このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。
あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
- はじめに
- デボン・エナジー(DVN)とは?何の会社?
- デボン・エナジー(DVN)の主な事業は?
- 取引市場は?
- DVNのセクター、業種、属するテーマは?
- デボンエナジー(DVN)の会社設立と上場したのはいつ?
- DVNの配当は?
- デボンエナジーが属する業界の規模と成長性
- デボンエナジーが事業展開している地域はどこか
- デボンエナジーが事業展開している盆地の特徴は何か
- デボンエナジーの競合企業は?
- デボンエナジーの競合との差別化要素と優位性
- デボンエナジーの新規事業への取り組みについて
- デボンエナジーの今後の展開と将来性
- デボンエナジーの独自の技術は?
- デボンエナジーの業績について
- デボンエナジー(DVN)の現在株価
- 今後のエネルギー市場の見通しは?
- まとめ
はじめに
2024年に入り、しばらく停滞していたエネルギーセクターが回復のきざしを見せ始めています。
原油市場では、OPECの政策、中国経済の動向、ウクライナとロシア、イスラエルとハマスの間の紛争など、多岐にわたる地政学的リスクが価格に影響を及ぼしています。
2022年にFRBがインフレ抑制のために行った利上げは、特にハイテクセクターなどの株式市場に大きな影響を与えました。しかし、エネルギーセクターは他の市場が不振な中で独自の輝きを放っていました。
景気循環を見極め、うまくトレンドに乗ることは理想的ですが、私は特にディフェンシブとされるエネルギーセクターやコモディティ市場を好んで投資ポートフォリオに取り入れています。
この記事では、特に原油・天然ガス分野で注目を集めるデボン・エナジー(DVN)にスポットを当て、投資、財務、決算についての基礎知識がない方も理解しやすいように、デボン・エナジーのビジネスセグメントごとのパフォーマンスと、そして市場全体の状況とのその将来性について詳しく見ていきます。
デボン・エナジー(DVN)とは?何の会社?
- デボンエナジー(Devon Energy Corporation)は、アメリカのエネルギー会社。
- 主に石油と天然ガスの探査、開発、生産を行ってる。
- 本社はオクラホマ州オクラホマシティ。
- 1971年に設立され、その後、北米全域で事業を展開。
- 事業は、伝統的な石油とガスの探査と開発から、シェールガスや油砂などの非コンベンショナルなリソースの開発に至るまで、幅広い領域をカバー。
デボンエナジーは、北米における最大の独立系石油・天然ガス会社の一つとなっている。
デボン・エナジー(DVN)の主な事業は?
デボンエナジーの主な事業は、石油と天然ガスの探査、開発、生産です。
探査(Exploration)
新たな石油または天然ガスの埋蔵量を見つけるための探査活動。地質学的な調査や掘削を含む。
開発(Development)
既に探査が行われ、石油や天然ガスの存在が確認された場所に対して、必要な設備を設置して掘削を行う活動。
生産(Production)
掘削された井戸から石油や天然ガスを抽出し、市場に供給する活動。
- デボンエナジーは、これらの活動を北米全体で行っている。
- 主要な事業領域はデラウェア盆地。
- 規律あるキャッシュリターンのビジネスモデルで、安全で持続可能な運営を行う。
- デボンエナジーは、強力なリターンを達成し、フリーキャッシュフローを生み出すことで、株主に資本を還元することを目指している。
取引市場は?
Devon Energy Corporationの株式は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されている。
株式のティッカーシンボルは「DVN」。
DVNのセクター、業種、属するテーマは?
Devon Energy Corporation(DVN)は次のように分類されている。
セクター
- エネルギー:エネルギーセクターには、石油・天然ガスの探鉱、開発、生産、精製を行う企業が含まれる。このセクターは、経済活動の根幹を支える重要な役割を果たしている。
業種:
- 石油・天然ガス探鉱・生産:デボンエナジーは、特に石油と天然ガスの探鉱および生産(アップストリーム)に重点を置いており、米国およびカナダの主要な鉱区で活動しており、シェールガスやタイトオイルなどの非在来型資源の開発にも注力している。
属するテーマ
- シェールガス: デボンエナジーは、シェールガスとシェールオイルの開発において業界をリードする企業の一つ。これらの非在来型資源の開発は、近年の米国エネルギー産業の変革に大きく貢献している。
- 持続可能エネルギー: エネルギー業界全体で環境への配慮と持続可能性が重要視される中、デボンエナジーも炭素排出量の削減や再生可能エネルギーへの投資を進めている。
- デジタルトランスフォーメーション: このテーマは、エネルギー企業がデータ分析、機械学習、自動化などの先進技術を活用して業務の効率化や意思決定の最適化を図る動きを指す。デボンエナジーもこの動向に沿って、テクノロジーの導入と活用を強化している。
デボンエナジー(DVN)の会社設立と上場したのはいつ?
Devon Energy Corporationは1971年に設立され、1988年にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場されました。
DVNの配当は?
- 2023年7月時点で、配当利回りは、9.24%
- 配当性向(直近12ヶ月)49.25%
- 配当支払いは四半期ごと(3月・6月・9月・12月)
デボンエナジーの配当は、次の2つの方法で支払われます。
- 固定配当:原油価格が低迷しても配当支払いを維持することを目指すため、年間キャッシュフローの10%前後をベース四半期配当として支払う。
- 可変配当:各四半期について設備投資費とベース配当金を差し引いた後の余剰フリーキャッシュフローの最大50%を、可変配当として支払う。
デボンエナジーは、2021年にWPXエナジーとの対等合併を完了した際に、石油業界で初めて「固定+変動」という配当方式を導入。
この配当方式により、デボンエナジーは、原油価格の変動に大きく左右されずに、安定した配当を株主に支払うことが可能な反面、原油価格が上昇した場合は、フリーキャッシュフローの増加に伴い、配当が大きく増加する可能性がある。
また、2023年と2024年に配当と自社株買いにより、時価総額の約10%の還元を見込む。
デボンエナジーが属する業界の規模と成長性
石油・ガス業界は、2021年にCOVID-19のパンデミックによって影響を受けたが、2022年から2027年の期間で、約8.1%のCAGR(年平均成長率)を記録し、設備投資が増加すると予測されている。
デボンエナジーが事業展開している地域はどこか
- Devon Energy は主に米国で事業を展開。
- 同社の主な事業地域は5つ。(デラウェア盆地、アナダルコ盆地、ウィリストン盆地、イーグルフォード、パウダーリバー盆地)
- これらの地域は、テキサス、オクラホマ、ワイオミング、ノースダコタを含む米国の沿岸部に位置。
- 水平ドリルや水圧破砕技術などの最新技術を使用して、石油および天然ガスの生産を行っている。
- 環境保護にも力を入れており、石油および天然ガスの生産において、排出量の削減や再生可能エネルギーの導入など、脱炭素化に向けた取り組みも進めている。
デボンエナジーが事業展開している盆地の特徴は何か
- デラウェア盆地はデボン・エナジーが最も多くの資本を提供する地域。
13 基のリグがあり、石油と天然ガスの採掘に重点を置いており、同社の資本配分の約 75% を占めている。 - イーグルフォード地域はシェールオイルとガスの生産。
- パウダーリバー盆地は炭層メタンガスの生産。
- アナダルコ盆地は石油とガスの豊富な生産地域。
- ウィリストン盆地はシェールオイルの生産。
デボンエナジーの競合企業は?
デボンエナジーの競合は、世界有数のエネルギー企業。
- エクソン・モービル(XOM):世界最大の公開エネルギー会社で、石油、天然ガスの探鉱、開発、生産を手掛ける。
- シェブロン(CVX): 世界的な石油、ガス会社で、エネルギーの探鉱から販売まで幅広く手掛ける。
- BP( BP):英国の多国籍石油会社で、石油、ガスの探鉱、生産、精製、販売を行っている。
- シェル( SHEL):デボン・エナジーと同様に石油、ガスの探鉱、生産を行っている大手エネルギー会社。
- コノコフィリップス(COP):アメリカの大手エネルギー会社で、石油、天然ガスの探鉱、生産を行っている。
これらの企業は、デボンエナジーと同様に、シェールガス生産に積極的に投資しており、シェールガス市場をリードしています。
デボンエナジーの競合との差別化要素と優位性
デボンエナジーの競合優位性は、以下のとおり。
- 豊富な原油・天然ガスの埋蔵量
- 世界各地に広がる事業展開
- 優れた技術力
- 強固な財務基盤
デボンエナジーは、世界で15か国に事業展開しており、原油・天然ガスの埋蔵量は約200億バレル、約1,000億立方メートルにのぼる。
独自の技術力により、効率的な生産・採掘を実現、強固な財務基盤を築いている。これらの競争優位性により、デボンエナジーは世界有数のエネルギー企業として成長を続けている。
- デボンエナジーは、北米、中東、アフリカ、オーストラリア、アジアなど、世界各地に事業展開しており、原油・天然ガスの生産・採掘だけでなく、精製・販売、発電事業など、エネルギー事業の全領域にわたって事業を展開。
- 水圧破砕法(フラッキング)と呼ばれる独自の技術を開発し、原油・天然ガスの採掘効率を向上させ、効率的な生産・採掘を実現している。
- 風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業にも積極的に投資。
- これらの競争優位性により、デボンエナジーは世界有数のエネルギー企業として成長している。
デボンエナジーの新規事業への取り組みについて
デボンエナジーは、化石燃料事業に加えて、新規事業への投資により、エネルギー事業のポートフォリオを多様化し、気候変動への対応を強化しています。
再生可能エネルギー事業
風力発電:2022年に、米国で風力発電プロジェクトに10億ドルを投資することを発表。このプロジェクトでは、約1,000メガワットの風力発電設備を建設。
太陽光発電:2023年に、米国で太陽光発電プロジェクトに5億ドルを投資することを発表。このプロジェクトでは、約500メガワットの太陽光発電設備を建設する予定。
クリーンエネルギー事業
水素事業:2022年に、水素製造・輸送・販売事業に1億ドルを投資することを発表。このプロジェクトでは、約100トンの水素を製造・輸送・販売。
アンモニア事業:2023年に、アンモニア製造・輸送・販売事業に5億ドルを投資することを発表。このプロジェクトでは、約500トンのアンモニアを製造・輸送・販売する予定。
デボンエナジーの今後の展開と将来性
- デボンエナジーは、化石燃料事業と再生可能エネルギー事業の両方に注力していく方針。
- 化石燃料事業では、米国のシェールガス生産を拡大し、天然ガスの輸出を増やす計画。
- 再生可能エネルギー事業では、風力発電や太陽光発電などの発電設備の開発・建設に投資し、クリーンエネルギー事業の比率を高める計画。
具体的には、デボンエナジーは、次の取り組みを計画しています。
米国のシェールガス生産を拡大
米国のシェールガス生産を拡大するため、2023年から2025年の間に、100億ドルを投資する計画。
この投資により、米国のシェールガス生産量を現在の約100万バレル/日から、2025年には150万バレル/日まで拡大する計画。
天然ガスの輸出増加
米国の天然ガス輸出を増やすため、2023年から2025年の間に、50億ドルを投資する計画。この投資により、米国の天然ガス輸出量を現在の約100億立方フィート/日から、2025年には150億立方フィート/日まで拡大する計画。
風力発電や太陽光発電などの発電設備の開発・建設へ投資
2023年から2025年の間に、100億ドルを投資する計画。この投資により、風力発電や太陽光発電などの発電能力を現在の約1,000メガワットから、2025年には2,000メガワットまで拡大する計画。
これらの取り組みにより、デボンエナジーは、エネルギー事業のポートフォリオを多様化し、気候変動への対応を強化し、持続的な成長を目指しています。
デボンエナジーの独自の技術は?
デボンエナジーは、シェールガス生産の効率を高める独自の技術を開発しています。その中でも、水圧破砕法(フラッキング)と水平掘削技術は、デボンエナジーのシェールガス生産の柱となっています。
水圧破砕法(フラッキング)とは
地中深くに細い管を打ち込み、そこに水や砂などの流体を送り込むことで、岩盤を割り、シェールガスを採掘する技術。
水平掘削技術とは
地中深くに垂直に掘った井戸から、水平方向に掘り進める技術。この技術により、シェールガスを含む岩盤を広範囲に採掘することが可能。
デボンエナジーの業績について
まずは、DVNの最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上:企業の業績と成長しているかを見る指標。
- 営業キャッシュフローと営業キャッシュフローマージン:企業がサービスからどれくらい現金を生み出しているかを見る指標。マージンはその比率で15%あると優良とされる。
- 営業利益:企業が主力の事業で稼いだ利益。企業の業績を評価する指標。
- EPS:1株当たり純利益で企業の稼ぐ力「収益力」と「成長性」を見る指標。数値が高いほど収益力が高い。
各データは、Investing.com、TradingViewより参照。
デボンエナジー(DVN)の現在株価
DVNの株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
DVNの四半期:売上推移
四半期ごとの売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(四半期) | 予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2021:Q2 | 2360 | 2420 | |
2021:Q3 | 3230 | 3470 | |
2021:Q4 | 3720 | 4270 | |
2022:Q1 | 4050 | 3810 | |
2022:Q2 | 4150 | 5630 | 132.64% |
2022:Q3 | 4150 | 3670 | 5.76% |
2022:Q4 | 3840 | 4300 | 0.70% |
2023:Q1 | 3260 | 3820 | 0.26% |
2023:Q2 | 3160 | 3450 | -38.72% |
2023:Q3 | 3960 | 3840 | 4.63% |
2023:Q4 | 3880 | 4150 | -3.49% |
2024:Q1 | 3640 | 3600 | -5.76% |
2024:Q2 | 3940 | ||
2024:Q3 | 3940 | ||
2024:Q4 | 3910 | ||
2025:Q1 | 3890 |
売上予測と実績の推移をグラフで表示しています。
DVNの四半期:営業キャッシュフロー推移
四半期ごとの営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージンの推移です。
年度(四半期) | 営業CF | 営業CFマージン |
---|---|---|
2021:Q3 | 1630 | 46.97% |
2021:Q4 | 1590 | 37.24% |
2022:Q1 | 1840 | 48.29% |
2022:Q2 | 2690 | 47.78% |
2022:Q3 | 2110 | 57.49% |
2022:Q4 | 1880 | 43.72% |
2023:Q1 | 1690 | 44.24% |
2023:Q2 | 1410 | 40.87% |
2023:Q3 | 1730 | 45.05% |
2023:Q4 | 1750 | 42.17% |
2024:Q1 | 1750 | 48.61% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
DVNの四半期:営業利益推移
四半期ごとの営業利益の推移です。
年度(四半期) | 営業利益 |
---|---|
2021:Q3 | 1410 |
2021:Q4 | 1700 |
2022:Q1 | 2310 |
2022:Q2 | 3220 |
2022:Q3 | 2240 |
2022:Q4 | 1630 |
2023:Q1 | 1240 |
2023:Q2 | 983 |
2023:Q3 | 1370 |
2023:Q4 | 1200 |
2024:Q1 | 1010 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
DVNの四半期:EPS推移
四半期ごとのEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(四半期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2021:Q2 | 0.52 | 0.6 | 0.08 |
2021:Q3 | 0.93 | 1.08 | 0.15 |
2021:Q4 | 1.24 | 1.39 | 0.15 |
2022:Q1 | 1.75 | 1.88 | 0.13 |
2022:Q2 | 2.31 | 2.59 | 0.28 |
2022:Q3 | 2.12 | 2.18 | 0.06 |
2022:Q4 | 1.75 | 1.66 | -0.09 |
2023:Q1 | 1.38 | 1.46 | 0.08 |
2023:Q2 | 1.18 | 1.18 | 0.00 |
2023:Q3 | 1.57 | 1.65 | 0.08 |
2023:Q4 | 1.38 | 1.41 | 0.03 |
2024:Q1 | 1.12 | 1.16 | 0.04 |
2024:Q2 | 1.33 | ||
2024:Q3 | 1.35 | ||
2024:Q4 | 1.36 | ||
2025:Q1 | 1.4 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
DVNの通期:売上推移
通期の売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(通期) | 売上予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2015年 | 14350 | 13140 | |
2016年 | 10630 | 12200 | -7.15% |
2017年 | 13120 | 13950 | 14.34% |
2018年 | 7220 | 10730 | -23.08% |
2019年 | 6350 | 6220 | -42.03% |
2020年 | 4660 | 4830 | -22.35% |
2021年 | 12010 | 12210 | 152.80% |
2022年 | 19350 | 19170 | 57.00% |
2023年 | 14890 | 15260 | -20.40% |
2024年 | 14840 | ||
2025年 | 15330 | ||
2026年 | 16290 | ||
2027年 | 14360 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
DVNの通期:営業キャッシュ・フロー推移
通期の営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージンの推移です。
年度(通期) | 営業CFフロー | 営業CFマージン |
---|---|---|
2016年 | 1500 | 12.30% |
2017年 | 2210 | 15.84% |
2018年 | 2700 | 25.16% |
2019年 | 2070 | 33.28% |
2020年 | 1350 | 27.95% |
2021年 | 4900 | 40.13% |
2022年 | 8530 | 44.50% |
2023年 | 6580 | 43.12% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
DVNの通期:営業利益推移
通期の営業利益の推移です。
年度(通期) | 営業利益 |
---|---|
2016年 | 8 |
2017年 | 672 |
2018年 | 1310 |
2019年 | 296 |
2020年 | -268 |
2021年 | 4,820 |
2022年 | 8,580 |
2023年 | 4790 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
DVNの通期:EPS推移
通期のEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(通期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2015年 | 2.46 | 2.52 | 0.06 |
2016年 | -0.12 | -0.13 | -0.01 |
2017年 | 1.83 | 1.59 | -0.24 |
2018年 | 1.51 | 1.29 | -0.22 |
2019年 | 1.43 | 1.47 | 0.04 |
2020年 | -0.06 | -0.09 | -0.03 |
2021年 | 3.39 | 3.53 | 0.14 |
2022年 | 8.55 | 8.31 | -0.24 |
2023年 | 5.66 | 5.71 | 0.05 |
2024年 | 5 | ||
2025年 | 5.42 | ||
2026年 | 5.72 | ||
2027年 | 5.28 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
今後のエネルギー市場の見通しは?
全体的なエネルギー市場
- エネルギー市場は大きな変化の中にある。
- 再生可能エネルギーの需要が増大し、クリーンエネルギーへの転換が進んでいる。
- 一方、伝統的なエネルギー源、特に石炭の生産は減少すると予想されている。
- 電力、合成燃料、水素などの新しいエネルギー形態が増加すると予想されている。
天然ガス市場
- 天然ガスの生産は記録的な水準を維持し、需要は回復傾向にあると予想されている。
- 認証された天然ガスとカーボンニュートラルLNG(液化天然ガス)の需要は増加すると予想されている。
原油市場
- 金融引き締めによる景気減速でエネルギー需要の減少が見込まれる一方、サウジアラビアをはじめ産油国の減産が需給を引き締めている。
- それにともない、原油在庫の減少が原油価格に上昇圧力をかけると予想されている。
- 具体的には、Brent原油スポット価格は、2023年後半に1バレル当たり79ドル、2024年にはバレル当たり84ドルになると予測されています。
- 中国の景気回復やOPECプラスの原産、米国の原油増産の緩やかなダウンにより、原油価格は上昇が見込まれている。
まとめ
以上から、デボンエナジーは、営業キャッシュフローなど財務的基盤が安定し、投資、配当、負債返済に余裕があることを示しています。
業績も好調であり、安定した配当を支払う銘柄として引き続き注目すべき企業であると言える。