このサイトは、私(@mifsee)が個人的に学びながら企業分析や銘柄分析を進め、その成果をまとめたものです。
あくまで私の個人的な分析記録であり、内容には誤りや実際と異なる情報が含まれているかもしれません。ご覧になる場合は予めご了承ください。
- はじめに
- グラブ・ホールディングス(GRAB)とは何の会社?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の提供サービスは?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)のビジネスモデルは?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の主要市場と地域は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の配車・デリバリー業界での市場シェアは?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)は何がすごい?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の設立背景は?
- 取引市場は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)のセクター、業種、属するテーマは?
- 配当は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)が属する業界の規模と成長性は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合企業は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合との差別化要素と優位性は?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の成長戦略とビジョンは何ですか?
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の業績について
- グラブ・ホールディングス(GRAB)の株価
- グラブ(GRAB)の将来生は?今後の株価見通しは?
- グラブ(GRAB)の2024年度Q2決算サマリー
- グラブ(GRAB)の2024年度Q3決算サマリー
- グラブ(GRAB)の2024年通期決算サマリー
- グラブ(GRAB)の2025年Q1決算サマリー
- グラブ(GRAB)の株を買える証券会社は?
- まとめ
はじめに
東南アジア市場で急成長を遂げている「グラブ・ホールディングス」、その魅力や可能性を詳しく掘り下げます。
地域に根ざした配車、フードデリバリー、デジタル決済といった総合サービスを展開し、黒字化も達成するなど、今後のさらなる成長が期待される注目の企業です。
まだ、あまり知名度のない銘柄ですが、個人的に注目し、その事業内容、独自の強み、そして将来性について詳しく見ていきます。
グラブ・ホールディングス(GRAB)とは何の会社?
グラブ・ホールディングス(Grab Holdings:GRAB)は、シンガポールに本社を置く東南アジア最大のスーパーアプリ企業。
同社は、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを単一のプラットフォームで提供し、日常生活の利便性を高めている。
主力サービスである「Grabアプリ」は、ユーザーがタクシーや自家用車の配車、食事や食料品の注文、荷物の配送、オンライン決済、融資、保険など、さまざまな機能を利用可能。ユーザーは日常の多様なニーズを一つのアプリで完結できる。
グラブは、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、カンボジアなど、東南アジアの主要市場で事業を展開。
各国の市場特性に合わせたサービスを提供し、地域ごとのニーズに応えている。
同社の強みは、広範なサービス提供と地域密着型のアプローチにあり、競合他社との差別化を図っている。また、デジタル決済や金融サービスの分野でも積極的に事業を拡大し、ユーザー基盤の拡大と収益性の向上を目指している。
近年、グラブは米国の特別買収目的会社(SPAC)であるアルティメーター・グロースとの合併を通じて、2021年12月2日にナスダック市場に上場。国際的な資本市場での存在感を高め、さらなる成長を目指している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の企業情報は以下の通り。
- 会社名: グラブ・ホールディングス(Grab Holdings Ltd)
- 設立年月: 2012年
- 本社所在地: シンガポール
- 代表者名: アンソニー・タン(Anthony Tan)
- 公式サイト: https://www.grab.com/
- 主な事業内容: 配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなどを含むスーパーアプリの運営
グラブ・ホールディングス(GRAB)の提供サービスは?
グラブ・ホールディングスの主なサービスは以下のとおり。
配車サービス
- GrabCar: 自家用車によるオンデマンド配車サービス。
- GrabTaxi: タクシーの配車予約サービス。
- GrabBike: オートバイによる配車サービス。
フードデリバリー
- GrabFood: レストランからの食事の宅配サービス。
デジタル決済
- GrabPay: オンラインおよびオフラインでの支払いを可能にする電子ウォレット機能。
金融サービス
- GrabFinance: 中小企業向けの融資サービス。
- GrabInsure: 保険商品の提供。
配送サービス
- GrabExpress: 荷物や書類の即時配送サービス。
これらのサービスを通じて、グラブはユーザーの日常生活の多様なニーズに応えている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)のビジネスモデルは?
グラブのビジネスモデルは以下の要素で構成されている。
多角的なサービス提供
グラブは、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを一つのプラットフォーム上で提供しており、ユーザーは日常生活の多様なニーズを一つのアプリで満たすことが可能となり、利便性が大幅に向上している。
コミッション収入
各サービスにおいて、グラブは取引ごとに一定の手数料を収益として得ている。例えば、配車サービスでは運賃の一部を、フードデリバリーでは注文金額の一部を手数料として受け取る。
これらの手数料収入が主要な収益源となっている。
デジタル決済と金融サービスの活用
「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、ユーザー間の取引を円滑にし、キャッシュレス社会の推進に貢献している。さらに、融資や保険などの金融サービスを提供し、ユーザーの経済活動を支援している。
データ活用とパーソナライゼーション
ユーザーの行動データを分析し、個々のニーズに合わせたサービスやプロモーションを提供することで、顧客満足度の向上とリテンション率の改善を図っている。
これらの要素を組み合わせることで、グラブは東南アジア市場での強固な地位を築き、持続的な成長を実現している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の主要市場と地域は?
グラブの主要な市場と地域は以下のとおり。
- シンガポール: 本社所在地であり、主要なサービス提供地域。
- マレーシア: 創業地であり、広範なサービスを展開。
- インドネシア: 人口規模が大きく、重要な市場。
- タイ: 観光業が盛んで、配車サービスの需要が高い。
- ベトナム: 経済成長が著しく、サービス拡大中。
- フィリピン: 都市部を中心にサービスを提供。
- ミャンマー: ヤンゴンなど主要都市で事業を展開。
- カンボジア: プノンペンを中心にサービスを提供。
これらの国々で、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを提供し、地域ごとのニーズに応えている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の配車・デリバリー業界での市場シェアは?
グラブは、東南アジアの配車およびデリバリー業界で主要な地位を占めている。
同社は、東南アジア全域で事業を展開し、各国で高い市場シェアを保持している。
グラブは配車サービス「GrabCar」やフードデリバリーサービス「GrabFood」を通じて、各国で圧倒的な存在感を示している。特に、2018年にUberの東南アジア事業を買収したことで、同地域での市場シェアを大幅に拡大した。
競合他社としては、インドネシアのGojek(現GoTo)が挙げられる。しかし、グラブは広範なサービス提供と地域密着型のアプローチにより、競合他社との差別化を図り、強固な市場ポジションを維持している。
配車サービスにおける市場シェア
- シンガポール: グラブは配車サービス市場で約60%のシェアを持ち、主要な競合であるGojekを上回っている。
- インドネシア: Gojekが約55%のシェアを持ち、グラブは約40%で2位となっている。
- マレーシア: グラブは約70%のシェアを占め、圧倒的なリーダーシップを持つ。
デリバリーサービスにおける市場シェア
- シンガポール: グラブフードは約50%のシェアを持ち、FoodpandaやDeliverooと競合している。
- インドネシア: GojekのGoFoodが約55%のシェアを持ち、グラブフードは約40%で2位となっている。
- タイ: グラブフードは約45%のシェアを持ち、FoodpandaやLINE MANと競合している。
競合他社との比較
- Gojek: インドネシアを拠点とし、配車、デリバリー、決済など多様なサービスを提供。インドネシア市場ではグラブを上回るシェアを持つが、他の東南アジア諸国ではグラブが優位に立つ。
- Uber: 2018年に東南アジア市場から撤退し、グラブに事業を売却。現在は直接的な競合ではない。
- Foodpanda: デリバリーサービスに特化し、シンガポール、タイ、マレーシアなどでグラブと競合。市場シェアは地域によって異なるが、グラブフードと激しい競争を繰り広げている。
全体として、グラブは東南アジアの多くの市場でリーダーシップを持つが、特定の国やサービス分野では強力な競合他社とシェアを争っている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)は何がすごい?
グラブ・ホールディングス(GRAB)は、東南アジア全域で多様なサービスを一つのアプリで提供するスーパーアプリ企業である。
その特徴は、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、日常生活に密着した幅広い機能を統合している点にあり、ユーザーは移動、食事、支払い、さらには融資や保険といった金融サービスまで、すべてをグラブのアプリ内で完結できる。
例えば、シンガポールやマレーシア、インドネシアなどの主要都市では、グラブの配車サービスが一般的な移動手段として広く利用されている。
また、フードデリバリーサービス「GrabFood」は、多様なレストランからの料理を自宅やオフィスに届けることで、忙しい日常においても食事の選択肢を広げている。
さらに、デジタル決済サービス「GrabPay」を通じて、現金を持ち歩かずに買い物やサービスの支払いが可能となり、利便性が大幅に向上している。
グラブの強みは、これらのサービスを地域ごとのニーズに合わせてカスタマイズし、ユーザーに最適な体験を提供している点にある。
例えば、バイクタクシーが一般的なベトナムでは「GrabBike」を展開し、現地の交通事情に適応している。また、金融サービス分野では、中小企業向けの融資や保険商品を提供し、地域経済の発展にも寄与している。
このように、グラブは単なる配車アプリにとどまらず、東南アジアの人々の日常生活を支える総合的なプラットフォームとして成長を続けている。
その多角的なサービス展開と地域密着型のアプローチが、グラブの特筆すべき点である。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の設立背景は?
グラブは、2012年にマレーシアで設立された。創業者のアンソニー・タン氏は、ハーバード・ビジネス・スクール在学中に、同級生のタン・フーイ・リン氏と共に、マレーシアのタクシー業界の課題を解決するための配車アプリ「MyTeksi」を開発した。
このアプリは、タクシーの安全性や利便性の向上を目指し、スマートフォンを活用して乗客とドライバーを効率的にマッチングする仕組みを提供。
その後、事業は急速に拡大し、2014年には本社をシンガポールに移転。同年、ソフトバンクグループから2億5,000万ドルの出資を受け、東南アジア全域でのサービス展開を加速させた。
現在では、配車サービスにとどまらず、フードデリバリーやデジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたるサービスを提供するスーパーアプリへと成長している。
取引市場は?
グラブ・ホールディングスは、2021年12月2日に米国のナスダック市場に上場し、ティッカーシンボル「GRAB」で取引されている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)のセクター、業種、属するテーマは?
セクター
コミュニケーション(Communications):グラブ・ホールディングスはコミュニケーションセクターに属する。このセクターは、情報の伝達や共有を主な事業とする企業で構成され、通信、メディア、インターネットサービスなどが含まれる。
グラブは、配車サービスやフードデリバリー、デジタル決済など、多様なサービスを統合したプラットフォームを提供し、ユーザー間の情報共有とサービス利用を促進している。
業種
メディア(Media):グラブ・ホールディングスはメディア業種に分類される。この業種は、情報やコンテンツの制作、配信、共有を行う企業で構成される。グラブは、ユーザーとドライバー、飲食店、サービス提供者を結びつけるプラットフォームを運営し、情報の流通とサービスの提供を支援している。
属するテーマ
スーパーアプリ(Super App):グラブ・ホールディングスはスーパーアプリのテーマに特化している。このテーマは、複数のサービスを一つのアプリ内で提供し、ユーザーの多様なニーズを満たすことを目指すもの。グラブは、ユーザーが日常生活の多くの場面で利用できるプラットフォームを構築している。
配当は?
グラブ・ホールディングスは、現在配当を実施していない。同社は成長段階にあり、収益の再投資を優先しているため、配当金の支払いを行っていない。
グラブ・ホールディングス(GRAB)が属する業界の規模と成長性は?
グラブ・ホールディングスが属するこれらの業界は、近年急速な成長を遂げている。
配車サービス市場
東南アジアの配車サービス市場は、都市化の進展とスマートフォンの普及により拡大を続けている。Mordor Intelligenceの報告によれば、ASEANタクシー市場は2024年から2029年にかけて年平均成長率(CAGR)6.55%で成長し、2029年には302億3,000万米ドルに達すると予測されている。
フードデリバリー市場
東南アジアのフードデリバリー市場も急成長している。ジェトロの報告によると、2020年のインドネシアのオンラインフードデリバリーサービスの流通取引総額(GMV)は37億ドルで、ASEAN6カ国の合計の約31%を占め、同地域最大の市場となっている。
デジタル決済市場
デジタル決済分野では、東南アジア全体でキャッシュレス化が進行中であり、モバイル決済の利用が急増している。その中で、グラブの「GrabPay」などのサービスが成長を遂げている。
これらの市場の成長は、グラブ・ホールディングスの事業拡大と収益増加に寄与している。同社は、これらの成長市場での強固な地位を活かし、さらなるサービス拡充と市場シェアの拡大を目指している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合企業は?
グラブの主要な競合企業が以下のとおり。
- Gojek(GoToグループ)【GOTO】:インドネシア発のスーパーアプリで、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済などを提供。2021年にeコマース大手トコペディアと合併し、GoToグループとして上場。インドネシア市場で強力な存在感を持ち、グラブと市場シェアを競っている。
- Foodpanda【非公開】:ドイツのデリバリーヒーローが運営するフードデリバリーサービス。シンガポール、マレーシア、タイなど東南アジア各国で事業を展開し、グラブフードと競合している。
- Deliveroo【ROO】:イギリス発のフードデリバリー企業で、シンガポールなど一部の東南アジア市場にも進出。現地での市場シェア拡大を目指し、グラブフードと競争している。
- Didi Chuxing(滴滴出行)【DIDI】:中国の配車サービス大手で、2018年にグラブに出資。直接的な競合ではないが、東南アジア市場での影響力を持つ。
- Uber Technologies Inc.(ウーバー)【UBER】:米国の配車サービス大手で、2018年に東南アジア事業をグラブに売却。現在は直接的な競合ではないが、グローバルな市場動向に影響を与える存在。
これらの企業は、東南アジア市場でのサービス提供や市場シェア拡大を目指し、グラブと競争を繰り広げている。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の競合との差別化要素と優位性は?
グラブは、東南アジア全域で多様なサービスを統合したスーパーアプリとして、競合他社と差別化を図っている。その優位性は以下の点に集約される。
幅広いサービスの統合
グラブは、配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたる機能を一つのアプリ内で提供しており、ユーザーは日常生活の多様なニーズを一元的に満たすことが可能となり、利便性が大幅に向上している。
地域特化型のサービス展開
各国の文化や市場特性に合わせたサービスを提供することで、地域ごとのニーズに柔軟に対応している。バイクタクシーが一般的なベトナムでは「GrabBike」を展開し、現地の交通事情に適応するなど、最適化されている。
強力なパートナーシップと資金調達力
トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、世界的な企業との戦略的提携や巨額の資金調達を実現している。技術革新やサービス拡充を迅速に進めることが可能となっている。
デジタル決済と金融サービスの強化
「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、キャッシュレス社会の推進に貢献している。さらに、融資や保険などの金融サービスを提供し、ユーザーの経済活動を支援している。
これらの要素により、グラブは競合他社との差別化を図り、東南アジア市場での優位性を確立している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の成長戦略とビジョンは何ですか?
グラブは、以下の成長戦略とビジョンを掲げている。
成長戦略
- サービスの多角化と統合: 配車サービス、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなど、多岐にわたる機能を一つのプラットフォーム上で提供し、ユーザーの多様なニーズに応える。
- 地域特化型のサービス展開: 各国の文化や市場特性に合わせたサービスを提供することで、地域ごとのニーズに柔軟に対応し、ユーザー基盤を拡大する。
- 戦略的パートナーシップの強化: トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、世界的な企業との提携を通じて、技術革新やサービス拡充を迅速に進める。
- デジタル決済と金融サービスの拡大: 「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、キャッシュレス社会の推進に貢献し、融資や保険などの金融サービスを提供することで、ユーザーの経済活動を支援する。
ビジョン
グラブは、「東南アジアの人々の生活をより良くする」というビジョンを掲げている。そのために、日常生活に密着した多様なサービスを提供し、ユーザーの利便性を高めるとともに、地域社会の発展に寄与することを目指している。
これらの戦略とビジョンを通じて、グラブは東南アジア市場でのリーダーシップを強化し、持続的な成長を実現している。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の業績について
グラブ・ホールディングスの財務年度は12月31日に終了する。四半期決算の発表スケジュールは以下の通り。
- 第1四半期決算:5月中旬頃
- 第2四半期決算:8月中旬頃
- 第3四半期決算:11月中旬頃
- 第4四半期および通期決算:翌年2月中旬頃
まずは、グラブ・ホールディングスの最低限の業績分析を行なうための、以下の4つの指標を確認していきます。
- 売上:企業の業績と成長しているかを見る指標。
- 営業キャッシュフローと営業キャッシュフローマージン:企業がサービスからどれくらい現金を生み出しているかを見る指標。マージンはその比率で15%あると優良とされる。
- 営業利益と営業利益率:企業が主力の事業で稼いだ利益と売上に対する利益率。企業の業績を評価する指標。
- フリーキャッシュ・フロー:企業が手元に残す自由に使える現金。財務的な柔軟性や、経営の安定性を示す。
- EPS:1株当たり純利益で企業の稼ぐ力「収益力」と「成長性」を見る指標。数値が高いほど収益力が高い。
各データは、Investing.com、TradingViewより参照。
グラブ・ホールディングス(GRAB)の株価
グラブ・ホールディングスの現在株価がわかるリアルタイム株価チャート(TradingView)を表示しています。
チャートには、RSI(Relative Strength Index)を表示しています。相場の過熱感の指標として参考。
※RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎの目安。
グラブ(GRAB)の四半期:売上推移
四半期ごとの売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(四半期) | 予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2021:Q2 | 180 | ||
2021:Q3 | 157.5 | ||
2021:Q4 | 154.12 | 122 | |
2022:Q1 | 132.4 | 228 | |
2022:Q2 | 273.93 | 321 | 78.33% |
2022:Q3 | 340.94 | 382 | 142.54% |
2022:Q4 | 402.52 | 502 | 311.48% |
2023:Q1 | 494.87 | 525 | 130.26% |
2023:Q2 | 549.33 | 567 | |
2023:Q3 | 594.99 | 615 | |
2023:Q4 | 633.82 | 653 | |
2024:Q1 | 647.73 | 653 | |
2024:Q2 | 674.17 | 664 | |
2024:Q3 | 695.98 | 716 | |
2024:Q4 | 753.94 | ||
2025:Q1 | 843.71 | ||
2025:Q2 | 883.8 | ||
2025:Q3 | 921.31 |
売上予測と実績の推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の四半期:営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー推移
四半期ごとの営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージン、フリーキャッシュフローの推移です。
年度(四半期) | 営業CF | 営業CFマージン | フリーCF |
---|---|---|---|
2021:Q4 | -1020 | -836.07% | -1090 |
2022:Q1 | -493 | -216.23% | -503 |
2022:Q2 | -278 | -86.60% | -288 |
2022:Q3 | -99 | -25.92% | -114 |
2022:Q4 | -33 | -6.57% | -56 |
2023:Q1 | -151 | -28.76% | -156 |
2023:Q2 | -29 | -5.11% | -44 |
2023:Q3 | 359 | 58.37% | 336 |
2023:Q4 | 10 | 1.53% | -18 |
2024:Q1 | 16 | 2.45% | 5 |
2024:Q2 | 337 | 50.75% | 323 |
2024:Q3 | 378 | 52.79% | 355 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の四半期:営業利益・営業利益率推移
四半期ごとの営業利益と営業利益率の推移です。
年度(四半期) | 営業利益 | 営業利益率 |
---|---|---|
2021:Q3 | -6.96 | -4.42% |
2021:Q4 | -540 | -442.62% |
2022:Q1 | -440 | -192.98% |
2022:Q2 | -371 | -115.58% |
2022:Q3 | -271 | -70.94% |
2022:Q4 | -232 | -46.22% |
2023:Q1 | -193 | -36.76% |
2023:Q2 | -99 | -17.46% |
2023:Q3 | -66 | -10.73% |
2023:Q4 | -47 | -7.20% |
2024:Q1 | -55 | -8.42% |
2024:Q2 | -37 | -5.57% |
2024:Q3 | 16 | 2.23% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の四半期:EPS推移
四半期ごとのEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(四半期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2021:Q2 | -0.2 | -0.2 | |
2021:Q3 | -0.24 | -0.24 | |
2021:Q4 | -0.15 | -0.27 | -0.12 |
2022:Q1 | -0.1 | -0.11 | -0.01 |
2022:Q2 | -0.09 | -0.15 | -0.06 |
2022:Q3 | -0.1 | -0.08 | 0.02 |
2022:Q4 | -0.06 | -0.1 | -0.04 |
2023:Q1 | -0.06 | -0.06 | 0 |
2023:Q2 | -0.04 | -0.03 | 0.01 |
2023:Q3 | -0.01 | -0.02 | -0.01 |
2023:Q4 | -0.02 | 0.01 | 0.03 |
2024:Q1 | -0.01 | -0.03 | -0.02 |
2024:Q2 | -0.01 | -0.01 | 0 |
2024:Q3 | -0.01 | 0.01 | 0.02 |
2024:Q4 | 0.01 | ||
2025:Q1 | 0 | ||
2025:Q2 | 0.01 | ||
2025:Q3 | 0.01 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の通期:売上推移
通期の売上予測と実績値、対前年比の推移です。
年度(通期) | 売上予測 | 売上実績(発表値) | 対前年比 |
---|---|---|---|
2021年 | 693.88 | 675 | |
2022年 | 1330 | 1430 | 111.85% |
2023年 | 2350 | 2360 | 65.03% |
2024年 | 2790 | ||
2025年 | 3340 | ||
2026年 | 3880 | ||
2027年 | 4170 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の通期:営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー推移
通期の営業キャッシュフローと、営業キャッシュフローマージン、フリーキャッシュフローの推移です。
年度(通期) | 営業CFフロー | 営業CFマージン | フリーCF |
---|---|---|---|
2021年 | -1020 | -229.63% | -1090 |
2022年 | -903 | -93.01% | -961 |
2023年 | 189 | -17.12% | 118 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の通期:営業利益・営業利益率推移
通期の営業利益と営業利益率の推移です。
年度(通期) | 営業利益 | 営業利益率 |
---|---|---|
2021年 | -1550 | -229.63% |
2022年 | -1330 | -93.01% |
2023年 | -404 | -17.12% |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の通期:EPS推移
通期のEPS予測とEPS実績値の推移です。
年度(通期) | EPS(予測) | EPS(実績) | 差 |
---|---|---|---|
2021年 | -0.87 | -0.87 | -0.07 |
2022年 | -0.37 | -0.44 | 0.03 |
2023年 | -0.14 | -0.11 | 0 |
2024年 | -0.03 | ||
2025年 | 0.04 | ||
2026年 | 0.1 | ||
2027年 | 0.15 |
それぞれの推移をグラフで表示しています。
グラブ(GRAB)の将来生は?今後の株価見通しは?
グラブ・ホールディングスは、東南アジア全域で多様なサービスを統合したスーパーアプリとして、今後も成長が期待される企業である。同社の将来性と今後の展開について、以下の内容が考えられる。
サービスの多角化と統合
グラブは、多岐にわたる機能を一つのプラットフォーム上で提供しており、ユーザーは日常生活の多様なニーズを一元的に満たすことが可能、利便性が大幅に向上している。今後も新たなサービスの追加や既存サービスの強化を通じて、ユーザーエンゲージメントの向上と市場シェアの拡大が期待される。
地域特化型のサービス展開
各国の文化や市場特性に合わせたサービスを提供することで、地域ごとのニーズに柔軟に対応している。地域特化型のアプローチは、ユーザーの満足度向上と競合他社との差別化に寄与している。
戦略的パートナーシップの強化
トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、世界的な企業との提携を通じて、技術革新やサービス拡充を迅速に進めており、資金調達力の強化や新技術の導入が可能となり、競争力の維持・向上に繋がっている。
デジタル決済と金融サービスの拡大
「GrabPay」などのデジタル決済サービスを通じて、キャッシュレス社会の推進に貢献。さらに、融資や保険などの金融サービスを提供し、ユーザーの経済活動を支援してしており、このようなサービスの拡大は、収益源の多様化とユーザー基盤の拡大に寄与している。
財務状況の改善
上場以来、売上は伸び続けており、2023年第3四半期には初の四半期黒字を達成。
2024年第3四半期決算では二度目の四半期黒字となり、2024年の年間見通しを上方修正し、引き続き成長を見込んでいる。
株価見通し
グラブは、アナリストの評価も好意的であり、Barclaysは株価目標を従来の4.70ドルから5.50ドルに引き上げ、Citiも目標株価を5.00ドルから5.90ドルに上方修正している。
これらの評価は、同社の成長性と収益性の改善を反映している。
これらの要素を総合すると、グラブ・ホールディングスは今後も持続的な成長と市場での競争力強化が期待される。
グラブ(GRAB)の2024年度Q2決算サマリー
発表日:24/08/15
売上と収益
- 総売上: 6億6,400万ドル、前年同期比17%増(為替一定ベースでは23%増)。モビリティ、デリバリー、金融サービスの全セグメントで成長。
- オンデマンドGMV: 44億3,400万ドル、前年同期比13%増(為替一定ベースでは18%増)。取引数の増加が寄与。
- 調整後EBITDA: 6,400万ドル、前年同期の赤字1,700万ドルから黒字転換。
収益性
- 営業損失: 5,600万ドル、前年同期の1億7,600万ドルから大幅改善。
- 純損失: 6,800万ドルで前年同期の1億4,800万ドルから縮小。
セグメント別業績
- デリバリー:
- 売上: 3億5,600万ドル、前年同期比11%増(為替一定ベースでは17%増)。
- GMV: 28億5,000万ドル、前年同期比9%増(為替一定ベースでは14%増)。
- 調整後EBITDA: 4,200万ドル、前年同期比331%増。
- モビリティ:
- 売上: 2億4,700万ドル、前年同期比19%増(為替一定ベースでは23%増)。
- GMV: 15億8,400万ドル、前年同期比20%増(為替一定ベースでは25%増)。
- 調整後EBITDA: 1億2,900万ドル、前年同期比14%増。
- 金融サービス:
- 売上: 6,000万ドル、前年同期比54%増(為替一定ベースでは61%増)。
- 調整後EBITDA: 赤字2,400万ドルだが、前年同期の赤字4,200万ドルから改善。
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフロー: 2億7,200万ドルで、前年同期比大幅増。
- フリーキャッシュフロー: 3,600万ドル、前年同期の赤字から黒字転換。
- 現金および流動性資産: 56億ドル、前期末から増加。
将来ガイダンス
- 成長戦略: デジタルバンキング事業の拡大、AIと機械学習技術の活用、効率的なインセンティブ施策により収益性を強化。
- 株主還元: 5億ドル規模の株式買戻しを進行中。さらなる財務の強化を計画。
グラブホールディングスは、東南アジアでの市場地位をさらに強固にし、モビリティとデリバリーの両セグメントで持続的な成長を目指している。
グラブ(GRAB)の2024年度Q3決算サマリー
発表日:24/11/12
売上高と収益
- 総売上: 7億1,600万ドル、前年同期比17%増(為替一定ベースでは20%増)。
- オンデマンドGMV: 46億5,900万ドル、前年同期比15%増(為替一定ベースでは18%増)。
- 四半期純利益: 1,500万ドルで前年同期の損失9,900万ドルから黒字転換。
- 調整後EBITDA: 9,000万ドルで前年同期の2,800万ドルから224%の増加。
キャッシュフロー
- 営業キャッシュフロー: 3億3,800万ドル、前年同期比17百万ドル増加。
- 調整後フリーキャッシュフロー: 1億3,800万ドルで前年のマイナス600万ドルから黒字化。
- キャッシュおよび流動性資産: 四半期末時点で総額61億ドル、前期末比で増加。
セグメント別業績
- デリバリー
- 売上: 3億8,000万ドル(前年同期比13%増、為替一定ベースでは16%増)。
- GMV: 29億6,500万ドル(前年同期比12%増、為替一定ベースでは16%増)。
- 広告収益がGMVの1.6%を占め、前年同期の1.1%から拡大。
- モビリティ
- 売上: 2億7,100万ドル(前年同期比17%増、為替一定ベースでは20%増)。
- GMV: 16億9,400万ドル(前年同期比20%増、為替一定ベースでは24%増)。
- 高付加価値モビリティサービスのGMVが30%増加。
- 金融サービス
- 売上: 6,400万ドル(前年同期比34%増、為替一定ベースでは38%増)。
- 貸付ポートフォリオ: 4億9,800万ドル、前年同期比81%増。
コスト効率化と財務改善
- 総インセンティブ支出は4億6,200万ドル。オンデマンドインセンティブのGMV比は第2四半期の10.1%から9.8%へ低下。
- 地域コスト削減により、営業損失は3,800万ドルで前年同期比5,500万ドル改善。
将来ガイダンス
グラブホールディングスは、AIとデジタルバンキング事業を活用し、東南アジア市場での地位をさらに強化する計画。新しい金融サービスの提供や広告収益の拡大を通じて持続的な成長を目指す。また、効率的なインセンティブ施策により、コスト効率化と収益性の向上を推進する方針。
グラブ(GRAB)の2024年通期決算サマリー
発表日:25/02/20
売上高と収益
- 年間売上高: 27億9,700万ドル(前年比+19%、為替一定ベースで+21%)
- GAAP純損失: ▲1億5,800万ドル(前年比 67%改善)
- 調整後EBITDA: 3億1,300万ドル(前年:▲2,200万ドル、黒字化達成)
- 粗利益: 11億7,400万ドル(前年比+30.1%)
営業費用と利益
- 営業損失: ▲1億6,800万ドル(前年比:▲5億1,900万ドルから改善)
- 株式報酬費用(非現金): 2億7,900万ドル
- 減価償却費: 1億4,700万ドル
- リストラクチャリング費用: 1,400万ドル(前年は5,600万ドル)
契約と受注(Bookings)
- オンデマンド総流通総額(GMV): 183億6,400万ドル(前年比+16%、為替一定で+19%)
- 月間アクティブユーザー数(MTU): 4,130万人(+16%)
- パートナーインセンティブ: 7億5,500万ドル(+11%)
- 消費者向けインセンティブ: 10億8,800万ドル(+20%)
キャッシュと財務状況
- 営業キャッシュフロー: +8億5,200万ドル(前年比+766%)
- 調整後フリーキャッシュフロー: +1億3,600万ドル(前年:▲2億3,400万ドル)
- 現金および現金等価物: 29億6,400万ドル
- 総現金流動性: 61億ドル(ネットキャッシュ流動性:58億ドル)
- 年間資本支出: 1億4,800万ドル(前年:1億4,000万ドル)
セグメント別ハイライト
Deliveries
- 売上: 14億9,300万ドル(+14%、為替一定+17%)
- GMV: 117億2,300万ドル(+13%、為替一定+16%)
- セグメント調整後EBITDA: 1億9,600万ドル(前年:8,100万ドル、+140%)
Mobility
- 売上: 10億4,700万ドル(+20%、為替一定+22%)
- GMV: 66億4,000万ドル(+23%、為替一定+25%)
- セグメント調整後EBITDA: 5億6,900万ドル(+22%)
Fintech
- 売上: 2億5,300万ドル(+44%、為替一定+46%)
- ローン残高: 5億3,600万ドル(+64%)
- セグメント調整後EBITDA: ▲1億500万ドル(前年:▲1億7,000万ドル)
2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)
- 通期売上ガイダンス: 非開示(ただし、広告事業とFintech成長による押し上げを明示)
- 調整後EBITDA: 黒字化継続を目標に掲げる
- 注力分野:
- GrabFin(レンディング・デジタルバンク)拡大
- 広告売上のGMV比率向上(Q4:1.7%、前年1.4%)
- モビリティ/デリバリー事業のマージン改善
グラブは、2024年通期において売上・GMVともに2桁成長を維持し、調整後EBITDAを黒字化させるなど大きな転換点を迎えた年となった。モビリティの回復とFintechの急成長が収益ドライバーとなり、広告によるマネタイズも順調。キャッシュフローは大幅な黒字化を果たし、潤沢な現金保有によって2025年以降も積極投資が可能な体制にある。中長期での利益成長とスーパーアプリ戦略の深化に注目が集まる。
グラブ(GRAB)の2025年Q1決算サマリー
発表日:25/04/30
売上高と収益
- 四半期売上高: 7億7,300万ドル(前年比+18%)
- GAAP純利益: 1,000万ドル(前年同期:▲1億1,500万ドル)
- 調整後EBITDA: 1億600万ドル(前年比+71%、過去最高)
営業費用と利益
- 営業損失: ▲2,100万ドル(前年同期:▲7,500万ドル、改善幅+72%)
- 販管費(SG&A): 1億1,300万ドル(前年:1億2,700万ドル)
- 研究開発費: 1億2,100万ドル(前年:1億1,600万ドル)
- インセンティブ総額: 5億100万ドル(オンデマンドGMV比率10.1%)
契約と受注(Bookings)
- オンデマンドGMV(Mobility+Deliveries合算): 49億3,200万ドル(+16%)
- 月間アクティブユーザー(MTUs): 4,450万人(+16%)
- パートナー向けインセンティブ: 2億1,500万ドル(+22%)
- 消費者向けインセンティブ: 2億8,600万ドル(+20%)
キャッシュと財務状況
- 営業キャッシュフロー: +7,300万ドル(前年同期:▲1,100万ドル)
- 調整後フリーキャッシュフロー: ▲1億100万ドル(前年:▲9,400万ドル)
- 現金および現金等価物: 62億ドル(前四半期比+1億ドル)
- ネットキャッシュ流動性: 59億ドル
セグメント別ハイライト
Deliveries
- 売上: 4億1,500万ドル(+18%)
- GMV: 31億2,900万ドル(+16%)
- 調整後EBITDA: 6,300万ドル(前年比+50%)
- 広告売上比率: Deliveries GMV比1.7%(前年1.3%)
Mobility
- 売上: 2億8,200万ドル(+15%)
- GMV: 18億400万ドル(+17%)
- 調整後EBITDA: 1億5,900万ドル(+16%)
Fintech(GrabFin、デジタル銀行)
- 売上: 7,500万ドル(+36%)
- 調整後EBITDA: ▲3,000万ドル(前年▲2,800万ドル)
- ローン残高: 5億6,600万ドル(+56%)
- 貸出額: 6億3,000万ドル(+30%)
- 預金残高: 14億3,200万ドル(前四半期比+17%、前年比+199%)
2025年ガイダンス(または翌期ガイダンス)
- 明確な通期売上や利益予想の数値ガイダンスは開示されていないものの、
- オンデマンド分野の成長継続
- Fintechの与信拡大と収益基盤の強化
- 広告事業の拡張
により、さらなる営業損失の縮小とキャッシュフロー改善を目指すと述べられている
グラブは2025年第1四半期において、全セグメントで2桁成長を達成し、調整後EBITDAおよび純利益ベースで黒字転換。金融サービス部門はまだ赤字だが、預金・貸出ともに急拡大中。広告収益とコスト管理によって粗利体質が強化されており、地域をリードする「スーパーアプリ」モデルとして確実な成長軌道にある。マクロ経済の逆風がある中でも、堅実なキャッシュフローと高い流動性を維持している点は、長期投資の観点でも安心材料となる。
グラブ(GRAB)の株を買える証券会社は?
グラブ(GRAB)の株を取り扱っている主要な証券会社をリストアップしました。これらの証券会社では、外国株として直接の株取引のほか、CFD(差金決済取引)としての投資も選択できます。
私自身はSBI証券を主に使用していますが、取り扱い銘柄によっては購入できない場合があります。その際は、サクソバンク証券やIG証券などでCFDを利用することもあります。
人気の証券会社 | 株取引 | CFD取引 |
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SBI証券 | ◯ | ✕ |
松井証券 | ◯ | ✕ |
楽天証券 | ◯ | ✕ |
マネックス証券 | ◯ | ✕ |
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券) | ✕ | ✕ |
DMM株 | ✕ | ✕ |
サクソバンク証券 | ◯ | ◯ |
IG証券 | ✕ | ◯ |
GMOクリック証券 | ✕ | ✕ |
moomoo証券 | ◯ | ✕ |
まとめ
グラブ・ホールディングスの事業内容、競争優位性、成長性について掘り下げました。
グラブは急成長する東南アジア市場で、日常生活に欠かせない便利なサービスを提供し、地域密着型のアプローチで成長を加速しています。
南米のNuホールディングスやアフリカのジュミア・テクノロジーなど、似たビジネスモデルを展開する企業も成長しており、グラブはこれらと並び注目される存在です。
東南アジアへの旅行には、グラブのアプリを事前に登録しておき、現地で使うととても便利なようですね。
一方、日本では配車サービスやフードデリバリーが個別に展開されており、スーパーアプリとしてのサービスはまだ浸透していません。しかし、トヨタやソフトバンクが出資していることから、日本市場への展開もあるのかもしれませんね。
最新の決算では黒字化を達成し、今後さらなる成長が期待されるフェーズに入っています。株価はまだ5ドル近辺であり、成長期待を見越して少しずつ保有をしていきたいと考えています。
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私がmoomoo証券を使っていて最も気に入っている点は、アプリが使いやすく、投資において重要となる深い情報収集が簡単にできること。
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