データのラベリングやアノテーションを効率的に行うプラットフォームであり、AIモデルの精度向上に不可欠な高品質データの作成をサポートしている。このサービスにより、 ユーザーはデータ準備の時間とコストを削減でき、迅速なAI開発が可能 となる。
自動運転技術「Avride」の開発と提供
ネビウスは、自動運転技術「Avride」を開発し、AIを活用した自動運転ソリューションを提供しっている。この技術は、 最新のAIアルゴリズムと高精度のセンサー技術を組み合わせ、安全で効率的な自動運転を実現 しています。
競合他社と比較して、ネビウスは 自社のAIクラウドプラットフォームと連携した包括的な自動運転ソリューションを提供できる点で優位性を持っている。
エヌビディアやAccelとの戦略的パートナーシップ
ネビウスは、エヌビディア(NVIDIA)やAccelなどの 主要テクノロジーパートナーと協力し、最新のハードウェア技術や投資を活用 しており、最先端のAI技術とインフラストラクチャをユーザーに提供。競合他社との差別化を図っている。
これらの要素により、ネビウス(NBIS)はAIクラウドプラットフォーム市場において、競合他社に対して明確な差別化と優位性を持っている。
ネビウス(NBIS)の株価
ネビウス(NBIS)の現在のリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
ネビウス・グループ(NBIS)の業績について
まずは、最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上(売上高): 企業が商品やサービスを提供して得た「収入の総額」。
- 営業利益: 売上から必要経費を差し引いた、本業で稼いだ純粋な「儲け」。
- キャッシュフロー: 帳簿上の数字ではなく、実際に企業の手元で動いた「現金の出入り」。
- EPS(1株当たり純利益): 企業が発行している株1株あたり、どれだけの「最終的な利益」を出したかを示す数値。
四半期:売上高の推移

| 四半期 | 売上予測 | 売上実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 2021:Q1 | 917.81 | 978.46 | – |
| 2021:Q2 | 1,040 | 1,100 | – |
| 2021:Q3 | 1,220 | 1,290 | – |
| 2021:Q4 | 1,440 | 1,460 | – |
| 2022:Q1 | 1,290 | 1,470 | +50.2% |
| 2022:Q2 | 1,470 | 1,830 | +66.4% |
| 2022:Q3 | 1,650 | 2,140 | +65.9% |
| 2022:Q4 | 2,150 | 2,050 | +40.4% |
| 2023:Q1 | – | 1,870 | +27.2% |
| 2023:Q2 | – | 2,010 | +9.8% |
| 2023:Q3 | – | 2,200 | +2.8% |
| 2023:Q4 | – | 2,700 | +31.7% |
| 2024:Q1 | – | 2,450 | +31% |
| 2024:Q2 | – | 24.9 | -98.8% |
| 2024:Q3 | – | 43.3 | -98% |
| 2024:Q4 | 58.1 | 37.9 | -98.6% |
| 2025:Q1 | 57.73 | 55.3 | -97.7% |
| 2025:Q2 | 105.37 | 105.1 | +322.1% |
| 2025:Q3 | 157.88 | 146.1 | +237.4% |
| 2025:Q4 | 247.28 | 227.7 | +500.8% |
| 2026:Q1 | 380.85 | – | – |
| 2026:Q2 | 569.21 | – | – |
| 2026:Q3 | 915.82 | – | – |
| 2026:Q4 | 1,440 | – | – |
| 単位:百万ドル | |||
四半期:営業利益の推移
- 営業利益: 本業で稼ぐチカラを示す最重要の利益。

| 四半期 | 営業利益 | 営業利益率(%) |
|---|---|---|
| 2021:Q1 | -3.59 | -0.4% |
| 2021:Q2 | -63.65 | -5.8% |
| 2021:Q3 | -77.33 | -6% |
| 2021:Q4 | -35.78 | -2.5% |
| 2022:Q1 | -139.05 | -9.5% |
| 2022:Q2 | 129.48 | 7.1% |
| 2022:Q3 | 179.27 | 8.4% |
| 2022:Q4 | 96.96 | 4.7% |
| 2023:Q1 | -74.4 | -4% |
| 2023:Q2 | -78.4 | -3.9% |
| 2023:Q3 | -77.6 | -3.5% |
| 2023:Q4 | -93.5 | -3.5% |
| 2024:Q1 | -82.9 | -3.4% |
| 2024:Q2 | -112.2 | -450.6% |
| 2024:Q3 | -80.6 | -186.1% |
| 2024:Q4 | -151.2 | -398.9% |
| 2025:Q1 | -129.5 | -234.2% |
| 2025:Q2 | -111.2 | -105.8% |
| 2025:Q3 | -130.2 | -89.1% |
| 2025:Q4 | -234.5 | -103% |
| 単位:百万ドル | ||
四半期:キャッシュフローの推移
- 営業CF: 本業で稼いだ現金の総額。
- フリーCF: 企業が自由に使えるお金。事業維持に必要な投資を差し引いた、企業の本当の稼ぐ力。
- 営業CFマージン:稼ぐ効率を示す指標。売上の何%が現金として残るか。(通期15%以上で優良)

| 四半期 | 営業CF | 営業CFマージン(%) | フリーCF |
|---|---|---|---|
| 2021:Q1 | 114.82 | 11.7% | 78.93 |
| 2021:Q2 | -10.58 | -1% | -149.45 |
| 2021:Q3 | 254.59 | 19.7% | 193.78 |
| 2021:Q4 | 69.3 | 4.7% | -17.51 |
| 2022:Q1 | 115.02 | 7.8% | 67.2 |
| 2022:Q2 | -65.32 | -3.6% | -249.89 |
| 2022:Q3 | 30.43 | 1.4% | -87.4 |
| 2022:Q4 | 47.6 | 2.3% | -215.51 |
| 2023:Q1 | -45.28 | -2.4% | -246.39 |
| 2023:Q2 | 294.39 | 14.6% | 115.22 |
| 2023:Q3 | 469.62 | 21.3% | 346.87 |
| 2023:Q4 | -58.99 | -2.2% | -378.14 |
| 2024:Q1 | 306.89 | 12.5% | 176.69 |
| 2024:Q2 | 136.32 | 547.5% | -148.29 |
| 2024:Q3 | 176.74 | 408.2% | -96.38 |
| 2024:Q4 | 143.77 | 379.3% | 754.93 |
| 単位:百万ドル | |||
四半期:EPSの推移
- EPS: 1株あたりの純利益。この数値が毎年右肩上がりかどうかが、企業の成長性を判断する最大の指標。

| 四半期 | EPS予測 | EPS実績 | 差(実績 – 予測) |
|---|---|---|---|
| 2021:Q1 | 0.26 | 0.09 | -0.17 |
| 2021:Q2 | 0.24 | 0.07 | -0.17 |
| 2021:Q3 | 0.03 | 0.07 | 0.04 |
| 2021:Q4 | 0.13 | 0.04 | -0.09 |
| 2022:Q1 | -0.03 | -0.36 | -0.33 |
| 2022:Q2 | 0.01 | 0.48 | 0.47 |
| 2022:Q3 | 0.03 | 0.11 | 0.08 |
| 2022:Q4 | 0.19 | 0.03 | -0.16 |
| 2023:Q1 | – | 0.04 | – |
| 2023:Q2 | – | – | – |
| 2023:Q3 | – | 0.1 | – |
| 2023:Q4 | – | 0.34 | – |
| 2024:Q1 | – | – | – |
| 2024:Q2 | – | – | – |
| 2024:Q3 | – | – | – |
| 2024:Q4 | – | -0.37 | – |
| 2025:Q1 | -0.48 | -0.41 | 0.07 |
| 2025:Q2 | -0.5 | -0.38 | 0.12 |
| 2025:Q3 | -0.56 | -0.41 | 0.15 |
| 2025:Q4 | -1.03 | -0.68 | 0.35 |
| 2026:Q1 | -0.76 | – | – |
| 2026:Q2 | -0.73 | – | – |
| 2026:Q3 | -0.61 | – | – |
| 2026:Q4 | -0.35 | – | – |
| 単位:ドル | |||
通期:売上高の推移

| 年度 | 売上予測 | 売上実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 1,640 | 1,660 | – |
| 2018年 | 1,910 | 1,610 | -3% |
| 2019年 | 2,790 | 2,760 | 71.4% |
| 2020年 | 2,890 | 2,970 | 7.6% |
| 2021年 | 4,680 | 4,710 | 58.6% |
| 2022年 | 3,070 | 6,530 | 38.6% |
| 2023年 | 4,170 | 8,640 | 32.3% |
| 2024年 | 137.7 | 117.5 | -98.6% |
| 2025年 | 550.42 | 529.8 | 350.9% |
| 2026年 | 3,270 | – | – |
| 2027年 | 9,760 | – | – |
| 2028年 | 15,330 | – | – |
| 2029年 | 32,400 | – | – |
| 単位:百万ドル | |||
通期:営業利益の推移
- 営業利益: 本業で稼ぐチカラを示す最重要の利益。

| 年度 | 営業利益 | 営業利益率(%) |
|---|---|---|
| 2017年 | 223.49 | 13.5% |
| 2018年 | 331.76 | 20.6% |
| 2019年 | 393.51 | 14.3% |
| 2020年 | 220.21 | 7.4% |
| 2021年 | -180.03 | -3.8% |
| 2022年 | 228.86 | 3.5% |
| 2023年 | -327.5 | -3.8% |
| 2024年 | -440.7 | -375.1% |
| 2025年 | -596.2 | -112.5% |
| 単位:百万ドル | ||
通期:キャッシュフローの推移
- 営業CF: 本業で稼いだ現金の総額。
- フリーCF: 企業が自由に使えるお金。事業維持に必要な投資を差し引いた、企業の本当の稼ぐ力。
- 営業CFマージン:稼ぐ効率を示す指標。売上の何%が現金として残るか。(通期15%以上で優良)

| 年度 | 営業CF | 営業CFマージン(%) | フリーCF |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 407.54 | 24.6% | 195.15 |
| 2018年 | 449.07 | 27.9% | -1.77 |
| 2019年 | 685.87 | 24.9% | 368.38 |
| 2020年 | 450.61 | 15.2% | 111.3 |
| 2021年 | 126.09 | 2.7% | -479.35 |
| 2022年 | 596.18 | 9.1% | -146.78 |
| 2023年 | 829.8 | 9.6% | 746.4 |
| 2024年 | 245.6 | 209% | -562.1 |
| 2025年 | 384.8 | 72.6% | -3,680 |
| 単位:百万ドル | |||
通期:EPSの推移
- EPS: 1株あたりの純利益。この数値が毎年右肩上がりかどうかが、企業の成長性を判断する最大の指標。

| 年度 | EPS予測 | EPS実績 | 差(実績 – 予測) |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 0.7 | 0.83 | 0.13 |
| 2018年 | 1.01 | 2.33 | 1.32 |
| 2019年 | 1.32 | 1.18 | -0.14 |
| 2020年 | 0.92 | 0.86 | -0.06 |
| 2021年 | 0.37 | 0.29 | -0.08 |
| 2022年 | -0.11 | 0.38 | 0.49 |
| 2023年 | 0.14 | 0.74 | 0.6 |
| 2024年 | 3.02 | -0.95 | -3.97 |
| 2025年 | -1.17 | -1.84 | -0.67 |
| 2026年 | -2.39 | – | – |
| 2027年 | -2.2 | – | – |
| 2028年 | 0.75 | – | – |
| 2029年 | 2.91 | – | – |
| 単位:ドル | |||
ネビウス(NBIS)の将来生と今後の見通しは?
ネビウス・グループ(NBIS)は、AIインフラストラクチャのリーダーとして、今後も著しい成長が期待されている。
以下は、同社の将来性と今後の見通しについての考察。
売上高と成長予測
2024年12月、ネビウス・グループは 2025年末までに年間経常収益(ARR)を7億5,000万ドルから10億ドルに達すると予測 した。
この成長は、 年平均成長率(CAGR)で250%を超えるペースとなり、AIインフラ市場における同社の急速な拡大を示している。
財務状況と資本調達
同社は約30億ドルの現金を保有し、 負債を抱えていない健全な財務基盤を維持している。 しかし、競合他社との資本力の差を埋めるため、さらなる資金調達の必要性も認識している。
株価目標とアナリストの評価
BWS Financialは、ネビウス・グループの現在の成長率と2025年までに調整後EBITDAがプラスになるとの予測から、株価が現在の水準から上昇すると分析している。
また、他のアナリストも強気の見解を示しています。
事業拡大と市場展開
ネビウス・グループは、フィンランドのデータセンターやパリ、カンザスシティのコロケーション施設を所有し、急増する需要に対応するためGPUを積極的に追加している。
このような拡大戦略により、AIインフラ市場での競争力を高めています。
パートナーシップと技術力
同社は、 エヌビディア(NVIDIA)などの主要テクノロジーパートナーと協力し、最新のハードウェア技術や投資を活用 している。
これにより、最先端のAI技術とインフラストラクチャをユーザーに提供し、競合他社との差別化を図っている。
総合的に、ネビウス・グループは強固な財務基盤、積極的な事業拡大、そして強力なパートナーシップを背景に、AIインフラ市場でのリーダーシップを強化している。これらの要素から、同社の将来性と今後の成長には期待が持たれている。
2025年度 Q4決算:AIインフラ投資が一気に立ち上がり、「売上急拡大フェーズ」に入った四半期
発表日:2026/02/12
本決算のポイント
今回の決算は、NebiusがAIインフラ需要を取り込み、売上が急拡大フェーズに入ったことを示した内容です。特にGPUクラウドを中心としたAI関連サービスが急伸し、従来の延長線ではない成長の立ち上がりが確認されました。
一方で、この成長は大規模なインフラ投資とセットで進んでおり、収益性よりも拡大を優先する局面にあります。つまり「成長は明確だが、利益はこれから」という典型的な初期拡大フェーズです。
抑えておくべきKPI
- 売上高:急成長(AIインフラ需要が主導)
- GPUクラウド関連売上:主要成長ドライバーへ転換
- 設備投資(CapEx):大幅増加(成長投資フェーズ)
- EBITDA:赤字継続(投資先行)
インサイト
この決算の本質は、NebiusがAIインフラ企業としてのポジションを明確にした点にあります。GPU供給とクラウドサービスを組み合わせたモデルが需要を捉え、成長の軸がはっきりしました。
ただし、この成長は資本集約型であり、短期的には利益やキャッシュを圧迫します。したがって現時点では、構造的な成長機会を取りに行くフェーズであり、収益性の評価はまだ先になります。
今後の見どころ
今後の焦点は、急拡大した需要が持続するかどうかです。特にAI関連ワークロードの継続的な増加と、顧客基盤の拡大が確認できるかが重要になります。
あわせて、投資と収益のバランスも注視が必要です。設備投資の回収が見え始めるタイミングや、EBITDAの改善方向が示されるかどうかが、次の評価軸になります。
出典:Nebius Financial Results Q4 2025
2025年Q3決算:AIインフラ需要を追い風に急拡大、ただし投資先行で収益性はまだ過渡期
発表日:2025/11/11
本決算のポイント
AIインフラ需要の拡大を背景に、NebiusはクラウドおよびGPU関連サービスを中心に強い成長を示した。特にAI向け計算需要の取り込みが進み、事業のスケールが一段階上がった四半期と位置づけられる。
一方で、その成長は大規模な設備投資とコスト増を伴っており、収益性は依然として発展途上にある。今は明確に「成長優先フェーズ」にあり、利益よりもキャパシティ拡張と市場シェア獲得を優先している構造が鮮明になった。
抑えておくべきKPI
- 売上高:高い成長率を維持(AIインフラ需要が牽引)
- 設備投資(CapEx):大幅増加(データセンター・GPU投資)
- EBITDA:赤字継続(投資先行フェーズ)
- AIクラウド関連の需要・顧客拡大(定性的に最重要)
インサイト
今回の決算の本質は、「AIインフラ企業としてのポジション確立に向けた拡張局面に入った」点にある。単なる成長ではなく、GPU・クラウド基盤を中心にしたインフラレイヤーでの競争に本格参入している。
ただし、この成長は構造的な利益成長にはまだつながっていない。現時点では需要の強さを背景に投資を前倒ししている段階であり、収益性の評価は時期尚早と言える。市場の見方としては「将来のキャッシュ創出力」への期待が先行する局面が続く可能性が高い。
今後の見どころ
最大の焦点は、拡大したインフラ投資がどのタイミングで収益化に転じるかである。特にGPUクラスタの稼働率や顧客の継続利用が確認できるかが重要になる。
また、AIインフラ市場は競争も激しい。大手クラウドとの競争の中で、価格競争に巻き込まれるのか、それとも特定領域で差別化できるのかが次の評価ポイントになる。短期的には赤字継続を前提に、「成長の質」と「需要の持続性」を見極めるフェーズが続く。
まとめ
ネビウス・グループ(NBIS)の事業内容や独自の強み、競争優位性、将来性について詳しく掘り下げてきました。
ネビウス・グループは、AIインフラという成長市場において、競争力のあるサービスと強固な財務基盤を武器に、さらなる成長を目指しています。
2025年第4四半期までに年間経常収益(ARR)10億ドルを達成するという高い目標を掲げており、 その達成に向けて積極的な事業展開を進めています。
DeepSeekの脅威や競争の激化など、リスク要因も存在しますが、 AI技術の需要拡大を背景に、中長期的な成長が見込める企業と言えるでしょう。
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