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あくまで個人の調査・整理を目的とした内容であり、誤りや実際と異なる情報が含まれる可能性があります。
また、MifseeではAI技術を活用した運用や、技術習得を目的とした実験的な取り組みも行っています。ご覧いただく際には、その点をご理解のうえご利用ください。
- はじめに
- グラブ・ホールディングス(GRAB)とは何の会社?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の提供サービスは?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)のビジネスモデルは?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の主要市場と地域は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の配車・デリバリー業界での市場シェアは?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)は何がすごい?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の設立背景は?
- 取引市場は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)が属する業界の規模と成長性は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合企業は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合との差別化要素と優位性は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の成長戦略とビジョンは何ですか?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の業績について
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の株価
- グラブ(GRAB)の将来生は?今後の株価見通しは?
- グラブ(GRAB)の株を買える証券会社は?
- GRAB 2026年Q2決算:増益と自社株買い拡大が示す「稼ぐ力」の定着、通期見通しも上方修正
- GRAB 2026年Q1決算:季節的な閑散期でも増収増益、調整後EBITDAは46%増で過去最高を更新
- GRAB 2025年Q4決算:初の通期黒字化と自社株買いプログラム新設
- GRAB 2025年Q3決算:調整後EBITDA51%増で通期ガイダンスも上方修正
- まとめ
はじめに
東南アジア市場で急成長を遂げている「グラブ・ホールディングス」、その魅力や可能性を詳しく掘り下げます。
地域に根ざした配車、フードデリバリー、デジタル決済といった総合サービスを展開し、黒字化も達成するなど、今後のさらなる成長が期待される注目の企業です。
まだ、あまり知名度のない銘柄ですが、個人的に注目し、その事業内容、独自の強み、そして将来性について詳しく見ていきます。
グラブ・ホールディングス(GRAB)とは何の会社?
グラブ・ホールディングス(Grab Holdings:GRAB)は、シンガポールに本社を置く東南アジア最大のスーパーアプリ企業。
同社は、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを単一のプラットフォームで提供し、日常生活の利便性を高めている。
主力サービスである「Grabアプリ」は、ユーザーがタクシーや自家用車の配車、食事や食料品の注文、荷物の配送、オンライン決済、融資、保険など、さまざまな機能を利用可能。ユーザーは日常の多様なニーズを一つのアプリで完結できる。
グラブは、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、カンボジアなど、東南アジアの主要市場で事業を展開。
各国の市場特性に合わせたサービスを提供し、地域ごとのニーズに応えている。
同社の強みは、広範なサービス提供と地域密着型のアプローチにあり、競合他社との差別化を図っている。また、デジタル決済や金融サービスの分野でも積極的に事業を拡大し、ユーザー基盤の拡大と収益性の向上を目指している。
近年、グラブは米国の特別買収目的会社(SPAC)であるアルティメーター・グロースとの合併を通じて、2021年12月2日にナスダック市場に上場。国際的な資本市場での存在感を高め、さらなる成長を目指している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の企業情報は以下の通り。
- 会社名: グラブ・ホールディングス(Grab Holdings Ltd)
- 設立年月: 2012年
- 本社所在地: シンガポール
- 代表者名: アンソニー・タン(Anthony Tan)
- 公式サイト: https://www.grab.com/
- 主な事業内容: 配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなどを含むスーパーアプリの運営
グラブ・ホールディングス(GRAB)の提供サービスは?
グラブ・ホールディングスの主なサービスは以下のとおり。
配車サービス
- GrabCar: 自家用車によるオンデマンド配車サービス。
- GrabTaxi: タクシーの配車予約サービス。
- GrabBike: オートバイによる配車サービス。
フードデリバリー
- GrabFood: レストランからの食事の宅配サービス。
デジタル決済
- GrabPay: オンラインおよびオフラインでの支払いを可能にする電子ウォレット機能。
金融サービス
- GrabFinance: 中小企業向けの融資サービス。
- GrabInsure: 保険商品の提供。
配送サービス
- GrabExpress: 荷物や書類の即時配送サービス。
これらのサービスを通じて、グラブはユーザーの日常生活の多様なニーズに応えている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)のビジネスモデルは?
グラブのビジネスモデルは以下の要素で構成されている。
多角的なサービス提供
グラブは、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを一つのプラットフォーム上で提供しており、ユーザーは日常生活の多様なニーズを一つのアプリで満たすことが可能となり、利便性が大幅に向上している。
コミッション収入
各サービスにおいて、グラブは取引ごとに一定の手数料を収益として得ている。例えば、配車サービスでは運賃の一部を、フードデリバリーでは注文金額の一部を手数料として受け取る。
これらの手数料収入が主要な収益源となっている。
デジタル決済と金融サービスの活用
「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、ユーザー間の取引を円滑にし、キャッシュレス社会の推進に貢献している。さらに、融資や保険などの金融サービスを提供し、ユーザーの経済活動を支援している。
データ活用とパーソナライゼーション
ユーザーの行動データを分析し、個々のニーズに合わせたサービスやプロモーションを提供することで、顧客満足度の向上とリテンション率の改善を図っている。
これらの要素を組み合わせることで、グラブは東南アジア市場での強固な地位を築き、持続的な成長を実現している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の主要市場と地域は?
グラブの主要な市場と地域は以下のとおり。
- シンガポール: 本社所在地であり、主要なサービス提供地域。
- マレーシア: 創業地であり、広範なサービスを展開。
- インドネシア: 人口規模が大きく、重要な市場。
- タイ: 観光業が盛んで、配車サービスの需要が高い。
- ベトナム: 経済成長が著しく、サービス拡大中。
- フィリピン: 都市部を中心にサービスを提供。
- ミャンマー: ヤンゴンなど主要都市で事業を展開。
- カンボジア: プノンペンを中心にサービスを提供。
これらの国々で、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを提供し、地域ごとのニーズに応えている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の配車・デリバリー業界での市場シェアは?
グラブは、東南アジアの配車およびデリバリー業界で主要な地位を占めている。
同社は、東南アジア全域で事業を展開し、各国で高い市場シェアを保持している。
グラブは配車サービス「GrabCar」やフードデリバリーサービス「GrabFood」を通じて、各国で圧倒的な存在感を示している。特に、2018年にUberの東南アジア事業を買収したことで、同地域での市場シェアを大幅に拡大した。
競合他社としては、インドネシアのGojek(現GoTo)が挙げられる。しかし、グラブは広範なサービス提供と地域密着型のアプローチにより、競合他社との差別化を図り、強固な市場ポジションを維持している。
配車サービスにおける市場シェア
- シンガポール: グラブは配車サービス市場で約60%のシェアを持ち、主要な競合であるGojekを上回っている。
- インドネシア: Gojekが約55%のシェアを持ち、グラブは約40%で2位となっている。
- マレーシア: グラブは約70%のシェアを占め、圧倒的なリーダーシップを持つ。
デリバリーサービスにおける市場シェア
- シンガポール: グラブフードは約50%のシェアを持ち、FoodpandaやDeliverooと競合している。
- インドネシア: GojekのGoFoodが約55%のシェアを持ち、グラブフードは約40%で2位となっている。
- タイ: グラブフードは約45%のシェアを持ち、FoodpandaやLINE MANと競合している。
競合他社との比較
- Gojek: インドネシアを拠点とし、配車、デリバリー、決済など多様なサービスを提供。インドネシア市場ではグラブを上回るシェアを持つが、他の東南アジア諸国ではグラブが優位に立つ。
- Uber: 2018年に東南アジア市場から撤退し、グラブに事業を売却。現在は直接的な競合ではない。
- Foodpanda: デリバリーサービスに特化し、シンガポール、タイ、マレーシアなどでグラブと競合。市場シェアは地域によって異なるが、グラブフードと激しい競争を繰り広げている。
全体として、グラブは東南アジアの多くの市場でリーダーシップを持つが、特定の国やサービス分野では強力な競合他社とシェアを争っている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)は何がすごい?
グラブ・ホールディングス(GRAB)は、東南アジア全域で多様なサービスを一つのアプリで提供するスーパーアプリ企業である。
その特徴は、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、日常生活に密着した幅広い機能を統合している点にあり、ユーザーは移動、食事、支払い、さらには融資や保険といった金融サービスまで、すべてをグラブのアプリ内で完結できる。
例えば、シンガポールやマレーシア、インドネシアなどの主要都市では、グラブの配車サービスが一般的な移動手段として広く利用されている。
また、フードデリバリーサービス「GrabFood」は、多様なレストランからの料理を自宅やオフィスに届けることで、忙しい日常においても食事の選択肢を広げている。
さらに、デジタル決済サービス「GrabPay」を通じて、現金を持ち歩かずに買い物やサービスの支払いが可能となり、利便性が大幅に向上している。
グラブの強みは、これらのサービスを地域ごとのニーズに合わせてカスタマイズし、ユーザーに最適な体験を提供している点にある。
例えば、バイクタクシーが一般的なベトナムでは「GrabBike」を展開し、現地の交通事情に適応している。また、金融サービス分野では、中小企業向けの融資や保険商品を提供し、地域経済の発展にも寄与している。
このように、グラブは単なる配車アプリにとどまらず、東南アジアの人々の日常生活を支える総合的なプラットフォームとして成長を続けている。
その多角的なサービス展開と地域密着型のアプローチが、グラブの特筆すべき点である。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の設立背景は?
グラブは、2012年にマレーシアで設立された。創業者のアンソニー・タン氏は、ハーバード・ビジネス・スクール在学中に、同級生のタン・フーイ・リン氏と共に、マレーシアのタクシー業界の課題を解決するための配車アプリ「MyTeksi」を開発した。
このアプリは、タクシーの安全性や利便性の向上を目指し、スマートフォンを活用して乗客とドライバーを効率的にマッチングする仕組みを提供。
その後、事業は急速に拡大し、2014年には本社をシンガポールに移転。同年、ソフトバンクグループから2億5,000万ドルの出資を受け、東南アジア全域でのサービス展開を加速させた。
現在では、配車サービスにとどまらず、フードデリバリーやデジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを提供するスーパーアプリへと成長している。
取引市場は?
グラブ・ホールディングスは、2021年12月2日に米国のナスダック市場に上場し、ティッカーシンボル「GRAB」で取引されている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
コミュニケーション(Communications): グラブ・ホールディングスはコミュニケーションセクターに属する。このセクターは、情報の伝達や共有を主な事業とする企業で構成され、通信、メディア、インターネットサービスなどが含まれる。
グラブは、配車サービスやフードデリバリー、デジタル決済など、多様なサービスを統合したプラットフォームを提供し、ユーザー間の情報共有とサービス利用を促進している。
業種
メディア(Media): グラブ・ホールディングスはメディア業種に分類される。この業種は、情報やコンテンツの制作、配信、共有を行う企業で構成される。グラブは、ユーザーとドライバー、飲食店、サービス提供者を結びつけるプラットフォームを運営し、情報の流通とサービスの提供を支援している。
属するテーマ
スーパーアプリ(Super App): グラブ・ホールディングスはスーパーアプリのテーマに特化している。このテーマは、複数のサービスを一つのアプリ内で提供し、ユーザーの多様なニーズを満たすことを目指すもの。グラブは、ユーザーが日常生活の多くの場面で利用できるプラットフォームを構築している。
配当は?
グラブ・ホールディングスは、現在配当を実施していない。同社は成長段階にあり、収益の再投資を優先しているため、配当金の支払いを行っていない。
グラブ・ホールディングス(GRAB)が属する業界の規模と成長性は?
グラブ・ホールディングスが属するこれらの業界は、近年急速な成長を遂げている。
配車サービス市場
東南アジアの配車サービス市場は、都市化の進展とスマートフォンの普及により拡大を続けている。Mordor Intelligenceの報告によれば、ASEANタクシー市場は2024年から2029年にかけて年平均成長率(CAGR)6.55%で成長し、2029年には302億3,000万米ドルに達すると予測されている。
フードデリバリー市場
東南アジアのフードデリバリー市場も急成長している。ジェトロの報告によると、2020年のインドネシアのオンラインフードデリバリーサービスの流通取引総額(GMV)は37億ドルで、ASEAN6カ国の合計の約31%を占め、同地域最大の市場となっている。
デジタル決済市場
デジタル決済分野では、東南アジア全体でキャッシュレス化が進行中であり、モバイル決済の利用が急増している。その中で、グラブの「GrabPay」などのサービスが成長を遂げている。
これらの市場の成長は、グラブ・ホールディングスの事業拡大と収益増加に寄与している。同社は、これらの成長市場での強固な地位を活かし、さらなるサービス拡充と市場シェアの拡大を目指している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合企業は?
グラブの主要な競合企業が以下のとおり。
- Gojek(GoToグループ)【GOTO】: インドネシア発のスーパーアプリで、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済などを提供。2021年にeコマース大手トコペディアと合併し、GoToグループとして上場。インドネシア市場で強力な存在感を持ち、グラブと市場シェアを競っている。
- Foodpanda【非公開】: ドイツのデリバリーヒーローが運営するフードデリバリーサービス。シンガポール、マレーシア、タイなど東南アジア各国で事業を展開し、グラブフードと競合している。
- Deliveroo【ROO】: イギリス発のフードデリバリー企業で、シンガポールなど一部の東南アジア市場にも進出。現地での市場シェア拡大を目指し、グラブフードと競争している。
- Didi Chuxing(滴滴出行)【DIDI】: 中国の配車サービス大手で、2018年にグラブに出資。直接的な競合ではないが、東南アジア市場での影響力を持つ。
- Uber Technologies Inc.(ウーバー)【UBER】: 米国の配車サービス大手で、2018年に東南アジア事業をグラブに売却。現在は直接的な競合ではないが、グローバルな市場動向に影響を与える存在。
これらの企業は、東南アジア市場でのサービス提供や市場シェア拡大を目指し、グラブと競争を繰り広げている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合との差別化要素と優位性は?
グラブは、東南アジア全域で多様なサービスを統合したスーパーアプリとして、競合他社と差別化を図っている。その優位性は以下の点に集約される。
幅広いサービスの統合
グラブは、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたる機能を一つのアプリ内で提供しており、ユーザーは日常生活の多様なニーズを一元的に満たすことが可能となり、利便性が大幅に向上している。
地域特化型のサービス展開
各国の文化や市場特性に合わせたサービスを提供することで、地域ごとのニーズに柔軟に対応している。バイクタクシーが一般的なベトナムでは「GrabBike」を展開し、現地の交通事情に適応するなど、最適化されている。
強力なパートナーシップと資金調達力
トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、世界的な企業との戦略的提携や巨額の資金調達を実現している。技術革新やサービス拡充を迅速に進めることが可能となっている。
デジタル決済と金融サービスの強化
「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、キャッシュレス社会の推進に貢献している。さらに、融資や保険などの金融サービスを提供し、ユーザーの経済活動を支援している。
これらの要素により、グラブは競合他社との差別化を図り、東南アジア市場での優位性を確立している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の成長戦略とビジョンは何ですか?
グラブは、以下の成長戦略とビジョンを掲げている。
成長戦略
- サービスの多角化と統合: 配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたる機能を一つのプラットフォーム上で提供し、ユーザーの多様なニーズに応える。
- 地域特化型のサービス展開: 各国の文化や市場特性に合わせたサービスを提供することで、地域ごとのニーズに柔軟に対応し、ユーザー基盤を拡大する。
- 戦略的パートナーシップの強化: トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、世界的な企業との提携を通じて、技術革新やサービス拡充を迅速に進める。
- デジタル決済と金融サービスの拡大: 「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、キャッシュレス社会の推進に貢献し、融資や保険などの金融サービスを提供することで、ユーザーの経済活動を支援する。
ビジョン
グラブは、「東南アジアの人々の生活をより良くする」というビジョンを掲げている。そのために、日常生活に密着した多様なサービスを提供し、ユーザーの利便性を高めるとともに、地域社会の発展に寄与することを目指している。
これらの戦略とビジョンを通じて、グラブは東南アジア市場でのリーダーシップを強化し、持続的な成長を実現している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の業績について
グラブ・ホールディングスの財務年度は12月31日に終了する。四半期決算の発表スケジュールは以下の通り。
- 第1四半期決算:5月中旬頃
- 第2四半期決算:8月中旬頃
- 第3四半期決算:11月中旬頃
- 第4四半期および通期決算:翌年2月中旬頃
まずは、最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上(売上高): 企業が商品やサービスを提供して得た「収入の総額」。
- 営業利益: 売上から必要経費を差し引いた、本業で稼いだ純粋な「儲け」。
- キャッシュフロー: 帳簿上の数字ではなく、実際に企業の手元で動いた「現金の出入り」。
- EPS(1株当たり純利益): 企業が発行している株1株あたり、どれだけの「最終的な利益」を出したかを示す数値。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の2026年Q2決算は、売上997.0百万ドル(アナリストコンセンサス995.0百万ドルに対し+0.2%)、EPS 0.06ドル(同0.05ドルに対し+0.01ドル)でした。
売上の前年同期比は+21.7%です。
直近8四半期では、売上が6回、EPSが4回コンセンサスを上回っています。
四半期:売上高の推移

四半期:営業利益の推移
- 営業利益: 本業で稼ぐチカラを示す最重要の利益。

四半期:EPSの推移
- EPS: 1株あたりの純利益。この数値が毎年右肩上がりかどうかが、企業の成長性を判断する最大の指標。

四半期:業績サマリー
| 四半期 | 売上 | 前年同期比 | 予想比 | EPS | 予想差 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024:Q3 | 716.00 | +16.4% | +2.9% | 0.01 | +0.02 | 2.2% |
| 2024:Q4 | 764.00 | +17.0% | +1.1% | 0.01 | 0.00 | 0.5% |
| 2025:Q1 | 773.00 | +18.4% | +1.1% | 0.01 | 0.00 | 1.3% |
| 2025:Q2 | 819.00 | +23.3% | +0.4% | 0.01 | 0.00 | 4.8% |
| 2025:Q3 | 873.00 | +21.9% | -0.1% | 0.01 | -0.01 | 7.9% |
| 2025:Q4 | 906.00 | +18.6% | -3.3% | 0.04 | +0.03 | 10.5% |
| 2026:Q1 | 955.00 | +23.5% | +3.6% | 0.03 | +0.01 | 7.9% |
| 2026:Q2 | 997.00 | +21.7% | +0.2% | 0.06 | +0.01 | 9.1% |
| 2026:Q3(予想) | 1,070.00 | +22.6% | – | 0.04 | – | – |
| 2026:Q4(予想) | 1,130.00 | +24.7% | – | 0.03 | – | – |
| 単位:百万ドル(売上)、ドル(EPS) ※予想はTradingView掲載のアナリストコンセンサス(2026-08-16 取得時点)。 | ||||||
通期:売上高の推移

通期:営業利益の推移
- 営業利益: 本業で稼ぐチカラを示す最重要の利益。

通期:キャッシュフローの推移
- 営業CF: 本業で稼いだ現金の総額。
- フリーCF: 企業が自由に使えるお金。事業維持に必要な投資を差し引いた、企業の本当の稼ぐ力。
- 営業CFマージン:稼ぐ効率を示す指標。売上の何%が現金として残るか。(通期15%以上で優良)

通期:EPSの推移
- EPS: 1株あたりの純利益。この数値が毎年右肩上がりかどうかが、企業の成長性を判断する最大の指標。

通期:業績サマリー
| 年度 | 売上 | 前年比 | EPS | 営業利益率 | 営業CFマージン | フリーCF |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 675.00 | – | -0.87 | -229.6% | -151.1% | -1,090.00 |
| 2022年 | 1,430.00 | +111.9% | -0.44 | -93.0% | -63.1% | -961.00 |
| 2023年 | 2,360.00 | +65.0% | -0.11 | -17.1% | 8.0% | 118.00 |
| 2024年 | 2,800.00 | +18.6% | -0.03 | -2.6% | 36.1% | 932.00 |
| 2025年 | 3,370.00 | +20.4% | 0.06 | 6.0% | 6.8% | 134.00 |
| 2026年(予想) | 4,160.00 | +23.4% | 0.15 | – | – | – |
| 2027年(予想) | 5,080.00 | +22.1% | 0.17 | – | – | – |
| 2028年(予想) | 6,000.00 | +18.1% | 0.22 | – | – | – |
| 単位:百万ドル(売上・フリーCF)、ドル(EPS) ※予想はTradingView掲載のアナリストコンセンサス(2026-08-16 取得時点)。 | ||||||
グラブ・ホールディングス(GRAB)の株価
グラブ・ホールディングスの現在株価がわかるリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
グラブ(GRAB)の将来生は?今後の株価見通しは?
グラブ・ホールディングスは、東南アジア全域で多様なサービスを統合したスーパーアプリとして、今後も成長が期待される企業である。同社の将来性と今後の展開について、以下の内容が考えられる。
サービスの多角化と統合
グラブは、多岐にわたる機能を一つのプラットフォーム上で提供しており、ユーザーは日常生活の多様なニーズを一元的に満たすことが可能、利便性が大幅に向上している。今後も新たなサービスの追加や既存サービスの強化を通じて、ユーザーエンゲージメントの向上と市場シェアの拡大が期待される。
地域特化型のサービス展開
各国の文化や市場特性に合わせたサービスを提供することで、地域ごとのニーズに柔軟に対応している。地域特化型のアプローチは、ユーザーの満足度向上と競合他社との差別化に寄与している。
戦略的パートナーシップの強化
トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、世界的な企業との提携を通じて、技術革新やサービス拡充を迅速に進めており、資金調達力の強化や新技術の導入が可能となり、競争力の維持・向上に繋がっている。
デジタル決済と金融サービスの拡大
「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、キャッシュレス社会の推進に貢献。さらに、融資や保険などの金融サービスを提供し、ユーザーの経済活動を支援してしており、このようなサービスの拡大は、収益源の多様化とユーザー基盤の拡大に寄与している。
財務状況の改善
上場以来、売上は伸び続けており、2023年第3四半期には初の四半期黒字を達成。
2024年第3四半期決算では二度目の四半期黒字となり、2024年の年間見通しを上方修正し、引き続き成長を見込んでいる。
株価見通し
グラブは、アナリストの評価も好意的であり、Barclaysは株価目標を従来の4.70ドルから5.50ドルに引き上げ、Citiも目標株価を5.00ドルから5.90ドルに上方修正している。
これらの評価は、同社の成長性と収益性の改善を反映している。
これらの要素を総合すると、グラブ・ホールディングスは今後も持続的な成長と市場での競争力強化が期待される。
グラブ(GRAB)の株を買える証券会社は?
グラブ(GRAB)の株を取り扱っている主要な証券会社をリストアップしました。これらの証券会社では、外国株として直接の株取引のほか、CFD(差金決済取引)としての投資も選択できます。
私自身はSBI証券を主に使用していますが、取り扱い銘柄によっては購入できない場合があります。その際は、サクソバンク証券やIG証券などでCFDを利用することもあります。
| 人気の証券会社 | 株取引 | CFD取引 |
|---|---|---|
| SBI証券 | ◯ | ✕ |
| 松井証券 | ◯ | ✕ |
| 楽天証券 | ◯ | ✕ |
| マネックス証券 | ◯ | ✕ |
| 三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券) | ✕ | ✕ |
| DMM株 | ✕ | ✕ |
| サクソバンク証券 | ◯ | ◯ |
| IG証券 | ✕ | ◯ |
| GMOクリック証券 | ✕ | ✕ |
| moomoo証券 | ◯ | ✕ |
GRAB 2026年Q2決算:増益と自社株買い拡大が示す「稼ぐ力」の定着、通期見通しも上方修正
発表日:2026年8月4日
GRABの決算ハイライト
グラブ・ホールディングスの2026年第2四半期は、売上高が前年同期比22%増の9.97億ドルとなり、四半期利益も前年同期の2000万ドルから2.35億ドルへと大きく伸びた。オンデマンドGMVは21%増の64.6億ドルに達し、月間トランザクティングユーザー(MTU)は過去最高の5390万人を記録している。
利益の急拡大には一時的要因も含まれる。Superbankの連結に伴う3.07億ドルの評価益や、税務資産認識による6600万ドルの税負担改善が押し上げ要因となった一方、金融資産・負債の公正価値評価で1.83億ドルの損失も発生している。Adjusted EBITDAは前年同期比54%増の1.68億ドルとなり、マージンは13.3%から16.9%へ改善、18四半期連続の増加を達成した。
会社は好調な業績を踏まえ、通期売上ガイダンスを41.0億〜41.5億ドル(前年比22〜23%成長)へ、Adjusted EBITDAガイダンスも7.2億〜7.4億ドル(同44〜48%成長)へと引き上げた。取締役会は新たに7.5億ドルの自社株買いを承認し、2024年以降の累積承認額は17.5億ドルに達している。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 9.97億ドル(前年同期比22%増、定額通貨基準で21%増)
- Adjusted EBITDA: 1.68億ドル(前年同期比54%増、マージン16.9%)
- オンデマンドGMV: 64.6億ドル(前年同期比21%増、定額通貨基準で22%増)
- Adjusted Free Cash Flow: 直近12ヶ月ベースで4.5億ドル
投資家目線のインサイト
四半期利益2.35億ドルの大きな伸びは、Superbank連結に伴う評価益など一時的要因が大きく寄与している点は注意が必要だ。会社自身も下半期の利益が公正価値測定などの非事業要因で変動しやすいと明言しており、この利益水準を単純に持続的な数字として見るのは適切ではない。
一方でAdjusted EBITDAの伸びは事業の実力を反映したものと言える。デリバリー、モビリティ、金融サービスの全セグメントでSegment Adjusted EBITDAが改善し、マージン拡大が18四半期連続で続いていることは、インセンティブに依存しない収益構造への転換が進んでいる証左だ。
ローライトとしては、オペレーティングキャッシュフローが前年同期比で減少(5600万ドル、前年同期は6400万ドル)し、Adjusted Free Cash Flowも四半期では前年同期比35%減の7300万ドルとなった点が挙げられる。資本支出の増加とワーキングキャピタルの需要増加が背景にあり、四半期単位の変動には目を配る必要がある。
今後の見どころ
次の焦点は、Stash買収とSuperbank連結が金融サービスセグメントの収益構造にどう影響するかである。Stashの業績は2026年第3四半期から連結されるため、次回決算でその実際の寄与度が見えてくる。
また、燃料コスト上昇への対応としてドライバーパートナーへの支援投資を継続している点も注視したい。モビリティのSegment Adjusted EBITDAマージンはGMV比で前年同期比9ベーシスポイント低下しており、供給強化とマージンのバランスが今後どう調整されるかが焦点になる。
出典
GRAB 2026年Q1決算:季節的な閑散期でも増収増益、調整後EBITDAは46%増で過去最高を更新
発表日:2026/05/05
GRABの決算ハイライト
グラブ・ホールディングスの2026年第1四半期は、売上高が前年同期比24%増の9.55億ドルとなり、通常最も需要が落ち込む季節にもかかわらず力強い成長を見せた。オンデマンドGMVも前年同期比24%増の61.3億ドルに達し、通貨影響を除いた実質ベースでも21%増と、成長が加速している。
利益面での改善も鮮明で、営業損益は前年同期の2100万ドルの損失から2200万ドルの利益へと転換し、四半期利益は1000万ドルから1.2億ドルへ拡大した。調整後EBITDAは1.06億ドルから1.54億ドルへと46%増加し、マージンも13.7%から16.2%へ改善している。純利益の増加には、金融資産・負債の公正価値評価による1.18億ドルの純利益や税負担の減少も寄与した。
会社は通期ガイダンスを売上高40.4億〜41.0億ドル(前年比20〜22%成長)、調整後EBITDA7.0億〜7.2億ドル(同40〜44%成長)で据え置き、この好調な出足がガイダンス達成への確かな道筋を示していると強調している。直近12カ月ベースの調整後フリーキャッシュフローは4.89億ドルまで拡大した。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 9.55億ドル(前年同期比24%増、通貨調整後19%増)
- 調整後EBITDA: 1.54億ドル(前年同期比46%増、マージン16.2%)
- オンデマンドGMV: 61.3億ドル(前年同期比24%増、通貨調整後21%増)
- グループMTU: 5,160万人(前年同期比16%増)
重要なインサイト
今回の決算で目立つのは、燃料コスト上昇という地域特有の逆風下でも収益性が損なわれず、むしろ各事業セグメントで運営レバレッジが効いている点だ。配送事業はセグメント調整後EBITDAマージンがGMV比2.3%まで改善し、広告事業の伸びが支えとなった。モビリティ事業もGMV比8.9%のマージンを維持し、ドライバーパートナー数は過去最高を記録している。
一方で、金融サービス事業は貸出ポートフォリオが前年同期比130%増の14.4億ドルに達し、融資実行額も67%増の11億ドルと過去最高を記録した点が注目される。セグメント調整後EBITDAはマイナス1700万ドルとまだ赤字だが、前年同期のマイナス3000万ドルから改善しており、成長投資フェーズにあることが読み取れる。
ローライトとしては、営業活動によるキャッシュフローが5900万ドルの流出となった点が挙げられる。これは貸出事業の拡大に伴う融資債権の増加が主因で、事業拡大に伴う一時的な資金使途と捉えられる。また希薄化後EPSは転換社債に関連する公正価値評価の影響でマイナス0.01ドルとなっている。
今後の見どころ
会社は3月に2.5億ドルの加速株式買付契約と最大1.5億ドルの条件付き先渡購入契約を締結し、5億ドルの株式買戻しプログラムの一部として実行を進めている。株主還元への取り組みが実際の資金投入として動き始めた点は、今後の資本配分方針を確認する材料になる。
また3月に発表したDelivery Heroの台湾foodpanda事業買収は、東南アジア以外への初の市場拡大として、2026年後半のクロージングに向けた規制承認の進捗が注目点となる。通期ガイダンスが据え置かれた中、金融サービス事業の損益改善ペースと配送・モビリティの収益性維持が次四半期以降の焦点になりそうだ。
出典
Grab Reports First Quarter 2026 Results
GRAB 2025年Q4決算:初の通期黒字化と自社株買いプログラム新設
発表日:2026/02/11
本決算のポイント
グラブの2025年第4四半期は、売上高が前年同期比19%増(為替影響を除くと17%増)の9億600万ドル、On-Demand GMVは前年同期比21%増の61億ドルという四半期最高を記録した。営業利益は5,200万ドル(前年同期は200万ドル)、当期利益は1億5,300万ドル(前年同期は1,100万ドル)と大幅に拡大した。
調整後EBITDAは前年同期比54%増の1億4,800万ドルとなった。通期でも初めての通期黒字(当期利益2億ドル)を達成し、売上高は前年比20%増の33億7,000万ドル、調整後EBITDAは前年比60%増の5億ドルに拡大した。
会社は2026年通期ガイダンスとして売上高40.4億〜41.0億ドル、調整後EBITDA7.0億〜7.2億ドルを提示するとともに、新たに5億ドル規模の自社株買いプログラムを承認した。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 9億600万ドル(前年同期比19%増、為替影響を除くと17%増)
- 調整後EBITDA: 1億4,800万ドル(前年同期比54%増)
- On-Demand GMV: 61億ドル(前年同期比21%増、為替影響を除くと20%増)
- 通期調整後フリーキャッシュフロー: 2億9,000万ドル(前年比78%増)
インサイト
セグメント別では、デリバリーズの売上高が前年同期比18%増の4億8,100万ドル、モビリティが15%増の3億2,500万ドルと堅調に伸び、両セグメントの調整後EBITDAもそれぞれ47%増・21%増と収益性が改善した。金融サービスの売上高は34%増の9,900万ドルと高成長を続けたが、セグメント調整後EBITDAは前年同期比6%改善したものの2,500万ドルの赤字が続いた。融資残高は前年同期比120%増の11億8,000万ドルに拡大した。
営業活動によるキャッシュフローは前年同期比73%減の6,900万ドルにとどまり、貸付事業での資金流出が主因となった。ただし通期の調整後フリーキャッシュフローは前年比78%増の2億9,000万ドルとなり、収益性改善を背景にキャッシュ創出力は着実に高まっている。
今後の見どころ
会社は2026年通期ガイダンスとして売上高40.4億〜41.0億ドル(前年比20〜22%増)、調整後EBITDA7.0億〜7.2億ドル(前年比40〜44%増)を提示した。さらに2025〜2028年の3カ年見通しとして、売上高の年平均成長率20%、2028年調整後EBITDA15億ドル、調整後フリーキャッシュフロー転換率80%という目標も示しており、中期の実行力が問われる局面に入る。
新設された5億ドルの自社株買いプログラムの執行ペースや、融資残高拡大に伴う金融サービス事業のセグメント損失の推移も、次の四半期以降の注目点となる。
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Grab Reports Fourth Quarter and 2025 Results with First Full Year Net Profit
GRAB 2025年Q3決算:調整後EBITDA51%増で通期ガイダンスも上方修正
発表日:2025/11/04
本決算のポイント
グラブの2025年第3四半期は、売上高が前年同期比22%増(為替影響を除く実質ベースでは17%増)の8億7,300万ドルとなり、成長ペースが続く結果となった。事業成長の中核指標であるOn-Demand GMVは前年同期比24%増の58億ドルに達し、配送・配車の両事業が牽引した。営業損益は前年同期の3,800万ドルの赤字から2,700万ドルの黒字に転換し、当期利益は1,700万ドルを計上した。
調整後EBITDAは前年同期比51%増の1億3,600万ドルとなり、15四半期連続の増加を記録した。四半期の調整後フリーキャッシュフローも前年同期比37%増の2億300万ドルとなり、収益性改善とキャッシュ創出力の高まりを裏付けた。
好調な結果を受け、会社は通期ガイダンスを上方修正し、売上高33.8億〜34.0億ドル、調整後EBITDA4億9,000万〜5億ドルへ引き上げた(従来はそれぞれ33.3億〜34.0億ドル、4億6,000万〜4億8,000万ドル)。
抑えておくべきKPI
- 売上高: 8億7,300万ドル(前年同期比22%増、為替影響を除くと17%増)
- 調整後EBITDA: 1億3,600万ドル(前年同期比51%増)
- On-Demand GMV: 58億ドル(前年同期比24%増、為替影響を除くと20%増)
- 調整後フリーキャッシュフロー: 四半期で2億300万ドル(前年同期比37%増)、直近12カ月では2億8,300万ドル
投資家目線のインサイト
セグメント別に見ると、デリバリーズの売上高は前年同期比23%増の4億6,500万ドル、モビリティは17%増の3億1,700万ドルとそれぞれ堅調に伸びた。一方、金融サービスの売上高は39%増の9,000万ドルと高成長を維持したものの、セグメント調整後EBITDAは2,800万ドルの赤字に拡大した。融資残高の拡大に伴い与信損失引当金を積み増したことが要因で、事業拡大局面でのコスト先行がうかがえる。
営業活動によるキャッシュフローは、銀行事業での顧客預金の増減や貸付関連の資金流出が響き、前年同期の3億3,800万ドルの黒字から1億2,700万ドルの支出超過に転じた。ただし総現金流動性は74億ドルと、前四半期の76億ドル・前年同期の61億ドルから増加しており、財務基盤は引き続き厚い。
今後の見どころ
会社は通期ガイダンスを引き上げており、経営陣が強調する事業モデルの強さが次の四半期以降の実績でも裏付けられるかが焦点となる。金融サービス事業では、融資残高が前年同期比65%増の8億2,100万ドルに達し、年内に10億ドルを超える水準での着地を見込んでいる。
自動運転領域では、WeRideと提携した消費者向けAVサービス「Ai.R」がシンガポールで2026年初旬の稼働を目指すほか、May Mobilityとの複数年パートナーシップも発表された。実用化の進捗が今後の材料になりそうだ。
出典
Grab Reports Third Quarter 2025 Results
まとめ
グラブ・ホールディングスの事業内容、競争優位性、成長性について掘り下げました。
グラブは急成長する東南アジア市場で、日常生活に欠かせない便利なサービスを提供し、地域密着型のアプローチで成長を加速しています。
南米のNuホールディングスやアフリカのジュミア・テクノロジーなど、似たビジネスモデルを展開する企業も成長しており、グラブはこれらと並び注目される存在です。
東南アジアへの旅行には、グラブのアプリを事前に登録しておき、現地で使うととても便利なようですね。
一方、日本では配車サービスやフードデリバリーが個別に展開されており、スーパーアプリとしてのサービスはまだ浸透していません。しかし、トヨタやソフトバンクが出資していることから、日本市場への展開もあるのかもしれませんね。
最新の決算では黒字化を達成し、今後さらなる成長が期待されるフェーズに入っています。株価はまだ5ドル近辺であり、成長期待を見越して少しずつ保有をしていきたいと考えています。
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